12 / 129
2章 魔術対抗試験編
古代遺跡
しおりを挟む
「……身体も回復したみたいだし、カイル君、そろそろ帰ろう 」
「だな! ただの採取クエストだったが、あんなゴーレムいたらクリアもできん! はははっ! 」
どうやらカイルが起きる前に言っていた古代遺跡のゴーレムのことだろう。
この世界に来てから空気中にある魔力が見えるようになったが、その人個人が体内で宿している魔力もなんとなく感じることができるようになったようだ。
故にミア、カイル2人とも相当な量の魔力を兼ね備えていることが分かる。
それなのに、ただの採取クエストに出てくる敵に勝てないというのは違和感があるような。
「……うーん、古代遺跡にそんな強いゴーレムいたっけなぁ? 」
セレスティアは顎に人差し指を当てて、思い当たる節を探しているようだ。
やはり彼女も俺と同じく違和感を感じているんだな。
「……皆さん、助けてもらったお礼……としては弱いですが、アルカナまで案内させてください 」
「そうだ! 一緒に行こうぜ!!」
もちろんミアとカイルのそのお誘いには大賛成であり、エレナ、セレスティア2人を見ても俺と同意見のようだ。
しかしその前にやることを済ませてからにしよう。
そうしないとモヤモヤしたままアルカナに行くことになるだろうしな。
「そうだな、案内してもらおうかな。 でもその前にクエスト終わらせてからにしないか? 」
すると2人は向き合い、そして同時にこちらを見つめてきた。
その視線はまるで諦めていた夢が叶ったかのような煌めきをしている。
「……はい!!」
「おう!!」
そして俺たちは、古代遺跡へと向かったのだった。
◇
俺たちは古代遺跡の中まで来た。
彼らは1度最奥部まで到達しているため、そこまであっという間の道のりである。
遺跡内は等間隔で灯されている蝋燭のおかげで、お互いの姿が見えるほどには明るい。
内部は広大な迷路のようになっていたが、魔術学院生2人の力によって壊滅的に攻略されていく。
遺跡と聞いて少しわくわくしていたのにこれでは若干拍子抜けな気もする。
そうしている間に目の前は最奥部の扉だ。
「……着きました。 この奥です。 」
「春陽、ゴーレムは強いぞ 」
2人の空気は急に冷たくなり、その言葉からは緊張感が伝わってくる。
そりゃさっき対峙した格上の相手がこの向こうにいるのだし、無理はない。
だが俺は試したい魔法もある。
2人には悪い気もするが、俺の気持ちは少し高揚し、心臓の鼓動が意気揚々と踊っているようだ。
「春陽なら大丈夫だよ! ボクもいるしっ! 」
「主様の活躍楽しみっ! 」
おれの旅仲間たちは誰よりも気楽にしているようだ。
いつもと変わらない2人の姿を見ると少し安心する。
「よし、みんな! 行こう! 」
俺のその言葉を合図に、最奥部の扉が開いた。
◇
ここが最奥部……。
広い空間に壁一面何か意味がありそうな複雑な彫刻が刻まれている。
部屋中央には大きな魔法陣があり、それによってゴーレムが召喚されたのか、動力源になっているのかそこまではわからないが、深く関係はあるのだろう。
肝心のゴーレムだが、数十メートルもの大きさで全身に鉄なのか岩なのかで堅牢な装甲に覆われている。
「みんなで力を合わせるぞ!」
「よし、螺旋魔法【⠀ヴォーテックス・ツイスター 】」
以前と同じだ。
魔法をイメージするとその魔法名が頭に駆け巡る。
その魔法は皆が動き出す前にゴーレムへ命中。
そしてゴーレムの、その無機質な体が無惨にも捻れ、歪みながら崩れ去った。
セレスティアはいつも通り、誇らしげに胸を張っており、エレナは子供のようにドタドタと足踏みをしながらはしゃいでいる。
「さすが、春陽だよ、!」 「主様、すごい♡」
相変わらずの褒めようだな。
「……い、いち……げき…… 」
しかしミアとカイルは崩れたゴーレムの塊を眺めながら、言葉を失っている。
そもそも俺はここの世界の強さという基準を未だ知らない。
もしかして、これはやりすぎたのでは……。
せっかく仲良くなれそうな人達に出会えたのに俺は加減を間違ったのかもしれない。
これじゃゴーレムより俺の方が化け物だもんな。
「「……すごい!」」
「え? 」
「春陽! 何をしたんだ!? 見たこともない魔法だが、なんという魔法なんだ? 強すぎるではないか!! 」
「……えっと、感動しました。 魔術学院でも、そんなの見たことないです。 先生達もきっと驚きですよ。 」
2人からの言葉はまるで嵐のように激しく、返事もままならなくなる。
「2人が急に黙るから、俺のことが怖くなったのかと思ったよ 」
「……そんな、助けてもらった人に恐怖を感じるわけないですよ 」
ミアは微笑みながらそう答え、カイルはその言葉に「うむうむ」と頷いていた。
「だな! ただの採取クエストだったが、あんなゴーレムいたらクリアもできん! はははっ! 」
どうやらカイルが起きる前に言っていた古代遺跡のゴーレムのことだろう。
この世界に来てから空気中にある魔力が見えるようになったが、その人個人が体内で宿している魔力もなんとなく感じることができるようになったようだ。
故にミア、カイル2人とも相当な量の魔力を兼ね備えていることが分かる。
それなのに、ただの採取クエストに出てくる敵に勝てないというのは違和感があるような。
「……うーん、古代遺跡にそんな強いゴーレムいたっけなぁ? 」
セレスティアは顎に人差し指を当てて、思い当たる節を探しているようだ。
やはり彼女も俺と同じく違和感を感じているんだな。
「……皆さん、助けてもらったお礼……としては弱いですが、アルカナまで案内させてください 」
「そうだ! 一緒に行こうぜ!!」
もちろんミアとカイルのそのお誘いには大賛成であり、エレナ、セレスティア2人を見ても俺と同意見のようだ。
しかしその前にやることを済ませてからにしよう。
そうしないとモヤモヤしたままアルカナに行くことになるだろうしな。
「そうだな、案内してもらおうかな。 でもその前にクエスト終わらせてからにしないか? 」
すると2人は向き合い、そして同時にこちらを見つめてきた。
その視線はまるで諦めていた夢が叶ったかのような煌めきをしている。
「……はい!!」
「おう!!」
そして俺たちは、古代遺跡へと向かったのだった。
◇
俺たちは古代遺跡の中まで来た。
彼らは1度最奥部まで到達しているため、そこまであっという間の道のりである。
遺跡内は等間隔で灯されている蝋燭のおかげで、お互いの姿が見えるほどには明るい。
内部は広大な迷路のようになっていたが、魔術学院生2人の力によって壊滅的に攻略されていく。
遺跡と聞いて少しわくわくしていたのにこれでは若干拍子抜けな気もする。
そうしている間に目の前は最奥部の扉だ。
「……着きました。 この奥です。 」
「春陽、ゴーレムは強いぞ 」
2人の空気は急に冷たくなり、その言葉からは緊張感が伝わってくる。
そりゃさっき対峙した格上の相手がこの向こうにいるのだし、無理はない。
だが俺は試したい魔法もある。
2人には悪い気もするが、俺の気持ちは少し高揚し、心臓の鼓動が意気揚々と踊っているようだ。
「春陽なら大丈夫だよ! ボクもいるしっ! 」
「主様の活躍楽しみっ! 」
おれの旅仲間たちは誰よりも気楽にしているようだ。
いつもと変わらない2人の姿を見ると少し安心する。
「よし、みんな! 行こう! 」
俺のその言葉を合図に、最奥部の扉が開いた。
◇
ここが最奥部……。
広い空間に壁一面何か意味がありそうな複雑な彫刻が刻まれている。
部屋中央には大きな魔法陣があり、それによってゴーレムが召喚されたのか、動力源になっているのかそこまではわからないが、深く関係はあるのだろう。
肝心のゴーレムだが、数十メートルもの大きさで全身に鉄なのか岩なのかで堅牢な装甲に覆われている。
「みんなで力を合わせるぞ!」
「よし、螺旋魔法【⠀ヴォーテックス・ツイスター 】」
以前と同じだ。
魔法をイメージするとその魔法名が頭に駆け巡る。
その魔法は皆が動き出す前にゴーレムへ命中。
そしてゴーレムの、その無機質な体が無惨にも捻れ、歪みながら崩れ去った。
セレスティアはいつも通り、誇らしげに胸を張っており、エレナは子供のようにドタドタと足踏みをしながらはしゃいでいる。
「さすが、春陽だよ、!」 「主様、すごい♡」
相変わらずの褒めようだな。
「……い、いち……げき…… 」
しかしミアとカイルは崩れたゴーレムの塊を眺めながら、言葉を失っている。
そもそも俺はここの世界の強さという基準を未だ知らない。
もしかして、これはやりすぎたのでは……。
せっかく仲良くなれそうな人達に出会えたのに俺は加減を間違ったのかもしれない。
これじゃゴーレムより俺の方が化け物だもんな。
「「……すごい!」」
「え? 」
「春陽! 何をしたんだ!? 見たこともない魔法だが、なんという魔法なんだ? 強すぎるではないか!! 」
「……えっと、感動しました。 魔術学院でも、そんなの見たことないです。 先生達もきっと驚きですよ。 」
2人からの言葉はまるで嵐のように激しく、返事もままならなくなる。
「2人が急に黙るから、俺のことが怖くなったのかと思ったよ 」
「……そんな、助けてもらった人に恐怖を感じるわけないですよ 」
ミアは微笑みながらそう答え、カイルはその言葉に「うむうむ」と頷いていた。
11
お気に入りに追加
393
あなたにおすすめの小説
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
祈りの力でレベルカンストした件!〜無能判定されたアーチャーは無双する〜
KeyBow
ファンタジー
主人公は高校の3年生。深蛇 武瑠(ふかだ たける)。以降タケル 男子21人、女子19人の進学校ではない普通科。大半は短大か地方の私立大学に進む。部活はアーチェリー部でキャプテン。平凡などこにでもいて、十把一絡げにされるような外観的に目立たない存在。それでも部活ではキャプテンをしていて、この土日に開催された県総体では見事に個人優勝した。また、2年生の後輩の坂倉 悠里菜も優勝している。
タケルに彼女はいない。想い人はいるが、彼氏がいると思い、その想いを伝えられない。(兄とのショッピングで仲良くしているのを彼氏と勘違い)
そんな中でも、変化があった。教育実習生の女性がスタイル抜群で美人。愛嬌も良く、男子が浮き足立つのとは裏腹に女子からの人気も高かった。タケルも歳上じゃなかったら恋をしたかもと思う。6限目が終わり、ホームルームが少しなが引いた。終わると担任のおっさん(40歳らしい)が顧問をしている部の生徒から質問を受け、教育実習生のミヤちゃん(竹下実弥子)は女子と雑談。タケルは荷物をまとめ、部活にと思っていた、後輩の二年生の坂倉 悠里菜(ゆっちゃん、リナ)が言伝で来た。担任が会議で遅れるからストレッチと走り込みをと言っていたと。この子はタケルに気があるが、タケルは気が付いていない。ゆっちゃんのクラスの担任がアーチェリー部の担任だ。ゆっちゃんと弓を持って(普段は学校においているが大会明けで家に持って帰っていた)。弓を背中に回して教室を出ようとしたら…扉がスライドしない。反対側は開いていたのでそっちに行くが見えない何かに阻まれて進めない。反発から尻餅をつく。ゆっちゃんは波紋のようなのが見え唖然とし、タケルの手を取る。その音からみっちゃんも扉を見て驚く。すると急に光に包まれ、気絶した。目を覚ますと多くの人がいる広間にいた。皆すぐに目覚めたが、丁度三人帰ったので40人がそこにいた。誰かが何だここと叫び、ゆっちゃんは震えながらタケルにしがみつく。王女と国王が出てきてありきたりな異世界召喚をしたむね話し出す。強大な魔物に立ち向かうべく勇者の(いせかいから40人しか呼べない)力をと。口々に避難が飛ぶが帰ることは出来ないと。能力測定をする。タケルは平凡な数値。もちろんチート級のもおり、一喜一憂。ゆっちゃんは弓の上級スキル持ちで、ステータスも上位。タケルは屑スキル持ちとされクラスのものからバカにされる。ウイッシュ!一日一回限定で運が良ければ願いを聞き入られる。意味不明だった。ステータス測定後、能力別に(伝えられず)面談をするからと扉の先に案内されたが、タケルが好きな女子(天川)シズクと他男子二人だけ別の扉を入ると、閉められ扉が消え失せた。四人がいないので担任が質問すると、能力が低いので召喚を取り消したと。しかし、帰る事が出来ないと言っただろ?となるが、ため息混じりに40人しか召喚出
異世界の約束:追放者の再興〜外れギフト【光】を授り侯爵家を追い出されたけど本当はチート持ちなので幸せに生きて見返してやります!〜
KeyBow
ファンタジー
主人公の井野口 孝志は交通事故により死亡し、異世界へ転生した。
そこは剣と魔法の王道的なファンタジー世界。
転生した先は侯爵家の子息。
妾の子として家督相続とは無縁のはずだったが、兄の全てが事故により死亡し嫡男に。
女神により魔王討伐を受ける者は記憶を持ったまま転生させる事が出来ると言われ、主人公はゲームで遊んだ世界に転生した。
ゲームと言ってもその世界を模したゲームで、手を打たなければこうなる【if】の世界だった。
理不尽な死を迎えるモブ以下のヒロインを救いたく、転生した先で14歳の時にギフトを得られる信託の儀の後に追放されるが、その時に備えストーリーを変えてしまう。
メイヤと言うゲームでは犯され、絶望から自殺した少女をそのルートから外す事を幼少期より決めていた。
しかしそう簡単な話ではない。
女神の意図とは違う生き様と、ゲームで救えなかった少女を救う。
2人で逃げて何処かで畑でも耕しながら生きようとしていたが、計画が狂い何故か闘技場でハッスルする未来が待ち受けているとは物語がスタートした時はまだ知らない・・・
多くの者と出会い、誤解されたり頼られたり、理不尽な目に遭ったりと、平穏な生活を求める主人公の思いとは裏腹に波乱万丈な未来が待ち受けている。
しかし、主人公補正からかメインストリートから逃げられない予感。
信託の儀の後に侯爵家から追放されるところから物語はスタートする。
いつしか追放した侯爵家にザマアをし、経済的にも見返し謝罪させる事を当面の目標とする事へと、物語の早々に変化していく。
孤児達と出会い自活と脱却を手伝ったりお人好しだ。
また、貴族ではあるが、多くの貴族が好んでするが自分は奴隷を性的に抱かないとのポリシーが行動に規制を掛ける。
果たして幸せを掴む事が出来るのか?魔王討伐から逃げられるのか?・・・
不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる
六志麻あさ@10シリーズ書籍化
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。
強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。
死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。
再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。
※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。
※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!
外れスキルは、レベル1!~異世界転生したのに、外れスキルでした!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生したユウトは、十三歳になり成人の儀式を受け神様からスキルを授かった。
しかし、授かったスキルは『レベル1』という聞いたこともないスキルだった。
『ハズレスキルだ!』
同世代の仲間からバカにされるが、ユウトが冒険者として活動を始めると『レベル1』はとんでもないチートスキルだった。ユウトは仲間と一緒にダンジョンを探索し成り上がっていく。
そんなユウトたちに一人の少女た頼み事をする。『お父さんを助けて!』
ブリードスキル いじめられっこ覚醒! いじめられスキルで異世界でも怖くありません……
石のやっさん
ファンタジー
虐められ自殺までした僕が異世界転移......もう知らない。
主人公である竜崎聖夜はクラスで酷いイジメにあっていた。
その執拗なイジメに耐えかねて屋上から飛び降り自殺をした瞬間。
聖夜のクラスが光輝き女神イシュタスの元に召喚されてしまう。
話しを聞くと他の皆は既に異世界ルミナスに転移ずみ。
聖夜は自殺し、死んでいたので蘇生したぶん後になったのだと言う。
聖夜は異世界ルミナスに行きたくなかったが、転移魔法はクラス全員に掛かっているため、拒否できない。
しかも、自分のジョブやスキルは、クラスの情報でイシュタスが勝手に決めていた。
そのステータスに絶望したが……実は。
おもいつきで書き始めたので更新はゆっくりになるかも知れません。
いじめられっこ覚醒! いじめられスキルで異世界でも怖くありません……
からタイトルを『ブリードスキル いじめられっこ覚醒! いじめられスキルで異世界でも怖くありません……』に変更しました。
カクヨムコン9に出品予定でしたが、期間内に10万文字まで書けそうも無いのでカクヨムコン出品取り消しました。
ドロップキング 〜 平均的な才能の冒険者ですが、ドロップアイテムが異常です。 〜
出汁の素
ファンタジー
アレックスは、地方の騎士爵家の五男。食い扶持を得る為に13歳で冒険者学校に通い始めた、極々一般的な冒険者。
これと言った特技はなく、冒険者としては平凡な才能しか持たない戦士として、冒険者学校3か月の授業を終え、最低ランクHランクの認定を受け、実地研修としての初ダンジョンアタックを冒険者学校の同級生で組んだパーティーでで挑んだ。
そんなアレックスが、初めてモンスターを倒した時に手に入れたドロップアイテムが異常だった。
のちにドロップキングと呼ばれる冒険者と、仲間達の成長ストーリーここに開幕する。
第一章は、1カ月以内に2人で1000体のモンスターを倒せば一気にEランクに昇格出来る冒険者学校の最終試験ダンジョンアタック研修から、クラン設立までのお話。
第二章は、設立したクラン アクア。その本部となる街アクアを中心としたお話。
第三章は、クラン アクアのオーナーアリアの婚約破棄から始まる、ドタバタなお話。
第四章は、帝都での混乱から派生した戦いのお話(ざまぁ要素を含む)。
1章20話(除く閑話)予定です。
-------------------------------------------------------------
書いて出し状態で、1話2,000字~3,000字程度予定ですが、大きくぶれがあります。
全部書きあがってから、情景描写、戦闘描写、心理描写等を増やしていく予定です。
下手な文章で申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる