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あとがき

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 これにてEPISODE1 ”三つ子の魂編”完結です!!
 いかがだったでしょうか?
 当シリーズは全5部構成になっていて、今作が第一作目、導入部分になっています。

 三つ子の再会とさまざまな出会いが描かれることになった本作。
 続編の設定や伏線も含めてプロットを切っていたので何かと大変でしたが、ここまで書き続けてよかったかなぁと思います。

 まだまだ先が長いので、色々と真相が気になるところが多くて申し訳ないなぁという気持ちですが、シリーズが続くと段々明らかになってきますので、よろしければこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

 元々20年程前から考えていた『私たちが生きる道』という青春学園ドラマのお話しを小説にするという時点で色々無理があったので、ちゃんとお話しとして組み立てる過程で色々と大変でした…。

 魔法使いや超能力、近未来の世界観など奥深い設定を取り入れているため、原型が辛うじて残っているくらいで、ほとんど今回改めて作り上げたに等しいですね。

 最終話に関しては30年前の厄災である『14少女漂流記』に大きく触れています。
 今回の舞台が2059年の近未来であることから、歴史の繋がりを描く上で重要な事件として必要なパーツになります。
 
 学園青春ものと厄災を経て復興された近未来の世界観というのを同時に描くにあたって、これくらいの尺になるのは仕方ないかなという気持ちです。

 せっかく長編シリーズ物なので、ジャンルに囚われることなく、面白いストーリーを丁寧に書いていこうという趣旨でもあるので、今後の続編でもそれは貫きながら、恋愛要素もふんだんに盛り込みつつ、感動的な場面も演出していけたらなと思います。


 次回作が『EPISODE2“震災のピアニスト』になります。
 EPISODE2ではいよいよ本編突入といった展開で文章量がEPISODE1の2倍以上はあるので、なかなか大変なことになっています。

 EPISODE2では羽月と浩二の恋愛物語が展開されていきます。
 付き合っていた頃の過去と現在が同時に描かれていきますのでお楽しみ頂ければと思います。

 同時に”演劇クラス”としての物語が展開され、劇中劇として描かれる震災を乗り越えて演奏を続けることになるピアニストを描いた物語“震災のピアニスト”がストーリーの核を担っていきます。

 演劇や劇中劇なお好きな方には楽しんで頂ける内容になっていると思います。


 EPISODE0、14少女漂流記の方は現在執筆中でとても濃い物語になっています。
 
 こちらの方は規模が大きく伝奇ノベルの傾向が色濃くて、魔術を駆使して未知の敵と戦うバトルファンタジー小説が好きな人には気に入っていただけるかなと思います。
 こういう現代ファンタジーのジャンル自体は得意ではないですが、とても設定にこだわっているので楽しんで頂けると嬉しいです。

 では、ここまで読んでいただきありがとうございました。
 
 次回作でお会いしましょう!
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