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第一章 異世界生活なう

3話 嘘でしょ……なう

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 天川明綺羅は正義漢だ。だからこそ、先ほどの清田の態度には苛立った。

「あんなにいい加減なやつだとは思っていなかった」

 用意された部屋の中、ひとりごちる。
 確かに清田京助が無茶苦茶優秀であるというイメージは無いし、聖人君子であるとも思っていない。だからといって、まさかこんな状況下で逃げることを選択するとは思っていなかった。

「……もう一度言いに行ってみるか?」

 強者が弱者を守るのは義務だ。いっそ当たり前と言ってもいい。
 この世界において自分達が強者として扱われるのであれば、助けを求められたら応えるべきだろう。
 自分が強いのだから。

「アキラ様、よろしいでしょうか?」

 部屋の扉がノックされたので開けると、そこには一人の女性が立っていた。

「どちらさまで……っ!?」

 思わず息を呑む。ただ『美人』というだけじゃない、ただそこに立っているだけで高貴さと高潔さが感じられる女性だ。
 綺麗なドレスを身に纏い、堂々としている様はまるでプリンセス。贅を尽くしたであろう服を着ているにも関わらず、全く嫌みに感じられない。そのあまりの美しさに、学生服しか着ていない自分がまるで裸であるかのような羞恥に襲われる。
 その美貌に見とれていると、女性は流麗なお辞儀で名乗ってくれた。

「わたくしはこの国の第一王女、ティアー・アトモスフィアと申します」

「お、王女様!?」

 素っ頓狂な声を上げてしまう。まさか本当にプリンセスだったとは。
 天川は慌てて居住まいをただし、彼女に向き直る。

「ええ。……少々、お話してもよろしいですか?」

「ど、どうぞ」

 日本式の礼儀しか知らない天川は、何をしたらいいのか分からず取りあえずお辞儀して中に迎え入れる。

(王女様が直々、なんて……。いったい何の用だろうか)

 訝しむ天川に、ティアー王女は真剣な眼差しで頭を下げた。

「救世主、アマカワ様。わたくしは貴方のお世話を命ぜられました。王族ではありますが、一通り嫁入りのための技能は磨いております。何なりとご命令ください」

「お、王女様自ら……ですか?」

 普通、こういうのは侍女とかそういう人が来るのではなかろうか。
 困惑する天川に、ティアー王女は微笑みを向ける。

「ええ。……望むのであればこの体を差し出しても構いませんわ」

 そしてピタッとくっついてくるティアー王女。失礼に当たるかと思い振り払うこともできない天川は、首をブンブンと振ることしかできない。

「い、いや、いえいえ、そんなことを望むわけにはっ!」

「ふふ、冗談ですわ。いえ、もしも望むなら吝かではないですが……わたくしが貴方様のお世話係に命ぜられたのはひとえに我が国からの誠意ですわ」

 ……ある種の人質のようなものか。
 納得した天川は、少しだけ落ち着きを取り戻し微笑みを浮かべる。

「そういうことでしたら……これから仲良くしていただけると幸いです、王女様」

「いやですわ、王女様なんて。ティアーとお呼びください。わたくしもアキラ様と呼ばせていただきますので」

「では……ティアー。よろしく頼む」

「ええ。よろしくお願いいたしますわ」

(こんな美人がいるとは……異世界というのは凄いな)

 暢気なことを考えながらティアーと握手する天川。


 ――この日から、己の苦悩が始まるとは露とも知らずに。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「お~れ~はさいきょ~、ちゃ~んぴ~おん~」

 白鷺常気はお調子者である。短く刈り揃えた髪をわしゃわしゃと掻きながら廊下を歩いていた。
 彼の身長はあまり高くなく、クラスでは最も小さい。一般的にはチビと言われても仕方ないくらいだが、当人はあまり気にしていなかった。
 嘆いたり気にしたりしても仕方ないと割り切っていた……とかではなく、単純に自分の身長、体格を理解しなくてはやっていられないスポーツをやっているからだ。

「ん?」

 城内を探検していたらふと、うろうろしている神官のような人を見つけた。
 その人が剣呑な空気を多少纏っていることに気づいた白鷺は、こっそり後をつけてみる。

(何か面白いモンが見れるかもしれねーし)

 そうやって気配を消していると、とある部屋の前で足を止めた。なので白鷺も姿が見えないように曲がり角からそっと相手を観察する。
 その部屋に用事があったのか神官風の男がノックをしようとしたところで――

「そこで何をしている?」

「へ、陛下っ?」

 ――なんと、さっきまで演説していた王様が声をかけた。
 王様はツカツカと近づき、その神官風の胸倉を掴んで引き寄せ扉を見る。
 
「救世主、キョースケ様の部屋に何の用だ?」

(へぇ、ここ清田の部屋か)

 自分達が割り当てられた部屋から随分と離れている。何でだろうか。
 神官風は王様に話しかけられて狼狽しつつ、視線を左右に彷徨わせてから遠慮がちに口を開いた。

「そ、その、お飲物をお持ちしようかと思いまして……」

 スッと瓢箪のようなものを出す神官風。王様はそれを見ると、ほんの少しだけ眉間に皺を寄せた。

「……ふん、飲み物か。そんな容器で客人に振る舞う気か?」

「へっ、いやっ、その……も、申し訳御座いませんでしたっ!」

 悲鳴を上げるように謝罪した神官風は、そのまま白鷺とは別方向に走り去ってしまった。
 後に残るのは面白くなさそうに鼻を鳴らす王様が一人。

(おー、あの王様おっかねぇ)

 思わず息を止めてしまっていたことに気づき、一つ吐いてもう一度吸い込む。
 どう考えても「ただの王様」が出す迫力じゃなかった。計り知れない『ナニカ』を持っている雰囲気だ。

「む?」

(っと)

 ギラリと王様から睨まれた気がして慌てて壁の陰に隠れる。

「……気のせいか」

 そのままコンコンとノックをして、清田の部屋の中に入っていく王様。

「あれ……絶対気づいてたな。あー、怖かった」

 かなりのスリルが得られて満足した白鷺は、少しだけ足取りを軽やかにする。
 異世界に来た、なんて理解したときは多少焦ったが、強そうな人がいるのなら問題ない。
 やることは一緒だ。勝って勝って勝ちまくる。それが出来るなら場所はドコだろうと問題ない。

「魔王とか覇王とか、無茶苦茶強そうな奴もいるしなー。楽しみだぜ」

 ひとまず、トレーニング場のようなものがあるか尋ねることにしよう。話はそれからだ。

「ライラ~ライ~ラライ~ライラライ~ラライライ~」

 なんて考えつつ、白鷺は鼻歌を歌いながら部屋に戻った。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「あー、これはいいね」

 ボフン、とベッドを揺らしながら飛び込む。焼きたての食パンみたいな柔らかさだ。
 さすがは王城、気持ちよく眠れそうだね。
 俺に割り当てられた部屋は、六畳くらいの広さに奥の方からベッドと一人がけのソファ、そして簡易テーブルがある。
 流石にシャワールームは無いけど、空気感はさながらホテルの一室のようだ。窓もないけどね。

(さて、どうなることやら)

 こっちの時間は分からないが、色々なことがあったせいで疲れている。ここはお言葉に甘えて寝てしまうのが吉かな。

(…………)

 ふと、自分の左手首を見る。そこにはシルバーのシンプルだけど綺麗な腕輪が巻かれていた。
 もちろん、俺が向こうの世界から持ち込んできた物じゃない。こんな腕輪をつけて高校に行く度胸は無いからね。
 王城の人に聞いても知らないということだったので、出自は謎だ。こちらの世界に来た時に神様からプレゼントされたのだろうと勝手に解釈してる。

「取りあえずアイテムボックスなんて名付けたけど……箱じゃないんだよね」

 使い方は簡単。物をこれに近づけて収納したいと願うと収納され、取り出したいと願えばそれが取り出せる。
 なんでこれがそんな代物か分かったかと言うと、この世界には似たような道具があるらしく、魔法使いみたいな人が教えてくれた。
 もっとも、俺達が持っているアイテムボックスのようにほぼ無制限で収納できるそれは世界に数個しかないらしく、『オーパーツ』とか『神話の遺物』みたいな物らしいけど。

「こんな便利な物がもらえるんなら願っても無いことだけど……主神とやらは凄いね。オーパーツみたいなものを何個も用意出来るなんて」

 それと、やっぱり魔法がある世界なんだな、とも実感させられた。あんなの近代科学じゃ無理だ。
 なんて俺が『異世界』感を満喫していると、部屋の扉がノックされた。

「どちら様ですか?」

 クラスメイトの誰かだろうか。
 でも皆『もう寝ようぜー』的なテンションで部屋に入っていったと思ったんだけど。
 そんなことをボーッと思いながらドアの方を見ていると、さすがに想定外の答えが返ってきた。

「……儂だ、開けてくれ」

 この声……王様?
 何の用だろうか、そう警戒しながらドアを開ける。

「これはこれは、むさ苦しい所ですが」

 へらっと愛想笑いを浮かべて、王様を招き入れると、王様は演説していた時とは打って変わって憮然とした表情を浮かべた。

「それは皮肉か?」

 ……確かに、向こうから提供してもらっている部屋なのに「むさ苦しいところ」は失礼か。

「これは元の世界の文化なんですよ」

 やや苦しい言い訳をすると、王様は「ふん」と鼻を鳴らして、ため息をついた。

「まあいい。それなら、わざわざ口調も畏まらないでくれ。無理矢理呼びつけて、しかもこちらを敬えと強制するのは筋が通るまい」

 乱暴な口調の王様。だが、そこには俺を尊重する意思を感じられた。
 俺は少しだけ考えた後……

「……そういうことなら。後で不敬罪とか言わないで欲しいけど」

「ふん。……それで、どこから違和感を抱いていた?」
 
 鋭い眼光を向けられる。流石は一国を統治する人だな、と納得させられるそれだ。

「何に?」

「儂に、だ」

 嘘や誤魔化しは通用しそうに無い雰囲気なので、俺は正直に答えることにする。

「……最初から、かな。というか、こんな不思議な状況で怪しまない人はいないでしょう」

 俺の答えに納得できないのか、王様は更に目を細めてから説明してくれる。

「――あの場には気分が高揚する魔法がかけられていた。理性が鈍り、判断が甘くなる……ある種の興奮状態、所謂空気に酔うというのが正しいか。それなのに、なんでお前はあれ程冷静だった?」

 ああ……やっぱ魔法かけられてたんだ。だから天川もあんなに言ってきたんだな。まあ、じゃなきゃ変だよね。
 とはいえ、何故と言われても俺には分からない。そもそも魔法なんて無い世界から来たからね。
 俺に魔法が効きにくかったのか、それとも別の要因があるのか。

「さぁ?」

「……言わぬか。まあよかろう」

 俺の答えに、露骨に不機嫌そうになる王様。どうも力を隠していると受け取られたらしい。
 過大評価されるのは好きじゃないけど、ここでわざわざ「俺に力はないです」って言うのも変な話だろう。こっちの世界の人は俺たちの世界が平和で魔法とかが無い世界だとは知らないのかもしれないし。 
 だから何も言えずにいると、王様は「本題はそこじゃない」と話題を変えようとした。
 だが、俺もどうしても気になることがあったため「本題が終わったから帰る」なんて言われないように先に尋ねることにする。

「その前に……俺からも一つ尋ねても?」

「なんだ?」

 さして気にした風も無く質問を受け付けてくれる王様。それならば俺も遠慮なく訊こう。

「どうすれば元の世界に帰れる」

「だから魔王と覇王を倒せば――」

「――それは嘘。でしょ?」

「…………」

 俺の指摘にピクリと眉を動かす王様。そのままジッと睨みつけると……観念したようにため息をついた。

「察しがいいな」

「だって出来過ぎでしょう、その話。……もう一度訊かせてください。どうすれば元の世界に帰れますか?」

 俺がさらに睨むと、王様は黙って首を振った。とても、申し訳なさそうに。

「……嘘でしょ」

 手で顔を覆い、もう一度ため息をつく。わかっていた、想定していたとはいえ……状況が悪すぎる。
 足元がぐにゃりと歪んだ気分だ。頭でしっかりと覚悟していたはずなのに、それでも改めて事実を突きつけられると……やっぱりツラい。 

「すまない。勝手に呼び出しておいて帰す方法がわからないとは言えなかった。帰る方法が無いと知れば自暴自棄になって絶望してしまうかと思ってな……本当に申し訳ない」

 まさか王様に謝罪されるとは思っておらず、俺はビックリして目を見開く。
 言わなかったのも俺達に対する気遣いと言われてしまうともう追求する事も出来ない。俺は何も言えなくなってから目をそらす。
 とはいえ俺でも気づけたんだから、気づいてる奴は、ちょいちょいいるだろう。それを言うかは別として。

「話を逸らしてごめん。どうしても気になったから。……それで、肝心の本題って?」

「本当に、参加してくれないのか?」

「……うん、やっぱり恐怖心もあるし……さっきも言ったように、俺はこの国のためには戦え無い」

 俺が言うと、王様は予想していたかのような顔で、更に尋ねてきた。

「そうか……残念だが仕方が無い」

 一言以上は引き留めないのか。俺という人間に価値をおいてないのか、救世主と呼んでいてもそこまで執着してないのか。
 何にせよ好都合なので、俺は少しホッとして答える。

「ならばこれを」
 
 そう言って王様は俺に、文庫本くらいの厚さがある冊子と、折りたたまれた紙、なにやらジャラジャラと音がする袋を渡してきた。

「……なんです、これ?」

「路銀とガイドブック、そして地図だ。武器は後で届けさせる」

 あー……いきなり出て行けってことかな。

「随分急だね」

「……すまぬ。先ほどの発言のせいで、城内が騒いでいてな。お前を殺すべきだ、と」

「……やっぱりそうか」

『亜人族も魔族も人だ』っていう発言のせいだろう。確かに、あの時は空気がやばかった。

「無論、全員がそう言っているわけでは無い。しかし……逆に言うなら少なくない人数が、お前に殺意とはいかないまでも、嫌悪感を抱いている。それほどまでに、あの発言は重かった」

 噛んで含めるように言う王様。

「この城にいれば遅かれ速かれ何らかのトラブルが起きるだろう。今はまだ、救世主として呼んだ以上誰も手は出さんだろうがな」

「なるほど、ねぇ……」

 三国の間にはよほどの確執があるんだろう。それこそ、積年の恨みってやつだ。
 ただ、アジア圏の確執を欧州の人が興味無いように、ツチ族とフツ族の対立に日本人が興味ないように、俺はその確執を知らないし、興味もない。だから、俺はあの時の発言を撤回する気はない。

「……というか、王様は俺のあの台詞についてどう思ってるの?」

「……儂は、どうも。ただ、外でそんなことを言ったらどうなるかは想像できるだろう?」

 まあ、ね。『救世主だ』とかはやし立てていた連中ですらそれだもの。
 いや、俺が生意気な口をきいたからかもしれないけど……とにかく、外でそんなことをしたら、集団リンチに遭いそうだ。
 俺はふぅ~……とため息をつき、首をかしげて王様に尋ねる。

「じゃあ、もう出てけって言うことか……。さすがに夜出て行くのは危険だと思うけど」

「いや、早朝に馬車を出そう。近くの街に送り届けるつもりだ」

「……皆には内緒で?」

「儂の方から説明しておく」

「……どういう風に?」

「そう訝るな。普通に事実を説明する」

 ……まあ、この人はそこそこ信用出来そうだ。腹芸も得意なんだろうけど、今はちゃんと応対してくれてるんだろう。そう信じとこう。じゃなきゃ不安で堪らない。

「……分かった。俺は明日の早朝この城を出るよ。そっからは自由にしていいんだよね?」

「あぁ」

「……俺を追い出す本当の理由は?」

 最後に――答えてもらえないだろうと思いながらも――そう尋ねる。
 確かに、俺を殺すメリットは無い。しかしだからといって、わざわざ国王がこうして手厚く俺を逃がす理由も……また、無いだろう。
 しかし王様は憮然とした顔のまま、また鼻をならした。 

「自分で考えろ」

 やっぱ言ってくれないか。
 ならしょうがない。俺は自分で考えよう。

「……ま、正直今の俺、心細いわ恐いわで震えそうなんだけどねぇ」

 ポツリ、と独り言のつもりで言ったんだが、王様がジロリと睨み付けてきた。

「嘘をつけ」

 なんでそうなる。

「いや、ホントに」

 だって、土地勘どころか常識すら通用するか分かんないところに佐野とか志村と引き離されて放逐されるわけで、怖くないはずがない。

「……ふん、ならばそれもそういうことにしておこう。儂はもう行く。達者でな」

「たまに顔を見せに来るとつもりではあるけど」

 佐野や志村を置いていくことに罪悪感が無いわけではない。だけど城内で敵視されている俺と仲いいと思われる方が不利になるだろう。
 ある程度落ち着いたら、一度顔を見せることにしよう。

「そうか、それならば他の救世主様方も安心するだろう。ではな」

 そう言って、王様は部屋を出て行った。

「………………なんだこの超展開」

 えー、異世界召喚初日から外に放り出されるって酷くない? 酷くない? ……まあ、嘆いていてもしょうがない。そもそも、この手の異世界モノは、追い出されてからがナンボってのもあるしね。

「住めば都、ってね。どこでも気の持ちようで楽しくなるものだよ」

 そんなわけで、早速ガイドブックを開いてみる。

「異世界一人旅、になるのかな?」

 正直、ほんの少し楽しみだね。
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