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第四章 平穏
第十二話 時空をかける
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端仕事が受けられなかったのでみんなに挨拶して、次の日にワインプールに帰る事にする。そろそろ、孤児院も心配だし、ニャムさんとかも怒っているだろうしね。
という事でエリントスで一日買い物やみんなでゆっくりして過ごした。最後の日は小鳥のさえずり亭に泊めてもらった。ルルちゃんと遊んだり、小鳥のさえずり亭をお掃除しました。スリンさんには色々お世話になったのでお返しだね。
「もう、行くのかい?」
「はい」
「帰ってきたらここにもよるんだよ」
「絶対に寄りますよ」
僕らはミスリーの引く馬車に乗りこんだ。ワインプールに帰る日になってしまいました。
「屋敷には誰かいるのかい?」
「レインもいるし、クルシュ様のメイドさんのプラムさん達が管理してくれるみたいです」
「そうかい、それなら心配ないね」
スリンさんは屋敷が心配だったみたいだけど、僕の答えを聞いて安心してくれました。
「レインには作物をスリンさんが欲しかったらあげるように言っておいたのでよかったら覗いてみてください」
「いいのかい?」
「わ~い、ルークお兄ちゃんの果物食べた~い」
果物を夕飯の時に出すとスリンさんもルルちゃんも喜んで食べてくれた。それがいつでも食べられると分かった二人は口が緩んでいます。
「タダだと悪いからお金を預けるよ」
「いえ、いらないですよ」
「親しき中にも礼儀ありだよ。ちゃんと受け取りな」
「はい・・」
お金はいらないんだけど、スリンさんもお金を扱う仕事をしている人なだけあってもらうだけじゃ許せないみたい。本当にいらないんだけどな~。
「じゃあ、行ってきます」
「「いってらっしゃい。みんなもまたね」」
「「「いってきます!」」」
僕らはエリントスを後にしてワインプールへと向かった。
「お姉ちゃん、この後ルークはどうなるの?」
「もう、旅を辞めちゃうの?」
ルークのこの後を知りたくて子供たちが私の手をゆすってくる。
「ルークは辞めないよ」
「そうだよね~」
「早く次が見たいよ~」
「明日見ようね。だから、今は眠りなさい」
「は~い!」
次の話をせがむ子供達。私は子供たちを寝かしつけてあの人の製作室へと向かった。
「あ~モナーナ、どうしたの?」
私の大好きな人。私とニャム、それにユアンの旦那様。あれから2年。今、私たちは孤児院とエリントスの屋敷を行ったり来たりして過ごしています。孤児院は人も潤沢になり、私たちがいなくても経営できてる。エリントスの私のお店は少し人が少なかったんだけどレインが手伝ってくれたので今は余力がある感じ。
今、私たちは孤児院の地下に作られたルークの部屋に集まっているの。
「モナーナお姉ちゃんは兄さんの作っているものが気になっているんでしょ?」
「モナーナは何が心配にゃ?」
私が心配そうな顔で部屋に入ってきたことでみんなが疑問に思っているみたい。だって心配にもなるよ。だって、
「ルークは今、神様と同じようなことをしようとしているんだよ。そんなことして無事でいられるの?」
ルークは今、両親の世界に行くことを目指している。アリスのスキルを破った時の発想を元に時間を司るマナを主軸に私よりも少し大きめのダイヤの宝石にすべての属性のマナをためていく、それで時空を超えてお父さんを追跡するんだってさ。説明されてもよくわからなかったけど、どれだけすごい事かはわかる。
彼のお父さんが言っていたのを聞いて、神様でも時空間を移動するのはとても大変なことなのが伺えたから、私は凄い不安。ルークを信じていないわけじゃないけど、もしも、彼を失うことになったらと思うと・・。
「大丈夫だよ。僕は両親に三人を紹介するんだ。それにユアンもユアンのお父さんと合わせたいからね」
「お兄ちゃん!」
ルークはユアンの為にもお父さん達の所への移動を試みている。ユアンはお父さんの顔を知らない。ルークはやさしいからユアンにもお父さんを見せてあげたいと頑張っている。だけど、本当にできるのだろうか?
「そろそろ、マナがいっぱいになるね」
大きなダイヤの宝石が色々な属性の色に染まっていく。マナが混ざり混ざって光闇になると薄っすらと大地が映っていく。
「これは僕たちの世界じゃないかな?」
「どうだろう。世界ってこんなに広いのかな?」
ルークのお父さんからのメモのように画面が変わっていく。海や川、山が映るけど魔物はいなくて動物だけが元気に走り回っていた。
「お父さんを探さないとね」
ルークはダイヤを触って画面を動かしていく、石の建物が乱立する場所を見ると人々が歩いているのが見える。
「凄い人にゃ。祭りなのかにゃ?」
ニャムが驚いてる。確かにすごい人で目が回りそう。
「兄さん、今の髪の長い人!」
「あっ」
人だかりの中に黒髪を後ろで一つに結っている男性が歩いているのが見えた。しばらく、観察していると綺麗な女性と待ち合わせしていたようで、手を振って近づいていく。
「お父さんとお母さんだ。サーチの魔法が聞いてよかった」
ダイヤを触りながらルークは魔法を唱えていた。探索魔法の一つである、サーチ。ルークは自分の血をサーチの材料にして、お父さんを探していた。思ったよりも簡単に見つかったね。
「それじゃ、行こうか」
「えっ?いま?」
「そうだよモナーナ。二人もいい?」
「大丈夫にゃ」
「僕も大丈夫」
みんなルークの輝く目に頬を赤く染めて頷いてる。私も見つめられて頷いていた。
「驚く顔が早く見たいよ」
「ふふ、ルークのお父さん腰ぬかしそうだね」
私たちは誰も知らない世界に飛び込んだ。
私たちは世界で初めて異世界を渡る存在になった。いつの間にか私もルークと同じ英雄に・・・
神威異夢華です
1ルークを見ていただきありがとうございます
辞めにしようと思ったのですが更新ペースを遅くして少しだけ続けることにしました
これからもよろしくお願いいたします
という事でエリントスで一日買い物やみんなでゆっくりして過ごした。最後の日は小鳥のさえずり亭に泊めてもらった。ルルちゃんと遊んだり、小鳥のさえずり亭をお掃除しました。スリンさんには色々お世話になったのでお返しだね。
「もう、行くのかい?」
「はい」
「帰ってきたらここにもよるんだよ」
「絶対に寄りますよ」
僕らはミスリーの引く馬車に乗りこんだ。ワインプールに帰る日になってしまいました。
「屋敷には誰かいるのかい?」
「レインもいるし、クルシュ様のメイドさんのプラムさん達が管理してくれるみたいです」
「そうかい、それなら心配ないね」
スリンさんは屋敷が心配だったみたいだけど、僕の答えを聞いて安心してくれました。
「レインには作物をスリンさんが欲しかったらあげるように言っておいたのでよかったら覗いてみてください」
「いいのかい?」
「わ~い、ルークお兄ちゃんの果物食べた~い」
果物を夕飯の時に出すとスリンさんもルルちゃんも喜んで食べてくれた。それがいつでも食べられると分かった二人は口が緩んでいます。
「タダだと悪いからお金を預けるよ」
「いえ、いらないですよ」
「親しき中にも礼儀ありだよ。ちゃんと受け取りな」
「はい・・」
お金はいらないんだけど、スリンさんもお金を扱う仕事をしている人なだけあってもらうだけじゃ許せないみたい。本当にいらないんだけどな~。
「じゃあ、行ってきます」
「「いってらっしゃい。みんなもまたね」」
「「「いってきます!」」」
僕らはエリントスを後にしてワインプールへと向かった。
「お姉ちゃん、この後ルークはどうなるの?」
「もう、旅を辞めちゃうの?」
ルークのこの後を知りたくて子供たちが私の手をゆすってくる。
「ルークは辞めないよ」
「そうだよね~」
「早く次が見たいよ~」
「明日見ようね。だから、今は眠りなさい」
「は~い!」
次の話をせがむ子供達。私は子供たちを寝かしつけてあの人の製作室へと向かった。
「あ~モナーナ、どうしたの?」
私の大好きな人。私とニャム、それにユアンの旦那様。あれから2年。今、私たちは孤児院とエリントスの屋敷を行ったり来たりして過ごしています。孤児院は人も潤沢になり、私たちがいなくても経営できてる。エリントスの私のお店は少し人が少なかったんだけどレインが手伝ってくれたので今は余力がある感じ。
今、私たちは孤児院の地下に作られたルークの部屋に集まっているの。
「モナーナお姉ちゃんは兄さんの作っているものが気になっているんでしょ?」
「モナーナは何が心配にゃ?」
私が心配そうな顔で部屋に入ってきたことでみんなが疑問に思っているみたい。だって心配にもなるよ。だって、
「ルークは今、神様と同じようなことをしようとしているんだよ。そんなことして無事でいられるの?」
ルークは今、両親の世界に行くことを目指している。アリスのスキルを破った時の発想を元に時間を司るマナを主軸に私よりも少し大きめのダイヤの宝石にすべての属性のマナをためていく、それで時空を超えてお父さんを追跡するんだってさ。説明されてもよくわからなかったけど、どれだけすごい事かはわかる。
彼のお父さんが言っていたのを聞いて、神様でも時空間を移動するのはとても大変なことなのが伺えたから、私は凄い不安。ルークを信じていないわけじゃないけど、もしも、彼を失うことになったらと思うと・・。
「大丈夫だよ。僕は両親に三人を紹介するんだ。それにユアンもユアンのお父さんと合わせたいからね」
「お兄ちゃん!」
ルークはユアンの為にもお父さん達の所への移動を試みている。ユアンはお父さんの顔を知らない。ルークはやさしいからユアンにもお父さんを見せてあげたいと頑張っている。だけど、本当にできるのだろうか?
「そろそろ、マナがいっぱいになるね」
大きなダイヤの宝石が色々な属性の色に染まっていく。マナが混ざり混ざって光闇になると薄っすらと大地が映っていく。
「これは僕たちの世界じゃないかな?」
「どうだろう。世界ってこんなに広いのかな?」
ルークのお父さんからのメモのように画面が変わっていく。海や川、山が映るけど魔物はいなくて動物だけが元気に走り回っていた。
「お父さんを探さないとね」
ルークはダイヤを触って画面を動かしていく、石の建物が乱立する場所を見ると人々が歩いているのが見える。
「凄い人にゃ。祭りなのかにゃ?」
ニャムが驚いてる。確かにすごい人で目が回りそう。
「兄さん、今の髪の長い人!」
「あっ」
人だかりの中に黒髪を後ろで一つに結っている男性が歩いているのが見えた。しばらく、観察していると綺麗な女性と待ち合わせしていたようで、手を振って近づいていく。
「お父さんとお母さんだ。サーチの魔法が聞いてよかった」
ダイヤを触りながらルークは魔法を唱えていた。探索魔法の一つである、サーチ。ルークは自分の血をサーチの材料にして、お父さんを探していた。思ったよりも簡単に見つかったね。
「それじゃ、行こうか」
「えっ?いま?」
「そうだよモナーナ。二人もいい?」
「大丈夫にゃ」
「僕も大丈夫」
みんなルークの輝く目に頬を赤く染めて頷いてる。私も見つめられて頷いていた。
「驚く顔が早く見たいよ」
「ふふ、ルークのお父さん腰ぬかしそうだね」
私たちは誰も知らない世界に飛び込んだ。
私たちは世界で初めて異世界を渡る存在になった。いつの間にか私もルークと同じ英雄に・・・
神威異夢華です
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