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第六章 修行の時なう

151話 銃と剣

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「さて、貴女ですのね! 初めましてですの!」

 ハイテンションで話しかけるマール。しかし亜人族の少女からの返事は無く、そっぽを向かれてしまった。
 あまりにマールがいつも通り過ぎて志村は頭を抑えたい気持ちになりながらも――彼女らしいと苦笑いする。

(マールの性格からして、ここで遠慮するということは無いで御座るからね)

 亜人族の少女は牢屋の中で蹲っていた。年齢はマールと同い年くらいだろうか。首元を除いて傷跡は綺麗に消えているが、虐待を受けていただろうことが分かるほど表情が暗い。とはいえ、流石に毎日飯を食べているからか、肌の張りや血色はいい。
 粗末な衣服はボロボロにやぶれ、大事な部分をかろうじて隠しているだけになっている。さらに首輪と鎖。安物のAVでももう少しマシな格好をさせてもらえるんじゃないだろうか。

「……いい趣味してるじゃないか、天川」

 後ろにいる天川にニヒルに微笑みかけると、彼は苦虫をかみつぶしたような顔になる。

「俺の趣味じゃない。そういう約束なんだ。服もあの服じゃないと着てくれない」

「――そうか。まあそういうことにしておいてやろう」

 腕を組んで片頬を上げて笑うと、空美がやや頬を赤らめて天川の腕を指でつまんだ。同時にマールも志村に振り向き、ぴょんと胸元に抱き着いてくる。

「明綺羅君……その、うん、わ、私頑張るから……!」

「ミリオミリオミリオ! 男の人は皆こういうシチュエーションが好きって本に書いてありましたけどミリオもそうですの!?」

「「え」」

 まさかの展開に天川は目を白黒させ、志村は苦笑いを浮かべる。

「あー……い、いいや、その……! し、志村! 何を言ってるんだお前は!」

 天川がとんでもない顔で睨んでくる。顔を真っ赤にしてどうしたらいいかわからないと言った表情だ。相変わらずアドリブに弱い。
 志村はそれを無視して、胸に飛びついてきたマールの頭を撫でる。

「マール、レディっていうのはそういうことを口にしないもんだぜ? お淑やかさと、隠しきれない色気で男を惑わすんだ。オレが闇夜でのみ本領を発揮するようにな……」

 少し遠い眼をしながら語り掛けると、キラキラとした瞳でマールは頷く。

「そうなんですのね! ……やっぱりレディは難しいですの!」

「マールならいずれ至れるさ」

「はいですの! ……って、あ」

 そしてハッと何かに気づいたような顔になり、空美を指さした。

「ということは、あの人はレディじゃないんですのね! お淑やかじゃないですの!」

 どや顔のマール、冷や汗をかく天川、やっちまった志村、そして般若の面になる空美。四者四様の表情になるが、すぐさま空美が表情を元に戻す。

「もー、何を言ってるんですかマール姫。……女は男を落とすためになりふり構ってられない時もあるんですよ?」

 前言撤回。途中から目が笑っていない。
 マールも「やっべ」となったのか、笑顔のまま冷や汗を流して頷いている。
 志村はコホンと一つ咳払いし、マールの背を押した。

「さ、マール。お前の出番だ」

「そうですのね。……こんにちは、シャンさん」

 マールが牢屋に近づいて声をかけると、ビクっと亜人族の少女は顔を驚愕の色に染めた。
 もう心を読んでいたのか? と思ったが、マールはそんな志村に首を振り自分の首元をトントンと二回叩いた。

「ここに彼女らの言葉で名前が書いてあるんですの。……タトゥーですから、どこかのタイミングで彫られた……んでしょうですの」

 言われてジッと見てみるが、傷にしか見えない。やはり亜人族が使う文字は人族が使うそれとは違うのか。
 亜人族の少女――シャンは、ギッと強い瞳になりマールを睨みつける。

「その名で呼ばないでください……! 人族に呼ばれたくはありません!」

「では、なんと呼んだらいいんですの?」

 マールが問うと、怒りの表情のままフンとそっぽを向いた。やはりコミュニケーションを取る気はないらしい。
 マールは少し困った表情をして志村の方を見たので、一つ頭を撫でる。そして一歩踏み出し、話しかけた。

「シャン、と呼ばれるのが嫌ならこちらから呼び名を決めさせてもらうしかないが」

「あり得ません」

 さらに殺意の籠った瞳で睨まれる。どうも名前に関しては地雷らしい。

「……ミリオ、今のはダメですの」

「なんでだ?」

「獣人族の方は名前に誇りを持つそうですの。そして……愛称を付けていいのは、その人の配偶者や恋人、もしくはその人が認めた主人だけですの。ですから無理矢理愛称を決めようとしたりするのは」

「ああ、失礼に当たるわけか。それは悪かったな」

 文化の違いというやつだろう。軽く頭を下げ、出来るだけ怖がらせないように優しい笑みを作る。
 そんな志村たちのやり取りに、シャンが目を丸くして驚愕の表情を浮かべた。そしてマールに向かって恐る恐るという風に尋ねてくる。

「今……獣人族、と?」

「ええ。それが何かおかしいことでもありまして?」

「いえ……。その、人族がそう呼ぶのを初めて聞きましたから」

「いっぱいお勉強したんですの!」

 えっへん、と胸を張るマール。

「何故?」

 端的に問われ、マールもまた端的に返す。

「失礼のないように、ですの」

 その答えに満足したのか……シャンは少しだけ瞳の殺気を消した。

「貴女の名前を聞かせていただけますか?」

「わたくしはマール・アトモスフィアですの!」

「……私はシャンニーリア。シャンと、お呼びください」

 流石に笑顔とまではいかないが、だいぶ殺気を消して穏やかな表情で話しているシャン。マールは相変わらずニコニコとしているが、少しホッとした様子だ。

「分かったですの! ではシャンさん、お好きな食べ物はなんですの?」

「……そうですね、アマイチゴのパイは好きです」

「わたくしも好きですの! 甘くて美味しいですの!」

 だいぶ話が弾んでいるようなので外に出て二人きりにしてあげたいところではあるが、流石に護衛として離れるわけにはいかない。
 だから壁際に行ってなるべく気配を消しながら二人を見ていると、天川が遠慮がちに話しかけてきた。

「……その、心を読む必要無かったみたいだな」

「そうだな。お前らの努力不足……勉強不足だ。オレも人のことは言えんが」

 天川の方を見ずにそう言うと、空美が少し不満げな声を出す。

「今のは失礼じゃない? 志村君」

「そうか? マールは敬意を持って相手を尊重しながら話しかけただけだぞ。相手の文化を理解した上でな。オレとしてはその程度のこともしてなかったのかと言いたいところだ」

 無論、相手の文化を理解しておらず失礼なことを言ったのは自分も同じなので強く言えるわけではないが。
 天川はウッと黙り、空美はもはや苛立ちを隠さず睨みつけている。
 志村はチラッとマールたちの方を向き、彼女らが熱心に話しているのを確認してから『志村ミリオ』の口調に戻す。

「……まあ、アレはマール姫のコミュニケーション方法がたまたま成功しただけで御座る。拙者も、其方らもそこまで落ち込む必要は無いで御座ろう? ちょっと言い過ぎたことは謝るで御座る」

「すぐ謝るなら言う必要無かったと思うんだけど」

「もっともで御座るが、拙者はマールの前ではずっと『カッコいい魔弾の射手ナイトメアバレット』でいなくちゃいけないんで御座るよ。魔弾の射手ナイトメアバレットは退かぬ、媚びぬで御座るからな」

「そ、そうか」

 若干引いたような表情になっている天川。やっちまったと思わんでもないが、もうナイトメアバレットであることは受け入れているので特に気にしない。

「とはいえ、今彼女が情報を引き出しているうちに何か準備した方がいいで御座ろうな。彼女をここに置いたままにするにしても、もう少し状況を改善させないといけないで御座る。流石にあの格好のままでは好感を持つもへったくれも無いで御座るからな」

「それはそうなんだが……衣服も『食事以外の施しは受けません』とかで、どうにもすることが出来ず……」

 困り顔の天川。対処がまるでわかっていないようだ。彼も今までここまで敵意を向けられてきたことがあるわけではないだろうから、さもありなんというところか。

「俺達は……何も、知らないんだな」

 ぽつり、と天川が少し後悔を滲ませた声音で呟く。

「人族のことも、魔族のことも……亜人族、ああいや、獣人族のことも」

 志村が知っているのも獣人族の戦い方、魔族の戦い方くらいのものだ。相手の文化なんて知ろうとすら思ったことは無かった。
 それが悪いとは思っていない。何せ、自分のやるべきことはマールの護衛だ。そのことに必要であれば学ぶし、そうでないならいらない。
 そうでもしないと――非才の自分ではいざという時守れるか分からないから。
 多少自虐的なことを考えたが、それを微塵も顔に出さず天川の言葉に耳を傾ける。

「俺がやっていることは……何なんだろうか。最近、自分が宙ぶらりんでしょうがない」

 自嘲気味に笑う天川、いや嗤うと言った方がいいか。どうも自信を失っているらしい。

「もっと分かりやすい話だったらよかったのに。もっと楽な戦いだったらいいのに……」

 溜息とともに呟かれた言葉。弱音なのかもしれない、思わず漏れたのだろう。
 それが志村としては聞き捨てならなかった。いや、聞き捨てならないというのは少し違うか。意外だったのだ。勇者としての能力を持つ彼が、その立場にいる彼が、その考えに至るというのが。
 つまりそれは……志村の想像しているもっと前の部分で悩んでいるということであり、彼がどこに向かうべきか決めかねているとも言うべきだからだ。

「本気で言ってるのか?」

 確認のつもりで訊いてみると、天川は少し口ごもった。

「え? ああ、いや……」

 その反応を見て確信する。

(……ああ、これはマズいな)

 志村としては、天川が『こっち側』に来てもイイと思う。それは彼の自由だからだ。しかし彼の目指している『勇者』というのは本当にそうなのだろうか。

「――それでいいと思うのか?」

 空美と天川の目が疑問の色に染まるので、そのまま一つため息をついて話し始める。

「楽な戦いっていうのは、確固たる信念に基づく戦いだ。しかしそれは、思考を放棄した戦いと等しくなる恐れがある。……狂信者たちは迷わず、躊躇わず、神に仇なすものを殺すぞ。楽な戦いというのはそういうことだ。そういう奴らは命すら使い潰す。厄介でしかない」

 楽な戦い、というのは危険な戦いだ。何も苦悩せず、何も考えず、ただ力を振るう。一見、それは心が強いように見えるかもしれない。何も悩まないのだから。
 だが、何も悩まない人間なんているはずがない。何も感じず人を傷つけることが出来る人間……それは壊れているか、狂っているか、もしくは自分から蓋をしているか。
 そうなっていいのは、『ただ一人決めた誰かのため』だけに戦うことを決めた人だけだ。それが悪いとは言わない。しかし、天川が『勇者』でいたいのなら、そうはなってはいけないだろう。
 天川の目が驚きに見開かれる。空美も少しだけ驚いた顔だ。

「……もしかして、志村」

「なんだ?」

「お前は……人を、殺したことがあるのか? も、もしあるなら、どんな状態で、どんな時に殺したのか……教えて、くれないか?」

 天川は、恐る恐るといった雰囲気で尋ねてきた。冷や汗が額に浮かび、声も少し上ずっている。腰が若干引けているが、何故か空美の前に出ようとしている。
 そんな天川を見て、志村は懐に手を入れ片頬で笑った。

「なんでそんなことを訊く?」

 少し俯いて前髪をたらし、目が影に隠れるようにする。そしてスタンスを肩幅に開き、さらに頬を吊り上げる。
 夜空に三日月が浮かぶように、薄く口を開けた。

「いや、その……後学のためにというか……」

「ほう?」

「マール姫を……守るため、だったのか? どんな心境、だったんだ……? その、サバゲーとかをやっていたと聞いてるから、それの感覚と似てるのか?」

「ジョークなら、笑えないな」

 薄く殺気を放った瞬間、腰に手を当てる天川。しかしそこに剣は無い。さっき仕舞うように志村が言ったからだ。
 ハッと焦りの表情を浮かべるがもう遅い。懐にしまっていた手を出し――バッ!! と一輪の花を突き出した。

「……はっ?」

 目の前に花を突き出され、唖然とする天川。たまらず、志村は笑いだしてしまう。

「くっ、はははは! ジョークだ」

「おま……っ!」

 顔を真っ赤にして食って掛かろうとする天川。
 しかしそれを手のひらで押しとどめ、やれやれと肩をすくめる。

「――オレは魔弾の射手ナイトメアバレット。狙った獲物は確実にハチの巣さ。オレを詮索するやつと、マールに手を出そうとする奴も、な」

 そこまで言った後に、笑みを消してから真剣な表情に戻す。

「いいか? ……オレはマールのために引き金を引く。それが銃を手にする理由だ。そのために蓋をした。天川、お前が『誰かだけのために』戦いたいのなら、蓋の仕方を教えてやれないこともない。だが、違うだろう?」

 指を銃の形にして、天川の心臓に突き立てる。

「お前は『勇者』という『職』を持つだけなのか? それとも『勇者になりたい』のか? 思考を止めて蓋をするのは、その後でいいだろ」

 そう、志村のように『誰かだけのために戦う』のなら、蓋のやり方を教えないことも無い。決して彼が想像するような楽な道ではないが。
 しかし天川が『勇者になりたい』のなら――こっち側に来てはダメだ。

「悩みを打ち切るのは速いで御座るよ。……拙者は、天川ならきっと『皆にとっての正解』を導ける、そんな『勇者』になれると思うで御座るよ」

「皆にとっての……正解? それって、何なんだ?」

「無責任なことを言うようで御座るが……」

 そこまで言い、もう一度『|魔弾の射手(ナイトメアバレット)』の仮面をかぶる。

「オレは既に『マールのための正解』を求める『|魔弾の射手(ナイトメアバレット)』だ。あやふやかもしれないが、結局のところそれを考えるのは自分だ。逆に言うなら……自分じゃなきゃ、その正解は分からない。ただ一つだけ言っておくぞ」

 天川の胸に突き立てている指を『Bang!』と言いながら外した。

「いざという時、剣が振れないような『ヌルい』覚悟を決めるなよ」

「……あ、ああ」

「大事なモノを失くすのは辛いで御座るよ」

 にへーっといつもの表情になって笑って見せるが、天川の顔は強張ったままだ。どうしたもんかと思っていると……

「ミリオミリオミリオー!」

 ……と、かなりのテンションでマールが志村の腰付近に突撃してきた。

「げふっ……ま、マール。どうした?」

「シャンをわたくしの侍女にすることで話がまとまりましたの!」

 いつも通りの無邪気な笑顔で、爆弾発言を投下するマール。

「……らしいぞ?」

 思わず天川を見ながらアホなことを言ってしまう。

「いや、らしいぞじゃなくて……い、いいんだろうか」

「えっと……まあ、少なくとも私たちが連れているよりはいいんじゃないかな」

 困惑する高校生三人と、無邪気な幼女という絵面はなかなかシュールだ。
 しかし空美はすぐにピンときた表情になり、天川に微笑みかけた。

「明綺羅君、ここはマール姫に任せよう。確かに私たちが失礼なことを言っちゃったのは確かなんだし」

「し、しかし……俺達が責任をもって預かるべきじゃ……」

「でも結局、今のところマール姫にしか心を開いていないなら仕方が無いじゃない」

「それはそうなんだが……」

 丸め込みに行く空美。まあ、勇者が獣人奴隷を使っていると思われるよりはいいと判断したのかもしれない。
 それに志村としてもいい提案ではある。今までマールに侍女はついていたが、少し遠巻きな感じというか……。
 心を読める少女の周囲を固めるのは、何もバックが無い――言うなれば「はぐれもの」がちょうどいいかもしれない。

「ミリオも、いいんですの?」

「オレは構わん。だが、奴隷契約だけはしっかりしておけ」

 とはいえ、彼女が信頼できるかは別問題。その辺はきっちりとすべきだ。
 天川の方は空美から説得されて折れたらしく「俺もそれでいい」と言っていた。

「では決まりですの! シャンさん、いえ――侍女になるのですから、シャンと呼ばせていただきますの!」

 てててーっと牢屋に近づき、そう宣言するマール。
 志村も一緒にその横へ行き、彼女に改めて挨拶した。

「オレはマールの護衛、ミリオ・シムラだ。気軽にミリオと呼んでくれ。|魔弾の射手(ナイトメアバレット)でもいい」

 フッと片頬を上げて笑うと、シャンはコクリと頷いて一つお辞儀をした。

「よろしくお願いします、ナイトメアバレットさん。長いのでナイトさんと呼んでも良いですか?」

「あ、ああ」

 まさかの呼ばれ方に少し面喰ったが、呼ばれ方はどれでもいいのですぐに笑みを返す。

「これでわたくしの仲間も二人に増えましたですの!」

「良かったな、マール」

 嬉しそうに言うマールの頭を撫でてあげると、満面の笑みで彼女は振り返った。

「はいですの!」

 ――ああ。

(オレは……この笑顔を守るために戦うんだ)

 それは敵が誰であろうと。
 新たに決意を固めて、志村はもう一度マールの頭を撫でた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「取りあえず問題が一つ片付いたな」

「そうだね」

 肩の荷が下りた天川は、緩く微笑んでいた。楽しそうなマール姫と、シャン、それを見守る志村というのは仲の良い兄妹のようだ。

「ねぇ、明綺羅君」

「なんだ?」

「……頑張ろう。私は、明綺羅君のことを信じてるから」

 決意に満ちた瞳。
 呼心に言われなくても、分かっていた。
 先ほどの志村から、少しラノールさんのような雰囲気を感じた。だから彼も人を殺したことがあるのかと思ったのだ。
 きっと、今の自分は志村よりも後ろの方にいる。覚悟や、戦う気持ちという意味で。清田なんて、もっともっと遠くにいるのだろう。
 それを埋めねば話にならない。

「もう少しで……何かが、分かる気がするんだ」

「そうなの?」

「ああ」

 そしてそれが分かった時が。
 天川が本当の勇者になれる。そう、信じている。

「頑張ろう」

 決意を胸に、そう呟いた。
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