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第三章 アンタレスの事件なう

68話 対応力なう

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 二人も頷いたので、俺は切断された床をどけて、先頭になって中へと進む。
 中は……暗い。ランプも無いので足元すら見えない。けれど、階段があるということだけは分かるから、踏み外さないように慎重に進むしかない。まあ、落ちたところで死にはしないんだろうけど。
 一歩一歩降りていくと……そこは、長い廊下だった。
 ランプが数メートルおきに左右に設置されているが、それでもやっぱり暗い。

「もっと下があるんだろうね……。この廊下を進んだら階段があるのか――」

 ――な、と最後まで言えず、俺は目の前に飛んできたナイフを槍で叩き落した。
 一瞬で臨戦態勢に入る俺たち。いやまあ、キアラはいつも通りの自然体だが、それ以外の皆は武器を構える。
 ん?

(……魔力を感じない)

 人族だったら、殆どの人が魔力を持っている。魔族なら当然。
 と、いう事は……

「……何者?」

 向こうの闇に問いかけると、その返答はナイフとして返ってきた。

「『大いなる恵みの力よ、魔法使いリリリュリーが命令する、この世の理に背き、我の身を護る灼熱の盾を! ブレイズ・ウォール!』

 地面から火柱とも呼ぶべき業火が吹き上がり、ナイフを全て燃やし尽くす。さすがはリュー。凄い火力だ。
 その炎の盾が消える瞬間に合わせて、風の結界を生み出す。案の定、視界が戻った瞬間、ナイフがさらに数本飛んでくるので、結界でそれらを叩き落す。

「申し訳ございません。屋敷の者以外が通る場合は殺せと命令されているので、貴方たちに恨みはないですが、ここで死んでいただきます」

 大人びた女性の声。年上かな? 身長は百六十センチくらいだろうか。身軽そうな装備……というか、上半身はほぼ裸みたいな恰好で、下もパンツ一丁みたいだ。というか、それ水着? と聞きたくなる。
 しかし、背中にはマントを羽織っており、そこにはずらりとナイフが並んでいる。先ほど投げてきたのはこのナイフか。
 20代……それも前半、俺たちで言うなら大学生くらいに見える。金色の髪は自分でテキトーに切っているんだろうというのが分かるようにぼさぼさだ。もっとも、動きを阻害する前には自分で切っているのか、後ろは肩の辺りで、前髪はきっちりと眼が出るくらいの長さでは切られている。
 そして何より――頭についている、犬のような耳。

「獣人族……が、何故領主を護ってる?」

 武器を構えたまま問いかけると、その獣人族の女は、首をトントンと叩いた。そこには、真っ黒な首輪がつけられている。
 ……奴隷の、証か。

「逆らったら、殺されますので。私は死にたくないし、みんなも死なせたくありませんから。貴方たちに死んでいただくしかありません」

 そう言うと、彼女は姿勢を低くして一直線に突っ込んでくる。
 ――速い!

「恨まないでくださいね?」

 逆手に持たれたナイフが閃き、俺の首筋に吸い込まれ――

「シッ!」

 ギン! と槍の石突でそのナイフを弾く。さらにその一瞬をついて、冬子が獣人の女性に向かって剣を振り下ろした。
 獣人の女はそれを異常なほどの柔らかさで体を後ろに傾けてそれを躱し、その勢いでバク転しながら俺たちから距離をとる。
 狭いからあまり槍も振り回せない。冬子もやりづらそうだ。相手はナイフ……うーん、厄介だね。
 俺たちが厄介だと思うように、向こうも少し冷や汗を垂らしている。

「……強い、ですね。これはマズいです」

 おや、弱気な発言だね。

「マズいとか思うなら逃げてもいいんじゃない?」

 俺が手のひらに魔力を集めながら、獣人の女に問う。まあ、奴隷である限り主人の命令に逆らうことは出来ないだろうけど、
 俺は奴隷を使ったことが無いから知らないけれど……奴隷にする魔法にはいくつかのランクがあり、その中には命令違反とともに首輪が絞まって死んでしまうという奴隷魔法もあるんだそうだ。もしもそれならば、逆らうことは出来ない。

「通すことは、命令違反になりますから。しかし、困りましたね……。どうして侵入したか、お聞きしてもよろしいですか?」

 唐突に問われる。眼から殺気が消えていないから油断はできないが、対話したいのなら答えてもいいだろう。

「俺たちは、地下にいる奴隷を奪いに来た。全員攫って、そして匿って自由にさせるのが目的だよ。そのついでに、領主の悪事を暴いて失墜させることが出来たらいいね」

「なるほど、ではあの領主の敵ですね。では、仕方ありません――死んでいただきます」

 結局こうなるのか。
 彼女の雰囲気が変わる。先ほどまでの殺気満載な様子ではなく、時間を稼ぐような少し引いた構えだ。カウンター狙いかもしれない。
 四人がかりなら負けることは無いだろうし、無力化することもできるだろうが……だいぶ、時間はかかりそうだ。
 俺はまず目くらましの炎を発動しようとしたところで――

「地下に行く階段は、この廊下を進んだ先です。地下には牢屋があり、その牢屋に数人ずつ囚われています。私はずっと牢屋に行ってませんので正確な数字は分かりませんが、今は子供の獣人が多いです」

 ――何やら、スラスラと情報を垂れ流し出した。

「下には、今ちょうど領主がいます。しかし、護衛として魔法使いが三名、剣士が二名です。剣士はどちらも私には劣りますが、CランクAGくらいの力量はあります」

 しかも、護衛の情報まで。

「……下に行きたければ私を斃してからにしなさい!」

 なる、ほどね……。
 俺もトーコも、リューもキアラも察する。

「京助。私では彼女を無傷で無力化する自信が無い。……しかし、下の領主どもなら遠慮せずに戦える。ここは、任せてもいいか」

「OK。リュー、君は下ね。キアラもそっちに」

「了解デス。ワタシの魔法もあまりそういう戦いには向きませんデスからね」

「いや、妾はここに残ろう。妾は奴隷魔法くらい解除できるが、しかし無力化せねば出来ぬ。なれば、ここで一人味方を増やすのも悪くあるまい」

 ああ、なるほどそういうこと。

「了解。じゃあ、合図と同時に突っ込んで、冬子、リュー」

 俺はそう言って、槍をクルリと回す。獣人の女も両手にナイフを構えたので、遠慮なく攻めさせていただこう。

「ふっ!」

「シッ!」

 一気に踏み込み、ナイフと切り結ぶ。ギリリィン! と鈍い音が鳴ると同時に、リューと冬子に風の結界を張って透明化させる。

「二人とも、GOだよ」

 俺が言うと、二人は一気に獣人の女の横を駆け抜けた。

「悪いね、いろいろと」

「……何のことでしょうか。私には見当が尽きません」

「そ。まあ、安心してよ」

 もう見つかるとか見つからないとか考えなくてもいいだろう。俺は活力煙を咥えて煙を吹かす。

「全員――逃がすから」

「そうですか」

 それだけ言って、俺たちは再び切り結ぶ。
 さあ、茶番を始めようか。

「ふっ」

 短い息を吐いて、切り結んでいたナイフを弾くが、獣人の女はそれを意に介さず追加のナイフで俺の喉元を狙ってくる。
 槍の石突で下からかち上げ、さらにその勢いを利用してバク宙で距離をとる。

「キョースケ、なにをもたもたしておる?」

「いや、別に手を抜いているわけじゃないんだけどね」

 キアラが文句をつけてきたけど、俺は肩をすくめてそれに応える。
 さらに二本、三本とナイフが飛んでくる。いったいどこからこれほどのナイフを出してるんだ……と思ったら、打ち落とされたナイフを拾っていた。エコ精神をお持ちなようで。

「魔昇華もしておらんのにか」

「出来るんならとっくにやってる」

 狙いとタイミングが正確なナイフのせいで、リズムや呼吸がずらされる。
 魔昇華した方が楽だからやろうとはするんだけど……動きを止める度にナイフが飛んできてどうにもならない。
 獣人の女のナイフをかいくぐり、槍の圏内に入るが、その中でも彼女の攻撃は手を止めることが無い。
 槍の武芸だけじゃ……厳しそうだね。
 もっとも、時間さえ稼げば俺の勝ちなんだけど。

「ねぇ、そろそろ名前を教えてもらえない? いつまでも獣人の女って呼ぶのは面倒なんだ」

 踏み込み、神速の三連激を放つが、直線軌道の攻撃じゃ彼女の身体を掠めることすらできない。この身体能力、というか身体性能は、さすがは亜人……ああいや、獣人と言うべきか。

「いつもは自分で勝手に名付けるんだけど……今回はそういうわけにもいかないだろうし、ね!」

 飛槍激を放つ。槍の武芸だけじゃダメなら『職スキル』も交えて攻撃する。けど、飛槍激はまだしも他のスキルは殺傷能力が高いからあまり使いたくないんだよね。
 飛槍激を躱され、その躱した先に水の弾を放つ。

「魔法も使えるのですか」

「まあね」

 さらに水の弾を連射する。単調な攻撃ではあるが、牽制くらいにはなる。

「それで? 君の名前は?」

 再度接近された際に、再び問うてみる。
 よく見たら、彼女が使っているナイフはどれも1つ1つ形が違っている。俺と接近している時に使っているナイフは大ぶりな物、そして投擲しているのは小ぶりなナイフだ。
 暗がりで気づかなかった。……道理で、やりづらいと思った。

「私は、リャンニーピアと申します。貴方は?」

 至近距離でナイフを投擲しながら名乗るリャンニーピア。殺し合いをしながら名乗り合うっていうのも、異世界ならではかな。

「俺はキョースケ。キョースケ・キヨタだよ」

 ナイフを弾き、いったん二人とも距離をとる。
 ……リューといい、リャンニーピアといい、獣人は言いづらい名前しかいないのかな。

「ねえ、長いからリャンってよんでいい?」

 踏み込み、右肩辺りを狙って槍を突き出しつつ、距離を詰める。
 躱しつつ、リャンニーピアもこちらに踏み込んできた。接近戦でやり合うつもりか。

「構いません」

 ならリャンと呼ぼう。
 右眼を狙ってきたナイフを、首を傾けて躱し石突でリャンの足を狙う。
 リャンは跳躍して俺の攻撃を躱し――なんと、天井に脚をついて、上から襲いかかってくる。咄嗟に風の防御結界を張り、一瞬だけリャンを空中に押しとどめ、バックステップで回避する。
 口の中で舌打ちして、水の弾を連射するが……やはり当たらない。その隙にもいつの間にかナイフを拾っていたリャンが雨あられのようにナイフを投げ付けてくる。
 それらを躱し、槍で叩き落し、さらに風の結界で防ぐ。

「やはり、貴方が最強ですね」

 リャンが、唐突にそんなことを言ってくる。
 時間を稼げれば稼げるほど有利になるので、その話に乗ってみる。

「別に俺は最強でも何でもないんだけど」

 水の弾を撃ちまくりながら、リャンに接近する。

「あの中でだって、近接戦闘で俺が冬子に勝てるとは思わないし、魔法の撃ち合いじゃリューには勝てない。純粋な魔法構築なんてキアラの足元にも及ばないよ」

 ギンギン! と鉄が打ち合う音とともに、ナイフが壊れていく。打ち合うのは不利だと判断したのか、リャンが打ち合いを避けて俺の槍を躱すことに専念し、ところどころでナイフを放ってくる。

「俺は最強じゃないよ。手札は多いかもしれないけど」

 器用貧乏ってやつさ、と言いながら俺はリャンの足を踏みつけ、石突で左わき腹を殴りつける。うん、クリーンヒットした。

「カハッ……」

 見れば、リャンの息は荒い。汗も異様に出ているようだ。うん、だんだんと効いてきているみたいだね。
 倒れているリャンに追撃を加えようと水の弾を撃つが、猫のようなしなやかさでそれを躱されてしまう。

「まったく、よくそんなに動けるよ」

 ぼやき、槍を構え直す。

「最強なら、今こうして苦戦もしてないでしょ」

「いいえ、貴方が最強でしょう。あなたの周りにいたポニーテールの少女に、魔法使い、どちらも相当の実力者でした。ですが――貴方の決定が絶対、そういう動き方でした」

 リャンが低くこちらへ突っ込んできて、スライディングをするかのように俺の足を払ってくる。
 跳躍して躱すが、なんとリャンが足の指で俺のズボンの裾を掴んで、俺を引き寄せた。

「げっ」

 さすがに驚くが、リャンは驚いている俺の首に腕を滑り込ませ……チョークスリーパーだ、これ!
 完全に極められたらさすがに抜け出せない。俺は槍をアイテムボックスにしまうと同時に、頭突きでリャンの顔をそらさせる。
 そして逆に後ろを取り、こちらも首を極めようとするが、するりと抜け出され、またも距離をとられる。汗で手が滑ったな。
 ……手札の多い女だね、リャンは。寝技も出来るのか。

「ほら、やっぱり」

「……やっぱりって何」

 得心が言ったという顔をするリャンだけど、むしろ俺は謎が増している。

「貴方が最強だという話ですよ」

 俺は立ち上がり、槍を再度出して構える。

「だからなんでそうなのか」

 問うと、リャンは額の汗を拭いながら俺に答えてくれる。

「対応力の違いです」

「対応力?」

 思わずオウム返しして首を傾げる。

「はい」

 こうして喋っている間も、リャンは刃を止めない。飛んでくるナイフを叩き落し、近づいてきたリャンを石突で弾き返す。
 うまくガードされてしまいダメージは入らなかったが、取りあえず遠ざけた。
 ……そろそろ、かな。

「手札の多さ、そしてそれを使いこなす力――その二つが無いと、必ずどこかで相手を上回れません。要するに、自分の土俵に引き込める可能性が減るということです」

 なるほど、言うだけあってリャンは遠近に隙が無い。寝技までやってくると思わなかった。向こうの世界でプロレスを見ていなかったらヤバかったよ。

「とれる手段が多いあなたは、最強に近いでしょう。どんな相手とも一定以上のパフォーマンスを見せ、そして自分の土俵に引きずり込むことができる――これを最強と言わずになんというのでしょうか」

 汗を拭いながら言うリャンは、なかなかにいろっぽい。俺は活力煙の煙を吐き出し、キアラの方を見る。

「だってさ。俺って最強?」

「妾の授けた『パンドラ・ディヴァー』は最強へ至る槍ぢゃ。お主ならばすぐに最強へ至るぢゃろう。ただ、今はまだ違うのではないかのぅ」

 少しニヤニヤした顔で言うキアラ。どうも、俺のしていることを分かっているのかもしれない。その顔は涼しそうだ。……この魔法もキアラには通用しないか。当然だけど。

「だってさ」

 俺は肩をすくめて、リャンの方へ風の弾丸と水の弾を同時に放つ。水の方に気をとられて躱すのが遅れるかと思ったけど……普通に対処してる。やれやれ、厄介だ。
 さらに押し込もうと突きを放つが、リャンは体を捻ってギリギリ槍を掠めながら、回避と同時にナイフを投げ付けてくる。
 俺はそれに対処しなくてはならなくて決めきれない。ただ、疲労してきたのか若干動きに精彩を欠いているようだ。
 まったく、やっとか。

「なるほど、ねぇ」

 さらに俺は水の弾をさらに撃つが、リャンはいつも通り躱し――切れず、ナイフで防いだ。

「?」

 一瞬、足に力が入らなかったのだろう。不思議そうな顔をしているが、俺にとってはむしろさっきまで何の問題も無く動けていた方が不思議だよ。

「やれやれ、やっと鈍ってきたのか」

「何を言って――」

「ねぇ、妙に汗が出てない?」

 俺が問うと、リャンは首筋の汗を拭い――そこで、違和感に気づいたらしい。どれほど戦闘に集中していたのか。

「あ、あれ……?」

 そして、糸が切れた人形のように力無く倒れるリャン。……やれやれ。

「リャン、君の対応力は凄かったよね、言うだけあって。俺の攻撃に悉く対応していた。魔法も通用しないし、槍もいなされた」

 もう動けないだろうけど、一応は警戒しつつ近づいていく。

「さて、対応とは言うけども――リャン、周囲の環境の変化には対応できていたかな?」

 俺は、周囲に薄く――キアラがやっていたように薄く張った結界の周りに目をやる。おそらく、今この空間は――サウナよりも、暑く湿度が高いことだろう。

「名づけるならそうだね――蒸籠、かな」

 風の結界と、熱を出す炎魔法と水魔法の応用。自分と相手の周囲を風の結界で覆い……その中を、異様なほどに暑い空気で満たし、さらに細かい霧などを生み出して湿度をガンガンに上げる。自分は周囲に断熱の結界を張っているから、周囲の温度がいくら上がろうと関係なくいつものパフォーマンスを発揮できる。
 一気に温度が上がったならリャンも気づいたかもしれない。けど、徐々に、徐々に気温を上げて行ったから――違和感を感じるまで少しタイムラグがあったんだろう。
 気温も湿度も常人じゃ耐えられない――そんな、真夏の体育館よりも凄まじいところで水分補給なしでずっと動き回っていてみろ。今のリャンのようになる。

「さて」

 俺は風の結界を解除し、風魔法で一気に換気する。熱された空気が抜けていき、物凄い突風が巻き起こるが、吹き飛ばされるほどじゃない。

「じゃ、俺たちは行くね、リャン。……ありゃ、気絶してる」

「こんな環境におれば気絶の1つもするぢゃろう。それよりも、早く追いついた方がよかろう? 妾が見ておるが、いろいろと面倒そうぢゃぞ」

「まあね」

 俺は一応リャンの手足を縛り、水分補給をさせて、キアラの回復魔法をかけてもらう。これで死ぬことは無いだろう。しばらくは怠いかもしれないが。
 リャンを通路の端に避け、俺とキアラは走り出す。

「向こうの戦況は?」

「人質がおらなければああも一方的になることも無いぢゃろうな」

「……へぇ」

 ああ、やっぱりか。
 ……認識が甘かったね。やっぱり、俺が行くべきだったか。結局リャンは味方に出来ないし。キアラがこう言っているという事はまだ死んではいないだろうけど、それでも急いだほうがいいことに変わりはない。

「相手が外道だと――遠慮しなくていいから助かるよ」

「そうぢゃな」

 待っていろ、領主。
 冬子に傷の1つでもつけていてみせろ、なぶり殺しじゃすませない。
 さあ――俺たちの経験値になってもらうよ。
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