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第7章 道化師は攻略する
第151話 思い当たること
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「もう話は済んだのか?」
「ああ、どうにも迷惑かけちまって悪いな」
「気にするな。こうなることも想定済みだ」
クラウンは工房にて二人で話していた。そして、そのすぐ前には鍛冶師カルマが額に汗をかいて、それを顎先から滴り落としながらも大きなハンマーを赤くなった刀に何度も振り下ろしていた。
その度にガキンッガキンッと金属同士がぶつかり合う低重音が周囲へと鳴り響く。さらにその刀からは火花が飛びり、一瞬の輝きをもって地面に落ちる前に消えていく。
この一室だけが異常なほど熱く、もはや外の方が涼しくなるほど。だが、そんな中でもクラウンとカムイは汗一つかかずにカルマの仕事を眺め続けていた。
こうなる前の少し前―――――カムイとカルマが互いの気持ちを言い合えると突然カルマがカムイにあることを聞いてきた。
『カムイ兄さん、兄さんの墓に行ってきたんだよな? そこにあった刀の刃先を持って来ていたりしてない?』
『ああ、あるぞ。思わず持ってきてちまったが何かに必要なのか? というか、持ってきて良かったのか?』
『あれは俺が単純に弔いのために置いただけだから。それに、カムイさんが来た時にこの刀をどうしようか聞こうと思っていたんだけどやめたから』
そう言ってキレイな真っ白い布を手の上に敷いて、その上に置いてある刃先の折れた刀をカムイに見せていく。
その刀は丁度カムイの持っている刃先と一致するような断面をしており、それがもともと一つの刀であったことはなんとなく想像はついた。
だが、カムイはその刀を元に戻したとして使うかどうかは躊躇われた。なぜなら、それはグレンが使っていた大事な刀で弔いのために使うべきじゃないと思ったからだ。
だが、その思いとは反対にグレンはカムイに進めるように言葉を告げた。
『俺はこの刀をもう一度直してカムイ兄さんに使って欲しいんだ。これは確かに兄さんの形見だ。だけど、この刀はまだ生きたがってる。兄さんの存在した証を証明したがっている。だから、直したら使って欲しい』
『......わかった。それじゃあ、ありがたく使わせてもらう。だが、ここまでしっかりと折れていると直すのは時間がかかるんじゃないか?』
『そこは安心して。伊達にこの国も復興を始めたわけじゃないから』
―――――それから一日明けて、現在。
「そういえば、橘とは何を話してたんだ?」
「ん? たち.......ああ、朱里のことか。なんだ気になるのか?」
「ただの他愛もない会話のネタだ。言いたくないなら言わなくてもいい」
「別に言えないってことじゃないぜ。ただまあ、言いづらいってなだけで......」
カムイはその時のことを思い出して恥ずかしそうに頬をかいていく。そして、一度大きく息を吸って吐いていくとクラウンに告げていく。
「簡単に言えば、励まされたし、慰められた。男としては恥ずかしい話だけどな」
「別にそんなことはない。お前と似たような状況の時、俺だって恐らくお前と同じような状況を経験している。まあ、確かに恥ずかしさがないと言えば嘘になるが......それでもきっと今みたいにはなっていないだろう」
「へぇ~、お前さんも似たようなことを経験してるね~。なんというか会うべきして会ったような感じに思えるな、やっぱり」
「俺も同じような感想だ。あの時の力もお前に会ったからこそだ。自分がこうなった運命は憎んでおいて、お前との出会いの運命は信じるか......」
「まさしく傲慢.......傲慢だな.......」
「悪い、失言だったな」
「気にすんな」
カムイは「傲慢」という言葉を聞くとだんだんと表情と声の調子を暗くしていく。それはきっと傲慢の使徒レグリアとのやり取りを思い出したからだろう。
その時の自分の弱さが身に染みて思い出されるようで、妹が目の前になすすべもなく連れ去られたことに黒い感情が湧いてくる。
しかし、その感情を持ち続けてはいけない。今は一人ではないのだ。自分の願いのためについて来てくれた仲間がいる。そのことを忘れてはいけない。
「妹は鬼ヶ島にいると思うか?」
「どうだろうな。いると言ってやりたい気持ちもあるが、相手が相手だ。ただ上手いことあいつらの企みに嵌められる可能性だって低くない」
「いや、逆にその言葉を聞いて安心したぜ。下手な自信や前向きな思考は足元をすくわれる原因になりかねないからな。だとすると、ここで俺達が何かアクションを起こすことを前提で次の何かを企んでいたりとかか?」
「あいつらがやりそうなことは読めないが、少なくとも計画通りになるようにするには手段を選ばないやつらだ。だから、考えうるに俺達に危険な相手と戦わせて、たとえ勝ったとしても次にいる可能性のある場所を示唆して終わりってこともあるかもな」
「それは最悪だな。だが、なんというか俺もそんな感じがする。そう考えると俺達をおびき寄せられそうな場所と言えば......」
「一つしかない。この島にある神殿―――――ウェポノイドだけだ」
クラウンはその言葉に確信を持っているかのように強い口調で言った。その理由はレグリアが言った「魔王の因子」という言葉に対して。
その言葉自体に関係しているというわけではなく、その言葉をクラウンに向かって言ったことが問題なのだ。
つまりは標的としてクラウンを狙っているとも考えられる。それにレグリアは襲撃の夜に戦った教皇と同一人物の可能性がある。
ということは、レグリアが何かの企みを持ってクラウンに何かを仕掛けてこようとも不自然ではないということだ。
それにクラウンの目的がわかっている以上、次の行動もある程度読める。ならば、その行動の先に罠や重要な情報を置いておくということも考えらる。
そして、クラウンはそれが本当かどうかもわからないし、目的のためには避けることが出来ない。要するに何かを仕掛けるならば、クラウンの動きを考えればいいとレグリアは思うはずだ。
それに対し、クラウンは何を考えても後手に回ることは確定なので進むしかないというわけだ。
「お前はそれがどんな神殿か知っているか?」
「ん~、そうだな~。まず一つ言えることは魔法がないって話だ。そして、神殿内部はほとんどが罠でその全てがまるで超文明のような感じらしい。簡単に言えば兵器ばっかってことだ。それにゴーレムのような兵器もあるらしい。まあ、実際見たことないし、それも昔に挑んで帰ってきたという人の本をかじり読みしただけだしな。記憶もあいまいだし、本当かどうかもわからない」
「だが、少なくともそういう情報が詰まった本があるということはそういう可能性の方が高いと踏んでおいた方が良いだろう。他に何かあるか?」
「さあな。俺も覚えてないということもあるが......それでも確か魔法は使えたはずだ。だが、使えても尚生きて帰ってくる者はいなかったと聞く。なんというか魔法でもないのにおかしな兵器が多かったらしい。だから、その作者も言い回しがわかんなかったんだろうな。すげぇ、意味わからねぇ言葉を連ねていたことは印象深かったから覚えてる」
「おかしな兵器か......」
クラウンはその言葉を聞くと腕を組み、少し頭を撃つ向かせて考えに没頭させる。それはなんとなくその言葉に思い当たる節があったからだ。
まず兵器という言葉。そもそもなぜこの国にその言い回しがあるのだろうか。
この世界なら魔法がある。それを一般的に使えるようにしたのが魔道具。刀や槍、剣などは総称して武器と呼ばれるはずだ。
しかし、そう考えると何を意味して兵器と呼んでいるのだろうか。
「カムイ、兵器ってのがどんなのかわかるか?」
「どんなのってのはさすがに難しい表現だな。俺もそう書いてあったからとしかわからないな。だが、少なくともその神殿にあったものをその作者は兵器と呼んでいたそうだぜ?」
「そうか.....ちなみに、その読んだ本はいつのものだ?」
「悪い、そこまでは覚えてない。だが、相当古かったのは確かだ」
クラウンはその言葉を聞いてまた思考を巡らしていく。先ほど聞いたカムイの言葉からは二つの考えが思い浮かんだ。
それはその作者が自分と同じか、またはそれより以前に何らかの形でそういう言葉が存在していたのをその作者が聞いていたかの二つだ。
自分と同じというのはつまり召喚された者と言う意味だ。可能性としては前者の方だが、後者も前者の直線上に存在する考えなので、同じと言われれば同じかもしてないが一応分けたものだ。
だが、後者には可能性としてその人物が兵器と呼ばれものを使って神殿を作り上げたという可能性もある。
それ以外に関連性があることとすれば、神殿の名前だ。この神殿はウェポノイド。神殿の情報と組み合わせるとウェポン―――――兵器ということになる。
そして、その神殿にある兵器は恐らく......
「なあ、カムイ。その本に書かれていた兵器は何か筒状なものから弾とかが発射されるものじゃなかったか?」
「おう、そうだ。よくわかった......いや、何か知っているのか?」
「まあな」
クラウンはカムイの言葉を聞くと「やはりそうか」と内心で呟いた。そして、それらの情報で自分の解釈も交えていくと大体の神殿の把握が出来てきた。
クラウンが最後に聞いたのは一言で言うと「銃」である。しかし、この世界では銃と言う存在はあまり知られていない。
それはクラウンがリゼリアから渡された時に情報屋でほとんどのことを知っているはずのエキドナが知らなかったからだ。
つまりは今回挑むことになる神殿は恐らく現代兵器が出てくるということだ。だが、肝心の誰がその神殿を造ったかはわからない。
神殿は人によっても作られる。だが、もし予想が本当ならその作った人物は同じ召喚された者......転移者? まさか!?
「どうした? クラウン」
「なんでもない。気にするな」
クラウンはある記憶を思い出したがまだそれは保留にしておいた。まだ全てが想像でしかない。その考えに確信を持てる根拠が少ない。
まずはそれを探さなければ。
「ああ、どうにも迷惑かけちまって悪いな」
「気にするな。こうなることも想定済みだ」
クラウンは工房にて二人で話していた。そして、そのすぐ前には鍛冶師カルマが額に汗をかいて、それを顎先から滴り落としながらも大きなハンマーを赤くなった刀に何度も振り下ろしていた。
その度にガキンッガキンッと金属同士がぶつかり合う低重音が周囲へと鳴り響く。さらにその刀からは火花が飛びり、一瞬の輝きをもって地面に落ちる前に消えていく。
この一室だけが異常なほど熱く、もはや外の方が涼しくなるほど。だが、そんな中でもクラウンとカムイは汗一つかかずにカルマの仕事を眺め続けていた。
こうなる前の少し前―――――カムイとカルマが互いの気持ちを言い合えると突然カルマがカムイにあることを聞いてきた。
『カムイ兄さん、兄さんの墓に行ってきたんだよな? そこにあった刀の刃先を持って来ていたりしてない?』
『ああ、あるぞ。思わず持ってきてちまったが何かに必要なのか? というか、持ってきて良かったのか?』
『あれは俺が単純に弔いのために置いただけだから。それに、カムイさんが来た時にこの刀をどうしようか聞こうと思っていたんだけどやめたから』
そう言ってキレイな真っ白い布を手の上に敷いて、その上に置いてある刃先の折れた刀をカムイに見せていく。
その刀は丁度カムイの持っている刃先と一致するような断面をしており、それがもともと一つの刀であったことはなんとなく想像はついた。
だが、カムイはその刀を元に戻したとして使うかどうかは躊躇われた。なぜなら、それはグレンが使っていた大事な刀で弔いのために使うべきじゃないと思ったからだ。
だが、その思いとは反対にグレンはカムイに進めるように言葉を告げた。
『俺はこの刀をもう一度直してカムイ兄さんに使って欲しいんだ。これは確かに兄さんの形見だ。だけど、この刀はまだ生きたがってる。兄さんの存在した証を証明したがっている。だから、直したら使って欲しい』
『......わかった。それじゃあ、ありがたく使わせてもらう。だが、ここまでしっかりと折れていると直すのは時間がかかるんじゃないか?』
『そこは安心して。伊達にこの国も復興を始めたわけじゃないから』
―――――それから一日明けて、現在。
「そういえば、橘とは何を話してたんだ?」
「ん? たち.......ああ、朱里のことか。なんだ気になるのか?」
「ただの他愛もない会話のネタだ。言いたくないなら言わなくてもいい」
「別に言えないってことじゃないぜ。ただまあ、言いづらいってなだけで......」
カムイはその時のことを思い出して恥ずかしそうに頬をかいていく。そして、一度大きく息を吸って吐いていくとクラウンに告げていく。
「簡単に言えば、励まされたし、慰められた。男としては恥ずかしい話だけどな」
「別にそんなことはない。お前と似たような状況の時、俺だって恐らくお前と同じような状況を経験している。まあ、確かに恥ずかしさがないと言えば嘘になるが......それでもきっと今みたいにはなっていないだろう」
「へぇ~、お前さんも似たようなことを経験してるね~。なんというか会うべきして会ったような感じに思えるな、やっぱり」
「俺も同じような感想だ。あの時の力もお前に会ったからこそだ。自分がこうなった運命は憎んでおいて、お前との出会いの運命は信じるか......」
「まさしく傲慢.......傲慢だな.......」
「悪い、失言だったな」
「気にすんな」
カムイは「傲慢」という言葉を聞くとだんだんと表情と声の調子を暗くしていく。それはきっと傲慢の使徒レグリアとのやり取りを思い出したからだろう。
その時の自分の弱さが身に染みて思い出されるようで、妹が目の前になすすべもなく連れ去られたことに黒い感情が湧いてくる。
しかし、その感情を持ち続けてはいけない。今は一人ではないのだ。自分の願いのためについて来てくれた仲間がいる。そのことを忘れてはいけない。
「妹は鬼ヶ島にいると思うか?」
「どうだろうな。いると言ってやりたい気持ちもあるが、相手が相手だ。ただ上手いことあいつらの企みに嵌められる可能性だって低くない」
「いや、逆にその言葉を聞いて安心したぜ。下手な自信や前向きな思考は足元をすくわれる原因になりかねないからな。だとすると、ここで俺達が何かアクションを起こすことを前提で次の何かを企んでいたりとかか?」
「あいつらがやりそうなことは読めないが、少なくとも計画通りになるようにするには手段を選ばないやつらだ。だから、考えうるに俺達に危険な相手と戦わせて、たとえ勝ったとしても次にいる可能性のある場所を示唆して終わりってこともあるかもな」
「それは最悪だな。だが、なんというか俺もそんな感じがする。そう考えると俺達をおびき寄せられそうな場所と言えば......」
「一つしかない。この島にある神殿―――――ウェポノイドだけだ」
クラウンはその言葉に確信を持っているかのように強い口調で言った。その理由はレグリアが言った「魔王の因子」という言葉に対して。
その言葉自体に関係しているというわけではなく、その言葉をクラウンに向かって言ったことが問題なのだ。
つまりは標的としてクラウンを狙っているとも考えられる。それにレグリアは襲撃の夜に戦った教皇と同一人物の可能性がある。
ということは、レグリアが何かの企みを持ってクラウンに何かを仕掛けてこようとも不自然ではないということだ。
それにクラウンの目的がわかっている以上、次の行動もある程度読める。ならば、その行動の先に罠や重要な情報を置いておくということも考えらる。
そして、クラウンはそれが本当かどうかもわからないし、目的のためには避けることが出来ない。要するに何かを仕掛けるならば、クラウンの動きを考えればいいとレグリアは思うはずだ。
それに対し、クラウンは何を考えても後手に回ることは確定なので進むしかないというわけだ。
「お前はそれがどんな神殿か知っているか?」
「ん~、そうだな~。まず一つ言えることは魔法がないって話だ。そして、神殿内部はほとんどが罠でその全てがまるで超文明のような感じらしい。簡単に言えば兵器ばっかってことだ。それにゴーレムのような兵器もあるらしい。まあ、実際見たことないし、それも昔に挑んで帰ってきたという人の本をかじり読みしただけだしな。記憶もあいまいだし、本当かどうかもわからない」
「だが、少なくともそういう情報が詰まった本があるということはそういう可能性の方が高いと踏んでおいた方が良いだろう。他に何かあるか?」
「さあな。俺も覚えてないということもあるが......それでも確か魔法は使えたはずだ。だが、使えても尚生きて帰ってくる者はいなかったと聞く。なんというか魔法でもないのにおかしな兵器が多かったらしい。だから、その作者も言い回しがわかんなかったんだろうな。すげぇ、意味わからねぇ言葉を連ねていたことは印象深かったから覚えてる」
「おかしな兵器か......」
クラウンはその言葉を聞くと腕を組み、少し頭を撃つ向かせて考えに没頭させる。それはなんとなくその言葉に思い当たる節があったからだ。
まず兵器という言葉。そもそもなぜこの国にその言い回しがあるのだろうか。
この世界なら魔法がある。それを一般的に使えるようにしたのが魔道具。刀や槍、剣などは総称して武器と呼ばれるはずだ。
しかし、そう考えると何を意味して兵器と呼んでいるのだろうか。
「カムイ、兵器ってのがどんなのかわかるか?」
「どんなのってのはさすがに難しい表現だな。俺もそう書いてあったからとしかわからないな。だが、少なくともその神殿にあったものをその作者は兵器と呼んでいたそうだぜ?」
「そうか.....ちなみに、その読んだ本はいつのものだ?」
「悪い、そこまでは覚えてない。だが、相当古かったのは確かだ」
クラウンはその言葉を聞いてまた思考を巡らしていく。先ほど聞いたカムイの言葉からは二つの考えが思い浮かんだ。
それはその作者が自分と同じか、またはそれより以前に何らかの形でそういう言葉が存在していたのをその作者が聞いていたかの二つだ。
自分と同じというのはつまり召喚された者と言う意味だ。可能性としては前者の方だが、後者も前者の直線上に存在する考えなので、同じと言われれば同じかもしてないが一応分けたものだ。
だが、後者には可能性としてその人物が兵器と呼ばれものを使って神殿を作り上げたという可能性もある。
それ以外に関連性があることとすれば、神殿の名前だ。この神殿はウェポノイド。神殿の情報と組み合わせるとウェポン―――――兵器ということになる。
そして、その神殿にある兵器は恐らく......
「なあ、カムイ。その本に書かれていた兵器は何か筒状なものから弾とかが発射されるものじゃなかったか?」
「おう、そうだ。よくわかった......いや、何か知っているのか?」
「まあな」
クラウンはカムイの言葉を聞くと「やはりそうか」と内心で呟いた。そして、それらの情報で自分の解釈も交えていくと大体の神殿の把握が出来てきた。
クラウンが最後に聞いたのは一言で言うと「銃」である。しかし、この世界では銃と言う存在はあまり知られていない。
それはクラウンがリゼリアから渡された時に情報屋でほとんどのことを知っているはずのエキドナが知らなかったからだ。
つまりは今回挑むことになる神殿は恐らく現代兵器が出てくるということだ。だが、肝心の誰がその神殿を造ったかはわからない。
神殿は人によっても作られる。だが、もし予想が本当ならその作った人物は同じ召喚された者......転移者? まさか!?
「どうした? クラウン」
「なんでもない。気にするな」
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まずはそれを探さなければ。
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