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第一章 新しき世界
第33話 宴
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「ハァハァ……。帰ったぞ」
炊き出しを初めて二日目。ワールドイーターが残したゲートのダンジョンからゼットさん達が帰ってきました。息を切らせている傷だらけのゼットさんが誇らしげにお肉を担いでいます。
「あのダンジョンは鉱石が多く取れるみたいだ。あんたの連れがミスリルゴーレムを倒したら大量に出てきた。とりあえず、このワイバーンの肉を焼いてくれ。腹が減った」
「そうですかヴィスさんも頑張っているんですね。すぐに出来上がりますからね。お待ちください」
ヴィスさんも頑張ってるのを聞いて嬉しくなってしまいます。上機嫌にワイバーンの肉を焼いていると続々と冒険者達が帰ってきます。ヴィスさんもその中に居てポチと共に私の元へ。
「戻りましたマモルさん!」
「おっと、お帰りなさいヴィスさん」
ヴィスさんが元気よく抱き着いてきます。包丁を持っていたので危ないですが嬉しいので許します。
「キャンキャン!」
「ポチもお帰りなさい」
ポチもねぎらって頭を撫でる。彼はゼットさんと同じようにお肉を持ってきました。焼けということでしょうね。すぐにやってあげましょう。
「うう~、魔物は強いしマモルさんの料理が食べられなくてダンジョンは嫌いだぜ」
「同意だ。だがな、食えない時があることでこの幸せが強くなるんだ。俺は町の為にも俺の為にもダンジョンに潜るぜ!」
ポチの肉を焼いていると冒険者さん達が嬉しい声をあげる。そんなに褒められると嬉しくなってしまいますね。
「僕もマモルさんの料理楽しみにしてました」
「ふふ、ではでは今日は大盤振る舞いと行きますかね」
「やった!」
加えてヴィスさんが更に嬉しいことを言ってくれます。これに応えなくてはいけないです。私はマジックバッグからケセルセス様から頂いた調味料を取り出す。今までも使っていましたが、皆さんが好みそうな物だけを使っていました。本気ですから高くて使わないようなものも使って行きますよ。
「ん~~、辛みが効くぜ~」
「【ワイバーンの肉とキムチ付け合わせ、ナムル付き】です。ゼットさんは辛いものも行けるんですね」
「よくわからねえが好きな味だ。パンとも合うな」
キムチと肉にをパンに乗せて楽しむゼットさん。あの色合いを見ると白米が欲しいですね。残念ながらありませんがね。
「マモルさん美味しいです!」
「うちの正式なメニューにしたいね~」
ヴィスさんとデネラさんが頬を赤くさせて美味しそうにしています。二人も辛いものを食べれるようです。エルフはお肉や辛いものが苦手なんて勝手に思っていたのですが違うようですね。
「では【エールで柔らかファングディアの一口ステーキ】もいかがですか? 辛いバージョンも用意しております」
「はぁ~。これは凄いね。ん? これはクーナリアのカシムが宣伝してた料理じゃないのかい?」
「え? デネラさんはカシムさんを知っているんですか?」
驚きです。カシムさんを知っている人がいました。
「ああ、連邦でも有名なカシム商会だからね、知っているよ。フィン様も知ってるはずだよ」
「話題に出していなかったから聞いていませんでした。そうですか、カシムさんはそんなに大きな商会のリーダーだったんですね」
知り合いがいきなり有名人とわかると驚きを通り越して感心してしまいますね。
見知らぬ私を買ってくれたのもなんだか納得してしまいます。
「近々ここにも来るような話になっていたと思ったけどね。石材の件でね」
「え!? そうなんですか?」
カシムさんが来るということはわざわざ連邦に言わなくてもいいかもしれませんね。フィン様に知らせましょう。
「それは本当ですかマモル殿!」
フィン様に知らせると私の両肩を掴んで喜んでくれました。喜びすぎて私の頭がガクガクと縦揺れします。
「で、デネラさんの情報です。カシム商会のリーダーのカシムさんが来るようです」
「そういえばギリル殿とそういう話になっていたんだった。忘れていた。彼と内密に話が出来れば街がなくなったことを連邦に知らせずに済む。更に国民の住居の問題も早く済ませることが出来るぞ」
フィン様は雄叫びのように喜びを表す。周りにいた人達も一緒になって喜んでくれてます。
「そのカシム商会と言うものたちが見えるぞ」
「ヒカールス! それは本当か?」
「嘘を言ってどうする」
空からヒカールスが降りてきて声をかけてきた。彼女は町の城壁がなくなっているから空から警戒してくれているんですよね。
カシムさんもチャンスをものにする方ですね。私といい、ヒカールスといい。
「こうしちゃいられない。レリック、すぐに迎えるぞ」
「はっ! 騎士隊行くぞ」
『応っ!』
フィン様達が元々城壁の門だった街道への道へと走っていく。まっさらになっているから遠くまで見えますが、ここからではまだ見えませんね。
「ふふ、よかった」
「お母様?」
フィン様の後姿を見送っているとルスラさんが笑う。不思議そうに見つめるルリさんが首を傾げると彼女はフィン様の後姿を目で追う。
「予言を聞いてからずっと下ばかり見ていたあの人が今は前を向いてくれてる。町はこんなことになってしまったけど、あの人が元気になってよかった」
「ルスラさん……」
悲しい表情で町を見回してフィン様に視線を戻す彼女。そんな姿に私はいたたまれない。私が結界に少しの間でも穴をあけてしまったせいでこんなことになってしまった。
「すみません……」
「マモルさん? なんで謝っているの?」
「……すみません」
「マモルさん?」
私も涙を流して謝罪の言葉を口にする。不思議そうに声を聞いてくれるヴィスさん。彼は私の思いを察してくれたみたいで俯く私の頭を撫でてくれる。とても温かな手、前にもこんなことがあったような気がします。
あれは私がまだまだ若かりし頃です。サクラの木によじ登って行く友達を止められなかったときです。本当に悔しかったのを覚えています。
「わっ!?」
友達が登った時、枝が折れてしまいました。ドシン! と音を立てて落ちてくる友。心配していた通りにサクラの枝が折れてしまい。
「こらっ!」
「や、やべ! 逃げろ!」
近所のおじさんが声をあげて叱りに来る。友達はみんな逃げていく中、私は逃げずに叱られました。
「僕が友達を止めることが出来なかったのがいけなかったから、そんな弱い僕のせいでサクラが傷ついちゃったから僕が謝ります」
なぜ逃げなかったと聞かれた私はそう応えた。悔しさで涙を流しえづく。
そうです、この時です……。
「ありがとう」
優しい声で涙を拭っていた私の頭を撫でてくれた少女がいました。とても温かくて綺麗でサクラの木の精が舞い降りたかと思いました。
「サクラ……」
恥ずかしながら声をあげてしまうくらいに目を奪われてしまいました。
「ふふ、私の名前はモミジだよ」
モミジさん、彼女はあの時の少女だったんですね。やっと思い出しました。
炊き出しを初めて二日目。ワールドイーターが残したゲートのダンジョンからゼットさん達が帰ってきました。息を切らせている傷だらけのゼットさんが誇らしげにお肉を担いでいます。
「あのダンジョンは鉱石が多く取れるみたいだ。あんたの連れがミスリルゴーレムを倒したら大量に出てきた。とりあえず、このワイバーンの肉を焼いてくれ。腹が減った」
「そうですかヴィスさんも頑張っているんですね。すぐに出来上がりますからね。お待ちください」
ヴィスさんも頑張ってるのを聞いて嬉しくなってしまいます。上機嫌にワイバーンの肉を焼いていると続々と冒険者達が帰ってきます。ヴィスさんもその中に居てポチと共に私の元へ。
「戻りましたマモルさん!」
「おっと、お帰りなさいヴィスさん」
ヴィスさんが元気よく抱き着いてきます。包丁を持っていたので危ないですが嬉しいので許します。
「キャンキャン!」
「ポチもお帰りなさい」
ポチもねぎらって頭を撫でる。彼はゼットさんと同じようにお肉を持ってきました。焼けということでしょうね。すぐにやってあげましょう。
「うう~、魔物は強いしマモルさんの料理が食べられなくてダンジョンは嫌いだぜ」
「同意だ。だがな、食えない時があることでこの幸せが強くなるんだ。俺は町の為にも俺の為にもダンジョンに潜るぜ!」
ポチの肉を焼いていると冒険者さん達が嬉しい声をあげる。そんなに褒められると嬉しくなってしまいますね。
「僕もマモルさんの料理楽しみにしてました」
「ふふ、ではでは今日は大盤振る舞いと行きますかね」
「やった!」
加えてヴィスさんが更に嬉しいことを言ってくれます。これに応えなくてはいけないです。私はマジックバッグからケセルセス様から頂いた調味料を取り出す。今までも使っていましたが、皆さんが好みそうな物だけを使っていました。本気ですから高くて使わないようなものも使って行きますよ。
「ん~~、辛みが効くぜ~」
「【ワイバーンの肉とキムチ付け合わせ、ナムル付き】です。ゼットさんは辛いものも行けるんですね」
「よくわからねえが好きな味だ。パンとも合うな」
キムチと肉にをパンに乗せて楽しむゼットさん。あの色合いを見ると白米が欲しいですね。残念ながらありませんがね。
「マモルさん美味しいです!」
「うちの正式なメニューにしたいね~」
ヴィスさんとデネラさんが頬を赤くさせて美味しそうにしています。二人も辛いものを食べれるようです。エルフはお肉や辛いものが苦手なんて勝手に思っていたのですが違うようですね。
「では【エールで柔らかファングディアの一口ステーキ】もいかがですか? 辛いバージョンも用意しております」
「はぁ~。これは凄いね。ん? これはクーナリアのカシムが宣伝してた料理じゃないのかい?」
「え? デネラさんはカシムさんを知っているんですか?」
驚きです。カシムさんを知っている人がいました。
「ああ、連邦でも有名なカシム商会だからね、知っているよ。フィン様も知ってるはずだよ」
「話題に出していなかったから聞いていませんでした。そうですか、カシムさんはそんなに大きな商会のリーダーだったんですね」
知り合いがいきなり有名人とわかると驚きを通り越して感心してしまいますね。
見知らぬ私を買ってくれたのもなんだか納得してしまいます。
「近々ここにも来るような話になっていたと思ったけどね。石材の件でね」
「え!? そうなんですか?」
カシムさんが来るということはわざわざ連邦に言わなくてもいいかもしれませんね。フィン様に知らせましょう。
「それは本当ですかマモル殿!」
フィン様に知らせると私の両肩を掴んで喜んでくれました。喜びすぎて私の頭がガクガクと縦揺れします。
「で、デネラさんの情報です。カシム商会のリーダーのカシムさんが来るようです」
「そういえばギリル殿とそういう話になっていたんだった。忘れていた。彼と内密に話が出来れば街がなくなったことを連邦に知らせずに済む。更に国民の住居の問題も早く済ませることが出来るぞ」
フィン様は雄叫びのように喜びを表す。周りにいた人達も一緒になって喜んでくれてます。
「そのカシム商会と言うものたちが見えるぞ」
「ヒカールス! それは本当か?」
「嘘を言ってどうする」
空からヒカールスが降りてきて声をかけてきた。彼女は町の城壁がなくなっているから空から警戒してくれているんですよね。
カシムさんもチャンスをものにする方ですね。私といい、ヒカールスといい。
「こうしちゃいられない。レリック、すぐに迎えるぞ」
「はっ! 騎士隊行くぞ」
『応っ!』
フィン様達が元々城壁の門だった街道への道へと走っていく。まっさらになっているから遠くまで見えますが、ここからではまだ見えませんね。
「ふふ、よかった」
「お母様?」
フィン様の後姿を見送っているとルスラさんが笑う。不思議そうに見つめるルリさんが首を傾げると彼女はフィン様の後姿を目で追う。
「予言を聞いてからずっと下ばかり見ていたあの人が今は前を向いてくれてる。町はこんなことになってしまったけど、あの人が元気になってよかった」
「ルスラさん……」
悲しい表情で町を見回してフィン様に視線を戻す彼女。そんな姿に私はいたたまれない。私が結界に少しの間でも穴をあけてしまったせいでこんなことになってしまった。
「すみません……」
「マモルさん? なんで謝っているの?」
「……すみません」
「マモルさん?」
私も涙を流して謝罪の言葉を口にする。不思議そうに声を聞いてくれるヴィスさん。彼は私の思いを察してくれたみたいで俯く私の頭を撫でてくれる。とても温かな手、前にもこんなことがあったような気がします。
あれは私がまだまだ若かりし頃です。サクラの木によじ登って行く友達を止められなかったときです。本当に悔しかったのを覚えています。
「わっ!?」
友達が登った時、枝が折れてしまいました。ドシン! と音を立てて落ちてくる友。心配していた通りにサクラの枝が折れてしまい。
「こらっ!」
「や、やべ! 逃げろ!」
近所のおじさんが声をあげて叱りに来る。友達はみんな逃げていく中、私は逃げずに叱られました。
「僕が友達を止めることが出来なかったのがいけなかったから、そんな弱い僕のせいでサクラが傷ついちゃったから僕が謝ります」
なぜ逃げなかったと聞かれた私はそう応えた。悔しさで涙を流しえづく。
そうです、この時です……。
「ありがとう」
優しい声で涙を拭っていた私の頭を撫でてくれた少女がいました。とても温かくて綺麗でサクラの木の精が舞い降りたかと思いました。
「サクラ……」
恥ずかしながら声をあげてしまうくらいに目を奪われてしまいました。
「ふふ、私の名前はモミジだよ」
モミジさん、彼女はあの時の少女だったんですね。やっと思い出しました。
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