28 / 165
第一章 始まり
第二十七話 領主の苦悩
しおりを挟む
ジグとザグからモナーナを助けた次の日、僕はモナーナの手を握りながら椅子で眠ってしまった。
「お二人共、もう朝ですよ。起きてください」
「う・・誰?」
僕とモナーナは眠い目を擦る。ぼやける目で声のする方を見るとキッチンで料理をしている女の人がいた、鍵は閉めていたはずなのに。そんな疑問を吹き飛ばすようないい匂いが、匂いから察するにたぶんベーコンエッグだと思われる。
「朝ごはんの準備は出来てますから起きたら来てください」
初めて見るその女の人は長い黒髪を後ろで結っている、後ろから見るとメイドさんが料理しているように見える。
モナーナは僕の背中に隠れる。昨日の出来事は結構モナーナにダメージを残してるみたい。もっと早く助けられてたらよかった。
「あなたは?」
「私はクルシュ様からあなたの護衛にと言われてきた者です。メイドなのでメイと呼んでください」
メイの言葉を聞いて僕とモナーナは顔を見合った。メイと呼んでという事は名前はないという事なのかな。
「さあ、お二人共。出来ましたから食べましょ」
「ありがとうございます」
僕は素直に椅子に座って食べ始めた、思った通りベーコンエッグで卵は半熟だ。トーストがあると良いんだけど、と思っていると、
「トーストをどうぞ」
「気が利くね。ありがと」
トーストを受け取ると目玉焼きをトーストの上に乗せてかじっていく、塩味と卵黄がトーストとマッチして目覚めたばかりの僕の脳を活性化させていく。
「ルーク・・」
「モナーナも食べてごらん」
モナーナは僕の隣の席に座って様子を見ていた。まるで子供みたいにメイを怖がってる。
「モナーナさんは控えめな方なんですね。安心してください。私はあなたも守るように言われています」
メイはそう言いながら紅茶をモナーナの座る前の机に置いた。ホッとするラベンダーの香りが僕とモナーナを包んだ。
「ラベンダーの紅茶はお父さんが好きだったの」
モナーナは一口、紅茶を口にいれた。モナーナの瞳が潤いを帯びた。お父さんを思い出しているんだと思う。
「大丈夫ですよ。これからは私とルークさんが守りますから」
「そうだね」
「・・ありがとう」
メイは優しくモナーナを抱きしめて僕を見て話した。初めてあった人なのになぜか心を許してしまう、不思議な人だ。
「あの人達は私が忠告しておきましたからこの街にはもういませんよ。安心してください」
「見ていたんですか?」
「はい、といってもルークさんが雨を操るあたりからですけどね」
「えっと、その事はクルシュ様には」
「ダメです。私は護衛である前にクルシュ様の部下ですから」
あう、クルシュ様にどんどん僕の情報が伝わってしまう、これからメイがいっつも一緒になるって事は更に僕が忙しくなることにつながるんじゃ・・・不安だ。
「モナーナさんは喜んでいますよ」
「モナーナ・・」
「・・ルークは凄いから、つい」
メイと僕のやり取りを聞いていたモナーナは喜んでいる、泣き顔よりやっぱり笑顔の方がいいけど何だか喜んでいいんだか悪いんだかわからなくなってくる。
「では、これからよろしくお願いします。今からクルシュ様に報告に行くので」
「・・はい、朝ごはん美味しかったです」
「美味しかった・・」
「ふふ、お粗末様です」
メイは一瞬で僕たちの目の前から消えた、これもスキルの力なのかな。僕とモナーナは食事を再開した。
「可愛らしい護衛対象ですこと」
メイはクルシュの屋敷へと駆けながらそう呟いた。ついつい抱きしめたくなるような護衛対象に微笑んでいる。
「戻りました!」
「おお、早いな。早速いざこざでもあったのか?」
「はい」
私はクルシュ様の部屋の天井から舞い降りて報告する。ジグとザグがちょっかいを出して返り討ちにあい、街を去った事、その時に使われたルークの力の事、すべてを報告した。
「それは凄いな・・・今までの英雄達の中にもそれと同じ事をした者がいたと聞いているが、この場合それ以上じゃないか?」
「そうですね。私の知る限りでも」
「更に自分を強化するアイテムを作り出せるわけか」
クルシュは顎に手を当てて考えこんだ。ルークをどうすれば守れるのか考え込んでいる。それだけルークの力は驚異的なのだろう。
「他の貴族にはバレないようにする。それにはルークの名を使わずに兵士達へルークの装備を回す。ルークの名の代わりに私の名を使おう。そうすれば標的は私になるはずだ」
「それではクルシュ様が危険に」
「大丈夫だ。ルークの作った装備を私もするし、兵士達もそれを装備している。大半の敵対勢力の戦力を大きく超えているだろう」
この世界では国同士の戦争は皆無だ。クルシュの言う敵対勢力とは盗賊や魔物の事である。しかし、ルークの事がバレると他の国も例外ではないかもしれない。ルークの秘匿は絶対条件である。
「メイと言ったか?」
「はい、そう名乗りました」
「安直だな。しかし、本名を出さないのは定石か。引き続きルークとモナーナを警護してくれ、ルークが人前で常識外れの事をしたらなるべく隠すようにするんだ」
「わかりました。すでに常識外れの獣を見ていますのでそこは大丈夫だと思います」
「・・・やはり、あの猫は」
「はい」
クルシュは頭を抱える。クルシュの兵士達でも捕まえられなかった猫、ミスリーの事で頭を抱えた。クルシュの兵士は上級騎士と言われる高レベルの騎士である。ゆうに40レベルは越えている屈強な男達なのだ、それがけむに巻かれて取り逃がす事からミスリーを怪しんでいた、クルシュが思った通りミスリーは強者であったのだった。
「まだ何なのかわかりませんがルークを守るように鎮座していました」
「そうか、ならば安心だな」
「・・はい」
クルシュは窓からエリントスを眺めてため息をついた。頼もしい仲間が出来たが心配事も増えた事に心労が増えると思ったのだ、領主とはとても大変な仕事らしい。
「お二人共、もう朝ですよ。起きてください」
「う・・誰?」
僕とモナーナは眠い目を擦る。ぼやける目で声のする方を見るとキッチンで料理をしている女の人がいた、鍵は閉めていたはずなのに。そんな疑問を吹き飛ばすようないい匂いが、匂いから察するにたぶんベーコンエッグだと思われる。
「朝ごはんの準備は出来てますから起きたら来てください」
初めて見るその女の人は長い黒髪を後ろで結っている、後ろから見るとメイドさんが料理しているように見える。
モナーナは僕の背中に隠れる。昨日の出来事は結構モナーナにダメージを残してるみたい。もっと早く助けられてたらよかった。
「あなたは?」
「私はクルシュ様からあなたの護衛にと言われてきた者です。メイドなのでメイと呼んでください」
メイの言葉を聞いて僕とモナーナは顔を見合った。メイと呼んでという事は名前はないという事なのかな。
「さあ、お二人共。出来ましたから食べましょ」
「ありがとうございます」
僕は素直に椅子に座って食べ始めた、思った通りベーコンエッグで卵は半熟だ。トーストがあると良いんだけど、と思っていると、
「トーストをどうぞ」
「気が利くね。ありがと」
トーストを受け取ると目玉焼きをトーストの上に乗せてかじっていく、塩味と卵黄がトーストとマッチして目覚めたばかりの僕の脳を活性化させていく。
「ルーク・・」
「モナーナも食べてごらん」
モナーナは僕の隣の席に座って様子を見ていた。まるで子供みたいにメイを怖がってる。
「モナーナさんは控えめな方なんですね。安心してください。私はあなたも守るように言われています」
メイはそう言いながら紅茶をモナーナの座る前の机に置いた。ホッとするラベンダーの香りが僕とモナーナを包んだ。
「ラベンダーの紅茶はお父さんが好きだったの」
モナーナは一口、紅茶を口にいれた。モナーナの瞳が潤いを帯びた。お父さんを思い出しているんだと思う。
「大丈夫ですよ。これからは私とルークさんが守りますから」
「そうだね」
「・・ありがとう」
メイは優しくモナーナを抱きしめて僕を見て話した。初めてあった人なのになぜか心を許してしまう、不思議な人だ。
「あの人達は私が忠告しておきましたからこの街にはもういませんよ。安心してください」
「見ていたんですか?」
「はい、といってもルークさんが雨を操るあたりからですけどね」
「えっと、その事はクルシュ様には」
「ダメです。私は護衛である前にクルシュ様の部下ですから」
あう、クルシュ様にどんどん僕の情報が伝わってしまう、これからメイがいっつも一緒になるって事は更に僕が忙しくなることにつながるんじゃ・・・不安だ。
「モナーナさんは喜んでいますよ」
「モナーナ・・」
「・・ルークは凄いから、つい」
メイと僕のやり取りを聞いていたモナーナは喜んでいる、泣き顔よりやっぱり笑顔の方がいいけど何だか喜んでいいんだか悪いんだかわからなくなってくる。
「では、これからよろしくお願いします。今からクルシュ様に報告に行くので」
「・・はい、朝ごはん美味しかったです」
「美味しかった・・」
「ふふ、お粗末様です」
メイは一瞬で僕たちの目の前から消えた、これもスキルの力なのかな。僕とモナーナは食事を再開した。
「可愛らしい護衛対象ですこと」
メイはクルシュの屋敷へと駆けながらそう呟いた。ついつい抱きしめたくなるような護衛対象に微笑んでいる。
「戻りました!」
「おお、早いな。早速いざこざでもあったのか?」
「はい」
私はクルシュ様の部屋の天井から舞い降りて報告する。ジグとザグがちょっかいを出して返り討ちにあい、街を去った事、その時に使われたルークの力の事、すべてを報告した。
「それは凄いな・・・今までの英雄達の中にもそれと同じ事をした者がいたと聞いているが、この場合それ以上じゃないか?」
「そうですね。私の知る限りでも」
「更に自分を強化するアイテムを作り出せるわけか」
クルシュは顎に手を当てて考えこんだ。ルークをどうすれば守れるのか考え込んでいる。それだけルークの力は驚異的なのだろう。
「他の貴族にはバレないようにする。それにはルークの名を使わずに兵士達へルークの装備を回す。ルークの名の代わりに私の名を使おう。そうすれば標的は私になるはずだ」
「それではクルシュ様が危険に」
「大丈夫だ。ルークの作った装備を私もするし、兵士達もそれを装備している。大半の敵対勢力の戦力を大きく超えているだろう」
この世界では国同士の戦争は皆無だ。クルシュの言う敵対勢力とは盗賊や魔物の事である。しかし、ルークの事がバレると他の国も例外ではないかもしれない。ルークの秘匿は絶対条件である。
「メイと言ったか?」
「はい、そう名乗りました」
「安直だな。しかし、本名を出さないのは定石か。引き続きルークとモナーナを警護してくれ、ルークが人前で常識外れの事をしたらなるべく隠すようにするんだ」
「わかりました。すでに常識外れの獣を見ていますのでそこは大丈夫だと思います」
「・・・やはり、あの猫は」
「はい」
クルシュは頭を抱える。クルシュの兵士達でも捕まえられなかった猫、ミスリーの事で頭を抱えた。クルシュの兵士は上級騎士と言われる高レベルの騎士である。ゆうに40レベルは越えている屈強な男達なのだ、それがけむに巻かれて取り逃がす事からミスリーを怪しんでいた、クルシュが思った通りミスリーは強者であったのだった。
「まだ何なのかわかりませんがルークを守るように鎮座していました」
「そうか、ならば安心だな」
「・・はい」
クルシュは窓からエリントスを眺めてため息をついた。頼もしい仲間が出来たが心配事も増えた事に心労が増えると思ったのだ、領主とはとても大変な仕事らしい。
21
お気に入りに追加
5,466
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/light_novel.png?id=7e51c3283133586a6f12)
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
「お前のような奴はパーティーに必要ない」と追放された錬金術師は自由に生きる~ポーション作ってたらいつの間にか最強になってました~
平山和人
ファンタジー
錬金術師のカイトは役立たずを理由にパーティーから追放されてしまう。自由を手に入れたカイトは世界中を気ままに旅することにした。
しかし、カイトは気づいていなかった。彼の作るポーションはどんな病気をも治す万能薬であることを。
カイトは旅をしていくうちに、薬神として崇められることになるのだが、彼は今日も無自覚に人々を救うのであった。
一方、カイトを追放したパーティーはカイトを失ったことで没落の道を歩むことになるのであった。
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
勝手にダンジョンを創られ魔法のある生活が始まりました
久遠 れんり
ファンタジー
別の世界からの侵略を機に地球にばらまかれた魔素、元々なかった魔素の影響を受け徐々に人間は進化をする。
魔法が使えるようになった人類。
侵略者の想像を超え人類は魔改造されていく。
カクヨム公開中。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生!ハイハイからの倍人生
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は死んでしまった。
まさか野球観戦で死ぬとは思わなかった。
ホームランボールによって頭を打ち死んでしまった僕は異世界に転生する事になった。
転生する時に女神様がいくら何でも可哀そうという事で特殊な能力を与えてくれた。
それはレベルを減らすことでステータスを無制限に倍にしていける能力だった...
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる