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20話 ソロのボス戦は二度目です
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E級ダンジョンの最奥であろう扉。
まさか通ると自動的に閉まってしまうとは。
しかもその直後、この部屋の外壁に一定の距離で設置してある無数のランプが順に灯されていく。
その灯りはここの地形が大きな円状になっていることを俺に示す。
そしてそれは同時にボスの正体をも照らしていた。
「あ、あれは……!? 」
オーク L v 21 HP 1280/1280
MP 30/30
《スキル》
【 捕食 】 【 ダイレクトアタック 】
うん、レベルは大したことなさそうだけど……。
……3体て!!
もうリンチですよ!!
そしてデカいっ太いっ!
俺の身長の2倍くらいか?
いや、ここはあくまでE級なんだ。
この2週間、もっと厄介な敵もいた。
あれくらい1人で倒せなきゃ紗夜さんや久後さんに追いつくことなんてできない。
そして今の俺はあの3体を見ても怖気付いていないのだ。
つまり【 不屈の闘志 】は勝てる相手だと判断したってことになる。
このスキルは相手のステータスから総合的に導き出して勝てる見込みがある時じゃないと発動しないからだ。
「よし、来いよ! 」
すると目の前の3体は顔を見合わせた後、同時にこちらへ向かってきた。
3つの巨体が迫ってくる様は恐ろしい。
迫力のある図になっているが、ただそれだけだ。
なんの恐怖も感じない。
せっかくだし、試してみるか!
まだ使ったことのないスキルを!
俺はやつらに向かって手をかざし、
「貯蔵スキル発動! 【 咆哮 】」
そう唱えた途端、俺の手の平から魔法が発動した。
それはあのE級ダンジョンを初攻略した時のボス、コボルトロードが使用した魔法だ。
【 咆哮 】
これは声を斬撃として飛ばす魔法。
魔法というと少し疑問に思うかもしれないが、その力に魔力が乗っかっているため充分に魔法と言えよう。
実際【 魔力吸収 】することができたのだし。
そしてそれは前方広範囲へと放たれる。
普通に考えるとかざした手から聞こえるはずもない咆哮と斬撃が飛んでくるなんてありえない。
しかしその不可能を可能にしたのがこの【 貯蔵 】。
さらにはこのスキル、MPを消費しないのだ。
こちらへ向かってくる3体のオークはその斬撃により、切り刻まれながら後方へ吹っ飛ばされている。
「おっ! やっぱり威力はかなり強いなっ! 」
さすがダンジョンボスの魔法。
威力もその時のままだ。
そう、この【 貯蔵 】は何を隠そう【 魔力吸収 】した魔法スキルを保管し、いつでも使用できるというもの。
ただしひとつに限る。
そりゃ何個もできちゃったらそれはもうチートだ。
いやこの時点で充分チート能力だと内心思っているが、何せ他の冒険者のステータスやスキルを知らないからこれがどの程度希少で強いものなのか分からない。
かなりの距離飛ばされたオーク達は傷ついた身体を庇いながらゆっくりと立ち上がろうとしている。
オーク L v 21 HP 264/1280
MP 30/30
《スキル》
【 捕食 】 【 ダイレクトアタック 】
HPもかなり減ってる。
もうこりゃ勝ったも同然だ。
そう思った時、1番初めに立ち上がったオークが真横で立ち上がろうとしている仲間に近づき、噛み付いた。
「グア――――――ッ!!!! 」
思いもよらぬ同志の行動に驚きながらも噛み付かれた痛みでオークは叫び声をあげている。
「なんだ……? 仲間割れ? 」
そして噛み付いたそのオークの口は開くはずのない大きさまで広がり、仲間を一息に飲み込んだ。
「え……!? 」
そういえばスキル欄に【 捕食 】って記載があったけど
それのことか!?
気づけばそのオークは残り一体も捕食し終わっていた。
「な、なんじゃこりゃ……!? 」
すると【 鑑定眼 Lv 1 】で表示された名やステータスの数字が書き換えられていく。
オークキング L v 34 HP 2538/2538
MP 105/105
《スキル》
【 グランドスマッシュ 】 【 ダイレクトアタック 】
【 ハンマーブーメラン 】
「うげぇ……。めっちゃ強くなってる。 こりゃちょっと分が悪くなった気がするな 」
俺がそう思うのはオークの姿が何回りも大きくなり、巨大なハンマーを担いでいるからだけではない。
ヤツの覚えているスキルが物理スキルばかりだからだ。
以前コボルトロードと対峙した時のスキル名【 咆哮 】は赤色で記載してあった。
おそらくスキルの種類によって色分けがされているのだろう。
ちなみに物理技は黒に、コボルトがボスに使っていたヒールの文字は緑色だった気がする。
ヤツのステータスを見ていると、突然【 ハンマーブーメラン 】の欄が点滅し始めた。
あれ、今までそんなことあったっけ?
いやそもそも戦闘中にそこまで気にする余裕なかったかもしれない。
ブンッ――
激しい風きり音がしたと思った瞬間ヤツを見ると、持っているハンマーをぶん投げていた。
「うお――っ!! 」
間一髪、側方へダイブすることで回避できた。
危なっ!
あんなん直撃したらHP全損するって。
まぁ当たらなくてよかった。
ん? 待て、ハンマーブーメランってことは……。
「やっぱりっ! 」
想像通り空中で折り返し、再び迫ってくる。
次は問題なく避けることができた。
やっぱり来ると分かれば問題ないな。
そのハンマーが手に戻った途端、新たなスキルが点滅し始めた。
【 グランドスマッシュ 】
オークキングはハンマーを地に叩きつけることで大きな地響きと揺れを作り出した。
「うわっ! 次はなんだ!? 」
ハンマーで叩打した場所から刃のような岩が多数呼び起こされ続け、それは徐々に迫ってくる。
「くそ、揺れが強くてバランスがっ! 」
今俺は足で踏ん張ることで精一杯だ。
せめて遠距離攻撃でもあれば――っ!
……ってあるじゃん。
「【 咆哮 】」
手から放った魔法で向かってくる岩岩をぶち壊した。
なんとか対応はできている。
しかし厄介なことにヤツは遠距離攻撃ばかり。
しかもかなり強力だ。
あいつを倒すには何度も何度も近づいて殴り続けることが必要だが、そう何回もできることではない。
本当なら前の攻略のように【 魔力吸収 】した後で【 アークスマッシュ 】をぶち込むのが1番強いだろうが、残念ながら相手は魔法を使わないようだし。
今ここに魔法を使うやつがいたらな。
「あ、いいこと思いついたっ! 」
これが上手く行けばオークキングを倒せる!
まさか通ると自動的に閉まってしまうとは。
しかもその直後、この部屋の外壁に一定の距離で設置してある無数のランプが順に灯されていく。
その灯りはここの地形が大きな円状になっていることを俺に示す。
そしてそれは同時にボスの正体をも照らしていた。
「あ、あれは……!? 」
オーク L v 21 HP 1280/1280
MP 30/30
《スキル》
【 捕食 】 【 ダイレクトアタック 】
うん、レベルは大したことなさそうだけど……。
……3体て!!
もうリンチですよ!!
そしてデカいっ太いっ!
俺の身長の2倍くらいか?
いや、ここはあくまでE級なんだ。
この2週間、もっと厄介な敵もいた。
あれくらい1人で倒せなきゃ紗夜さんや久後さんに追いつくことなんてできない。
そして今の俺はあの3体を見ても怖気付いていないのだ。
つまり【 不屈の闘志 】は勝てる相手だと判断したってことになる。
このスキルは相手のステータスから総合的に導き出して勝てる見込みがある時じゃないと発動しないからだ。
「よし、来いよ! 」
すると目の前の3体は顔を見合わせた後、同時にこちらへ向かってきた。
3つの巨体が迫ってくる様は恐ろしい。
迫力のある図になっているが、ただそれだけだ。
なんの恐怖も感じない。
せっかくだし、試してみるか!
まだ使ったことのないスキルを!
俺はやつらに向かって手をかざし、
「貯蔵スキル発動! 【 咆哮 】」
そう唱えた途端、俺の手の平から魔法が発動した。
それはあのE級ダンジョンを初攻略した時のボス、コボルトロードが使用した魔法だ。
【 咆哮 】
これは声を斬撃として飛ばす魔法。
魔法というと少し疑問に思うかもしれないが、その力に魔力が乗っかっているため充分に魔法と言えよう。
実際【 魔力吸収 】することができたのだし。
そしてそれは前方広範囲へと放たれる。
普通に考えるとかざした手から聞こえるはずもない咆哮と斬撃が飛んでくるなんてありえない。
しかしその不可能を可能にしたのがこの【 貯蔵 】。
さらにはこのスキル、MPを消費しないのだ。
こちらへ向かってくる3体のオークはその斬撃により、切り刻まれながら後方へ吹っ飛ばされている。
「おっ! やっぱり威力はかなり強いなっ! 」
さすがダンジョンボスの魔法。
威力もその時のままだ。
そう、この【 貯蔵 】は何を隠そう【 魔力吸収 】した魔法スキルを保管し、いつでも使用できるというもの。
ただしひとつに限る。
そりゃ何個もできちゃったらそれはもうチートだ。
いやこの時点で充分チート能力だと内心思っているが、何せ他の冒険者のステータスやスキルを知らないからこれがどの程度希少で強いものなのか分からない。
かなりの距離飛ばされたオーク達は傷ついた身体を庇いながらゆっくりと立ち上がろうとしている。
オーク L v 21 HP 264/1280
MP 30/30
《スキル》
【 捕食 】 【 ダイレクトアタック 】
HPもかなり減ってる。
もうこりゃ勝ったも同然だ。
そう思った時、1番初めに立ち上がったオークが真横で立ち上がろうとしている仲間に近づき、噛み付いた。
「グア――――――ッ!!!! 」
思いもよらぬ同志の行動に驚きながらも噛み付かれた痛みでオークは叫び声をあげている。
「なんだ……? 仲間割れ? 」
そして噛み付いたそのオークの口は開くはずのない大きさまで広がり、仲間を一息に飲み込んだ。
「え……!? 」
そういえばスキル欄に【 捕食 】って記載があったけど
それのことか!?
気づけばそのオークは残り一体も捕食し終わっていた。
「な、なんじゃこりゃ……!? 」
すると【 鑑定眼 Lv 1 】で表示された名やステータスの数字が書き換えられていく。
オークキング L v 34 HP 2538/2538
MP 105/105
《スキル》
【 グランドスマッシュ 】 【 ダイレクトアタック 】
【 ハンマーブーメラン 】
「うげぇ……。めっちゃ強くなってる。 こりゃちょっと分が悪くなった気がするな 」
俺がそう思うのはオークの姿が何回りも大きくなり、巨大なハンマーを担いでいるからだけではない。
ヤツの覚えているスキルが物理スキルばかりだからだ。
以前コボルトロードと対峙した時のスキル名【 咆哮 】は赤色で記載してあった。
おそらくスキルの種類によって色分けがされているのだろう。
ちなみに物理技は黒に、コボルトがボスに使っていたヒールの文字は緑色だった気がする。
ヤツのステータスを見ていると、突然【 ハンマーブーメラン 】の欄が点滅し始めた。
あれ、今までそんなことあったっけ?
いやそもそも戦闘中にそこまで気にする余裕なかったかもしれない。
ブンッ――
激しい風きり音がしたと思った瞬間ヤツを見ると、持っているハンマーをぶん投げていた。
「うお――っ!! 」
間一髪、側方へダイブすることで回避できた。
危なっ!
あんなん直撃したらHP全損するって。
まぁ当たらなくてよかった。
ん? 待て、ハンマーブーメランってことは……。
「やっぱりっ! 」
想像通り空中で折り返し、再び迫ってくる。
次は問題なく避けることができた。
やっぱり来ると分かれば問題ないな。
そのハンマーが手に戻った途端、新たなスキルが点滅し始めた。
【 グランドスマッシュ 】
オークキングはハンマーを地に叩きつけることで大きな地響きと揺れを作り出した。
「うわっ! 次はなんだ!? 」
ハンマーで叩打した場所から刃のような岩が多数呼び起こされ続け、それは徐々に迫ってくる。
「くそ、揺れが強くてバランスがっ! 」
今俺は足で踏ん張ることで精一杯だ。
せめて遠距離攻撃でもあれば――っ!
……ってあるじゃん。
「【 咆哮 】」
手から放った魔法で向かってくる岩岩をぶち壊した。
なんとか対応はできている。
しかし厄介なことにヤツは遠距離攻撃ばかり。
しかもかなり強力だ。
あいつを倒すには何度も何度も近づいて殴り続けることが必要だが、そう何回もできることではない。
本当なら前の攻略のように【 魔力吸収 】した後で【 アークスマッシュ 】をぶち込むのが1番強いだろうが、残念ながら相手は魔法を使わないようだし。
今ここに魔法を使うやつがいたらな。
「あ、いいこと思いついたっ! 」
これが上手く行けばオークキングを倒せる!
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