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第三章 アンタレスの事件なう

75話 笑顔なう

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「俺は信用できない人と一緒にいたくない。昨日今日会った人間をどう信用しろと。切迫した理由があるわけでも、すぐにシーフが欲しい状況にあるわけでもない。なんで連れていく必要があるのさ」

 俺が言うと、リャンはこれを見ろとでも言わんばかりに自分の首元を指さした。そこには黒い首輪……奴隷の証である黒い首輪がついている。

「……? それがどうしたの?」

 活力煙の煙を吐きながら、俺は尋ねる。奴隷の証を誇りに思うなんてアニメやゲームの中だけだと思うんだけど。
 なんてことを考えていると、リャンは「ふっ」と鼻で少し笑った。

「これは奴隷の首輪です。キアラさんにお願いして貴方をマスターにしてもらいました」

 少し得意げに言うリャン。心なしか口調もドヤりぎみだ。
 しかし今それはどうでもいい。
 俺を、マスターにしただって?

「奴隷であれば主人に逆らうことも危害を加えることも出来ません。しかも貴方は奴隷を解放しようとするようなお人好し。乱暴を働かれることも無いと思い――」

 何かを言いかけていたリャンだったが、それを俺は無視してキアラに詰め寄る。

「――奴隷に志願いたしました。って、あれ? マスター?」

「なんのつもり?」

 神器は使わない。キアラが神器のサブマスター的な権限を持っていてもおかしくないからだ。魔昇華をして全身に炎を巻いてからキアラの胸ぐらを掴む。

「きょ、京助!」

 後ろで冬子が叫んでいるけど、そんなことどうでもよかった。

「ほっほっほ……何のつもり、とは異なことを。彼女の望み通りにしただけぢゃぞ?」

「俺に……俺に、奴隷だって? ふざけるなよ、キアラ。ふざけんな! 俺をどこまでバカにしたら気がすむんだ!」

「何を言う? お主の言うところの異世界転移俺TUEEE物語ならばむしろ王道であろう? 奴隷のヒロインなど」

 俺に胸ぐらを掴まれているにも関わらず、小ばかにした雰囲気を崩さないキアラ。その態度に苛立った俺は活力煙を噛みちぎる。

「今すぐ彼女を解放しろ」

 キアラがいつの間にか宙に浮いている。胸ぐらを掴んだまま持ち上げてしまったようだ。
 しかしキアラは毛ほども動揺していない。むしろ楽しんでいるような様子すら見える。

「何故ぢゃ?」

「奴隷なんていいはずがないだろ! 彼女は何もしていないのに自由を奪われるんだぞ! それは誰が主人でも関係ない! あまつさえ俺がマスター? ふざけるな! 俺は奴隷を使う奴なんか大嫌いなんだよ!」

 叫びながら言うと、キアラはおかしくてたまらないとばかりに口に手の甲を当てて笑い出した。その仕草、表情、声音。どれもこれも俺をバカにしているとしか思えない。
 しかし、それでも俺がキアラに攻撃できていないのは――勝てないと知っているからだ、この目の前の神に。
 出会った時から分かっていた、格の差に。
 そんな俺の心情を知ってか知らずか、キアラはそのにやついた顔のまま口を開いた。

「ほっほっほ。変なことを言うのぅ」

「変なこと?」

「そうぢゃ。自由を棄てることもまた自由ぢゃろうに」

 したり顔で言うキアラ。
 その顔がさらに苛立ちを加速させていく。キアラが俺のことをバカにするのはしょっちゅうだが、どうしてこうもあおられなきゃならないのか。
 俺がイライラしているのをむしろ面白そうに見ながらキアラが話を続ける。

「そもそも、奴隷をなんぢゃと思っておる? 衣食住を保証する代わりに主人に奉仕する。これは給料をもらう代わりに宿屋で働いたりすることと何が違うんぢゃ?」

「……奴隷は、辞める自由が無い。会社は辞める自由がある。従事するのも自由なら、辞めるのもまた自由だ。そういった契約を交わしている。でも奴隷は違うでしょ?」

「なるほど、そう来るか。ではやめる自由があればそれは奴隷ではなく雇用ぢゃと」

 実際問題、辞める自由が無くて自殺する人が絶えないブラック企業ってのもあるけど……まあ、それはいいだろう。というか、ブラック企業ってあれ奴隷契約に等しいよね。

「ふむ、なるほどのぅ。では辞める自由があるのならば奴隷ではないと」

「他にもいろいろあると思うけど。暴力を振るわれないとか、セクハラされないとか。それで? 何が言いたいの?」

「おお、そうぢゃそうぢゃ。少し話がずれてしまっておったのぅ」

 ポンと手を打つキアラ。

「重要なことはこうぢゃ。彼女は妹を探すという目的のためにお主を利用する。しかしその信用を得るためにわざと奴隷になって従うということぢゃ」

「俺を裏切れないという証のために?」

「そうぢゃな。無論、お主に好き放題される可能性も加味して、ぢゃ。それほどの覚悟を……お主は無下にするのか?」

 妹のために、体すら捧げると。まあ俺は手を出したりするつもりはないけどさ。

「お金の問題は? 俺はキアラとリャン、二人も養えないよ?」

「高給取りが何をぬかすか」

「こ、高給取りじゃ――」

「知っておるぞ? お主がいくら持っておるのか。それだけあってどうして養えぬと思うのぢゃ」

 たしかに、俺は大分貯金している。けどそれは俺が生活していくためのものだ。こっちの世界に永住することも考えておかないといけないからね。

「人を一人食べさせるのがどれほど大変だと思ってるのさ」

「というかリャンは働くのぢゃから金のことで文句を言うのはお門違いぢゃろう。お主は嫌かもしれぬが、奴隷の稼ぎはそのまま主人の稼ぎぢゃ。金のことは問題ないのぅ」

 たしかにそうだ。たまにAGでも奴隷に働かせて自分は働かない、みたいな奴も増えている。あれは厳密には奴隷がAGという感じだが。マリル曰く「AG専用獣を許可している以上……黙認せざるを得ないといいますか」とグレーゾーンみたいなことを言っていた。
 これは奴隷が増加傾向にあるからだとマルキムが言っていた。最近は治安が以前よりも乱れていて奴隷が増えつつあるんだそうな。特に獣人の奴隷が。

「お主は既にBランクAGとして安定した収入を得ている。金の問題は解決ぢゃな」

「安定していない」

「この世界においてはお主は十分安定している方ぢゃ。次に、お主はここで強制的にピアの奴隷解放をするのは彼女の自由意思を力で無理やり従えていることにはならんのか?」

「ならないでしょ。双方が合意の上でならまだしも、俺が奴隷を持ちたくないのだから交渉は決裂。リャンは元に戻すのが一番いいでしょ。……というか、呼び方が二つあるのは不便だね。俺もピアって呼ぼうか」

「それはダメですマスター」

 なんでさ。
 俺は一つため息をついてから、再びキアラに向き直る。

「俺が奴隷を持ちたくない、仲間に加えたくないって言ってるの。なんで無理やり仲間にさせようとするのさ。わざわざ奴隷にまでして」

「お主が仲間にしたくない理由が信用ならないからと言ったからではないか。だから信頼することが出来るように奴隷にしたんぢゃ」

「……分かったよ、こっちが理屈をこねて断るのが嫌だって言うんだね。それなら話は簡単、俺は仲間にしたくない。以上」

 まったく、この一言を言うのにえらく時間がかかってしまった。
 そう思って活力煙を咥えて火をつけようとしたところで――

「な、なあ、京助。いいんじゃないか? ピアさんを仲間にしても」

「……冬子、お前は反対派じゃなかった?」

「いや、しかし……お前が言っていた通り、うちのパーティーにはシーフがいない。ダンジョンに潜ったことは無いがシーフがいないのにダンジョンアタックとかできるのか? それこそ基本だろう。京助、冷静になれ。お前の奴隷嫌いが筋金入りなのは知っているが……絶対に裏切れない、しかも強くて技能もある人が味方になるんだぞ。これは生存率の上昇に大きくかかわってこないか?」

 いつになく冷静な意見の冬子。……いつもなら「かわいそうじゃないか!」って叫びだすところなのに。

「それなら普通にシーフをその時その時雇った方がいいでしょ」

 火をつけた活力煙を咥え、煙を吸い込む。いったん落ち着いた方がいいかもしれない。
 リャンの奴隷の首輪は後でヨハネスに相談すれば何かいい知恵をくれるかもだしね。

「金は無駄にかかるぞ。それにそのシーフは信用ならないとか言ってお前が寝ないでずっと見張っているとかになったら本末転倒だ」

「……だとしても、俺はリャンを連れていくことは反対だ。リャンは獣人族だよ、獣人族を連れているだけでも好奇の視線にさらされる。まして」

 ちらりとリャンを見る。

「リャンは美人だ。あんな美人の奴隷を連れていてみろ。そういう用途だと思われる」

「マスター、お褒め頂き光栄です。早速今夜から『そういう用途』で使っていただいても構いませんよ?」

「何言ってるんですかっ!」

「……リャン、ごめんちょっと黙ってろ」

 俺と冬子が同時にツッコみ、再び向き直る。

「だから、俺は連れたくない。シーフに関してはまた徐々に仲良くなった人でもいいし」

「だが……京助」

 冬子は少し悲しげな眼で、俺を見上げる。

「ピアさんは、妹が唯一の肉親だと言っていた。……家族と会えないのは、つらいことだ。それは、私と京助なら……よく、わかるだろう?」

 論理的に説得してから最後に泣き落としって……

「誰に習った、冬子」

「ピアさんだ」

 あっさり言う冬子。俺はリャンを睨みつけるが、リャンはどこ吹く風という様子でそっぽを向いた。

「分かった、冬子。なんで連れていきたいの? 俺がなんで連れていきたくないか分からないの?」

 俺が問うと、冬子は少し寂しげに微笑んだ。

「やっぱり……家族と会えないのは辛いだろう。私だってそうだからな。昨日の夜、戦っていたピアさんを見て……その必死さにあてられたんだ」

 俺はため息をつきたくなるのを堪える。

「ピアさんは獣人だが悪い人じゃない。頭もいいし、まあちょーっと態度で気になる部分はあるが」

 態度、のところで何故か冬子がぎろりとリャンを睨みつけた。

「あるが……それでも、十分戦力になってくれるだろう。だから私は彼女を連れていく方がいいと思う。それに……ああいや、なんでもない」

 何か言いかけた冬子だけど、何故か口をつぐんでしまった。
 俺は冬子の言葉を考える。
 ……というか、こうなりそうだったからいろいろと理由をつけていたのに。
 リャンが裏切る可能性……奴隷である以上、そう裏切れない。というか裏切れたら奴隷っていう立場の意味が無くなるからここは確実に裏切れないとしていいだろう。
 お金……これも、リャンがパーティーに加わるなら遠征とかも楽になり、それこそダンジョンに入ることも別の塔に入ることも可能かもしれない。そうすると今まで以上に稼げるだろう。
 リャンがそういう奴隷だと誤解される可能性……これは捨てきれない。性奴隷なんて所持していたら外聞は悪いし、指名依頼も減るだろう。ただ、そこはリャンに丁寧な態度をとって綺麗な衣服を着せていたら、物凄い悪評になることも無い。マリルや噂好きのAGなんかに話しておけば勝手に噂を流してくれるだろう。
 だけど、やっぱりどうしても――俺が奴隷を持つっていうのが嫌だ。

「――奴隷じゃないなら心が休まらない、かといって奴隷にするのはどうしても嫌。そう言いたいのデスか? キョースケさん」

 ずっと黙っていたリューがニコリとほほ笑みながらこちらへ向かってきた。

「なんで嫌なんデスか?」

「生理的嫌悪感だよ。こればっかりはどうしようもない。奴隷を使う奴に虫唾が走る。その奴隷が犯罪者だってなら別だけど」

「ヨホホ……」

「京助のこれは筋金入りだからな。なんせ創作物だろうと憤るほどだ」

 冬子の説明にリューも苦笑いだ。まあ、仕方ないと思ってほしいんだけど。

「というわけで、この話は無しだ」

「お主がピアに自由を認めていてもか? ……ふむ、では奴隷の契約内容を見直してみようかのぅ」

「いや、その前になんでキアラもノリノリなのさ」

「簡単な話ぢゃ。お主のその『無駄な用心深さ』が邪魔ぢゃからのぅ。若いから仕方がないが、お主はどうも『0か100か』の傾向があるからのぅ。今のうちから慣れさせたいんぢゃ。見ず知らずの人間と長期パーティーを組むという経験を」

「……俺は二週間勇者勢と一緒にいたけど?」

「なんだかんだ言って奴らは前の世界で長く一緒に過ごしておったのぢゃろう?」

「見知らぬ人とパーティーを組んだことだって――」

「一時的に、ぢゃろう? それでは今後困るんぢゃよ」

 俺は長期間のパーティーは冬子が初めてだ……というよりも、一泊以上のパーティーを組んだことも、自分から誘ったこともない。
 一泊なら徹夜出来るからね。

「そのように他者を頑なに拒んでおったら成長が見込めん。出会う人間を全て味方にするくらいでないと――真の敵には勝てんぞ」

「――真の敵?」

 キアラがハッとした表情で口をふさいだ。今のは言ってはいけないことだったのか、少し苦しそうにしている。

「……何でもない。それよりも、これ以上の好条件がそろっている時に『奴隷を持ちたくないから』なんて下らん理由で拒否されてはたまらんからのぅ。奴隷の条件を変えよう。絶対にキョースケに手出しは出来んところは残して、キョースケに奴隷解放を頼んだらキョースケは断ることが出来ず、その場で解放……こんなもんでどうぢゃ?」

 つらつらと言うキアラ。奴隷の条件ってそんなに簡単に変えられるの?

「……超一流の魔導士でもこんな詳細な条件を設定することは出来ませんデス……。キョースケさんが異常なのはわかっていましたが、まさかお仲間まで異常だとは……デス」

 ああ、やっぱり異常で異質な光景なのね。

「そして装備の名称を変更ぢゃ。『奴隷の首輪』ではなく『封印の首輪』に。奴隷ではなく封印状態ぢゃ。まだ心理的にもマシではないかのぅ」

「あのー……キョースケさん、お仲間は何者なんデスか? 魔道具をその場で作り変えるとか見たこと無いんデスが」

 俺に言われても。
 ぽぅ……と光って、『奴隷の首輪』改め『封印の首輪』が完成する。

「つまり、俺に攻撃できないけど奴隷じゃない、と」

「そうぢゃな。まあ対外的には奴隷にしておいた方が都合がいいかもしれぬが……そういうことぢゃ。これでよいか?」

(カカカッ! キョースケ、テメーの負けダロォコレハァッ!)

(……うるさいよ、ヨハネス)

 俺は沈黙を返答とする。面倒だよ……本当に。
 それにしても……真の敵、か。

「当然、魔王や覇王じゃないんだろうね……」

 ああもう、なんだか面倒くさいことに巻き込まれている気がする。そういうのは天川とかが倒してくれたらいいんだよ。

「そんなわけで、よろしくお願いいたします。マスター」

「ん……まあ、よろしく」

 リャンがペコリと美しい所作で一礼するので、俺もつられてお辞儀する。

「それにしても……負けませんからね、ピアさん」

「何のことです? 私が負けていることってありましたっけ」

「なっ!?」

 冬子も友好的に……って、なんで喧嘩になってるの。リャンも面白そうだからって挑発するのはやめて欲しいんだけど。というか、その手のキャラはキアラだけで十分だ。

「ヨホホ。ピアさんが行ってしまうのがだいぶ戦力的に不安デスが……」

 苦笑い気味のリュー。いや、だったらなんで説得に加わったのさ。
 俺がそう言おうと思ったら、クルリとリューが振り向き笑顔を見せてきた。

「デスが! キョースケさんに少し協力していただけるとその不安も無くなりそうデス」

 唐突だね。

「協力って……ああ、使い魔代わりに炎の鳥でも召喚しようか? 魔力が切れるまでだけどCランク魔物くらいなら自動的に狩ってくれるよ」

「いやその……そんな常識外なことをして欲しいわけではなくてデスね」

「じゃあ何?」

 俺が問うと、リューは少し顔を赤くしながらこちらへ近づいてきた。
 その理由が分からなくて首を傾げていると、リューは顔がぶつかりそうなくらいの位置に顔を近づけていた。

「へ?」

「ちょっと目を瞑っていてくださいデス」

 そう言われて反射的に目を瞑ると……なんか、柔らかいものを唇に押し当てられた。

「きょっ!」

「マスター……」

「ほっほっほ」

「むぐっ……」

「「「わーっ!」」」

 周囲の子供が湧き上がる。
 えーと……。

「ヨホホ! これでワタシは大丈夫デス! 責任を持って全員を集落へと連れていきましょうデス!」

 真っ赤っかな顔になったリューが俺から飛びずさる。

「きょ、きょきょきょきょ……京助!? お前、何をやっているんだ!?」

「俺は何もしてないんだけど」

「よけなかったじゃないか!」

 そんなこと言われましても。
 俺が若干混乱していると、リューは唇に指を当ててうっとりとした声を出した。

「ヨホホ……ワタシの初めては無理でしたデスが、ファーストキッスは捧げられましたね」

「京助―!」

「マスターっ!? まさか、マスターもファーストキッスではないですよね!?」

 冬子とリャンが詰め寄ってくる。キアラは後ろで大爆笑してるし……何この状況。

「あー……取りあえず、二人ともどいて」

 俺は冬子とリャンをどかし、リューに正対する。

「リュー? 俺のキスは高いよ。ちゃんと責任持ってみんなを守りなよ」

 自分でも『何様だこいつ』ってセリフが飛び出た。けど、こういうノリの方が今の状況にはふさわしいだろう。

「ヨホホ! もちろんデス、責任を持って皆さんを送り届けるデス!」

「ん……なら、いいかな」

 俺がそう言うと、リューは『何か』を俺の懐に忍ばせた後、クルリと踵を返した。

「では、皆さんお待たせしましたデス。出発しましょうデス!」

 子供たちに声をかけ、リューが意気揚々と歩きだす。

「キョースケさん、トーコさん、キアラさん、ピアさん、お世話になりましたデス! またお会いしましょうデス! 特にキョースケさん!」

「うん、じゃあね」

「京助! なんでお前はそんなに平然としていられるんだ!?」

「いや、慌てても仕方ないし……」

「マスター、後でお話が」

「リャンに至っては何にキレてるの」

 二人に詰め寄られながら、リューの方を見る。
 そこには、つい昨日まで『死』を覚悟していた魔法師の顔ではなく――

「またお会いしましょうデス!」

「またねー! お姉ちゃんたち!」

 ――普通の女の子の、最高の笑顔が浮かんでいた。
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