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第三章 王都リナージュ
第三十一話 決戦
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「私は多くの民の命をつかい、あのような樹を育ててしまった」
作戦が決まり決戦の日になった
バルト様は王国に伝わる伝説の黄金の鎧に身を包んで内壁の門で演説を講じた。住民が集まりそれに聞き入っている。
「罪の有無に関わらず私は命を弄んだのだ。私はこの罪を甘んじて受ける。しかし、今そんなことをしている時ではない。私はその責任をこの後取るべきだと考えている。この樹をこの世界から葬り去りそれが叶った暁に私は皆から裁きを受ける。どうか、皆。私に協力してくれ。この世界にこのような樹はいらない。私が欲しかったのは世界樹、皆を守ってくれる樹だ。私は命を賭してこの樹を切り倒す。戦士よ私に続け~!」
バルト様は叫ぶと冒険者や騎士たちがそれに続いた。内壁の門が開かれて突撃していく。
騎士の中にはクレイラット様達もいる。精神汚染のようなものは蟲をとれば回復するのであとは体力を回復すれば大丈夫なのだった。あの植物のツタを調べると植物ではないものだということが分かった。冥樹は植物ではない別の物のようだ、通りで操れないわけだね。クレイラット様は憤って王族の鎧と並ぶと言われているミスリルでできた青白い鎧に身を包んで光剣を振るっていた。
冥樹を切り付け始めると無数の蟲型の魔物が現れてみんなを襲い始める。
「はっはっは、大司祭アドナルを侮るなよ!皆は私がまも~る。は~っはっはっは」
光の壁を周りの仲間に張り蟲たちを寄せつかけないアドナル。彼は誘拐された鬱憤をここではらすといって参加してくれた。結構いいひとっぽいけどあとで寄付をいただく予定らしいです。抜け目はない模様。
彼、実はアザラーノフの兄にあたる人でおじいさんを裏で操っていた人を懲らしめるために王都に向かっていたみたい。そこへバイスが襲撃して誘拐されたんだってさ。実質いい人ってことかな。
今回、助けられて教会で悪い人を懲らしめると大司祭になって今に至るんだけど、大司祭になっただけあって司祭たちを集めて回復部隊を作ってしまった。戦力としても光魔法で攻撃できるので結構強いみたい。
「私たちも誘拐されたなどという汚名を返上するぞ」
『応っ』
アドナルを護衛していたリナさん達も騎士たちを引き連れて、冥樹を包囲している。冥樹からは蟲だけではなく、トレントのような魔物たちも出てきている。このままではらちが明かない。
「ルワースさん、僕らは上空の城へ向かいます」
「ああ、ここは我々に任せろ」
僕はアイテムバッグから小屋を取り出した。みんなを中に入れて僕とモナーナは屋根に上って小屋を浮かせていく。
「待ってくれ、私も行く」
バルト様が手を振って小屋へと入っていった。アリス様のことが心配なんだろうね。
「コントロールが難しいよルーク」
「姿勢制御は僕がやるからモナーナは上昇だけに気を配って」
僕とモナーナは二人で役割分担して小屋を持ち上げていく。姿勢制御は木の魔法でやれるけど持ち上げるのはできないからね。魔法スキルをカンストすればなんでもできそうだけどやりたくないのでモナーナに任せるのだ。
小屋はすぐに空高く掲げられているお城まで持ち上がった。冥樹がウネウネと城の周りを動いていて何だか気持ち悪い。みんながお城に飛び移ると僕は小屋をしまい城の中に入っていく。
お城に突入したメンバーは僕とモナーナ、ルナさんにアズ、シルフィさんにダネンさんとネネさん、それにバルト様。最後に王様というのがなんとも豪勢だね。ネネさんは後衛だったから地下突入には参加できなかったけど今回は絶対にいくとユアンに迫った結果行くこととなりました。ネネさんは僕とユアンを見ると頬を赤くするんだけど何かあったのかな?
「シルフィさん、大丈夫なのか?」
「ん?ああ、ルークの唾液入りポーションをもらったから大丈夫だ。城の地下でもそうしていただろ?」
後ろでひそひそと話している。なんとも恥ずかしい話です。シルフィさん専用にポーションを作ったんだ。会う度に押し倒されてしまうのだからそうするしかないのです。モナーナ達からなんでオートカウンターしないのとか言われるけど敵意がなければ反応できないらしんです。僕のせいではありません。
僕を先頭に一度通ったことのある通路を進んでいく、左右に鎧と壁画が飾られている通路。今にも動き出しそうで怖い。
「こういう遺跡みたいなところってこういうのが動くんだよな」
「そうですね。なので先手必勝!」
後ろからそんな声が聞こえてくるとダネンさんとシルフィさんが飛び出した。鎧にダネンさんの斧が振り下ろされて真っ二つ、もう一つの鎧はシルフィさんが五連突きで貫いています。
「勘通り」
「魔物だったね」
仲間が倒されたことで壁画や鎧たちが動き出した。天井からもロウソクのような魔物たちが降りてきてお城が魔物の館になってしまったのがうかがえた。
「マナが濃いですから、入れ物に憑依しやすいのでしょう」
冷静にルナさんが解説している。マナの取り扱いには注意だね。
「少し行けば広間です。突破しますよ」
僕はそう言って前進していく、ミスリーと大地の毛皮も着込んでいるので軽くあしらっていきます。まあ、大半はモナーナの風の壁で追い払っているんだけどね。
風の壁に抵抗しようと鎧たちが立ちはだかる、僕らはそれを轢いていきます。轢かれた鎧の魔物はボロボロになって足元に転がっていった。
「広間で散開するよ。ルークたちは上階に向かいな」
「ここら辺の敵は私らが引き受けた」
「二人のことは任せてください」
シルフィさん達がそう言って広間の中央に陣取った。シルフィさんが走り回り魔物を倒して、ダネンさんは寄ってきた魔物を倒していく。ネネさんは自分の周りに結界を張って二人の休憩地点を確保している。魔物たちが魔法を使ってこないので簡単にあしらっていた。
玉座は二階、僕らは吹き抜けの階段を上って玉座の間に向かった。
作戦が決まり決戦の日になった
バルト様は王国に伝わる伝説の黄金の鎧に身を包んで内壁の門で演説を講じた。住民が集まりそれに聞き入っている。
「罪の有無に関わらず私は命を弄んだのだ。私はこの罪を甘んじて受ける。しかし、今そんなことをしている時ではない。私はその責任をこの後取るべきだと考えている。この樹をこの世界から葬り去りそれが叶った暁に私は皆から裁きを受ける。どうか、皆。私に協力してくれ。この世界にこのような樹はいらない。私が欲しかったのは世界樹、皆を守ってくれる樹だ。私は命を賭してこの樹を切り倒す。戦士よ私に続け~!」
バルト様は叫ぶと冒険者や騎士たちがそれに続いた。内壁の門が開かれて突撃していく。
騎士の中にはクレイラット様達もいる。精神汚染のようなものは蟲をとれば回復するのであとは体力を回復すれば大丈夫なのだった。あの植物のツタを調べると植物ではないものだということが分かった。冥樹は植物ではない別の物のようだ、通りで操れないわけだね。クレイラット様は憤って王族の鎧と並ぶと言われているミスリルでできた青白い鎧に身を包んで光剣を振るっていた。
冥樹を切り付け始めると無数の蟲型の魔物が現れてみんなを襲い始める。
「はっはっは、大司祭アドナルを侮るなよ!皆は私がまも~る。は~っはっはっは」
光の壁を周りの仲間に張り蟲たちを寄せつかけないアドナル。彼は誘拐された鬱憤をここではらすといって参加してくれた。結構いいひとっぽいけどあとで寄付をいただく予定らしいです。抜け目はない模様。
彼、実はアザラーノフの兄にあたる人でおじいさんを裏で操っていた人を懲らしめるために王都に向かっていたみたい。そこへバイスが襲撃して誘拐されたんだってさ。実質いい人ってことかな。
今回、助けられて教会で悪い人を懲らしめると大司祭になって今に至るんだけど、大司祭になっただけあって司祭たちを集めて回復部隊を作ってしまった。戦力としても光魔法で攻撃できるので結構強いみたい。
「私たちも誘拐されたなどという汚名を返上するぞ」
『応っ』
アドナルを護衛していたリナさん達も騎士たちを引き連れて、冥樹を包囲している。冥樹からは蟲だけではなく、トレントのような魔物たちも出てきている。このままではらちが明かない。
「ルワースさん、僕らは上空の城へ向かいます」
「ああ、ここは我々に任せろ」
僕はアイテムバッグから小屋を取り出した。みんなを中に入れて僕とモナーナは屋根に上って小屋を浮かせていく。
「待ってくれ、私も行く」
バルト様が手を振って小屋へと入っていった。アリス様のことが心配なんだろうね。
「コントロールが難しいよルーク」
「姿勢制御は僕がやるからモナーナは上昇だけに気を配って」
僕とモナーナは二人で役割分担して小屋を持ち上げていく。姿勢制御は木の魔法でやれるけど持ち上げるのはできないからね。魔法スキルをカンストすればなんでもできそうだけどやりたくないのでモナーナに任せるのだ。
小屋はすぐに空高く掲げられているお城まで持ち上がった。冥樹がウネウネと城の周りを動いていて何だか気持ち悪い。みんながお城に飛び移ると僕は小屋をしまい城の中に入っていく。
お城に突入したメンバーは僕とモナーナ、ルナさんにアズ、シルフィさんにダネンさんとネネさん、それにバルト様。最後に王様というのがなんとも豪勢だね。ネネさんは後衛だったから地下突入には参加できなかったけど今回は絶対にいくとユアンに迫った結果行くこととなりました。ネネさんは僕とユアンを見ると頬を赤くするんだけど何かあったのかな?
「シルフィさん、大丈夫なのか?」
「ん?ああ、ルークの唾液入りポーションをもらったから大丈夫だ。城の地下でもそうしていただろ?」
後ろでひそひそと話している。なんとも恥ずかしい話です。シルフィさん専用にポーションを作ったんだ。会う度に押し倒されてしまうのだからそうするしかないのです。モナーナ達からなんでオートカウンターしないのとか言われるけど敵意がなければ反応できないらしんです。僕のせいではありません。
僕を先頭に一度通ったことのある通路を進んでいく、左右に鎧と壁画が飾られている通路。今にも動き出しそうで怖い。
「こういう遺跡みたいなところってこういうのが動くんだよな」
「そうですね。なので先手必勝!」
後ろからそんな声が聞こえてくるとダネンさんとシルフィさんが飛び出した。鎧にダネンさんの斧が振り下ろされて真っ二つ、もう一つの鎧はシルフィさんが五連突きで貫いています。
「勘通り」
「魔物だったね」
仲間が倒されたことで壁画や鎧たちが動き出した。天井からもロウソクのような魔物たちが降りてきてお城が魔物の館になってしまったのがうかがえた。
「マナが濃いですから、入れ物に憑依しやすいのでしょう」
冷静にルナさんが解説している。マナの取り扱いには注意だね。
「少し行けば広間です。突破しますよ」
僕はそう言って前進していく、ミスリーと大地の毛皮も着込んでいるので軽くあしらっていきます。まあ、大半はモナーナの風の壁で追い払っているんだけどね。
風の壁に抵抗しようと鎧たちが立ちはだかる、僕らはそれを轢いていきます。轢かれた鎧の魔物はボロボロになって足元に転がっていった。
「広間で散開するよ。ルークたちは上階に向かいな」
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「二人のことは任せてください」
シルフィさん達がそう言って広間の中央に陣取った。シルフィさんが走り回り魔物を倒して、ダネンさんは寄ってきた魔物を倒していく。ネネさんは自分の周りに結界を張って二人の休憩地点を確保している。魔物たちが魔法を使ってこないので簡単にあしらっていた。
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