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第一章
第21話 領主カタリナ
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雷の宿屋に帰ってきて夕飯を済ませると自室に入る。レベルアップしたのでステータスの確認をしておこうとベッドに座った。
伊勢川 隼人 (イセガワ ハヤト)
LV 10
【体力】105
【魔力】74
【筋力】70
【生命力】69
【命中性】71
【敏捷性】70
【知力】67
【精神力】68
スキル
【学習アシスト】【ブラリカ語】【軽装】【棒術】【剣術】【短剣術】【料理】【格闘術】【二刀流】【乗馬】【疾走】
魔法
【waterBolt】
異世界商店 3万8900G
【入店】【退店】
スキルもしっかりと入ってるし、ステータスも上がってる。魔法関係のスキルは覚えていないから魔法の強さは普通の変わらないはずだよな~。リッチを一発で倒したのは謎だな。
「あっ、そうだ。異世界商店で魔法石を買おうと思ったんだ。一回使うだけで覚えるからな」
魔法石で魔法を使うだけで覚えられる。かなりお手ごろだからね。まずは回復魔法かな。
「えっと、魔法石(ヒール)1000Gか。本当に材料費だけだな。他のも上位っぽいハイヒールも同じ値段だ」
ハイヒールのほかにもエリアヒールとかも同じ値段だ。ありがたいけど、目立ちそうだな。まあ、死ぬよりはいいから覚えるけどね。
「とりあえず、全部の回復魔法を覚えておこうかな。ニカにも渡して使ってもらおう。アイラさんにも渡すか」
トントン! 一通り買ってベッドに置いているとドアがノックされる。
「はい?」
「アイラだ。ちょっといいか?」
「どうぞ」
アイラさんが寝巻に入ってくる。手にはなぜか剣が、といっても鞘に入ってる。
「ど、どうしたの……もしかして僕何かやった?」
「あっ、そうじゃなくて、この剣について話しがあって」
あ~よかった。切り捨てられるんじゃないかと思ったよ。ベッドに座る僕に剣を見せてくるアイラさん。異世界商店で買った剣……そういえば、最高の鉄の剣なんだよな……。
「見れば見るほど凄い剣……」
「え? ああ、うん」
剣を褒めるアイラさん。同意するとベッドに座ってきた。なんかドキドキする。
「やはりもらえない」
「え?」
「その資格がない」
なぜか自暴自棄になってるアイラさん。どうしたんだろう?
「どうしたんですか?」
「何もない」
「何もないことないでしょ。急に」
「急にではない……」
俯くアイラさん。ほんとどうしちゃったんだ?
「ハヤト殿は気づいていないんだ。ハヤト殿がどれほど凄い人か」
俯いたまま、もじもじと手遊びを始めるアイラさん。そんな姿が面白くてつい笑ってしまう。
「笑い事じゃ」
「だっておかしいんだもん」
「……」
「ニカみたいでさ」
お兄ちゃんは凄い、最近のニカの口癖だ。毎回恥ずかしくて顔を両手で覆う僕。アイラさんもそんなことを言うもんだからおかしくて笑ってしまう。
彼女もそれに気づいたみたいでクスクス笑いだしてしまう。
「ふふ、確かにそうかも」
「ね? そんなに凄くないのにね」
「いや、ハヤト殿は凄い」
「ほらまた、ニカみたい」
またもやニカみたいなことを言うものだから指さして指摘すると顔を見合って笑いあった。
「アイラさんの方が凄いよ。あんなにグールを倒して。一人で50匹だよ」
「たいした数じゃ……。それにハヤト殿の」
「最初はアイラさんが持っていた槍と剣でしょ。僕の力は関係ないよ」
謙遜するアイラさんの言葉を遮って話す。謙虚だな~。
「ハヤト殿。その、アイラさんというのはどうも……」
「え?」
「アイラと呼び捨てにしてほしい」
「え~でも」
再度、手遊びを始めるアイラさん。呼び捨てにして欲しいって言ってきて顔を赤くさせる。急にどうしたんだろう?
「け、剣と槍を受け取ってほしかったら呼び捨てにして欲しい」
「ええ!? そんな条件ある?」
「だ、ダメか?」
剣と槍は受け取ってほしいけど、呼び捨てなんて失礼だよな~。しかし、受け取ってほしい……仕方ないか。
「わかったよ」
「本当か!?」
「でも、条件がある」
「条件?」
「ハヤト殿をやめること。同じく呼び捨てでいいよ」
僕だけ呼び捨てでアイラさんが殿なんて言うのはおかしいもんな。それにもう、仲間なんだからね。
「わ、わかった。ハヤト……なんか恥ずかしいな」
「ははは、こういうのって慣れだよアイラ」
「……そ、そうだねハヤト」
アイラに合わせて呼び捨てで呼ぶと顔が熱くなるのを感じる。彼女も一緒で顔が赤くなってる。
「お兄ちゃん! お話ししよ~。ってお邪魔だった?」
「いやいや、ニカ殿! 邪魔ではないぞ」
ニカが勢いよく入ってきて誤解してしまう。二人で顔を赤くしているもんだから誤解させちゃったな。
この後、少し二人と話してすぐに眠りについた。さあ、明日は何をしようかな。
◇
「ふぅ」
「カタリナ様大丈夫ですか?」
「ありがとうセレス」
私はカタリナ。エンプレスの町を治める領主。
紅茶を入れてくれるセレスにお礼を告げると微笑んでくれるメイドのセレス。
グールの大討伐を終えてホッと胸を撫でおろす。だけど、更に大変な事態が町を襲っていた。
「冒険者達への報酬と城壁や下水道の修繕……お金が足りないわ……」
グールの脅威は終わった。リッチと言われるネクロマンサーが原因だったこともあって大きな損失になった。
冒険者ギルドのおかげで人死には数名と数えられる程度。グールの毒をかんぱできたのはかなり僥倖だったわ。ハヤトさんにはそれ相応の報酬を払うことになってしまったけどね。
でも、あの方と知り合いになれてよかった、レベルの高いアイテムを入手できる人はとても貴重ですもの。
「はぁ~、どうしましょう」
税収などをまとめた書類を見ながらため息をつく。明らかに収入よりも支出の方が大きい。
「どれを見ても明らかに足らないわ。あら? 鍛冶屋の収入が上がってるわね。ここ三日程だけど」
鍛冶屋からの収入印紙を見ると三日前と後じゃ大きく違うわ。何かあったのかしら?
「鍛冶屋に新たに入ったドワーフが腕を振るっているという話ですよ」
「ドワーフ!? それは凄いわね。どこにそんな人材が?」
「話では元路上生活者のようです」
セレスの言葉に驚いて聞き返す。
路上生活者……バルバトスさんの話ではハヤトさんもそのような立場だったとか……。
「もったいないことをしていたのね。有用な人材はもっと確保しておきたいわ。路上生活者だろうが探すべきかしら?」
「他の方々は頑なに路上にいると言っているようです。中には素手でグールを討伐するような人物も多くいたのですが」
「素手でグールを……。魔族か何かかしら?」
「いえ、普通の人間です」
「分かってるわ。言ってみただけ……。でも凄いわねそれは……」
セレスと冗談交じりには話す。そんな人材が冒険者ギルドに属してくれれば安泰なのだけど。まあ、本人たちが嫌なことをやらせるのも考えものよね。今回のように路上に現れた魔物を狩ってくれればいいわ。
「鍛冶屋の収入はこれからということね。楽しみだわ。だけど、問題は修繕費ね。そんなすぐにお金なんて生まれないし……」
「それなのですが商人ギルドのエラ氏が砂糖を手に入れたようで」
「砂糖!? どこで!」
「それが……」
「!?」
セレスが耳打ちをしてくる。なんとハヤトさんが砂糖を卸しに来たらしいわ。あの方は何者なのかしら。
「その情報を聞いた時に調べたのですが、彼の装備はどれも最高品質の物ばかりでした。もちろん、砂糖も」
「最高品質……」
「はい、鑑定士に見せましたので間違いありません」
セレスの話にまたも呆気にとられる。
最高品質の砂糖なんてどの町でも見たことがないわ。王都の商人ギルドですらね。スキル【鑑定】はよっぽどレベル差がない限りは間違うはずのない能力。アイテムにはレベルがないから抵抗されることもないから間違いじゃない。
砂糖を名産にすればすぐにでもこの町は……
「ダメよそれは……」
頭をよぎった提案に声を荒らげて否定する。ハヤトさんに言ったら反対するはず、エラさんにも一袋分しか卸していないと言うし。
彼は目立つのを嫌っていた、これ以上構ってしまったらどこかへ行ってしまうかもしれない。
「少しずつ借金を返していくしかないわね。セレス、エラさんを呼んでくれる?」
「畏まりました」
少しずつ、少しずつ町を整えていきましょう。焦ることはないわ。
伊勢川 隼人 (イセガワ ハヤト)
LV 10
【体力】105
【魔力】74
【筋力】70
【生命力】69
【命中性】71
【敏捷性】70
【知力】67
【精神力】68
スキル
【学習アシスト】【ブラリカ語】【軽装】【棒術】【剣術】【短剣術】【料理】【格闘術】【二刀流】【乗馬】【疾走】
魔法
【waterBolt】
異世界商店 3万8900G
【入店】【退店】
スキルもしっかりと入ってるし、ステータスも上がってる。魔法関係のスキルは覚えていないから魔法の強さは普通の変わらないはずだよな~。リッチを一発で倒したのは謎だな。
「あっ、そうだ。異世界商店で魔法石を買おうと思ったんだ。一回使うだけで覚えるからな」
魔法石で魔法を使うだけで覚えられる。かなりお手ごろだからね。まずは回復魔法かな。
「えっと、魔法石(ヒール)1000Gか。本当に材料費だけだな。他のも上位っぽいハイヒールも同じ値段だ」
ハイヒールのほかにもエリアヒールとかも同じ値段だ。ありがたいけど、目立ちそうだな。まあ、死ぬよりはいいから覚えるけどね。
「とりあえず、全部の回復魔法を覚えておこうかな。ニカにも渡して使ってもらおう。アイラさんにも渡すか」
トントン! 一通り買ってベッドに置いているとドアがノックされる。
「はい?」
「アイラだ。ちょっといいか?」
「どうぞ」
アイラさんが寝巻に入ってくる。手にはなぜか剣が、といっても鞘に入ってる。
「ど、どうしたの……もしかして僕何かやった?」
「あっ、そうじゃなくて、この剣について話しがあって」
あ~よかった。切り捨てられるんじゃないかと思ったよ。ベッドに座る僕に剣を見せてくるアイラさん。異世界商店で買った剣……そういえば、最高の鉄の剣なんだよな……。
「見れば見るほど凄い剣……」
「え? ああ、うん」
剣を褒めるアイラさん。同意するとベッドに座ってきた。なんかドキドキする。
「やはりもらえない」
「え?」
「その資格がない」
なぜか自暴自棄になってるアイラさん。どうしたんだろう?
「どうしたんですか?」
「何もない」
「何もないことないでしょ。急に」
「急にではない……」
俯くアイラさん。ほんとどうしちゃったんだ?
「ハヤト殿は気づいていないんだ。ハヤト殿がどれほど凄い人か」
俯いたまま、もじもじと手遊びを始めるアイラさん。そんな姿が面白くてつい笑ってしまう。
「笑い事じゃ」
「だっておかしいんだもん」
「……」
「ニカみたいでさ」
お兄ちゃんは凄い、最近のニカの口癖だ。毎回恥ずかしくて顔を両手で覆う僕。アイラさんもそんなことを言うもんだからおかしくて笑ってしまう。
彼女もそれに気づいたみたいでクスクス笑いだしてしまう。
「ふふ、確かにそうかも」
「ね? そんなに凄くないのにね」
「いや、ハヤト殿は凄い」
「ほらまた、ニカみたい」
またもやニカみたいなことを言うものだから指さして指摘すると顔を見合って笑いあった。
「アイラさんの方が凄いよ。あんなにグールを倒して。一人で50匹だよ」
「たいした数じゃ……。それにハヤト殿の」
「最初はアイラさんが持っていた槍と剣でしょ。僕の力は関係ないよ」
謙遜するアイラさんの言葉を遮って話す。謙虚だな~。
「ハヤト殿。その、アイラさんというのはどうも……」
「え?」
「アイラと呼び捨てにしてほしい」
「え~でも」
再度、手遊びを始めるアイラさん。呼び捨てにして欲しいって言ってきて顔を赤くさせる。急にどうしたんだろう?
「け、剣と槍を受け取ってほしかったら呼び捨てにして欲しい」
「ええ!? そんな条件ある?」
「だ、ダメか?」
剣と槍は受け取ってほしいけど、呼び捨てなんて失礼だよな~。しかし、受け取ってほしい……仕方ないか。
「わかったよ」
「本当か!?」
「でも、条件がある」
「条件?」
「ハヤト殿をやめること。同じく呼び捨てでいいよ」
僕だけ呼び捨てでアイラさんが殿なんて言うのはおかしいもんな。それにもう、仲間なんだからね。
「わ、わかった。ハヤト……なんか恥ずかしいな」
「ははは、こういうのって慣れだよアイラ」
「……そ、そうだねハヤト」
アイラに合わせて呼び捨てで呼ぶと顔が熱くなるのを感じる。彼女も一緒で顔が赤くなってる。
「お兄ちゃん! お話ししよ~。ってお邪魔だった?」
「いやいや、ニカ殿! 邪魔ではないぞ」
ニカが勢いよく入ってきて誤解してしまう。二人で顔を赤くしているもんだから誤解させちゃったな。
この後、少し二人と話してすぐに眠りについた。さあ、明日は何をしようかな。
◇
「ふぅ」
「カタリナ様大丈夫ですか?」
「ありがとうセレス」
私はカタリナ。エンプレスの町を治める領主。
紅茶を入れてくれるセレスにお礼を告げると微笑んでくれるメイドのセレス。
グールの大討伐を終えてホッと胸を撫でおろす。だけど、更に大変な事態が町を襲っていた。
「冒険者達への報酬と城壁や下水道の修繕……お金が足りないわ……」
グールの脅威は終わった。リッチと言われるネクロマンサーが原因だったこともあって大きな損失になった。
冒険者ギルドのおかげで人死には数名と数えられる程度。グールの毒をかんぱできたのはかなり僥倖だったわ。ハヤトさんにはそれ相応の報酬を払うことになってしまったけどね。
でも、あの方と知り合いになれてよかった、レベルの高いアイテムを入手できる人はとても貴重ですもの。
「はぁ~、どうしましょう」
税収などをまとめた書類を見ながらため息をつく。明らかに収入よりも支出の方が大きい。
「どれを見ても明らかに足らないわ。あら? 鍛冶屋の収入が上がってるわね。ここ三日程だけど」
鍛冶屋からの収入印紙を見ると三日前と後じゃ大きく違うわ。何かあったのかしら?
「鍛冶屋に新たに入ったドワーフが腕を振るっているという話ですよ」
「ドワーフ!? それは凄いわね。どこにそんな人材が?」
「話では元路上生活者のようです」
セレスの言葉に驚いて聞き返す。
路上生活者……バルバトスさんの話ではハヤトさんもそのような立場だったとか……。
「もったいないことをしていたのね。有用な人材はもっと確保しておきたいわ。路上生活者だろうが探すべきかしら?」
「他の方々は頑なに路上にいると言っているようです。中には素手でグールを討伐するような人物も多くいたのですが」
「素手でグールを……。魔族か何かかしら?」
「いえ、普通の人間です」
「分かってるわ。言ってみただけ……。でも凄いわねそれは……」
セレスと冗談交じりには話す。そんな人材が冒険者ギルドに属してくれれば安泰なのだけど。まあ、本人たちが嫌なことをやらせるのも考えものよね。今回のように路上に現れた魔物を狩ってくれればいいわ。
「鍛冶屋の収入はこれからということね。楽しみだわ。だけど、問題は修繕費ね。そんなすぐにお金なんて生まれないし……」
「それなのですが商人ギルドのエラ氏が砂糖を手に入れたようで」
「砂糖!? どこで!」
「それが……」
「!?」
セレスが耳打ちをしてくる。なんとハヤトさんが砂糖を卸しに来たらしいわ。あの方は何者なのかしら。
「その情報を聞いた時に調べたのですが、彼の装備はどれも最高品質の物ばかりでした。もちろん、砂糖も」
「最高品質……」
「はい、鑑定士に見せましたので間違いありません」
セレスの話にまたも呆気にとられる。
最高品質の砂糖なんてどの町でも見たことがないわ。王都の商人ギルドですらね。スキル【鑑定】はよっぽどレベル差がない限りは間違うはずのない能力。アイテムにはレベルがないから抵抗されることもないから間違いじゃない。
砂糖を名産にすればすぐにでもこの町は……
「ダメよそれは……」
頭をよぎった提案に声を荒らげて否定する。ハヤトさんに言ったら反対するはず、エラさんにも一袋分しか卸していないと言うし。
彼は目立つのを嫌っていた、これ以上構ってしまったらどこかへ行ってしまうかもしれない。
「少しずつ借金を返していくしかないわね。セレス、エラさんを呼んでくれる?」
「畏まりました」
少しずつ、少しずつ町を整えていきましょう。焦ることはないわ。
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