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第五章 ターニングポイントなう

121話 ゲスの極みなう

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 ソーン・スカム。本名、ソーン・ダルトリーは昔AGをしていた。と言っても大した腕前ではない、Dランクから上がれず焦っていたころ、強敵とぶち当たり大怪我をして――そのまま引退した、ケチな男だ。
 引退した後、学も無かった彼が堕ちるところまで堕ちるのにそう時間はかからなかった。
 しかし盗みを働いたり殺しをしたわけじゃない(度胸が無くてできなかっただけだが)。単純に女の家に転がり込んだだけだ。最初は、幼い頃に出会った幼馴染の家、次に行きつけの店のウエイトレス、いろんな女を落としてはヒモになり寄生して、飽きたら別の女を落としに行く――そんな、生活。
 ただソーンにはそんな生活があっていたようで、何不自由なく色んな街を渡り歩いていた。
 そんなある日、彼はとある服が欲しくなった。大金貨50枚もする無茶苦茶いい服だ。早速その時の女に頼んだが、流石にそんな大金を用意することは出来ないと断られてしまった。
 いつもならそれで諦めるのだが、どうにもその服を諦めることが出来なかったソーンはついにお金を借りてしまった。借金だ。
 さあ、いいものが手に入った。しかもまだ金は余っている。いい食べ物を食べよう。お金を借りれば旅行にも行ける、高級娼婦だって買える。なんだって出来る――そうして借金は膨らんでいった。それは高ランクAGか、商会の長でなくては返せないような額まで。
 気づいた時には遅かった。取立人が家にまでやってきたのだ。
 しかしここで、彼は信じられない手にでた。連帯保証人として女に押し付け、自分一人だけ逃げるという暴挙に。
 一度はそれで凌げた。だが上げてしまった生活水準をすぐに戻すことなんてできない。また借金は膨らんでいく。
 そんなある日、とある商会の人間からこう声をかけられた。

「うちで働かないか」

 話を聞くと、簡単だった。女を落として、借金の保証人にして――その女を商会に引き渡す。それだけ。
 今までとやることは変わらない、ただ売る先が一つになるだけ。
 二つ返事で引き受けた。その時は既に女を売ることを何とも思っていなかった。
 それからはいろんな女を落とすようになった。定職(?)につき、羽振りが良くなったため今までは見向きもしてこなかったインテリ女まで落とせるようになった。
 そして今回もそうだった。いつも通り、騙しやすい女を騙して商会に引き渡す。そんな簡単な仕事だと。
 もちろん、詐欺だとバレればお縄だ。しかし商会が外に漏れないようにしてくれているし、自分もすぐ別の街に行く。捕まる心配は無かった。

 だから。

「はぁっ、はぁっ……くそっ!」

 だから。

「ちくしょう……ちくしょうちくしょうちくしょう!」

 だから!

「こんなはずじゃ……っ!」

 こんなはずじゃなかった!

「何が?」

 ゾッ、と。背中に冷たい声がかかる。悪魔の声だ。

「ヒッ!」

 恥も外聞も無く逃げ回る。一目で女を落とす甘いルックスは汗にまみれ、女を口説くための口からは恨み言と荒い息しか出てこない。

(なんなんだよ……なんなんだよぉぉ!)

 ソーンを追ってきている男は、優男だった。革鎧を着て黒い髪、茶色い眼。背は高いが筋肉ムキムキという感じはしない。がっしりはしているかもしれないが、迫力のようなものは感じられなかった。
 だから、目の前で話しかけられるまで気づかなかった。
 まさか、こんなにヤバいやつだなんて。

「ひいい! く、来るな!」

 向こうは走っている様子はない。しかし逃げられない。常に一定のペースを保って追いかけてくる。
 ソーンが最後に戦った――AGを辞める原因になった魔物は、アックスオーク。剣士殺しと言われている強力な魔物だ。リーダーだったCランクAGも合わせて七人がかりで死にもの狂いで戦って、それでも死者を一人出して、やっと倒せた大物。
 だが、今自分を追いかけている男はそれを片手で握りつぶすことが出来るだろう。それが分かる、なまじ一度は暴力の世界に身を置いてしまっていたが故に。

「はぁっ、はぁっ! くそっ、くそっくそっ!」

 いつも通り、いつも通り女を騙しただけなのに。
 そう思いながら路地の角を右に曲がると――そこは袋小路だった。

「あっ……」

 足を止め、振り返ったその時。ゆっくりと槍を持った黒髪の男が路地を曲がってきた。
 悪魔そのもの――そんな男が。

「ねぇ……取りあえず、イエスかノーで答えてね」

 槍を持った男は、タバコのようなものを咥えるとそれに火をつけて煙を吐いた。

「君が、マリルをハメたの?」

 ジロリと、思いっきり殺意の籠った目で睨まれる。これは――選択肢をミスったら殺される。
 死にたくはない、しかし事態を打開できるような策が思い浮かぶはずもない。ソーンは取りあえず時間を稼ごうと口を開く。

「お……お、おれは! マリルなんて女は知らな――」

 次の瞬間、鋭い音とともに髪の毛がはらりと地面に落ちた。きらりと陽光を閃かせた槍が自分の真横で静止している。

「あのさ……俺、言ったよね?」

 目の前の男は、ゆっくりと槍を降ろしながら睨みつけてくる。

「イエスか、ノー。それで答えろって。次から他の言葉を口から出す度にお前の指を斬り落とすね。もう一度訊くよ? マリルをハメたのは君?」

 男は何故か執拗に確認をとってくる。報復、敵討ちのつもりならすぐさま殺そうとしてくるだろう。
 わざわざ確認しているということは……。

(……なるほど)

 この男は、アクドーイ商会と自分が繋がっていることを知っている。
 そこまで知っているなら、自分に手を出せばアクドーイ商会が黙っていないことも分かっているはずだ。ハッタリをかまして自分が詐欺をはたらいたことを認めさせて、役人に引き渡すつもりだろう。
 どれだけ腕っぷしが強くても、一人だけではアクドーイ商会を敵に回して生きていけるわけが無い。

(だったら認めなければいいだけだ)

 冷静になればどうということはない。いきなり殺気をぶつけて追いかけられたからビビってしまったが……アクドーイ商会がバックについてるんだ。どうということはない。

「……おれのバックに誰がついてるか分かってるんだろ? だったらこんな――」

 バカな真似をすれば生きていけないぞ、と。
 そう言おうとした瞬間だった。

「え?」

 ザクッ、と。
 ノータイムで右手の親指が斬り落とされた。

「は、え………………は、はああああああ!?!?」

 あまりの痛みに蹲る。なんだ、なんだなんなんだこの狂人は!?
 混乱する頭で取りあえず血を止めようと傷口を塞ごうとしたところで――バキィ、とぶん殴られた。
 そして目の前に槍が突き立てられる。まるで「これが最後通告だ」と言わんばかりに。

「仏の顔も三度だ。――イエスか、ノーで答えろ。マリルをハメたのは君?」

 その瞳は、まるで人間を見ているようでは無かった。虫けらとか、そういうのを見る目だ。
 その瞬間、ソーンは悟った。悟ってしまった。

(こいつは……おれだけじゃねえ、アクドーイ商会すら何とも思ってねぇんだ……ッ!)

 ならば、そう。今ここで自分を殺すことは躊躇わないだろう。何の目的か知らないが――こいつにとっては、死んでも生きていてもどうでもいい存在なのだ。自分は。

「い……イエス、だ」

 ガクガクと膝が震える。まさか殺されないだろう、という考えは彼方に吹き飛んでいる。
 死ぬのかも、しれない。

「――OK」

 目の前の男がそう言った瞬間、あの恐ろしい雰囲気が消えうせた。まるで普通の人間かのようで――

(あ……)

 ――そこで、初めて気づいた。
 目の前にいる男の正体に。

「キョースケ・キヨタ……?」

 思わずこぼれたその言葉に、男――キョースケは少しだけ感心したような顔になると、コクリと頷いた。

「イエス」

 次の瞬間、ソーンの意識は闇に飲まれた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 マリルをハメたバカは即座に見つかった。アンタレスからもそこまで離れていない街だったので、比較的追いかけるのはらくちんだったね。
 目の前には気絶した男――ソーンが寝転がっている。恐らくいろんな女を騙しただけあってイケメンなのだろけど、鼻と前歯が折れている血まみれの顔じゃ見るに堪えない。

「キアラ、お願い」

 俺がキアラに声をかけると、スゥっと透明になっていたキアラが現れた。

「了解ぢゃ」

 キアラが簡単な回復魔法をかけると、ソーンの傷がみるみると治っていく。流石の腕前だねぇ。
 綺麗に治った顔を改めて確認すると、うん、ちゃんとマリルが言っていた人と特徴が一致する。

「さて……コイツをオルランドのところに連れて行くか。後の詰めはオルランドがやってくれるらしいし」

 自分でとどめを刺せないのは少し残念だけど、ぶん殴ったりして少しはスッとした。
 ……マリルの愛を踏みにじった罰をこの手で与えてやりたかったけど、それ以上に俺は腹を立てていることがある。

「はっ……まさか、二十人もいるとはね……」

 マリルの近くにいた奴隷たちは、殆ど結婚詐欺や別の詐欺にハメられて奴隷まで落とされた人々だった。
 全部がアクドーイ商会の子飼いということはないんだろうけど――

「人の善意につけこむ……こういう人間を『吐き気を催す邪悪』って言うんだろうね」

 吐き捨てるように言って、俺はソーンを縛り上げる。

「オルランドのところに届けようか。他の連中の情報もさっさとゲットしたいところだけどね。こればっかりはギルドに任せるしかない」

 とはいえ一日か二日あれば調べ上げることが可能だという。俺の仕事はそいつらを全員捕縛することだ。
 一週間以内に間に合うだろうか、果たして。

「大丈夫ぢゃ、キョースケ。いる街さえ分かれば人を一人見付けるくらいそうキツイことでは無い。そもそも、長旅はリスクが伴う。詐欺師どももそう遠くまでは行ってないはずぢゃからな」

 この世界、別の街に行くのは割と大変だったりする。AGの護衛が無ければそもそも街から出ることすら出来ない。別の街に行く馬車便のようなものが出ているしAGの護衛もつくが……基本的にそういうのに護衛でつくのはDランク、よくてCランクなので安心な旅というわけじゃない。
 だからこういう犯罪者たちもなるべく別の街に行きたくはないわけだ。AGのように戦闘能力が無い限りは。

「街一つか二つくらいの遠さならこうしてひとっ飛びぢゃしのぅ。それに今回の件で妾の転移魔法の移動先も増えるぢゃろう」

 キアラの転移魔法は一度行ったところか、もしくは方位と距離を指定しないと出来ないらしい。まあどこにでも無制限に行けるんだったらそれこそチートなんてレベルじゃないけどさ。

「ところで、転移に何か制限とかあるの?」

「む? まあ基本的に無制限ぢゃが……まあ結界内とかに入れなかったりすることはあるのぅ」

 基本的に無制限とかホント、全部こいつでいいんじゃないかな。
 俺は多少の尊敬と多分の呆れを含めたため息をついて、俺は縛り上げたソーンを持ち上げた。

「じゃ、これを持って帰ろうか」

「ほっほっほ。さて……明日以降はもっと忙しくなるぞ?」

「そうだね」

 明日からが本番だ。
 お前らみたいなゲスの極み――俺が全員まとめて逮捕してやるよ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「ただいま」

 館に戻ると、冬子とリャンがオルランドから送られてきていた資料を整理しているところだった。どうも侵入計画を立てていたらしい。この資料は今朝送られてきたので、俺はまだ眼を通していないのだ。

「どう? いい感じの侵入経路は見つかった?」

 リャンに尋ねてみると、難しい顔をしていたリャンが少しだけ表情を和らげて俺の方を振り向いた。

「そうですね……。もう本部を壊滅させた方が早いんじゃないですかね」

「どうしてそうなった」

「それがだな、京助。どうにもおかしいんだ」

「おかしい?」

「これを見てくれ」

 冬子が指さしたのは、外の警備体制の部分。一見何も問題ないようだが……。

「ゴーレムが大量に配備されている……らしいんだが、これおかしいだろう」

「……? ああ、一体一体がAランク魔物並みの魔力量があるって部分か」

 Aランク魔物ってことは、まあだいたい俺でも冬子でも倒せるレベルってことだ。対人ならともかく、リャンでは少し厳しいかもしれない。

「こんな大量に強力なゴーレムを用意できるものなのか? しかもこのゴーレムは魔力を感知して襲ってくるらしいぞ」

 そして腕は武器のようになっている……か。オルランドも割と優秀な斥候に調べさせたみたいだね。
 何十体ものゴーレムが大量に跋扈している警備……まあ、めんどくさそうだね。

「それと近づかないと動かない……でしょ?」

「まだ読んでないのによく分かったな。そう、近づかなければ動かないらしいから絶対に動かないであろうルートを考えようとしていたんだが――」

「そんなルートがあるのかどうかわからないほど難しい、と」

 なんかパズルゲームやってるみたいな感じだね。
 ……これ、アレだね。

「俺、空から入れるからねぇ……」

 地上から入ろうとすると厳しいかもしれないけど、空からの経路を考えたらそこまで難しくも無いと思う。魔力を感知するって言っても上空はどこまでも高く飛べるわけだし。

「まあ、それも含めて当日までの流れをもう一度おさらいしようか」

 そう言いながら俺は活力煙を咥えて火をつける。
 煙を吐いて、コキリと首を鳴らしてから槍を出した。

「まず当日は、俺とリャンが本部へと侵入する。そしてキアラと冬子が競売会場だ。……分かっていると思うけど、一応全部の場所について整理しておこうか」

 アクドーイ商会の本部は、王都にある。普段はそこでアクドーイは働いているらしい。今回俺たちが忍び込むのはアンタレスから少し外れたところにある奴隷などが収監されている拠点の一つだ。
 奴隷の競売はアンタレスの集会場で行うので、アクドーイもアンタレスに来ている。捕縛するにはもってこいだね。

「私たちが競売会場に潜入するのは、なるべく競売を引き延ばすためだったな」

「もちろん」

 もしも万が一マリルさんが誰かに売られてしまったら、買い戻すことが困難になるかもしれない。あくまでアクドーイ商会に権利がある間にアクドーイ商会をぶっ潰して有耶無耶にしないといけないから。
 そのためにもマリルさんの奴隷売買だけでも長引かせないといけないんだけど――

「しかしその役は何故私とキアラさんなんだ? ……その、私と京助の方が……」

「俺も冬子も腹芸……というか場の雰囲気を読むのが苦手だからねぇ」

「そうですよ、トーコさん。いくらマスターの傍にいたいからって非合理的なアピールはよくないですよ」

 やれやれ、と言った風に肩をすくめるリャン。何故かその顔は勝ち誇ったものになっている。
 冬子はカッと顔を真っ赤にしてリャンに食って掛かる。

「べ、別に京助の隣にいたいからそんなことを言ったんじゃない!」

「そうですか。でも冷静に考えてください。相手にAG崩れがいる可能性があります。そしてその人はSランクに匹敵したかもしれないという噂。……悔しいですが、私とトーコさんではSランカーとはまだ戦えません」

「うっ……」

「Sランカーを止められるのはマスターかキアラさんだけです。そうなればマスターとキアラさんが分かれるべきです。そして私とトーコさん、どちらが隠密行動に長けているかと言われれば私だと思います」

 理路整然と言い負かされている冬子。俺も冬子とクエスト一緒にやりたいし、すぐ側で守ってあげたいんだけど……。どうしても、隠密行動となると俺よりもキアラよりもリャンが一番上手い。
 じゃあキアラとリャンならいいのか……ってなると、俺と冬子では競売の日に時間を稼ぐことが出来るとは思えない。っていうかオルランドが「あの場にキョースケがいたら間違いなく理性を失うわよ。酷すぎて」と言っていたので俺が行くわけにもいかない。
 結果、消去法で俺とリャンが本部へ、冬子とキアラが競売会場……ってなってしまったのだ。

「むぅ……」

 少しふくれっ面になる冬子。とても可愛いんだけど、流石にこのわがままを聞くわけにはいかない。
 俺は仕方なく冬子の頭をポンポンと撫でる。

「仕方ないでしょ。今度一緒にクエスト行くから」

「……分かった」

 何故かジーっとリャンが羨ましそうな眼で冬子のことを見ているけど、今日は勘弁してねリャン。

「キョースケよ、お主は妾も撫でるべきではないかの?」

「うまくいったらね」

 テキトーにあしらいつつ、俺は活力煙の煙を吸い込む。

「明日から結婚詐欺師どもを捕まえる。期限は徐々に迫ってるから――頑張らないとね」

「一網打尽だな。私も次は付いていくぞ」

「もちろん」

 とはいえ、今日出来ることはもうない。

「じゃあ後はご飯を食べて寝ようか」

「京助、後でマリトンを聞かせてくれないか?」

 マリトンか……。最近練習できてないから、ちょっと緊張するね。

「いいよ。ご飯終わったらね」

 ――こうして、俺達の夜は更けていく。
 戦いを控えた人たちは、妙に心が穏やかになるのだろうか。
 マリトンを弾きながら俺は少しだけ明日以降の戦いに想いを馳せた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 そして――

「さて、始まるのぅ……トーコ。いや、ウィンターお嬢様と呼んだ方がいいかの?」

「何でもいいですけど、取りあえず私の正体がバレないようにしましょう」

 まるで別人のようにメイクをして着替えた冬子とキアラ。
 二人はまさに「いいところのお嬢様と、その従者」と言った雰囲気だ。

「頑張りましょう、京助のためにも」

「ほっほっほ。そうぢゃの」




「やれやれ……だいぶ警備は薄くなってるけど、それでもやっぱりある程度はいるねぇ」

「マスター、ちゃんと奪うべき書類は分かっていますか?」

「大丈夫だよ」

 アクドーイ商会の本部の上空で浮いている俺達。
 今日が、マリルさん救出のリミットだ。
 さて――

「やろうか」

「やりますか」

 二人が同時にそう呟いて、長い一日が始まった。
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