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第二章 黒煙
第十四話 ユアンの属するクラン
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次の日、僕はいつも通り日課の掃除の依頼を受けに来ました。昨日の事もあったので警戒してたんだけど今日はアレイストさんがいたので睨まれるだけでした。
「ルークも[金色の旗]に入るかい?」
「ええ?!」
睨まれている事に気が付いたアレイストさんが僕にそんな事を言ってきました。僕がユアンの入った、そんな凄いクランに入れるわけないじゃないか。僕は首を横に振った。
「まだ1レベルを引け目に感じているのかい、あんたステータスだってかなり高いだろ?ギルマスから聞いたよ。昨日ここで冒険者に絡まれたんだってね」
アレイストさんは昨日の事をギルドマスターから聞かされていたようです。
「また、ジグとザグみたいな事になるかもしれないよ。そうならない為にも力を見せるか、クランに入るかした方がいいんじゃないかい?」
心配しながらそう話すアレイストさん、だけど今の所、僕はクランに入ろうとは思っていません。だってそんな凄いクランに入ったら目立つのは必至だからね。それも1レベルが入るなんて前代未聞でしょ。
「クランには入りませんけど確かに前回みたいなことになるのは困りますね。どうしよう」
「クランに入らないとなるとやっぱり力を見せるべきだよ。ルークはまだEランクなんだから舐められるのは当たり前だしね。ちょちょいとD、Cになってユアンを追いかけてみちゃどうだい?」
冒険者ランクか~、あんまり急いであげようと思ってなかったけど手っ取り早く力を示すにはいいのかな~。ギルドマスターを倒すっていう手もあるけどそれだと目立ちすぎるしね。
「という事でDランクの試験だ。ここから一日程の距離にある村からの要請でゴブリンの撲滅の依頼だよ。コボルトも楽に倒せる二人なら余裕だろ?あのメイとか言うのも行くんだったら更に余裕だろうしね」
「ゴブリンですか、じゃあ行ってみようかな~」
ゴブリンなら余裕だろうという事でアレイストさんは依頼の紙を僕に渡した。報酬は銀貨3枚で簡単なゴブリン退治としては高い様な気がするけど・・・
「あの、これ・・」
「つべこべ言わずに受理してきな、他の人にとられちまうよ」
詳細を聞こうと思ったらアレイストさんに背中を押されてしまいました。仕方なく受理するとアレイストさんは笑って二階に上がっていってしまった。何だか罠にはまった気分です。
気を取り直して、僕は日課の掃除をしていく、今日は噴水広場の一件にしておいた。この後、モナーナと打ち合わせてすぐにでも向かうからね。ゴブリン達は繁殖能力が高いからすぐに村とかを襲っちゃうから、急いだほうがいいんだ。
「ルーク、お待たせ。待った?」
「ううん。あれ、メイさんは?」
「メイさんはクコを見張っているみたいだから一緒に行けないんだってさ」
自分が護衛兼見張り役だって忘れているのかな?僕はメイさんに呆れてため息をつく。まあ、ゴブリン位大丈夫だろうって事かな。
「じゃあ、向かってみようか」
「うん」
僕とモナーナはゴブリンに悩まされている村、キウイ村へと向かった。
「は~~~」
「ルークさんがいなくなってニャムは元気ないわね」
天まで届くようなニャムのため息がエリントスの冒険者ギルドに木霊する、その姿を見ていたノーラが心配そうに見ていた。ニャムはルークが旅立ってから毎日、でかいため息をついていた。彼女は初めての恋をして告白もしたのだがまだ返事を聞いていないうちにいなくなってしまったので未練が募っているのだった。
「あの~、この街でお兄ちゃんじゃなかった。ルークっていう冒険者はいらっしゃいますか?」
ため息ついて机にデコをこすり付けていたニャムにルークと同い年位の少年が声をかけた。その容姿はまるで勇者のような装備を身に纏っていてとてもイケメンだ。
「少し前までいたにゃ、あなたはルークのなんにゃ?」
ニャムは不審ながらも少年に答える。少年はギルドカードも提示しているのでニャムはちゃんと答えた。ニャムは質問をしながらギルドカードの名前を見て固まる。
「にゃ、ユアン様にゃ?」
「あ、はい。そうです。ルークは僕の兄さんで」
「お兄ちゃん!」
ニャムは尻尾をピンと立たせて椅子から立ち上がった。まさか、ルークが今勇者と名高いユアンと兄妹だとは思っていなかったのだ。その声はギルド中に響いた。
「少し前にいたって事はまたどこかへ?」
「ワインプールに行きましたにゃ」
少し緊張したニャムはそう答えた。ニャムは顔の整ったユアンを綺麗だと思って見つめる。しかし、そこに恋愛感情が生まれるような事はなかった。ただただ綺麗だと思うだけだった。まるで女神を見ているかのような神々しさを感じるのだった。
「綺麗にゃ・・」
「え?ははは、ありがとうございます。僕は男なので綺麗って言われるのは何だか新鮮ですね」
ニャムの言葉にハニカミながら答えるユアンは少し嬉しかった。男として見られているユアンはすれ違う人達にカッコイイとは言われるものの綺麗や可愛いなどと言われた事はなかった。男を褒める言葉はかけられるのだが女を褒める言葉をかけられた事はなかった。ユアンは照れて頬を掻く。
「ワインプールですか。黒煙龍の逃げた方角なのでお兄ちゃんに会う口実にしたのですが丁度いいかもしれませんね」
ユアンはパーティメンバーを王都に残して黒煙龍を追っていた。実質この行動はユアンの身勝手な主張、[金色の旗]ではこれが問題になりユアンのパーティーメンバーの同行を禁止した。行きたければ一人で行けと言われたのだ。ユアンはそれを笑顔で肯定して、今ここにいる。
「ニャムさんありがとうございました。私はすぐにワインプールへ向かいます」
「え?夜も深くなってくるにゃ、ルークの泊っていた部屋が空いているはずだからそこに泊っていけばいいにゃ」
「兄さんの泊っていた部屋!!それは国宝級ですね」
ユアンの旅を中断させるルークの残り香の残る部屋、威力は絶大だった。
「[小鳥のさえずり亭]はここにゃ」
「おお~、珍しい佇まい。流石、兄さん」
二階が入口になっている小鳥のさえずり亭に何度も頷くユアン、ニャムの案内で小鳥のさえずり亭に入っていく。
「スリンさん、お客さんを連れてきました」
「あら、直接案内するなんて。凄いお客さんかいって勇者様?」
珍しい事もあるもんだねとスリンさんが厨房から出てくる。スリンさんはユアンの神々しいオーラに驚いて声をもらした。その声に小鳥のさえずり亭のお客さんみんなの視線がユアンに集まった。
「まさか、君は[エタニティ]のユアン君ではないか?」
「え、はい。確かに僕はユアンですけど、エタニティって言うのは初めて聞きました」
虎狼のリーダーバッツは驚いてユアンの名を呼んだ。ユアンも驚いて答えるとバッツが近づいて握手を求めた。
「虎狼のリーダー、バッツだ。まさか、エタニティに会えるなんて光栄だよ」
「虎狼のバッツさんですか、噂はかねがね。王都でも有名でしたよ」
新進気鋭の虎狼は王都でも中々に名がしれている。王都生活をしていたユアンも知っていたようだ。
「今回のワーウルフの襲撃でも名をはせたらしいですね。何でしたっけ?ボーンガーディアンのバッツでしたっけ」
「あ~ははは、お恥ずかしい」
バッツは頭を掻いて答えた。バッツはワーウルフの襲撃でクルシュの屋敷に向かっていた。クルシュの屋敷のワーウルフ達が冒険者達に気付いて襲ってきたのだ。数はそれほど多くはなかった。しかし、先頭を走っていた虎狼は少し危ない状況だった。
「はあ!ダンク、まだ行けるか?」
「まだまだ大丈夫だが、二人を守ってだと危ないな」
後衛であるキャシーとフィオナはこういった魔物と相性が悪い、一瞬の気のゆるみが命の危険を招くのだ。戦いながらそう話していると早速ワーウルフの手がキャシー達に届き始める。
「キャ!」
「ハア!大丈夫か?」
「え、ええ大丈夫」
「少し下がろう」
魔法使いであるフィオナが腕を引っ掻かれた。腕は血で染まって杖を持てないほどだがポーションを買っておいたのですぐに使うと傷はなくなっていった。
「おい、凄い威力だな」
「そうね。エリクサーレベルね」
回復している様子を見ながらフィオナとダンクが感心している。しかし、そんな暇はなかった。
ワーウルフ達が動きの止まった僕らを見て襲ってきたのだ。四方から迫るワーウルフ達、僕とダンクは眼前の敵を切り伏せたけど残りのワーウルフがキャシーとフィオナに迫っていた。
「キャ!」
「この~・・・」
その瞬間信じられない事が起こり、バッツ達は唖然とした。
バッツの鎧、ボーンアーマーのボンチャンの形が変わり二人を襲おうとしてきたワーウルフの首をはねたのだ。唖然としている間もボーンアーマーは無双していった、辺りのワーウルフ達を撃滅していくのだ。
ボーンアーマーはルークに装備してもらえなかったうっぷんを晴らすように活躍してしまった。冒険者達が当初予定していたよりも早くワーウルフを始末出来たのもバッツ、ボーンアーマーのおかげだったのだ。ルークの作る物はここでも人を救っていた。
「ルークも[金色の旗]に入るかい?」
「ええ?!」
睨まれている事に気が付いたアレイストさんが僕にそんな事を言ってきました。僕がユアンの入った、そんな凄いクランに入れるわけないじゃないか。僕は首を横に振った。
「まだ1レベルを引け目に感じているのかい、あんたステータスだってかなり高いだろ?ギルマスから聞いたよ。昨日ここで冒険者に絡まれたんだってね」
アレイストさんは昨日の事をギルドマスターから聞かされていたようです。
「また、ジグとザグみたいな事になるかもしれないよ。そうならない為にも力を見せるか、クランに入るかした方がいいんじゃないかい?」
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「クランには入りませんけど確かに前回みたいなことになるのは困りますね。どうしよう」
「クランに入らないとなるとやっぱり力を見せるべきだよ。ルークはまだEランクなんだから舐められるのは当たり前だしね。ちょちょいとD、Cになってユアンを追いかけてみちゃどうだい?」
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「という事でDランクの試験だ。ここから一日程の距離にある村からの要請でゴブリンの撲滅の依頼だよ。コボルトも楽に倒せる二人なら余裕だろ?あのメイとか言うのも行くんだったら更に余裕だろうしね」
「ゴブリンですか、じゃあ行ってみようかな~」
ゴブリンなら余裕だろうという事でアレイストさんは依頼の紙を僕に渡した。報酬は銀貨3枚で簡単なゴブリン退治としては高い様な気がするけど・・・
「あの、これ・・」
「つべこべ言わずに受理してきな、他の人にとられちまうよ」
詳細を聞こうと思ったらアレイストさんに背中を押されてしまいました。仕方なく受理するとアレイストさんは笑って二階に上がっていってしまった。何だか罠にはまった気分です。
気を取り直して、僕は日課の掃除をしていく、今日は噴水広場の一件にしておいた。この後、モナーナと打ち合わせてすぐにでも向かうからね。ゴブリン達は繁殖能力が高いからすぐに村とかを襲っちゃうから、急いだほうがいいんだ。
「ルーク、お待たせ。待った?」
「ううん。あれ、メイさんは?」
「メイさんはクコを見張っているみたいだから一緒に行けないんだってさ」
自分が護衛兼見張り役だって忘れているのかな?僕はメイさんに呆れてため息をつく。まあ、ゴブリン位大丈夫だろうって事かな。
「じゃあ、向かってみようか」
「うん」
僕とモナーナはゴブリンに悩まされている村、キウイ村へと向かった。
「は~~~」
「ルークさんがいなくなってニャムは元気ないわね」
天まで届くようなニャムのため息がエリントスの冒険者ギルドに木霊する、その姿を見ていたノーラが心配そうに見ていた。ニャムはルークが旅立ってから毎日、でかいため息をついていた。彼女は初めての恋をして告白もしたのだがまだ返事を聞いていないうちにいなくなってしまったので未練が募っているのだった。
「あの~、この街でお兄ちゃんじゃなかった。ルークっていう冒険者はいらっしゃいますか?」
ため息ついて机にデコをこすり付けていたニャムにルークと同い年位の少年が声をかけた。その容姿はまるで勇者のような装備を身に纏っていてとてもイケメンだ。
「少し前までいたにゃ、あなたはルークのなんにゃ?」
ニャムは不審ながらも少年に答える。少年はギルドカードも提示しているのでニャムはちゃんと答えた。ニャムは質問をしながらギルドカードの名前を見て固まる。
「にゃ、ユアン様にゃ?」
「あ、はい。そうです。ルークは僕の兄さんで」
「お兄ちゃん!」
ニャムは尻尾をピンと立たせて椅子から立ち上がった。まさか、ルークが今勇者と名高いユアンと兄妹だとは思っていなかったのだ。その声はギルド中に響いた。
「少し前にいたって事はまたどこかへ?」
「ワインプールに行きましたにゃ」
少し緊張したニャムはそう答えた。ニャムは顔の整ったユアンを綺麗だと思って見つめる。しかし、そこに恋愛感情が生まれるような事はなかった。ただただ綺麗だと思うだけだった。まるで女神を見ているかのような神々しさを感じるのだった。
「綺麗にゃ・・」
「え?ははは、ありがとうございます。僕は男なので綺麗って言われるのは何だか新鮮ですね」
ニャムの言葉にハニカミながら答えるユアンは少し嬉しかった。男として見られているユアンはすれ違う人達にカッコイイとは言われるものの綺麗や可愛いなどと言われた事はなかった。男を褒める言葉はかけられるのだが女を褒める言葉をかけられた事はなかった。ユアンは照れて頬を掻く。
「ワインプールですか。黒煙龍の逃げた方角なのでお兄ちゃんに会う口実にしたのですが丁度いいかもしれませんね」
ユアンはパーティメンバーを王都に残して黒煙龍を追っていた。実質この行動はユアンの身勝手な主張、[金色の旗]ではこれが問題になりユアンのパーティーメンバーの同行を禁止した。行きたければ一人で行けと言われたのだ。ユアンはそれを笑顔で肯定して、今ここにいる。
「ニャムさんありがとうございました。私はすぐにワインプールへ向かいます」
「え?夜も深くなってくるにゃ、ルークの泊っていた部屋が空いているはずだからそこに泊っていけばいいにゃ」
「兄さんの泊っていた部屋!!それは国宝級ですね」
ユアンの旅を中断させるルークの残り香の残る部屋、威力は絶大だった。
「[小鳥のさえずり亭]はここにゃ」
「おお~、珍しい佇まい。流石、兄さん」
二階が入口になっている小鳥のさえずり亭に何度も頷くユアン、ニャムの案内で小鳥のさえずり亭に入っていく。
「スリンさん、お客さんを連れてきました」
「あら、直接案内するなんて。凄いお客さんかいって勇者様?」
珍しい事もあるもんだねとスリンさんが厨房から出てくる。スリンさんはユアンの神々しいオーラに驚いて声をもらした。その声に小鳥のさえずり亭のお客さんみんなの視線がユアンに集まった。
「まさか、君は[エタニティ]のユアン君ではないか?」
「え、はい。確かに僕はユアンですけど、エタニティって言うのは初めて聞きました」
虎狼のリーダーバッツは驚いてユアンの名を呼んだ。ユアンも驚いて答えるとバッツが近づいて握手を求めた。
「虎狼のリーダー、バッツだ。まさか、エタニティに会えるなんて光栄だよ」
「虎狼のバッツさんですか、噂はかねがね。王都でも有名でしたよ」
新進気鋭の虎狼は王都でも中々に名がしれている。王都生活をしていたユアンも知っていたようだ。
「今回のワーウルフの襲撃でも名をはせたらしいですね。何でしたっけ?ボーンガーディアンのバッツでしたっけ」
「あ~ははは、お恥ずかしい」
バッツは頭を掻いて答えた。バッツはワーウルフの襲撃でクルシュの屋敷に向かっていた。クルシュの屋敷のワーウルフ達が冒険者達に気付いて襲ってきたのだ。数はそれほど多くはなかった。しかし、先頭を走っていた虎狼は少し危ない状況だった。
「はあ!ダンク、まだ行けるか?」
「まだまだ大丈夫だが、二人を守ってだと危ないな」
後衛であるキャシーとフィオナはこういった魔物と相性が悪い、一瞬の気のゆるみが命の危険を招くのだ。戦いながらそう話していると早速ワーウルフの手がキャシー達に届き始める。
「キャ!」
「ハア!大丈夫か?」
「え、ええ大丈夫」
「少し下がろう」
魔法使いであるフィオナが腕を引っ掻かれた。腕は血で染まって杖を持てないほどだがポーションを買っておいたのですぐに使うと傷はなくなっていった。
「おい、凄い威力だな」
「そうね。エリクサーレベルね」
回復している様子を見ながらフィオナとダンクが感心している。しかし、そんな暇はなかった。
ワーウルフ達が動きの止まった僕らを見て襲ってきたのだ。四方から迫るワーウルフ達、僕とダンクは眼前の敵を切り伏せたけど残りのワーウルフがキャシーとフィオナに迫っていた。
「キャ!」
「この~・・・」
その瞬間信じられない事が起こり、バッツ達は唖然とした。
バッツの鎧、ボーンアーマーのボンチャンの形が変わり二人を襲おうとしてきたワーウルフの首をはねたのだ。唖然としている間もボーンアーマーは無双していった、辺りのワーウルフ達を撃滅していくのだ。
ボーンアーマーはルークに装備してもらえなかったうっぷんを晴らすように活躍してしまった。冒険者達が当初予定していたよりも早くワーウルフを始末出来たのもバッツ、ボーンアーマーのおかげだったのだ。ルークの作る物はここでも人を救っていた。
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