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5章 シャドウバレー編
エピローグ②
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今日はエーテル魔術学院からお呼び出しを頂いている。
昨日の講義の件だと思うのだが、なぜかミアも一緒に集合がかかった。
「私も入っていいのかな? 」
「いや、学院長が呼んでるからいいんじゃないか? 」
彼女はいざ部屋の前まで来て、少し躊躇しているようだ。
「う、うんそうだよね 」
俺は緊張している彼女の手を握り、
「大丈夫! じゃ、入るぞ? 」
「う、うん 」
それからいつも通りノックをしてドアを開けた。
ガチャッ――
「失礼しまーす 」
「ハル様、ミアさん、ようこそおいでくださいました 」
「あ、いえいえ……あれ、カイル? レイラ?……って人多くないか? え、神様達まで!? 」
ここ学長室には、神様7人や今まで旅を共にしたカイル、ナコやエレナもいる。
俺がシルヴァンディアで知り合った人ばかりだ。
「ハル、久しぶりだね 」
レイラだ。
本当に久しぶりだな。
「俺とはちょくちょく会うし挨拶もいらんな、ハル! 」
「それもそうだな 」
カイルは今、エーテル魔術学院の正式な講師の1人だ。
時間魔法という新しい分野で大いに活躍している。
俺もよく講義にくるので、その時昼飯を食べたり、たまに夜遊んだりと今でも交流している。
「エレナだって久しぶりだよ? 本当は主人様に会いに行きたいのにシャドウバレーでの仕事が多いんだもん! ね?ナコ? 」
「そ、そうだよ。私だってハルっち様に会いに行きたいけど……セレスティア様に逆らうのも……ね 」
「え? 私はいつでも休みとっていいって言ってるわよね? 仕事が終わっているならだけど 」
シャドウバレーチームは今、シャドウバレー住みの人が少しでもこっちの大陸で馴染めるように、毎日試行錯誤している。
相変わらず、社長もといセレスティア様の圧力がすごい。
これが現代でいうブラック企業というやつなのだろうか。
「みんな、久しぶりだな! あの旅以来だな 」
あの旅というのは、レイラとセレスティアの件ではなく、その後のことだ。
俺とカイル、ミア、ナコ、エレナであの後別件で旅に出ていた。
それはシャドウバレーでマルコスがいなくなってからのこと。
あれから少し経ってあちらこちらで魔族の出没情報が聞こえてきた。
そこで冒険者ギルドから正式に魔族討伐の依頼が入り、それを冒険者として受けることになったんだが……。
みんなついてくるって言うんで、なんか旅みたいになったってわけだ。
ただ討伐したいわけじゃない。
俺には俺の解決方法があるってことで、その出会った魔族にはパージをかけて人間に戻していった。
そして数ヶ月にも及ぶ思ったより長期間になってしまった旅の全てが終わった後、その功績が認められて今冒険者ギルドの代表になったっていうのが今までの流れだ。
「で、今日はなんでこんなにたくさんの人が集まっているんだ? 」
「えっと……それはですね…… 」
アリアンサが説明をしてくれた。
今日は1年に1回の神の会合があって、それが今年はアーカシス様の領域で行われることになったらしい。
そして俺がアリアンサ学院長に呼ばれたタイミングが会合の日と一致したためにこうなったとのことだ。
「そういうことですか。それはありがたいお話ですね 」
久しぶりに神様達の顔が見れてよかった。
じゃあ少しお話をして解散って感じかな?
「ハルくん、また講義を任せてしまう。悪いね 」
アーカシス様だ。
彼とはこの学院長室でよくお会いするから久しぶりでもない。
「いえいえ、大丈夫ですよ 」
「ところで提案なのだが、今日の会合はここ学院室でしようと思うのだが、せっかくだ、ハルくんもうすぐ子ができるそうじゃないか? 」
「あ、はい。おかげさまで 」
なんだ?
ちょっとだけ嫌な予感がする。
なぜならアーカシス様はそんな顔をしているからだ。
「このシルヴァンディアの英雄、ハルくんに子ができるんだ。こんなめでたいことはそうそうない。ということで今日の会合ではハルくんの二世に命名しようと思うのだがどうだろう? 」
どうだろうって今日は1年に1回の会合だろ?
もっと大事な話があるだろうに。
どんだけ暇なんだこの人達。
「ボクだったらイメールとかがいいな~! きっと可愛い女の子になるよ~! 」
「待ってレイラ。勝手に女の子って決めちゃダメよ。私は男の子だと思うわ。シエルにしましょ! 」
「セレスティア、あなたも男と決めつけてるじゃない。男の子でも女の子でも大丈夫な名前にするべきよ。そうね、例えばヒ、ヒンメル……とか? 」
「「それはないわ~ てかそれ男の子じゃない? 」」
アリア様は姉妹同時に否定されている。
そして3人とも勝手に名前決め始めちゃってるよ。
「ミア、俺達の子勝手に名前決められてるけどいいんだろうか? 」
「えー神様に決めてもらえるなんて感激だよ! 」
ミアは嬉しそうな顔をしている。
まぁ妻がいいなら俺はいいけども。
それだけ生まれてくることを願われているのだ。
この子には幸せになってほしいしな!
「よし、神様方! こうなったらその会合、俺も参加します! 一緒に決めましょう! 」
「お、ハルくんいいね! 」
アーカシス様はそう言っており、後ろにいる最近神になったであろう人達は俺のことを見て「英雄だ」「初めてお会いできた」「あの方が以前神様だった……」などと一体どっちが神様なんだと疑ってしまうような発言が聞こえてくる。
「えーエレナも参加する~! 」
「じゃ、じゃあ私も…… 」
「そうなったら俺も参加するぞ! ほら、ミアも! 奥さんが行かなくてはどうするのだ! 」
「えぇ!? わ、わかった! 」
なぜかエレナ、ナコ、カイルも前のめりな姿勢でやってくる。
ミアは奥さんだし分かるんだけども……。
こうして急遽、俺達の子命名会議が始まったのだ。
思えばもうこっちの世界に来て5年が経つ。
今年俺は日本でいう22歳になる。
5年間悲しいこと、痛いこと、死にそうになったことだってある。
だが、それ以上に大事な人や友に巡り会えた。
結局俺がこっちへきた理由がわからなかったが、この世界に来れてよかった。
もし誰かの手で飛ばされたのならば、その人に感謝しなくちゃいけない。
それと感謝ついでにお願いをするとしたらそれはたった一つだけ。
『ここにいるみんなと一生幸せに過ごせますように 』
そう願うだろう。
昨日の講義の件だと思うのだが、なぜかミアも一緒に集合がかかった。
「私も入っていいのかな? 」
「いや、学院長が呼んでるからいいんじゃないか? 」
彼女はいざ部屋の前まで来て、少し躊躇しているようだ。
「う、うんそうだよね 」
俺は緊張している彼女の手を握り、
「大丈夫! じゃ、入るぞ? 」
「う、うん 」
それからいつも通りノックをしてドアを開けた。
ガチャッ――
「失礼しまーす 」
「ハル様、ミアさん、ようこそおいでくださいました 」
「あ、いえいえ……あれ、カイル? レイラ?……って人多くないか? え、神様達まで!? 」
ここ学長室には、神様7人や今まで旅を共にしたカイル、ナコやエレナもいる。
俺がシルヴァンディアで知り合った人ばかりだ。
「ハル、久しぶりだね 」
レイラだ。
本当に久しぶりだな。
「俺とはちょくちょく会うし挨拶もいらんな、ハル! 」
「それもそうだな 」
カイルは今、エーテル魔術学院の正式な講師の1人だ。
時間魔法という新しい分野で大いに活躍している。
俺もよく講義にくるので、その時昼飯を食べたり、たまに夜遊んだりと今でも交流している。
「エレナだって久しぶりだよ? 本当は主人様に会いに行きたいのにシャドウバレーでの仕事が多いんだもん! ね?ナコ? 」
「そ、そうだよ。私だってハルっち様に会いに行きたいけど……セレスティア様に逆らうのも……ね 」
「え? 私はいつでも休みとっていいって言ってるわよね? 仕事が終わっているならだけど 」
シャドウバレーチームは今、シャドウバレー住みの人が少しでもこっちの大陸で馴染めるように、毎日試行錯誤している。
相変わらず、社長もといセレスティア様の圧力がすごい。
これが現代でいうブラック企業というやつなのだろうか。
「みんな、久しぶりだな! あの旅以来だな 」
あの旅というのは、レイラとセレスティアの件ではなく、その後のことだ。
俺とカイル、ミア、ナコ、エレナであの後別件で旅に出ていた。
それはシャドウバレーでマルコスがいなくなってからのこと。
あれから少し経ってあちらこちらで魔族の出没情報が聞こえてきた。
そこで冒険者ギルドから正式に魔族討伐の依頼が入り、それを冒険者として受けることになったんだが……。
みんなついてくるって言うんで、なんか旅みたいになったってわけだ。
ただ討伐したいわけじゃない。
俺には俺の解決方法があるってことで、その出会った魔族にはパージをかけて人間に戻していった。
そして数ヶ月にも及ぶ思ったより長期間になってしまった旅の全てが終わった後、その功績が認められて今冒険者ギルドの代表になったっていうのが今までの流れだ。
「で、今日はなんでこんなにたくさんの人が集まっているんだ? 」
「えっと……それはですね…… 」
アリアンサが説明をしてくれた。
今日は1年に1回の神の会合があって、それが今年はアーカシス様の領域で行われることになったらしい。
そして俺がアリアンサ学院長に呼ばれたタイミングが会合の日と一致したためにこうなったとのことだ。
「そういうことですか。それはありがたいお話ですね 」
久しぶりに神様達の顔が見れてよかった。
じゃあ少しお話をして解散って感じかな?
「ハルくん、また講義を任せてしまう。悪いね 」
アーカシス様だ。
彼とはこの学院長室でよくお会いするから久しぶりでもない。
「いえいえ、大丈夫ですよ 」
「ところで提案なのだが、今日の会合はここ学院室でしようと思うのだが、せっかくだ、ハルくんもうすぐ子ができるそうじゃないか? 」
「あ、はい。おかげさまで 」
なんだ?
ちょっとだけ嫌な予感がする。
なぜならアーカシス様はそんな顔をしているからだ。
「このシルヴァンディアの英雄、ハルくんに子ができるんだ。こんなめでたいことはそうそうない。ということで今日の会合ではハルくんの二世に命名しようと思うのだがどうだろう? 」
どうだろうって今日は1年に1回の会合だろ?
もっと大事な話があるだろうに。
どんだけ暇なんだこの人達。
「ボクだったらイメールとかがいいな~! きっと可愛い女の子になるよ~! 」
「待ってレイラ。勝手に女の子って決めちゃダメよ。私は男の子だと思うわ。シエルにしましょ! 」
「セレスティア、あなたも男と決めつけてるじゃない。男の子でも女の子でも大丈夫な名前にするべきよ。そうね、例えばヒ、ヒンメル……とか? 」
「「それはないわ~ てかそれ男の子じゃない? 」」
アリア様は姉妹同時に否定されている。
そして3人とも勝手に名前決め始めちゃってるよ。
「ミア、俺達の子勝手に名前決められてるけどいいんだろうか? 」
「えー神様に決めてもらえるなんて感激だよ! 」
ミアは嬉しそうな顔をしている。
まぁ妻がいいなら俺はいいけども。
それだけ生まれてくることを願われているのだ。
この子には幸せになってほしいしな!
「よし、神様方! こうなったらその会合、俺も参加します! 一緒に決めましょう! 」
「お、ハルくんいいね! 」
アーカシス様はそう言っており、後ろにいる最近神になったであろう人達は俺のことを見て「英雄だ」「初めてお会いできた」「あの方が以前神様だった……」などと一体どっちが神様なんだと疑ってしまうような発言が聞こえてくる。
「えーエレナも参加する~! 」
「じゃ、じゃあ私も…… 」
「そうなったら俺も参加するぞ! ほら、ミアも! 奥さんが行かなくてはどうするのだ! 」
「えぇ!? わ、わかった! 」
なぜかエレナ、ナコ、カイルも前のめりな姿勢でやってくる。
ミアは奥さんだし分かるんだけども……。
こうして急遽、俺達の子命名会議が始まったのだ。
思えばもうこっちの世界に来て5年が経つ。
今年俺は日本でいう22歳になる。
5年間悲しいこと、痛いこと、死にそうになったことだってある。
だが、それ以上に大事な人や友に巡り会えた。
結局俺がこっちへきた理由がわからなかったが、この世界に来れてよかった。
もし誰かの手で飛ばされたのならば、その人に感謝しなくちゃいけない。
それと感謝ついでにお願いをするとしたらそれはたった一つだけ。
『ここにいるみんなと一生幸せに過ごせますように 』
そう願うだろう。
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マコ様、本作品へのご指摘ありがとうございました✨️
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