上 下
301 / 303
第1章 道化師は笑う

第3話 森で出会う少女

しおりを挟む
「お前は左から攻めろ、俺は右から行く」

「ウォン」

 少年は左からオークの群れに突っ込むとそのまま一体に膝蹴りした。そしてその一体を<瞬脚>を使って踏み台にして奥にいるおそらくボスだろう重装備に身を包んだオークに殴りかかった。

「ガンッ!」

「......チッ!」

 だが、オークボスの盾によって防がれた。ヒビも入らなければ、傷一つついていない。どうやら相当固いようだ。面倒なものをもってやがる。少年は体勢を整えながら着地すると四方向からこん棒、メイス、剣、バトルアックスを持ったオークが一斉に武器を振り落としてきた。少年は冷静に動きを見極めると自身の体を一回転させながら四体のオークの足を払った。そして少年はバトルアックスを掴むとメイスを持ったオークに振り落とし頭をかち割った。

「オオオオ!」

「.....うるせぇ」

 少年は静かに呟くと体勢を整え、こん棒を持ったオークにバトルアックスをぶん投げた。そのオークはこん棒で投げられたバトルアックスを防ぐと横なぎに振るってきた。少年はその動きをみながらこん棒を踏み台にしてオークの頭上に跳び上がると<瞬脚>を使いながらオークの首を蹴ってへし折った。少年はそこからさらにそのオークを踏み台にして背後から切りかかってきた剣を避けると同時に体を捻らせた勢いを使って、少年から少し遠くにいるオークを<流爪>で刺し殺した。

「火針」

「オオオオ!」

 少年は突いてきた剣を頬の皮膚が切れるか切れないかのスレスレで避けると手刀をそのままオークの胴体に突き刺す。するとオークの体が発火して、オークは焼け死んだ。少年はすばやく周りを<気配察知>で探る。......残るはオークボス一体だけだ。

「ロキ、殺ったか」

「ウォン!」

 ロキと呼ばれた白いオオカミの今は口元、手先が紅く濡れている。そしてロキの周りには首元を齧られたり、胴体を引き裂かれたり、四肢をもがれたりして死んでいる無残なオークの死体が散らばっていた。

「オオオオォォォォ!」

 オークボスは突如として雄叫びを上げた。おそらく同胞を殺したことに怒っているのだろう。それに対し、少年は鼻で笑った。

「うるせぇな。殺されたのはそいつらが弱かった、ただそれだけのことだ。......そしてお前も弱い。己の弱さを呪って死ね」

 そう言うと少年はゆっくりとオークボスに向かって歩いていく。オークボスは盾を前に突き出して、大剣の剣先を少年の方に向けて構えた。そして少年が間合いに入ったタイミングを見計らって大剣を突きつけた――――――――――

「!」

 ―――――――が、それが少年に届くことはなかった。少年の眼前で突如として勢いが死んだのだ。その時、オークボスはふと自身の体に細い糸が巻き付けられていることに気が付いた。すると少年はオークボスに向かってゆっくりと右手を上げ中指を立てるとそのまま中指を軽く手前に引いた。

「ブシュ―――――――――」

 少年の目の前でオークボスの頭が跳ね上がった。オークボスの首から赤色の噴水が辺り一帯に雨のように降り注いだ。これは最初の四体を殺っている間に仕掛けたものだ。より細く、より強くした糸にオークボスは気づかなかった。それがあいつの弱さであり、罪であり、死である。

 少年はそっとため息をついた。一体何体目なんだろうか。最初の頃は気まぐれに数えていたが50体目を超えたあたりからもうどうでもよくなり、日が経つにつれ殺す数は増えていった。もっともっと力を欲して。だからか、日にち感覚もわからなくなってきた。もうどのくらいこの森で過ごしているのだろうか。まあ、どうでもいいことだが、目に見える変化はあった。

 まずひとつは少年の肉体の変化だ。少年は細身でありながら異常なほど締まった体をしていて、魔物の特殊な魔力の影響か身長が伸びた。そして、少年の筋肉は戦闘による『破壊』と<超回復>の『再生』を繰り返し筋肉密度が異常なぐらいになっていた。比較するなら、ゴリラの握力がゴルフボールを握りつぶせるほどだとするなら、少年は片手で大木を引き抜き、振り回せるほどだ。
 そして、二つ目の変化は......

「ロキ......お前、でかくなり過ぎだろ」

「ウァフ?」

 ロキは「どうしたの?」といった顔をして少年を見る。少年はため息を吐くとオークの肉をかき集めて焼き始めた。

「お前な、前は俺の半分しかなかったのにいつの間に俺よりもでかくなったんだ」

「ウァフ―」

 「そんなこと言われてもなー」といった顔をしながら、焼けたオークの肉をむしゃむしゃと食べ始めた。そして、美味そうな顔をする。そんなロキに今まで見せたことないような優しい笑みを浮かべながらロキの頭を撫でた。

 そう二つ目の変化はロキの肉体の変化だ。少年が言っていたようにロキの体は少年の半分ぐらいの大きさから2メートルぐらいまで大きくなった。それも一日でだ。考えられるのはロキの進化だが、少年は強くなったならそれでいいと思ってそこまで気にしていない。そしてまた、多種多様なスキルを使えるようになった。前の日まで使えなかったのが、次の日には使えるように。少年はもしかしたら自分と同じ魔力覚醒が起こったのではないかと考えた。

 それは実はその通りでロキはもとは<グレイファウンド>という種類の魔物であったが、少年に従属するようになってから少年の魔力を受けるようになり<デスグレイファウンド>という種に進化したのだ。そして同時に覚醒魔力<王に並び立つものスキルグロウ>を得とくした。本来、魔物には覚醒魔力こういったことは起こらないのだが、少年に仕えるものとしての意思がロキをそこまでたどり着かせた。

 最後に三つ目、これは一番大きな変化であった。それは少年がロキに対して信頼の念を向けたことだ。本来なら、少年はロキを便利な道具としか考えていなかった。だが、人間ではないということ、アニマルセラピーのような癒し、そして高い戦闘力と従順性から段々と少年が心を開いていったのだ。

 食事を終えるとロキはその場で丸くなる。少年はその状態のロキを枕にするように寝そべった。辺りはもう暗い。なら、寝てしまおうかと思いたいが、少年はこれまで昼夜とはず戦いまくった影響で熟睡することが出来なくなっていて、ついには浅い睡眠すらできなくなっていた。だが、体はなんの問題もなく動く。体がそういう風に適応してしまったのか。しかし、体が動くなら問題ない。自分の目的はただ一つ。

「......神をぶっ殺す」

 それさえ成し遂げられる肉体があればいい。少年は目を閉じるとふと言葉にした。

「......なあ、お前は一体どこから来たんだ」

 ロキは依然丸くなりながらも片目を開けて、聞き耳を立てた。

「お前はどうして俺の前に現れたんだ」

「.........。」

「お前はどうして俺に仕えているんだ」

「........」

「お前は何者なんだ」

「ウォン」

 ロキは一回だけ吠えると目を閉じ、自身の尻尾をファサっと少年の胴体に乗せた。少年は小さく、しかし優しく微笑するとそのままロキの体温を静かに感じた。


 次の日、少年はロキとともに再び森の中を歩いていた。少年の右手にはオークボスが持っていた大剣が。そして、今現在も襲い掛かってくる魔物を少年がぶった切り、ロキが噛み殺し、少年が<流爪>で刺し殺し、ロキが<斬翔>で三つに切り刻む。

「グカァァァ!」

「ロキ、空中の敵を頼む」

「ウォン!」

 するとロキは空中に足場があるかのように駆けて行くと<咆雷>のスキルで口から正しく雷の砲撃を放った。鷹の魔物は頭の部分を吹き飛ばされ、地上に落ちていった。そして、空中にいる魔物は全て少年に近づけないように惨殺していった。

 一方、少年はというとまずオーガに左手で糸を飛ばし動きを拘束した。そして右前方からくる2本の尻尾を生やした狐の魔物には大剣を地面に突き立て盾として攻撃防ぎ、左から来る大型の猫の魔物には<瞬脚>を使って回し蹴りをして首をへし折る。それから少年はおもむろに左手をギュッと握るとそのまま腕を引きながら振り回した。すると糸で動けなくなっていたオーガは少年の動きに合わせて動き始め、頭から大木に叩きつけられた。

 そして、少年は首を左に傾けるとそのすぐその近くを何かが通り抜けた。それは尻尾であった。ということは狐の魔物だ。少年はその場で振り返り、眼前まで迫った狐の魔物のもう一本の尻尾を掴むとそのまま引き寄せた。だが、狐の魔物は自身の爪で掴まれた尻尾を切ると即座に地面を蹴って空中に留まり、少年から距離を取った。

「......!お前......」

 少年は一瞬驚いた顔をしたが、すぐに不敵な笑みを浮かべる。ずっと欲しかった能力をあいつが持っている。あのスキルがあれば、さらに俺は強くなる!

「そのスキルをよこせぇぇ!!」

 少年はそう叫ぶと狐の魔物に<流爪>を飛ばした。狐の魔物はその場を蹴って少年の攻撃を避ける。そして、すぐに少年のいる方向に目を向ける。だが、そこには少年の姿が無かった。その瞬間、後方からおぞましい気配がした。後ろを振り返ると大木の幹に少年の姿が!少年は狐の魔物の意識を逸らすと<隠形>と<瞬脚>を同時併用して狐の魔物の後ろへと回り込んでいたのだ。そしてそこからさらに<瞬脚>を使い、狐の魔物の顔面に膝蹴りをぶちかます。それから狐の魔物を掴むと地面に垂直に腕を立てた。

 その時に狐の魔物が見た少年の瞳は殺戮の狂気に包まれていて、強者少年への恐怖、弱者自身の憎しみ、死への絶望しか与えられなかった。

「ドゴ―――――――――――――ン!」

 地面へ降り立つ勢いを利用して少年は狐の魔物の頭を粉砕した。そして、醜い笑みを浮かべながら、そのまま噛り付いた。

『スキル 天翔 を獲得しました』

「......ゴクンッ。はあ、やっと手に入った」

 少年は手で血を拭いながら、喜びの笑みを浮かべた。ただ、目が殺戮者の目なので全然嬉しそうに見えないが。少年が手に入れたかったのは理由がある。それは、自分よりも先にロキがその能力を得とくしていたからだ。ロキは進化と同時に得とくしたのだが、それが羨ましくてたまらなかった。もちろん、戦略の幅が広がるという意味でだ。だからこそ、絶対に得とくしたかったのだ。

「......!」

 少年はふと後ろを振り返った。誰かに見られていたような気がした。勘違いの可能性もあるが、あの視線は確かにの視線であった。こんなところにいるとは......自殺願望者か?
 
 少年は<気配察知>で慎重に探っていく......見つけた。

「ロキ、連れてこい」

「ウォン!」

 ロキは少年の命令に従うと丁度少年が見つけた方向に走り始めた。

「きゃあああああ!」

 そして、ロキの姿が見えなくなってしばらくすると若い女の叫び声が響き渡った。ロキの姿が見えてくると赤髪でツインテールの少女の服の裾を噛んでブラブラさせながら歩いてきた。

「......誰だそいつは?」

「.......?」

 ロキは「さあ?」といった顔をしながらペイっと少女を放り投げる。しかし、少女の動く様子はない。だが、呼吸の動きから生きてはいるようだ。おそらく、ロキの存在に驚いて気絶したのだろう。

 少年はジッと少女の顔を見た。.....どうやら全然知らない奴のようだ。記憶にある人物だったら、秒で殺していたところだ。

「ロキ、こっちへ来い」

 少年が呼ぶとロキは少年の傍でゴロンと横になった。そして、少年はロキに寄り掛かりながら座ると少女が目覚めるまで静かに待った。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

好色一代勇者 〜ナンパ師勇者は、ハッタリと機転で窮地を切り抜ける!〜(アルファポリス版)

朽縄咲良
ファンタジー
【HJ小説大賞2020後期1次選考通過作品(ノベルアッププラスにて)】 バルサ王国首都チュプリの夜の街を闊歩する、自称「天下無敵の色事師」ジャスミンが、自分の下半身の不始末から招いたピンチ。その危地を救ってくれたラバッテリア教の大教主に誘われ、神殿の下働きとして身を隠す。 それと同じ頃、バルサ王国東端のダリア山では、最近メキメキと発展し、王国の平和を脅かすダリア傭兵団と、王国最強のワイマーレ騎士団が激突する。 ワイマーレ騎士団の圧勝かと思われたその時、ダリア傭兵団団長シュダと、謎の老女が戦場に現れ――。 ジャスミンは、口先とハッタリと機転で、一筋縄ではいかない状況を飄々と渡り歩いていく――! 天下無敵の色事師ジャスミン。 新米神官パーム。 傭兵ヒース。 ダリア傭兵団団長シュダ。 銀の死神ゼラ。 復讐者アザレア。 ………… 様々な人物が、徐々に絡まり、収束する…… 壮大(?)なハイファンタジー! *表紙イラストは、澄石アラン様から頂きました! ありがとうございます! ・小説家になろう、ノベルアッププラスにも掲載しております(一部加筆・補筆あり)。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~

シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。 主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。 追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。 さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。 疫病? これ飲めば治りますよ? これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった 【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。 累計400万ポイント突破しました。 応援ありがとうございます。】 ツイッター始めました→ゼクト  @VEUu26CiB0OpjtL

処理中です...