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第二章 黒煙
第五十六話 ノルディック様
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「変わった馬車をもっているんですね」
「まあ・・」
ルナさんが僕の馬車をみて感心している。僕らは二台の馬車でゴブリンの村があった山まで向かっている。後ろのティリス様達の馬車に速度を合わせているのでどうしても時間がかかってしまう。ユアンを置いてきてしまったので怒っていそうだから早くしたいんだけどな。
「ライガーに引かせるなんて、ルークさんは凄い従魔使いなんですね」
「ま、まあ・・」
さっきからまあしか言えない事ばかり聞かれます。それだけこの状況が異常なのかな。だってティリス様達も唖然としていたからね。
「あの孤児院の建物もそうですが、建物やこの馬車に使われている木々達が喜んでいるんです。あなたは本当に凄い人なのがわかります。世界樹を作ったのですから私達の神と言っても過言ではない」
「そんな、僕が神なわけないよ」
「いいえ、人族の神、ノルディック様が世界樹を500年かけて作られた。それによって人族の神であるとともに彼は私達エルフの神になられた。あの世界樹は白き災厄の龍との戦闘で焼けてしまったと言い伝わっていますけどね」
ええ~、ノルディック様が神になったのはそう言う経緯があったのか。シャラが世界樹をこの世界から無くしてしまったって事か。って事は世界樹ってなかったんだね。僕はとんでもない物を作ってしまったみたいです。
「ルークどうするの?」
「神様になるにゃ?」
モナーナとニャムさんが心配そうに見ている。僕にそんな気はないよ。神になったら英雄以上に忙しくなってしまいそうだからね。世界樹の麓で暮らすのも勝手にしてくれていいんだけど世界樹自身を見たいって言うのはあるんだよね。何て言っても世界樹だからさ、一度はみたいもんね。
「神様にはなりたくないけど世界樹は見たいんだ」
「ルークならそう言うと思った。でも、私も世界樹は楽しみ」
「世界樹なんて誰も見た事がないはずだからにゃ」
僕と同じように二人も世界樹が見たいみたい。ルナさんの話が本当なら今生きている人で見た事があるのはエルフさん達だけのはず。人族としては僕らが唯一の世界樹を見た人になるんだ。それって凄い事だよね。って言うかノルディック様が500年かけて作った世界樹を一週間もしないうちに作っちゃうってどういう事?レインツリーが凄いのか農業スキルが凄いのかわからないけど僕が規格外なのはわかっちゃったね。
それにしてもノルディック様も人族としては長寿だったんだね。500年も生きれたんだからさ。そりゃ神にもなるよね。
僕らは二日かけて世界樹の見える所までやってきた。白みかかった膜のような結界の中に入ると暖かい抱擁を受けたように心が安らいだ。これが世界樹の結界の中の効果なのかな?
「エル・ルナ、戻りました」
「おお、馬車が来たと思ったらルナだったか。それで創造主様は?」
「この方です」
ルナさんが名を告げて馬車から飛び降りると弓や、杖を持ったエルフの人達が4人集まって喜んでいた。ルナさんが僕を見て創造主だと言うとみんな唖然としていた。
「本当にこの方なのか?」
「まだ、少年ではないか?」
「それに人族なのか」
みんな、凄い狼狽えている。確かに僕でもこの人が世界樹を作りました~っていって見せられたのが15歳の少年だったら驚愕しちゃうよ。1レベルってだけでも驚愕なのに成人したばかりの少年だからね。そりゃびっくりもしちゃうよね。
「驚くでない!昔の世界樹を作られたのも人族の少年だったであろう。創造主様どうぞこちらに」
「あ、はい」
僕らを囲んでいたエルフさん達に喝を入れて老齢なエルフのお爺さんが僕を世界樹の麓に立ててある小屋へと案内した。僕らは口を開けたまま世界樹を見上げた。まるで空を覆う雲のような世界樹は山が差す傘のようです。エルフが住むにはもってこいな感じだね。
「粗茶ですがどうぞ」
「「「ありがとうございます」」」
小屋の中に入ると焚火を囲って座った。どこかの部族みたいな感じだけど焚火以外何もなくて簡素だ。僕らは少し緊張してお茶を一口、口に入れた。
「ルナからは聞いておると思いますが、我々がここに住むことを許してくれますかな?」
「あ、大丈夫ですよ。一つだけ条件を飲んでくれれば」
「その条件とは?」
「ルーク様は目立ちたくないのです。ですから、世界樹を作ったのはルーク様であるという事を広めないでほしいと」
エルフのお爺さんが僕の条件を気にして目を見開くとルナさんが代わりに答えてくれた。そうなんです、僕は目立ちたくないので神とか言わないでください。
「そうですか、あなたもあまり目立ちたくないのですね」
「あなたも?」
「ええ、ノルディック様もそんな事を私に言って空に旅立たれました。なので、私達エルフは神と崇めずに尊敬のみを捧げたのですが、心ない人族の中から神に崇めて集まるようになってしまった。何とも嘆かわしい」
ノルディック様もやっぱりあんまり目立ちたくなかったんだね。僕みたいな訳の分からない能力を持っていたのかな?僕と同じだったらもっと凄い事になっていただろうから僕の方が凄いのかもしれない、ああ、やだやだ。
それにしても教会の成り立ちもまともな人が作らなかったのかもね。ノルディック様の言葉を守らずにやってしまっているんだから、何だか僕も亡くなった後にそうなってしまいそうで悲しい。
「その条件ならばエルフはもってこいですね。人里に降りるエルフは稀です。少し前に人族のものと恋に落ちた者がいましたがそれ以降は全くいません。情報が漏れることはないでしょう。それにこの世界樹を見えなくする結界がもうすぐできますから安心です」
おお、やっぱり、見えなくする結界があるみたい。結界は仕組みは世界樹の結界に魔法効果を重ねるだけでいいらしい、なので簡単なんだってさ。それにしても少し前に恋したエルフってまさか、エリシーナちゃんの両親なのかな?エリシーナちゃんはこの人達と関係しているかもしれないね。
「じゃあ、僕らは世界樹を見させてもらいますね。少し見たらすぐに帰りますから」
「創造主様ありがとうございました。またいつでもあそびにきてくだされ」
創造主様なんて呼ばないでね。ティリス様達に聞こえたら勘違いされてしまいます。ちなみにティリス様達はエルフさん達に止められて遠巻きに世界樹を見ています。流石に得体のしれない貴族を入れるわけには行かなかったみたい。仕方ないね。
「まあ・・」
ルナさんが僕の馬車をみて感心している。僕らは二台の馬車でゴブリンの村があった山まで向かっている。後ろのティリス様達の馬車に速度を合わせているのでどうしても時間がかかってしまう。ユアンを置いてきてしまったので怒っていそうだから早くしたいんだけどな。
「ライガーに引かせるなんて、ルークさんは凄い従魔使いなんですね」
「ま、まあ・・」
さっきからまあしか言えない事ばかり聞かれます。それだけこの状況が異常なのかな。だってティリス様達も唖然としていたからね。
「あの孤児院の建物もそうですが、建物やこの馬車に使われている木々達が喜んでいるんです。あなたは本当に凄い人なのがわかります。世界樹を作ったのですから私達の神と言っても過言ではない」
「そんな、僕が神なわけないよ」
「いいえ、人族の神、ノルディック様が世界樹を500年かけて作られた。それによって人族の神であるとともに彼は私達エルフの神になられた。あの世界樹は白き災厄の龍との戦闘で焼けてしまったと言い伝わっていますけどね」
ええ~、ノルディック様が神になったのはそう言う経緯があったのか。シャラが世界樹をこの世界から無くしてしまったって事か。って事は世界樹ってなかったんだね。僕はとんでもない物を作ってしまったみたいです。
「ルークどうするの?」
「神様になるにゃ?」
モナーナとニャムさんが心配そうに見ている。僕にそんな気はないよ。神になったら英雄以上に忙しくなってしまいそうだからね。世界樹の麓で暮らすのも勝手にしてくれていいんだけど世界樹自身を見たいって言うのはあるんだよね。何て言っても世界樹だからさ、一度はみたいもんね。
「神様にはなりたくないけど世界樹は見たいんだ」
「ルークならそう言うと思った。でも、私も世界樹は楽しみ」
「世界樹なんて誰も見た事がないはずだからにゃ」
僕と同じように二人も世界樹が見たいみたい。ルナさんの話が本当なら今生きている人で見た事があるのはエルフさん達だけのはず。人族としては僕らが唯一の世界樹を見た人になるんだ。それって凄い事だよね。って言うかノルディック様が500年かけて作った世界樹を一週間もしないうちに作っちゃうってどういう事?レインツリーが凄いのか農業スキルが凄いのかわからないけど僕が規格外なのはわかっちゃったね。
それにしてもノルディック様も人族としては長寿だったんだね。500年も生きれたんだからさ。そりゃ神にもなるよね。
僕らは二日かけて世界樹の見える所までやってきた。白みかかった膜のような結界の中に入ると暖かい抱擁を受けたように心が安らいだ。これが世界樹の結界の中の効果なのかな?
「エル・ルナ、戻りました」
「おお、馬車が来たと思ったらルナだったか。それで創造主様は?」
「この方です」
ルナさんが名を告げて馬車から飛び降りると弓や、杖を持ったエルフの人達が4人集まって喜んでいた。ルナさんが僕を見て創造主だと言うとみんな唖然としていた。
「本当にこの方なのか?」
「まだ、少年ではないか?」
「それに人族なのか」
みんな、凄い狼狽えている。確かに僕でもこの人が世界樹を作りました~っていって見せられたのが15歳の少年だったら驚愕しちゃうよ。1レベルってだけでも驚愕なのに成人したばかりの少年だからね。そりゃびっくりもしちゃうよね。
「驚くでない!昔の世界樹を作られたのも人族の少年だったであろう。創造主様どうぞこちらに」
「あ、はい」
僕らを囲んでいたエルフさん達に喝を入れて老齢なエルフのお爺さんが僕を世界樹の麓に立ててある小屋へと案内した。僕らは口を開けたまま世界樹を見上げた。まるで空を覆う雲のような世界樹は山が差す傘のようです。エルフが住むにはもってこいな感じだね。
「粗茶ですがどうぞ」
「「「ありがとうございます」」」
小屋の中に入ると焚火を囲って座った。どこかの部族みたいな感じだけど焚火以外何もなくて簡素だ。僕らは少し緊張してお茶を一口、口に入れた。
「ルナからは聞いておると思いますが、我々がここに住むことを許してくれますかな?」
「あ、大丈夫ですよ。一つだけ条件を飲んでくれれば」
「その条件とは?」
「ルーク様は目立ちたくないのです。ですから、世界樹を作ったのはルーク様であるという事を広めないでほしいと」
エルフのお爺さんが僕の条件を気にして目を見開くとルナさんが代わりに答えてくれた。そうなんです、僕は目立ちたくないので神とか言わないでください。
「そうですか、あなたもあまり目立ちたくないのですね」
「あなたも?」
「ええ、ノルディック様もそんな事を私に言って空に旅立たれました。なので、私達エルフは神と崇めずに尊敬のみを捧げたのですが、心ない人族の中から神に崇めて集まるようになってしまった。何とも嘆かわしい」
ノルディック様もやっぱりあんまり目立ちたくなかったんだね。僕みたいな訳の分からない能力を持っていたのかな?僕と同じだったらもっと凄い事になっていただろうから僕の方が凄いのかもしれない、ああ、やだやだ。
それにしても教会の成り立ちもまともな人が作らなかったのかもね。ノルディック様の言葉を守らずにやってしまっているんだから、何だか僕も亡くなった後にそうなってしまいそうで悲しい。
「その条件ならばエルフはもってこいですね。人里に降りるエルフは稀です。少し前に人族のものと恋に落ちた者がいましたがそれ以降は全くいません。情報が漏れることはないでしょう。それにこの世界樹を見えなくする結界がもうすぐできますから安心です」
おお、やっぱり、見えなくする結界があるみたい。結界は仕組みは世界樹の結界に魔法効果を重ねるだけでいいらしい、なので簡単なんだってさ。それにしても少し前に恋したエルフってまさか、エリシーナちゃんの両親なのかな?エリシーナちゃんはこの人達と関係しているかもしれないね。
「じゃあ、僕らは世界樹を見させてもらいますね。少し見たらすぐに帰りますから」
「創造主様ありがとうございました。またいつでもあそびにきてくだされ」
創造主様なんて呼ばないでね。ティリス様達に聞こえたら勘違いされてしまいます。ちなみにティリス様達はエルフさん達に止められて遠巻きに世界樹を見ています。流石に得体のしれない貴族を入れるわけには行かなかったみたい。仕方ないね。
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