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第一章
第55話 お帰り
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「おい、あれ」
「ああ、【砂漠のオアシス】の方々だ」
ダンジョンへの扉の前に着くと冒険者達が口々に僕らの噂を話す。
オルダイナ王国とテスラ帝国の戦争を止めた英雄、ダンジョンを45階までクリアしたSランクチーム。どれも僕には荷の重い称号だ。
「ん、ジューダスとスカイの教え子たちか」
「あっ。ほんとだ。今日はルッコが教える日かな?」
ステインが子供達のチームを見て声をあげた。ルッコを見てミーシャが微笑ましく話す。
スカイ達は孤児を集めて学校を作ったんだよな。ジューダスの提案で最初は何か悪いことを考えているんじゃないかと思ったんだけど、そんなことはなかった。
ブルームちゃんも通っているんだけど、悪い大人に利用されないように常識とダンジョンのことについて教えてるみたいだ。ブルームちゃんは生徒の中でも特別優秀でついてこれるのはクロとかいう少年だけらしい。
ブルームちゃんとは特別仲がいいみたいで連携がうまくいくとか何とか、彼女にも友達が出来てなんか嬉しいな。
「宗教に入れるんじゃなくて良かったよ」
「最初はそのつもりだったらしいがな。子供達と接していて心変わりしたんだろう」
僕の呟きにステインが答えてくれた。子供によってジューダスの心が変わったってことか。
「そういえば、最近ジューダスの姿を見ないわね」
「ルッコさんが言っていたけど、【孤児院】の【シスター】に会いに行くって言ってたらしいよ」
「ええ!? 大変じゃない!?」
ミーシャが噂を話すとリーシャが報告してきた。流石の情報にミーシャが驚いてる。
孤児院のシスター、オルダイナ王国にあるって言われていた施設。
子供を洗脳して【入心】と言われる人格をいれる魔法を使って暗殺者を教育していた。
その親が【シスター】と言われる女性、そんな人のもとにジューダスが行ったってことは関係を持っていたのかもしれない。
僕らもその人には借りがある。手を貸したいけど、今はルラナが先だ。すぐにでもルラナを元に戻さないと。
「今はダンジョンだよ二人とも」
「あっ。うんそうだよね」
「分かってるよヒューイ。それにジューダスなら自分で何とかするでしょ」
二人の頭をポンポンして話すと二人は答えてくれる。ちゃんと分かってるみたいだ。
「よし。俺達の順番だ。入るぞ」
ステインの声でダンジョンへの扉を見据える。とうとうルラナを元に戻せる。
真っ暗な扉の中へと入って行く。一瞬で風景が雪山に変わり寒気を感じた。
「ひゃ~、雪山だ~」
「みんな毛皮のコートを」
闇の収納から毛皮のコートを取り出す。僕の強化スキルである程度の温度変化にも対応できるんだけど、流石に限界がある。元々環境変化に対応できるように装備は潤沢にしてある。このくらいは大丈夫だ。
「おっと、ホワイトウルフか」
「ふふん、このくらいの魔物なんか!」
真っ白な雪山に真っ白な狼が群れで現れた。
寒さを耐えしのいで狼たちと戦闘に入る。
縦横無尽、ミーシャと僕が暴れまわる。
ワジソンがいなくなってミーシャは僕の肩から飛び上がって切り込むのが定石となった。
サファイアがドラゴンの姿になるとそっちから飛び上がることもあるけど、人型の場合は槍での牽制をしてくれるサファイアと僕らは並んで戦う。数で優る狼に圧勝していく。
「よし! 終わり終わり~。次行くぞ~」
まるで酒場を梯子するかのようにステインが声をあげて次の扉へと入って行く。
僕らは何の問題もなく環境変化に対応して50階に到着した。
そして、王の称号を持つ魔物達と対峙することとなった。
「……おいおい」
「王とは聞いていたけど。この数……」
ステインとリーシャが声をあげて視線を向ける。視線の先には王と名のつく魔物が数種類、恐ろしい数だ。
「最初から本気で行くぞ!」
「私も!」
サファイアがドラゴンの姿に変わる。ミーシャが背に乗って空へと飛んでいく。
草原での戦いなのはやりやすくていいけど、敵の数に圧倒される。
「俺達ならやれる! 二人に続くぞ!」
「絶対にルラナを元に戻す!」
ステインの声に答えてサファイア達に続いて魔物の列へと駆け走る。
リーシャの弓が数体のゴブリンキングを屠り、アルテミス様の聖なる光がオーガキングの群れを消し去る。
王の称号を持つ魔物しかいない群れ……想像以上に険しいボスだ。
それでも、僕らは諦めない。魔物からの魔法が轟、傷ついてもすぐに回復していく。
幾重にも繰り広げられる魔法と矢、戦場は激しさを増していく。
「絶対に! 絶対に僕たちは!」
「「諦めない!」」
魔物達を切りつけながら叫ぶとミーシャとリーシャが呼応した。
倒しても倒しても湧いてくる王の名を持つ魔物達。リザードマンキングを倒し、スライムキングを倒す。それでも次々と湧いて出てくる。終わりのない群れと戦っているような気持ちになってくる。
体は僕のスキルのおかげで万全、終わりの見えない戦いのせいで心がすり減っていくのを感じる。
「!? 数が減ってきています! 皆さんあと少しです!」
サファイアが空から辺りを見回して声をあげる。そうか、倒しても倒しても減らなかった魔物の群れが減り始めてるのか。
あと少しあと少しだ。
「ハァハァ」
精神疲労で息が切れてくる。最後の魔物、キングデーモンを前にディアボロスを握る手に力が入る。
「これで最後だ」
チャージを使いマナがディアボロスにたまっていく。横なぎに払った刃がデーモンの持つ鎌と一緒に胴体を上下に切り分ける。
デーモンは何の抵抗も出来ずに絶命していった。
「やったぞヒューイ!」
「これで、これでルラナが!」
感動のあまり抱き着いてくるステイン、僕も涙して声をあげる。
その時、天から光が差し込んできて光が濃くなっていく。
視界が真っ白になると体が宙に浮いていく。僕らは困惑してされるがまま、と言うか体が言うことを効かない感じだ。みんな同じ方向に飛んでいてしばらくすると何か見えてきた。
「椅子?」
6人分の椅子と机が見えてくる。宙を浮いたまま椅子に座らされる僕ら。一体何が?
「おめでとう」
宙に浮いている椅子に座って辺りを見回していると声がかけられる。とても柔らかい声で勝手に涙が溢れ出てくる。
「だ、だれ?」
「私はそうね。あなた達の言うところのコアってやつね」
「コア?」
声だけ聞こえてきてミーシャが声をあげると答えてくれた。コアってダンジョンコアかな?
「長い間、人間が来てくれなかったから退屈していたけど、あなた達が来てくれて嬉しいわ。特にヒューイ」
「え?」
「あなたは特別な存在だもの。来てくれて嬉しい」
ふわっと頬に風が触れる。嬉しそうな声に答えるような優しい感触。
「ふふん! ヒューイはやっぱり特別な存在なのね!」
「うん! ヒューイは凄いもんね」
ミーシャとリーシャが自慢げに褒めてくれる。嬉しいけど恥ずかしいな。
「アルテミス様も来てくださるとは思いませんでしたけどね」
「ふふ、私もこんなに長い間地上にいるのは初めてです」
コアの声に嬉しそうに答えるアルテミス様。一応、神だもんな。
「では、50階クリアの皆さんには報酬を捧げますね。何がいいですか? ソウルジェムやエリクサー、魔族に効く聖水なんかもありますよ」
コアの声に僕らは顔を見合って大きく息を吸う。そして、
『ソウルジェム!』
というと空から黄色に輝く水晶が落りてきた。
「こちらがご所望のソウルジェムです」
「これが……」
代表して僕が手を伸ばす。届くところまで水晶が近づいてきて握ると光が収まっていく。
「どうすれば?」
使い方がわからないで声をあげるとソウルジェムが花咲いていく。まるで蕾が開いていくように開くとアルテミス様に光が集まっていく。
「ではお別れですね。この一年、とても楽しかったです」
少し寂しそうに微笑むアルテミス様。予め別れの挨拶をしていたとはいえ別れは悲しいな。
「皆さんのことは見ていますからね」
最後の言葉を紡ぐと光が収束していく。彼女の中に光が入って行くと表情が変わっていく。目を閉じていって開くとキョロキョロとあたりを見回していく。
「あれ? ここは? 僕……」
「……おかえり」
『お帰りなさいルラナ!』
彼が……彼女が返ってきた。僕らは歓喜して声をあげる。ルラナはなにが起こったのか分かっていない様子。記憶があの時から進んでいないんだろう。
「じゃあ、皆さん。感動の再会をしたいと思うので帰しますよ」
コアの声と共に視界が変わっていく。ダンジョンの入口の洞窟に変わると僕らは一斉にルラナを抱きしめた。
「み、みんな。どうしたの?」
泣きじゃくる僕らに疑問を感じているルラナ。困惑するルラナを他所に僕らはただただ泣きじゃくる。
ーーーー
どうもカムイイムカです
最後まで見てくれてありがとうございました
これからヒューイ達はキスタンの生ける伝説となっていきます
短い話となりましたがここで終わりを迎えたいと思います
皆様本当にありがとうございました
「ああ、【砂漠のオアシス】の方々だ」
ダンジョンへの扉の前に着くと冒険者達が口々に僕らの噂を話す。
オルダイナ王国とテスラ帝国の戦争を止めた英雄、ダンジョンを45階までクリアしたSランクチーム。どれも僕には荷の重い称号だ。
「ん、ジューダスとスカイの教え子たちか」
「あっ。ほんとだ。今日はルッコが教える日かな?」
ステインが子供達のチームを見て声をあげた。ルッコを見てミーシャが微笑ましく話す。
スカイ達は孤児を集めて学校を作ったんだよな。ジューダスの提案で最初は何か悪いことを考えているんじゃないかと思ったんだけど、そんなことはなかった。
ブルームちゃんも通っているんだけど、悪い大人に利用されないように常識とダンジョンのことについて教えてるみたいだ。ブルームちゃんは生徒の中でも特別優秀でついてこれるのはクロとかいう少年だけらしい。
ブルームちゃんとは特別仲がいいみたいで連携がうまくいくとか何とか、彼女にも友達が出来てなんか嬉しいな。
「宗教に入れるんじゃなくて良かったよ」
「最初はそのつもりだったらしいがな。子供達と接していて心変わりしたんだろう」
僕の呟きにステインが答えてくれた。子供によってジューダスの心が変わったってことか。
「そういえば、最近ジューダスの姿を見ないわね」
「ルッコさんが言っていたけど、【孤児院】の【シスター】に会いに行くって言ってたらしいよ」
「ええ!? 大変じゃない!?」
ミーシャが噂を話すとリーシャが報告してきた。流石の情報にミーシャが驚いてる。
孤児院のシスター、オルダイナ王国にあるって言われていた施設。
子供を洗脳して【入心】と言われる人格をいれる魔法を使って暗殺者を教育していた。
その親が【シスター】と言われる女性、そんな人のもとにジューダスが行ったってことは関係を持っていたのかもしれない。
僕らもその人には借りがある。手を貸したいけど、今はルラナが先だ。すぐにでもルラナを元に戻さないと。
「今はダンジョンだよ二人とも」
「あっ。うんそうだよね」
「分かってるよヒューイ。それにジューダスなら自分で何とかするでしょ」
二人の頭をポンポンして話すと二人は答えてくれる。ちゃんと分かってるみたいだ。
「よし。俺達の順番だ。入るぞ」
ステインの声でダンジョンへの扉を見据える。とうとうルラナを元に戻せる。
真っ暗な扉の中へと入って行く。一瞬で風景が雪山に変わり寒気を感じた。
「ひゃ~、雪山だ~」
「みんな毛皮のコートを」
闇の収納から毛皮のコートを取り出す。僕の強化スキルである程度の温度変化にも対応できるんだけど、流石に限界がある。元々環境変化に対応できるように装備は潤沢にしてある。このくらいは大丈夫だ。
「おっと、ホワイトウルフか」
「ふふん、このくらいの魔物なんか!」
真っ白な雪山に真っ白な狼が群れで現れた。
寒さを耐えしのいで狼たちと戦闘に入る。
縦横無尽、ミーシャと僕が暴れまわる。
ワジソンがいなくなってミーシャは僕の肩から飛び上がって切り込むのが定石となった。
サファイアがドラゴンの姿になるとそっちから飛び上がることもあるけど、人型の場合は槍での牽制をしてくれるサファイアと僕らは並んで戦う。数で優る狼に圧勝していく。
「よし! 終わり終わり~。次行くぞ~」
まるで酒場を梯子するかのようにステインが声をあげて次の扉へと入って行く。
僕らは何の問題もなく環境変化に対応して50階に到着した。
そして、王の称号を持つ魔物達と対峙することとなった。
「……おいおい」
「王とは聞いていたけど。この数……」
ステインとリーシャが声をあげて視線を向ける。視線の先には王と名のつく魔物が数種類、恐ろしい数だ。
「最初から本気で行くぞ!」
「私も!」
サファイアがドラゴンの姿に変わる。ミーシャが背に乗って空へと飛んでいく。
草原での戦いなのはやりやすくていいけど、敵の数に圧倒される。
「俺達ならやれる! 二人に続くぞ!」
「絶対にルラナを元に戻す!」
ステインの声に答えてサファイア達に続いて魔物の列へと駆け走る。
リーシャの弓が数体のゴブリンキングを屠り、アルテミス様の聖なる光がオーガキングの群れを消し去る。
王の称号を持つ魔物しかいない群れ……想像以上に険しいボスだ。
それでも、僕らは諦めない。魔物からの魔法が轟、傷ついてもすぐに回復していく。
幾重にも繰り広げられる魔法と矢、戦場は激しさを増していく。
「絶対に! 絶対に僕たちは!」
「「諦めない!」」
魔物達を切りつけながら叫ぶとミーシャとリーシャが呼応した。
倒しても倒しても湧いてくる王の名を持つ魔物達。リザードマンキングを倒し、スライムキングを倒す。それでも次々と湧いて出てくる。終わりのない群れと戦っているような気持ちになってくる。
体は僕のスキルのおかげで万全、終わりの見えない戦いのせいで心がすり減っていくのを感じる。
「!? 数が減ってきています! 皆さんあと少しです!」
サファイアが空から辺りを見回して声をあげる。そうか、倒しても倒しても減らなかった魔物の群れが減り始めてるのか。
あと少しあと少しだ。
「ハァハァ」
精神疲労で息が切れてくる。最後の魔物、キングデーモンを前にディアボロスを握る手に力が入る。
「これで最後だ」
チャージを使いマナがディアボロスにたまっていく。横なぎに払った刃がデーモンの持つ鎌と一緒に胴体を上下に切り分ける。
デーモンは何の抵抗も出来ずに絶命していった。
「やったぞヒューイ!」
「これで、これでルラナが!」
感動のあまり抱き着いてくるステイン、僕も涙して声をあげる。
その時、天から光が差し込んできて光が濃くなっていく。
視界が真っ白になると体が宙に浮いていく。僕らは困惑してされるがまま、と言うか体が言うことを効かない感じだ。みんな同じ方向に飛んでいてしばらくすると何か見えてきた。
「椅子?」
6人分の椅子と机が見えてくる。宙を浮いたまま椅子に座らされる僕ら。一体何が?
「おめでとう」
宙に浮いている椅子に座って辺りを見回していると声がかけられる。とても柔らかい声で勝手に涙が溢れ出てくる。
「だ、だれ?」
「私はそうね。あなた達の言うところのコアってやつね」
「コア?」
声だけ聞こえてきてミーシャが声をあげると答えてくれた。コアってダンジョンコアかな?
「長い間、人間が来てくれなかったから退屈していたけど、あなた達が来てくれて嬉しいわ。特にヒューイ」
「え?」
「あなたは特別な存在だもの。来てくれて嬉しい」
ふわっと頬に風が触れる。嬉しそうな声に答えるような優しい感触。
「ふふん! ヒューイはやっぱり特別な存在なのね!」
「うん! ヒューイは凄いもんね」
ミーシャとリーシャが自慢げに褒めてくれる。嬉しいけど恥ずかしいな。
「アルテミス様も来てくださるとは思いませんでしたけどね」
「ふふ、私もこんなに長い間地上にいるのは初めてです」
コアの声に嬉しそうに答えるアルテミス様。一応、神だもんな。
「では、50階クリアの皆さんには報酬を捧げますね。何がいいですか? ソウルジェムやエリクサー、魔族に効く聖水なんかもありますよ」
コアの声に僕らは顔を見合って大きく息を吸う。そして、
『ソウルジェム!』
というと空から黄色に輝く水晶が落りてきた。
「こちらがご所望のソウルジェムです」
「これが……」
代表して僕が手を伸ばす。届くところまで水晶が近づいてきて握ると光が収まっていく。
「どうすれば?」
使い方がわからないで声をあげるとソウルジェムが花咲いていく。まるで蕾が開いていくように開くとアルテミス様に光が集まっていく。
「ではお別れですね。この一年、とても楽しかったです」
少し寂しそうに微笑むアルテミス様。予め別れの挨拶をしていたとはいえ別れは悲しいな。
「皆さんのことは見ていますからね」
最後の言葉を紡ぐと光が収束していく。彼女の中に光が入って行くと表情が変わっていく。目を閉じていって開くとキョロキョロとあたりを見回していく。
「あれ? ここは? 僕……」
「……おかえり」
『お帰りなさいルラナ!』
彼が……彼女が返ってきた。僕らは歓喜して声をあげる。ルラナはなにが起こったのか分かっていない様子。記憶があの時から進んでいないんだろう。
「じゃあ、皆さん。感動の再会をしたいと思うので帰しますよ」
コアの声と共に視界が変わっていく。ダンジョンの入口の洞窟に変わると僕らは一斉にルラナを抱きしめた。
「み、みんな。どうしたの?」
泣きじゃくる僕らに疑問を感じているルラナ。困惑するルラナを他所に僕らはただただ泣きじゃくる。
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どうもカムイイムカです
最後まで見てくれてありがとうございました
これからヒューイ達はキスタンの生ける伝説となっていきます
短い話となりましたがここで終わりを迎えたいと思います
皆様本当にありがとうございました
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一先ずは完結、お疲れ様でした。
感想ありがとうございます
最後までありがとうございました
そこそこ力入れたのですが力及ばずといった感じでしょうか
次はもっとがんばるぞ
完結ですか!?
毎回楽しみだったので残念です。
アフターや番外編とか期待したいです。
でもとりあえずはお疲れ様でした。
感想ありがとうございます
最後まで読んでいただきありがとうございます
今の所予定はないですが次回作鋭意制作中ですので投稿の際はお楽しみいただければ幸いです
更新有り難う御座います。
一年後!?
感想ありがとうございます
進む😆