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第二章 黒煙
第四十一話 本性
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「さて、それで孤児院を経営したいんだってね」
椅子に着席して、すぐにルザー様が口を開いた。複数のメイドが僕たち一人一人の後ろに待機して水を一杯ずつ置いて行く。
「教会の孤児院ではちゃんとした教育もできずにただただ子供達を住まわせていただけでした。なのでルークさんの力を借りて孤児院を経営しようと考えたんです」
「ふむ、君は確かアザラーノフと一緒にいたシスターだったかな。アザラーノフはちゃんとやっていたと言っていたが」
ラザラさんに僕は合図すると意見を言ってくれた。それを聞いたルザー様が眉間にしわを寄せて追求してきた。
「寄付金やお布施に手を出して酒や女を買っていたんです。これが証拠です。写しですが本物は冒険者ギルドにあります」
メイさんが証拠を提出した。用心する為に写しを作っておきました。ルザー様が良い人か悪い人か判断する必要があったからね。
「なるほどなるほど、これは酷い物だな。私よりも金遣いが荒い男は初めてだ」
「ほんとですわね。見境が無いし後に残らないものばかり買っていますわ」
ルザー様とユーラさんが笑いながら証拠を見ている。結構凄い事言ってるように聞こえるけど大丈夫なのかな?
「確かにこれでは子供の教育などに行き届かなかっただろう。それにラザラさんの証言もあるわけだし。しかし、気になるのはラザラさんの奴隷紋だね」
ニヤッと笑ったルザー様はラザラさんを見つめた。この人はラザラさんが奴隷だった事を知っている。見ただけでは決して奴隷だとはわからない。その事から油断してはいけない人だって言うのが分かった。少なくともアザラーノフといくらか話しているという事だから。
「・・・その証拠にあったラザラさんを買った人から買いました。奴隷から解放して傷も治したんです。やっぱり孤児院を経営するなら経験者を雇った方が簡単ですからね」
「ほ~」
メイさんが機転を利かせた。アザラーノフは証拠を残していたけどあのラザラさんを買った男はそう言う物は破棄していた。これなら嘘だともわからないだろうし大丈夫でしょう。
「ふむ、では、子供達は?子供達にも奴隷紋があったはずだが?」
黒い、黒いよ、ルザー様。子供が奴隷紋を刻まれている事を知っているなんてあっちゃいけない。それを知っていて孤児院を経営させていたなんて領主として失格だ。
「・・そちらの書類にある売買記録に子供達の記録もあるはずです。その契約者はラザラさんだったのです。それで今回新しい孤児院を経営することになったので奴隷紋はいらないとなって今に至るという事です」
「契約者の名前はアザラーノフになっているが?」
「書類上はそうしていたんですよ。奴隷が奴隷を買うなんてアフドレア条約に違反していますからね」
「ほ~」
メイさんはうまく躱していく。奴隷が奴隷を買うのはおかしいのかな?よくわからないや。
「ルークさんは良いメイドを雇っているようだね。まさか、アフドレア条約を知っているとは」
ルザーの言うアフドレア条約とは奴隷が奴隷を買ってはいけないという条約だ。これは奴隷の所持数を制限する元々の法を守る為のものである。奴隷の所持数を増やすには国に申し出ないといけない。多額の税を払い奴隷数を増やすよりも別の人に買わせて安く奴隷を増やした方がいいという考えを制限する法だ。奴隷を買ってその奴隷に買わせるといったような無限に奴隷を税を払わずにいられるという逃げ道を封じる法、それでも不正はしっかりと正せないが多少は不正をしている人を縛れているのは事実である。
「アザラーノフはそんな事もしていたのか。これは完全な私の采配ミスだな。ルーク君には孤児院の経営を許そう」
ルザー様は早々に話を切りあげて僕に経営を許してくれた。ユアンのネームバリューを使わなくても大丈夫だったみたい、それでも孤児院の名前はユアンにするよ。ユアンなら英雄候補何だし大丈夫でしょう。
でも、ルザー様には油断はできない。何か企んでいるのかも。
「それで、教会はしばらく、司祭が不在なわけだな。教会に連絡を入れてみるか」
ルザー様が大きな声で独り言を言った。その後、すぐに僕らを見て言葉をつないでいく、
「最高司祭の息子が死んだことを伝えたらどうなるだろうか。何故死んだのかと調査が入るのではないだろうか。さてさて、死に追い込んだのは誰かな~、全く面倒なことになったな~」
大きな独り言は僕らに向けられている事なのだろうことが分かる。それでも不正の証拠があるのだから大丈夫なはず。
「宗教とは怖いもので真実を捻じ曲げる力があるのだがな~。なにを言っても聞いてもらえないのでは教会と戦争になるかもしれないな~」
まるで他人事のように話すルザー様。確かに宗教ってそんな感じがするけどノルディック教はそんな事はないよね?
「最高司祭は素晴らしい人です。そんな事には」
「息子が死んだのですからわかりませんよ。それに最高司祭は今、気を病んでしまって気狂いを起こしているようだし」
ラザラさんの言葉にユーラさんが反論した。気狂いって確か記憶を失ってしまって自分や子供達の事も忘れてしまう事だったかな。そうなると教会はその下の人の物になっているかもしれない。この事実にメイさんも驚いています。
その下の人がアザラーノフの兄弟だったら、その仇を探すかもしれない。その人がどんなに優しい人でもユアンが僕を庇ったように家族が殺されたのが分かったら変わってしまうかもしれない。
「そこで取引をしよう。ルーク君の作る装飾品を数点ほしいんだ。エリントスを通ってきた商人からいくらか買い付けたのだが足りなくてね。その代わりに教会からの追及は私が受け持つ。どうだろうか?」
思ったよりも軽い要求だった。僕は拍子抜けして頷いた。でも流石領主様だね。僕がエリントスのルークだって知っていたんだね。
「金の指輪と骨細工の装飾品を三点です。金の指輪はエリントスにないので特別な物ですよ」
魔法を付与していない物を渡したのでこれと言って不利益はないはず。
「おお、素晴らしい。本当に君はルーク君なんだね」
「え?」
ルザー様が笑みを浮かべるとメイド達が動き出した。ラザラさんの首元にナイフが光、僕たちにもナイフが向けられた。
「ルークさん・・」
「何をするんです」
僕はルザー様を睨みつけた。戦闘能力のないラザラさんを人質にされている状況に苛立ちを見せる。
「この装飾品を自分で作れるなんてすごい人だ。私は君がほしいんだよ。わかるだろ?」
「分かりたくありません」
「兄さん僕が!」
「邪魔はさせませんよ」
僕はルザー様を否定するとユーラさんがユアンへとナイフを投げて牽制をかけた。ユアンは一瞬怯んで距離を取った。
「流石の英雄さんもこの数では全員を守れないでしょう」
どうやら、僕とモナーナは眼中にないようです。ユアンばかりに気を使っているのでなめられているのがわかりました。不愉快です。
「さあ、私の為に装備を作るのだ。私の奴隷になれ!」
ルザーの声が屋敷に木霊した。急変したルザー、最初から僕の捕獲が目的だったんだね。これじゃ孤児院の話も白紙になりそう。とても腹が立つ。
僕は憤りを感じて拳を握りしめる。
椅子に着席して、すぐにルザー様が口を開いた。複数のメイドが僕たち一人一人の後ろに待機して水を一杯ずつ置いて行く。
「教会の孤児院ではちゃんとした教育もできずにただただ子供達を住まわせていただけでした。なのでルークさんの力を借りて孤児院を経営しようと考えたんです」
「ふむ、君は確かアザラーノフと一緒にいたシスターだったかな。アザラーノフはちゃんとやっていたと言っていたが」
ラザラさんに僕は合図すると意見を言ってくれた。それを聞いたルザー様が眉間にしわを寄せて追求してきた。
「寄付金やお布施に手を出して酒や女を買っていたんです。これが証拠です。写しですが本物は冒険者ギルドにあります」
メイさんが証拠を提出した。用心する為に写しを作っておきました。ルザー様が良い人か悪い人か判断する必要があったからね。
「なるほどなるほど、これは酷い物だな。私よりも金遣いが荒い男は初めてだ」
「ほんとですわね。見境が無いし後に残らないものばかり買っていますわ」
ルザー様とユーラさんが笑いながら証拠を見ている。結構凄い事言ってるように聞こえるけど大丈夫なのかな?
「確かにこれでは子供の教育などに行き届かなかっただろう。それにラザラさんの証言もあるわけだし。しかし、気になるのはラザラさんの奴隷紋だね」
ニヤッと笑ったルザー様はラザラさんを見つめた。この人はラザラさんが奴隷だった事を知っている。見ただけでは決して奴隷だとはわからない。その事から油断してはいけない人だって言うのが分かった。少なくともアザラーノフといくらか話しているという事だから。
「・・・その証拠にあったラザラさんを買った人から買いました。奴隷から解放して傷も治したんです。やっぱり孤児院を経営するなら経験者を雇った方が簡単ですからね」
「ほ~」
メイさんが機転を利かせた。アザラーノフは証拠を残していたけどあのラザラさんを買った男はそう言う物は破棄していた。これなら嘘だともわからないだろうし大丈夫でしょう。
「ふむ、では、子供達は?子供達にも奴隷紋があったはずだが?」
黒い、黒いよ、ルザー様。子供が奴隷紋を刻まれている事を知っているなんてあっちゃいけない。それを知っていて孤児院を経営させていたなんて領主として失格だ。
「・・そちらの書類にある売買記録に子供達の記録もあるはずです。その契約者はラザラさんだったのです。それで今回新しい孤児院を経営することになったので奴隷紋はいらないとなって今に至るという事です」
「契約者の名前はアザラーノフになっているが?」
「書類上はそうしていたんですよ。奴隷が奴隷を買うなんてアフドレア条約に違反していますからね」
「ほ~」
メイさんはうまく躱していく。奴隷が奴隷を買うのはおかしいのかな?よくわからないや。
「ルークさんは良いメイドを雇っているようだね。まさか、アフドレア条約を知っているとは」
ルザーの言うアフドレア条約とは奴隷が奴隷を買ってはいけないという条約だ。これは奴隷の所持数を制限する元々の法を守る為のものである。奴隷の所持数を増やすには国に申し出ないといけない。多額の税を払い奴隷数を増やすよりも別の人に買わせて安く奴隷を増やした方がいいという考えを制限する法だ。奴隷を買ってその奴隷に買わせるといったような無限に奴隷を税を払わずにいられるという逃げ道を封じる法、それでも不正はしっかりと正せないが多少は不正をしている人を縛れているのは事実である。
「アザラーノフはそんな事もしていたのか。これは完全な私の采配ミスだな。ルーク君には孤児院の経営を許そう」
ルザー様は早々に話を切りあげて僕に経営を許してくれた。ユアンのネームバリューを使わなくても大丈夫だったみたい、それでも孤児院の名前はユアンにするよ。ユアンなら英雄候補何だし大丈夫でしょう。
でも、ルザー様には油断はできない。何か企んでいるのかも。
「それで、教会はしばらく、司祭が不在なわけだな。教会に連絡を入れてみるか」
ルザー様が大きな声で独り言を言った。その後、すぐに僕らを見て言葉をつないでいく、
「最高司祭の息子が死んだことを伝えたらどうなるだろうか。何故死んだのかと調査が入るのではないだろうか。さてさて、死に追い込んだのは誰かな~、全く面倒なことになったな~」
大きな独り言は僕らに向けられている事なのだろうことが分かる。それでも不正の証拠があるのだから大丈夫なはず。
「宗教とは怖いもので真実を捻じ曲げる力があるのだがな~。なにを言っても聞いてもらえないのでは教会と戦争になるかもしれないな~」
まるで他人事のように話すルザー様。確かに宗教ってそんな感じがするけどノルディック教はそんな事はないよね?
「最高司祭は素晴らしい人です。そんな事には」
「息子が死んだのですからわかりませんよ。それに最高司祭は今、気を病んでしまって気狂いを起こしているようだし」
ラザラさんの言葉にユーラさんが反論した。気狂いって確か記憶を失ってしまって自分や子供達の事も忘れてしまう事だったかな。そうなると教会はその下の人の物になっているかもしれない。この事実にメイさんも驚いています。
その下の人がアザラーノフの兄弟だったら、その仇を探すかもしれない。その人がどんなに優しい人でもユアンが僕を庇ったように家族が殺されたのが分かったら変わってしまうかもしれない。
「そこで取引をしよう。ルーク君の作る装飾品を数点ほしいんだ。エリントスを通ってきた商人からいくらか買い付けたのだが足りなくてね。その代わりに教会からの追及は私が受け持つ。どうだろうか?」
思ったよりも軽い要求だった。僕は拍子抜けして頷いた。でも流石領主様だね。僕がエリントスのルークだって知っていたんだね。
「金の指輪と骨細工の装飾品を三点です。金の指輪はエリントスにないので特別な物ですよ」
魔法を付与していない物を渡したのでこれと言って不利益はないはず。
「おお、素晴らしい。本当に君はルーク君なんだね」
「え?」
ルザー様が笑みを浮かべるとメイド達が動き出した。ラザラさんの首元にナイフが光、僕たちにもナイフが向けられた。
「ルークさん・・」
「何をするんです」
僕はルザー様を睨みつけた。戦闘能力のないラザラさんを人質にされている状況に苛立ちを見せる。
「この装飾品を自分で作れるなんてすごい人だ。私は君がほしいんだよ。わかるだろ?」
「分かりたくありません」
「兄さん僕が!」
「邪魔はさせませんよ」
僕はルザー様を否定するとユーラさんがユアンへとナイフを投げて牽制をかけた。ユアンは一瞬怯んで距離を取った。
「流石の英雄さんもこの数では全員を守れないでしょう」
どうやら、僕とモナーナは眼中にないようです。ユアンばかりに気を使っているのでなめられているのがわかりました。不愉快です。
「さあ、私の為に装備を作るのだ。私の奴隷になれ!」
ルザーの声が屋敷に木霊した。急変したルザー、最初から僕の捕獲が目的だったんだね。これじゃ孤児院の話も白紙になりそう。とても腹が立つ。
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