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後日譚
第43話 アルワーン王国にて
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オークランドで、国王ドレイクと精霊王女フィオナの結婚式が華々しく行われていた頃。
隣国アルワーンでは、国王アルファイドが、寵姫ザハラと午後のティータイムを過ごしていた。
外は暑く、太陽の強い日差しに熱された大地からは陽炎が立っている。
しかし、黄金宮殿の一角にある後宮には、静かな時間が流れていた。
「王女との婚約話は流れたぞ」
「さようでございましたか」
高い天井。
ひんやりとしたタイル張りの床。
中庭に開いている大きな窓には、サンシェイドの薄い幕が風に揺れている。
ザハラの手元には、甘く入れた熱い紅茶が、透明なガラスのカップに入れられている。
飾りに載せられた、ミントの緑の葉が鮮やかだ。
アルファイドの手元には、甘く黒いコーヒーが、小ぶりのガラスのカップに入れられていた。
「お前は、あのまま、アルナブを逃がすことも、できただろう」
アルファイドがコーヒーの湯気越しにつぶやいた。
「わたくし、オークランド国王陛下には、何の義理もございませんもの」
艶やかに笑うザハラの頬に、アルファイドはそっと手をやった。
「……ユリウスには、どうだ?」
そう言われて、ザハラは押し黙った。
「あの男はお前と瓜二つの顔をしている。同じ瞳、同じ髪色。私は子供の頃、オークランドに留学した時に、すぐ気づいた。お前とそっくりだと。なのに……お前に何も言わなかったのだ。18年間も」
「アルファイド様」
「ユリウスはオースティン侯爵家の嫡男だ。しかし、地方で療養している、病弱な双子の妹がいると聞いた。1度も公に姿を見せないので、その姿は誰も知らないと言うが。ザハラ、お前は、その……」
ザハラが、持っていた扇を閉じて、アルファイドの口を押さえた。
「アルファイド様」
ザハラがアルファイドをまっすぐに見る。
「もしその、オースティン侯爵家令嬢であったら、その娘は、アルファイド様のおそばにいられるのですか?」
ザハラの言葉に、アルファイドは瞠目する。
オースティン侯爵はオークランドの現宰相である。
侯爵家令嬢で、宰相の娘であれば、和平も結んでいない、因縁のあるアルワーン王国の、しかも後宮になど入れておけるはずがない。
アルファイドはそっとため息をついた。
ザハラは、すっと扇を外す。
「お前に、ユリウスのことを告げなかったのは、私のわがままなのだ。言ってしまえば、お前を失うのではないかと」
ザハラは微笑んだ。
「それだけで十分でございます」
「ザハラ」
ザハラは目を細めて、自分から、アルファイドの体にもたれかかった。
「全ては、アルファイド様のお心のままに。寵姫であるわたくしはその決定に従いましょう。但し」
ザハラが紫色の瞳をまっすぐにアルファイドに向ける。
「わたくしがあなたのおそばにいられることが、前提です。そうであるなら、あなたがオースティン侯爵家の名前を利用するのも構いません。どうぞ、ユリウス様に連絡を取ってください」
アルファイドは淡く微笑んだ。
「よく考えることにしよう。お前と一緒に、な」
アルファイドはザハラの顔を引き寄せ、深い口づけを与える。
「もうひとつ、お前に協力を頼みたいことがある」
「何でもおっしゃってください」
「……母を、探そうと思う」
アルファイドの言葉に、ザハラは紫色の目を見開いた。
「他の者には話せない。しかし、決めたのだ。母は、恐らく、今までそう考えていた通り、すでに死亡しているだろう。しかし、もしかしたら生き延びていてくれたかもしれない。彼女の足取りを知りたいのだ。最後まで。生きていていも、死んでいても、事実を知りたいのだ。その時、私は母を取り戻せる。そして、先に進める、そんな気がしている」
アルファイドは今まで、1度も探そうとしなかった。
それほどに傷ついて、それほどにはっきりしたことを知るのを怖れて。
そして彼女のことを忘れる日は1日たりとないのだ。
アルファイドは、繊細な男だった。
そして、その繊細な容貌の通り、優しい心を持った男なのだ。
投げやりな仕草の裏には、生真面目な心が隠れている。
ザハラはそのことを知っている。
ザハラはアルファイドの手を取って、口づけを落とした。
だから、そんなアルファイドであるからこそ、信じられる。
「アルファイド国王陛下。もちろん、わたくしもお手伝いいたします。どこへなりともお供させてくださいませ」
(この人は、わたくしの唯一)
(わたくしが心から、そばにいたいと願った人)
ザハラは、アルファイドの旅に、ずっと寄り添うことを心に決めていた。
そう、もう何年も何年も前から。
ザハラは、子供の頃の記憶の蓋を開ける。
いつもは、しっかりと閉じている、あの時の記憶を。
* * *
幼かったあの時。
森の中で迷子になった。
突然何者かに拐われ、自分の命も、女としての誇りも、何もかもが奪われようとしていたのを、たとえまだ子供であっても、自分は知っていた。
自分にできることは、いつも身に付けている短剣で、自分の命に終止符を打つことだけ。
誰も自分を助けてくれる者はいない。
もし、誰かが助けてくれて、無事に帰ることができたとしても、もう2度と、侯爵令嬢には戻れないだろう。
しかし、アルファイドが救ってくれた。
おかしな話だ。
アルファイド自身、まだ子供だったのだから。
偉そうにしていたけれど、自分と何歳も違わないことはすぐわかった。
「お前の名は……?」
「……………………」
本名を言えるわけがない。
娘が奴隷として売られただなんて。
自分のせいで、侯爵家に迷惑をかけるわけにはいかない。
繰り返し、毎日、毎日、問い続けたアルファイド。
最後に根負けしたアルファイドは言った。
「名前がないなら、ザハラと名乗ればよい」
そうして、銀色の髪に紫色の瞳の少女は『ザハラ』になった。
それからしばらく経って。
10歳になったアルファイドは突然、オークランドに留学することになった。
「心配するな。私は必ず、帰ってくる。それまでお前のことは、信頼のできる家に預ける。いいか、どこにも行くな」
言われた通り、ザハラは待った。
アルファイドがオークランドから戻ってくるのを。
アルファイドが幽閉されていた塔から戻ってくるのを。
アルファイドが黄金宮殿の部屋から後宮へやって来るのを。
いつもいつも、信じて、待ち続けたのだ。
「わたくしをいつもそばに置いてくださいませ」
ザハラはそう言って、再びアルファイドにそっと寄り添うのだった。
それだけが、ザハラが望むものだから。
隣国アルワーンでは、国王アルファイドが、寵姫ザハラと午後のティータイムを過ごしていた。
外は暑く、太陽の強い日差しに熱された大地からは陽炎が立っている。
しかし、黄金宮殿の一角にある後宮には、静かな時間が流れていた。
「王女との婚約話は流れたぞ」
「さようでございましたか」
高い天井。
ひんやりとしたタイル張りの床。
中庭に開いている大きな窓には、サンシェイドの薄い幕が風に揺れている。
ザハラの手元には、甘く入れた熱い紅茶が、透明なガラスのカップに入れられている。
飾りに載せられた、ミントの緑の葉が鮮やかだ。
アルファイドの手元には、甘く黒いコーヒーが、小ぶりのガラスのカップに入れられていた。
「お前は、あのまま、アルナブを逃がすことも、できただろう」
アルファイドがコーヒーの湯気越しにつぶやいた。
「わたくし、オークランド国王陛下には、何の義理もございませんもの」
艶やかに笑うザハラの頬に、アルファイドはそっと手をやった。
「……ユリウスには、どうだ?」
そう言われて、ザハラは押し黙った。
「あの男はお前と瓜二つの顔をしている。同じ瞳、同じ髪色。私は子供の頃、オークランドに留学した時に、すぐ気づいた。お前とそっくりだと。なのに……お前に何も言わなかったのだ。18年間も」
「アルファイド様」
「ユリウスはオースティン侯爵家の嫡男だ。しかし、地方で療養している、病弱な双子の妹がいると聞いた。1度も公に姿を見せないので、その姿は誰も知らないと言うが。ザハラ、お前は、その……」
ザハラが、持っていた扇を閉じて、アルファイドの口を押さえた。
「アルファイド様」
ザハラがアルファイドをまっすぐに見る。
「もしその、オースティン侯爵家令嬢であったら、その娘は、アルファイド様のおそばにいられるのですか?」
ザハラの言葉に、アルファイドは瞠目する。
オースティン侯爵はオークランドの現宰相である。
侯爵家令嬢で、宰相の娘であれば、和平も結んでいない、因縁のあるアルワーン王国の、しかも後宮になど入れておけるはずがない。
アルファイドはそっとため息をついた。
ザハラは、すっと扇を外す。
「お前に、ユリウスのことを告げなかったのは、私のわがままなのだ。言ってしまえば、お前を失うのではないかと」
ザハラは微笑んだ。
「それだけで十分でございます」
「ザハラ」
ザハラは目を細めて、自分から、アルファイドの体にもたれかかった。
「全ては、アルファイド様のお心のままに。寵姫であるわたくしはその決定に従いましょう。但し」
ザハラが紫色の瞳をまっすぐにアルファイドに向ける。
「わたくしがあなたのおそばにいられることが、前提です。そうであるなら、あなたがオースティン侯爵家の名前を利用するのも構いません。どうぞ、ユリウス様に連絡を取ってください」
アルファイドは淡く微笑んだ。
「よく考えることにしよう。お前と一緒に、な」
アルファイドはザハラの顔を引き寄せ、深い口づけを与える。
「もうひとつ、お前に協力を頼みたいことがある」
「何でもおっしゃってください」
「……母を、探そうと思う」
アルファイドの言葉に、ザハラは紫色の目を見開いた。
「他の者には話せない。しかし、決めたのだ。母は、恐らく、今までそう考えていた通り、すでに死亡しているだろう。しかし、もしかしたら生き延びていてくれたかもしれない。彼女の足取りを知りたいのだ。最後まで。生きていていも、死んでいても、事実を知りたいのだ。その時、私は母を取り戻せる。そして、先に進める、そんな気がしている」
アルファイドは今まで、1度も探そうとしなかった。
それほどに傷ついて、それほどにはっきりしたことを知るのを怖れて。
そして彼女のことを忘れる日は1日たりとないのだ。
アルファイドは、繊細な男だった。
そして、その繊細な容貌の通り、優しい心を持った男なのだ。
投げやりな仕草の裏には、生真面目な心が隠れている。
ザハラはそのことを知っている。
ザハラはアルファイドの手を取って、口づけを落とした。
だから、そんなアルファイドであるからこそ、信じられる。
「アルファイド国王陛下。もちろん、わたくしもお手伝いいたします。どこへなりともお供させてくださいませ」
(この人は、わたくしの唯一)
(わたくしが心から、そばにいたいと願った人)
ザハラは、アルファイドの旅に、ずっと寄り添うことを心に決めていた。
そう、もう何年も何年も前から。
ザハラは、子供の頃の記憶の蓋を開ける。
いつもは、しっかりと閉じている、あの時の記憶を。
* * *
幼かったあの時。
森の中で迷子になった。
突然何者かに拐われ、自分の命も、女としての誇りも、何もかもが奪われようとしていたのを、たとえまだ子供であっても、自分は知っていた。
自分にできることは、いつも身に付けている短剣で、自分の命に終止符を打つことだけ。
誰も自分を助けてくれる者はいない。
もし、誰かが助けてくれて、無事に帰ることができたとしても、もう2度と、侯爵令嬢には戻れないだろう。
しかし、アルファイドが救ってくれた。
おかしな話だ。
アルファイド自身、まだ子供だったのだから。
偉そうにしていたけれど、自分と何歳も違わないことはすぐわかった。
「お前の名は……?」
「……………………」
本名を言えるわけがない。
娘が奴隷として売られただなんて。
自分のせいで、侯爵家に迷惑をかけるわけにはいかない。
繰り返し、毎日、毎日、問い続けたアルファイド。
最後に根負けしたアルファイドは言った。
「名前がないなら、ザハラと名乗ればよい」
そうして、銀色の髪に紫色の瞳の少女は『ザハラ』になった。
それからしばらく経って。
10歳になったアルファイドは突然、オークランドに留学することになった。
「心配するな。私は必ず、帰ってくる。それまでお前のことは、信頼のできる家に預ける。いいか、どこにも行くな」
言われた通り、ザハラは待った。
アルファイドがオークランドから戻ってくるのを。
アルファイドが幽閉されていた塔から戻ってくるのを。
アルファイドが黄金宮殿の部屋から後宮へやって来るのを。
いつもいつも、信じて、待ち続けたのだ。
「わたくしをいつもそばに置いてくださいませ」
ザハラはそう言って、再びアルファイドにそっと寄り添うのだった。
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