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第二章 黒煙
第五話 黒いドレスの少女
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「二人共ギルドにいくよ~」
僕はノックもしないで二人の入っていった部屋にはいった。すると、
「えっ、キャ~」
モナーナとメイさんはお着替え中だったようです。モナーナが今まで来ていた服で体を隠す。目のやり場に困っているとメイさんに追い出されました。
「ルークさん、女の子は出かける準備に時間がかかるものなんですよ。着の身着のままのあなたとは違うんです」
メイさんは肌着のまま僕をしかりつける。目のやり場に困ります。
「わかりましたから前を隠してください」
「・・・あら、私としたことが、見る機会もないのですからしっかり見てもいいんですよ」
メイさんが揶揄うようにそう言ってきた。だけど僕は目を隠します。指の間からも見ないよ。
「メイさん、ルークを揶揄わないでください」
「あら、怒られてしまいました。ではルークさん、少々お待ちくださいね」
「はい・・」
何だか良い物を見てしまった感じだけど殴られないでよかったです。
一階の食事所の椅子に座って待っていると可愛らしいフリフリのついた服を着たモナーナが先に僕元へやってきた。メイさんは階段から覗いています。
「どうかな?」
「えっ、どうって?」
モナーナの問いに僕はどう答えたらいいのかわからずに疑問を飛ばすとモナーナはがっくりと肩を落とした。メイさんも首を傾げていました。これはどういう事だろう。
「真紅のローブをその洋服の姿に変える?」
「そう言う事じゃなくて」
「えっ、可愛いからそうした方がいいかな~って思ったんだけど」
「・・・最初にそれを言ってよ」
モナーナはモジモジとしながら頷いていました。僕はすぐに真紅のローブの姿を変えていく、街中でも何があるかわからないからね。
モナーナに真紅のローブ(可愛いフリフリの服)を渡して着替えてもらいギルドに向かう。これで真紅のローブは指示するたけでこの服になるようになる、もちろん今までのモナーナの服にもなるよ。
ギルドでは黒煙龍の話をエリントスに知らせる意味もあるので今日中に済ませないといけない。まだお昼なのでそんなに急がないでいいんだけどね。
ブドウ畑を渡っていく、来た時同様にブドウの香りがしていて何とも言えないいい匂い。ギルドはエリントスのギルドと同じ建物で中も一緒だった。中に入ると二階のベテランの人達がにらみを利かせています。
僕はエリントスと同じような雰囲気だったので物怖じせずにニャムさんがいつもいた受付へ、くせみたいなもので向かった。
「依頼ですかにゃ」
そんな声が聞こえたような気がしたけど気のせいです、受付の人は人族でした。
「エリントスに知らせを送りたいんだ」
「畏まりました。ではこの手紙に内容をお書きください」
メイさんの言葉に受付の女の人が手紙を一通取り出した。メイさんはスラスラと書いて行く。僕は暇なのでお掃除の依頼を探す、普通に端仕事と言われている依頼は多いみたいです。これをやりながら秘密の作戦を実行していく、ふふふ。
「また端仕事?」
「そうだよ。僕の日課だからね」
「素材がいっぱいになっちゃうんじゃないの?」
「なったらなったかな。今の所大丈夫そうだし・・・あれ、あなたは」
モナーナの質問に答えていると見知った顔の人が近づいてきた。僕はその人を見て驚いちゃった。
「「アレイストさん」」
僕とモナーナはハモッてその人の名前を叫んだ。アレイストさんは恥ずかしそうに頬を掻いてる。
「二人共恥ずかしいよ」
「あ、すいません。つい」
確かに大声で名前を言われるのは恥ずかしいよね。僕とモナーナも恥ずかしくなったので頬を掻く。
「なんでアレイストさんがこの街に?」
「二人がここにくるって言うんで先回りしてたのさ、礼も言えてなかったしね」
頬を赤くしてるアレイストさん、何だか可愛らしく見えてしまった。でも、礼って誰に対してかな?。
「・・ルークはやっぱり分かってないようだね。私が礼を言いたいのはあんただよ。あんた」
「ええ~、僕ですか?」
僕は驚き戸惑った。アレイストさんを助けた覚えがないので何とも言い難い気持ちです。
「あんだけの広範囲魔法を使ったからわからないだろうけどあの時私も助けられたんだよ」
僕のでこを突っつくアレイストさん。アレイストさんは頬を赤くしてる。
「礼を言う前に来ちまったもんだからいいにくかったんだけど、二人のおかげで素直に言えたよ」
エリントスの人達には僕の事が知られちゃったわけだけど、当分は黙っていてくれるらしい。これは緘口令みたいなものでクルシュ様が守ってくれているんだけど人の口に戸は立てられぬって言うからいつかは漏れるんだよね。すでにアレイストさんと話しているだけで目を引いちゃっているみたいで二階の人達の視線が痛いです。
「当分私もこの街にいるから何か困った事があったら私に言いな。こうみえて[金色の旗]の幹部だからね。色々な所に顔が利くんだ」
[金色の旗]って確かユアンの入っているクランの名前だったかな。どの位の規模のものか知らなかったけどアレイストさんがいるって言う事は相当でかそうに思える。クランに入っているのにアレイストさんはソロを貫いているのか~。
アレイストさんは後ろ手に手を振ってギルドの二階に上がっていった。
メイさんが手紙を書き終わったので僕らはギルドを出ようと思った。その時、不意にズボンが引っ張られた。
「お兄さん、面白いね」
黒髪で片目眼帯、フリフリのついた黒いドレスを着た少女が僕を引き留めた。
僕はノックもしないで二人の入っていった部屋にはいった。すると、
「えっ、キャ~」
モナーナとメイさんはお着替え中だったようです。モナーナが今まで来ていた服で体を隠す。目のやり場に困っているとメイさんに追い出されました。
「ルークさん、女の子は出かける準備に時間がかかるものなんですよ。着の身着のままのあなたとは違うんです」
メイさんは肌着のまま僕をしかりつける。目のやり場に困ります。
「わかりましたから前を隠してください」
「・・・あら、私としたことが、見る機会もないのですからしっかり見てもいいんですよ」
メイさんが揶揄うようにそう言ってきた。だけど僕は目を隠します。指の間からも見ないよ。
「メイさん、ルークを揶揄わないでください」
「あら、怒られてしまいました。ではルークさん、少々お待ちくださいね」
「はい・・」
何だか良い物を見てしまった感じだけど殴られないでよかったです。
一階の食事所の椅子に座って待っていると可愛らしいフリフリのついた服を着たモナーナが先に僕元へやってきた。メイさんは階段から覗いています。
「どうかな?」
「えっ、どうって?」
モナーナの問いに僕はどう答えたらいいのかわからずに疑問を飛ばすとモナーナはがっくりと肩を落とした。メイさんも首を傾げていました。これはどういう事だろう。
「真紅のローブをその洋服の姿に変える?」
「そう言う事じゃなくて」
「えっ、可愛いからそうした方がいいかな~って思ったんだけど」
「・・・最初にそれを言ってよ」
モナーナはモジモジとしながら頷いていました。僕はすぐに真紅のローブの姿を変えていく、街中でも何があるかわからないからね。
モナーナに真紅のローブ(可愛いフリフリの服)を渡して着替えてもらいギルドに向かう。これで真紅のローブは指示するたけでこの服になるようになる、もちろん今までのモナーナの服にもなるよ。
ギルドでは黒煙龍の話をエリントスに知らせる意味もあるので今日中に済ませないといけない。まだお昼なのでそんなに急がないでいいんだけどね。
ブドウ畑を渡っていく、来た時同様にブドウの香りがしていて何とも言えないいい匂い。ギルドはエリントスのギルドと同じ建物で中も一緒だった。中に入ると二階のベテランの人達がにらみを利かせています。
僕はエリントスと同じような雰囲気だったので物怖じせずにニャムさんがいつもいた受付へ、くせみたいなもので向かった。
「依頼ですかにゃ」
そんな声が聞こえたような気がしたけど気のせいです、受付の人は人族でした。
「エリントスに知らせを送りたいんだ」
「畏まりました。ではこの手紙に内容をお書きください」
メイさんの言葉に受付の女の人が手紙を一通取り出した。メイさんはスラスラと書いて行く。僕は暇なのでお掃除の依頼を探す、普通に端仕事と言われている依頼は多いみたいです。これをやりながら秘密の作戦を実行していく、ふふふ。
「また端仕事?」
「そうだよ。僕の日課だからね」
「素材がいっぱいになっちゃうんじゃないの?」
「なったらなったかな。今の所大丈夫そうだし・・・あれ、あなたは」
モナーナの質問に答えていると見知った顔の人が近づいてきた。僕はその人を見て驚いちゃった。
「「アレイストさん」」
僕とモナーナはハモッてその人の名前を叫んだ。アレイストさんは恥ずかしそうに頬を掻いてる。
「二人共恥ずかしいよ」
「あ、すいません。つい」
確かに大声で名前を言われるのは恥ずかしいよね。僕とモナーナも恥ずかしくなったので頬を掻く。
「なんでアレイストさんがこの街に?」
「二人がここにくるって言うんで先回りしてたのさ、礼も言えてなかったしね」
頬を赤くしてるアレイストさん、何だか可愛らしく見えてしまった。でも、礼って誰に対してかな?。
「・・ルークはやっぱり分かってないようだね。私が礼を言いたいのはあんただよ。あんた」
「ええ~、僕ですか?」
僕は驚き戸惑った。アレイストさんを助けた覚えがないので何とも言い難い気持ちです。
「あんだけの広範囲魔法を使ったからわからないだろうけどあの時私も助けられたんだよ」
僕のでこを突っつくアレイストさん。アレイストさんは頬を赤くしてる。
「礼を言う前に来ちまったもんだからいいにくかったんだけど、二人のおかげで素直に言えたよ」
エリントスの人達には僕の事が知られちゃったわけだけど、当分は黙っていてくれるらしい。これは緘口令みたいなものでクルシュ様が守ってくれているんだけど人の口に戸は立てられぬって言うからいつかは漏れるんだよね。すでにアレイストさんと話しているだけで目を引いちゃっているみたいで二階の人達の視線が痛いです。
「当分私もこの街にいるから何か困った事があったら私に言いな。こうみえて[金色の旗]の幹部だからね。色々な所に顔が利くんだ」
[金色の旗]って確かユアンの入っているクランの名前だったかな。どの位の規模のものか知らなかったけどアレイストさんがいるって言う事は相当でかそうに思える。クランに入っているのにアレイストさんはソロを貫いているのか~。
アレイストさんは後ろ手に手を振ってギルドの二階に上がっていった。
メイさんが手紙を書き終わったので僕らはギルドを出ようと思った。その時、不意にズボンが引っ張られた。
「お兄さん、面白いね」
黒髪で片目眼帯、フリフリのついた黒いドレスを着た少女が僕を引き留めた。
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