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第一章 新しき世界
第32話 復興へ
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「は~い、肉が焼き終わりましたよ~」
「あいよ」
私は建物を建てることも出来ないので炊き出しにせいを出している。ヒカールスについて話した出店のお姉さんのデネラさんと一緒に皆さんに炊き出し中。みなさん美味しそうに私の出した食べ物を食べています。ここでも胃袋を掴んでしまいましたね。
ヴィスさんとポチやシーも一緒に手伝ってホールスタッフのような仕事をしてくれてます。ヴィスさんは自分が寝ている間に終わっていたことに悔しく思っていたようですが吹っ切って炊き出しにせいを出してくれてます。過去のことで苦しんではいけませんよね。
「マモルさん」
「フィン様。一息付けますか?」
「はい。何とか……」
疲れた様子のフィン様。椅子を差し出すとため息をついて座り込む。
「ありがとうございますマモルさん。あなたがいなかったら我々は……」
「いえ、私が死の大陸から帰ってこなければこんなことにはならなかったんですよ」
結界が弱くなってしまったのは間違いなく私のせいですからね。
「……いえ、たぶん違いますよ。結界は確かに弱まっていたんですよ。それが早くなっただけで、いつか今日はやってきたんです。あなたがいない今日が来ていたらと思うとゾッとします」
「フィン様……」
慰めてくれるフィン様。こんな優しい王様ならしたがってもいいような気がしますね。
「マモルさんの料理うまいです!」
「ああ、ゼットさん。ありがとうございます」
フィン様と話していると冒険者の方々が美味しそうにお肉に食らいつきながら感想を口にしてます。
「食べ物はいくらでもありますからみなさんも頑張ってくださいね」
「マモルさんのおかげですよ~。じゃあ、木材を集めてきま~す」
「いってらっしゃ~い」
ゼットさん達冒険者は建材を集めているようですね。城以外の建物がすべてなくなってしまったから建材がいくらあっても足りませんからね。木材もそうですが石材も沢山必要です。沢山取れるところがあればいいんですけどね~。
「フィン様! ゲートの調査から帰ってきました」
「おお、レリック。どうだった?」
レリックさんは兵士さん達と共にスライムが残したゲートを調査しに行っていた。無事に戻ってきてくれたみたいでひとまず安心しました。
「やはりゲートの中はダンジョンになっています」
「思った通りだな」
フィン様に報告するレリックさん。
「ダンジョンということは魔物や建材が取れる?」
「ああ、広大な草原の大地が広がっているダンジョンだ。魔物のレベルが高すぎてすぐに帰ってきた」
レリックさんは鎧を脱ぎながら残念そうに話す。高レベルの魔物ということは私の出番ということですね。
「何か役に立つものが取れるかもしれませんね。私が行きましょう」
焼き場はデネラさんに任せましょう。
「おっと、待てよマモル。ここは俺達冒険者の出番だろ」
「ゼットさん?」
「あんたには守られてばかりだ。それじゃ俺達エルフが恥ずかしい。それと俺達冒険者もな」
私が行こうと思ったのですが出すぎた真似だったのかもしれませんね。彼は言うだけ言うと仲間と共にゲートへと向かって行きました。
「大丈夫でしょうか?」
「ゼットも冒険者。危険だとわかったらすぐに帰ってくる」
私の言葉にレリックさんが少し心配そうに話す。怪我をしたら元もこうもないのですがね。
「マモルさん! 僕が行ってくるよ!」
「あっ、そうですね。ヴィスさんがついていけば安全でしょう」
「はい! 行ってきます!」
ヴィスさんが声をあげた。同意すると輝く瞳でゼットさん達を追いかけて行く。彼は強さを追い求めているから魔物と戦いたいんでしょうね。元の世界の同僚の若者達もレベルをあげるのが好きでしたね。どの世界も好きなものは一緒なのかもしれません。
「キャンキャン!」
「ポチどうしました? お肉ですか?」
ヴィスさんを見送っているとポチが声をあげました。お肉を欲しがったのかと思ったら首を横に振って答えてきました。
「キャン!」
「ああ、あなたも行きたいんですか。私に許可を得なくてもいいんですよ。行きたいのなら行ってきなさい。私の代わりに皆さんを守ってあげてくださいね」
「キャン!」
ポチの頭を撫でてあげて許可を出す。彼は嬉しそうに尻尾を振るとヴィスさんを追いかけて行く。
「キュンキュン」
「シーは無理ですね。陸地では本領発揮できませんからね」
悲しそうに俯くシー。海の魔物の彼は行ってもあまり役に立てないでしょうね。魔法でどうにかしても動きがどうしても遅いですし。
「あなたはここで私達を手伝ってください。お水を出すのも大切ですからね」
「キュン!」
町には井戸もあるのですがシーの出す水の方が美味しいと大好評です。流石は高ランクの魔物ですね。
「連邦に知らせるべきか……」
「お父様」
フィン様が顎に手を当てて呟いています。心配そうにルスラさんが肩に手を置いていますね。
連邦とは色々な種族が集まって作った町でしたっけ?
「どうしましたフィン様」
「ヒカールスの町がなくなったことを知らせるべきかと悩んでいるんだ」
「悩む必要があるのですか? 支援してくれるのでは?」
災害が起こったら助けてもらうのは普通のことだと思うのですが?
「そうしてくれる国はもちろんある。だがな……グーダラのような王は別の国にもいるのだ」
「なるほど……」
弱みを見せたら襲ってくるような国があるということですね。
「因みにどの種族の?」
「ドワーフと獣人だ。グーダラがいたら人族の国もそうだったのだが今はギリル殿が仕切ってくれているからな。心配はないだろう」
ふむ、ということは人族の国にだけ知らせを走らせれば?
「人族だけに、と思っていると思うがそれは出来ないのだ。連邦の町のゲートから行かなくてはならないのだ」
連邦と言うだけあってすべての種族の町の間にあるということでしょうかね? フィン様がその街に来たら知られてしまうと言った感じでしょうか。
「種族はそれだけなのですか? 他には?」
「妖精の国がある。しかし、ほとんどの国の王が腐敗したのを確認すると姿を消してしまった。嘆かわしいことだ」
「妖精ですか……」
この世界もまたいがみ合いが絶えないのですね。悲しいことです。
「あいよ」
私は建物を建てることも出来ないので炊き出しにせいを出している。ヒカールスについて話した出店のお姉さんのデネラさんと一緒に皆さんに炊き出し中。みなさん美味しそうに私の出した食べ物を食べています。ここでも胃袋を掴んでしまいましたね。
ヴィスさんとポチやシーも一緒に手伝ってホールスタッフのような仕事をしてくれてます。ヴィスさんは自分が寝ている間に終わっていたことに悔しく思っていたようですが吹っ切って炊き出しにせいを出してくれてます。過去のことで苦しんではいけませんよね。
「マモルさん」
「フィン様。一息付けますか?」
「はい。何とか……」
疲れた様子のフィン様。椅子を差し出すとため息をついて座り込む。
「ありがとうございますマモルさん。あなたがいなかったら我々は……」
「いえ、私が死の大陸から帰ってこなければこんなことにはならなかったんですよ」
結界が弱くなってしまったのは間違いなく私のせいですからね。
「……いえ、たぶん違いますよ。結界は確かに弱まっていたんですよ。それが早くなっただけで、いつか今日はやってきたんです。あなたがいない今日が来ていたらと思うとゾッとします」
「フィン様……」
慰めてくれるフィン様。こんな優しい王様ならしたがってもいいような気がしますね。
「マモルさんの料理うまいです!」
「ああ、ゼットさん。ありがとうございます」
フィン様と話していると冒険者の方々が美味しそうにお肉に食らいつきながら感想を口にしてます。
「食べ物はいくらでもありますからみなさんも頑張ってくださいね」
「マモルさんのおかげですよ~。じゃあ、木材を集めてきま~す」
「いってらっしゃ~い」
ゼットさん達冒険者は建材を集めているようですね。城以外の建物がすべてなくなってしまったから建材がいくらあっても足りませんからね。木材もそうですが石材も沢山必要です。沢山取れるところがあればいいんですけどね~。
「フィン様! ゲートの調査から帰ってきました」
「おお、レリック。どうだった?」
レリックさんは兵士さん達と共にスライムが残したゲートを調査しに行っていた。無事に戻ってきてくれたみたいでひとまず安心しました。
「やはりゲートの中はダンジョンになっています」
「思った通りだな」
フィン様に報告するレリックさん。
「ダンジョンということは魔物や建材が取れる?」
「ああ、広大な草原の大地が広がっているダンジョンだ。魔物のレベルが高すぎてすぐに帰ってきた」
レリックさんは鎧を脱ぎながら残念そうに話す。高レベルの魔物ということは私の出番ということですね。
「何か役に立つものが取れるかもしれませんね。私が行きましょう」
焼き場はデネラさんに任せましょう。
「おっと、待てよマモル。ここは俺達冒険者の出番だろ」
「ゼットさん?」
「あんたには守られてばかりだ。それじゃ俺達エルフが恥ずかしい。それと俺達冒険者もな」
私が行こうと思ったのですが出すぎた真似だったのかもしれませんね。彼は言うだけ言うと仲間と共にゲートへと向かって行きました。
「大丈夫でしょうか?」
「ゼットも冒険者。危険だとわかったらすぐに帰ってくる」
私の言葉にレリックさんが少し心配そうに話す。怪我をしたら元もこうもないのですがね。
「マモルさん! 僕が行ってくるよ!」
「あっ、そうですね。ヴィスさんがついていけば安全でしょう」
「はい! 行ってきます!」
ヴィスさんが声をあげた。同意すると輝く瞳でゼットさん達を追いかけて行く。彼は強さを追い求めているから魔物と戦いたいんでしょうね。元の世界の同僚の若者達もレベルをあげるのが好きでしたね。どの世界も好きなものは一緒なのかもしれません。
「キャンキャン!」
「ポチどうしました? お肉ですか?」
ヴィスさんを見送っているとポチが声をあげました。お肉を欲しがったのかと思ったら首を横に振って答えてきました。
「キャン!」
「ああ、あなたも行きたいんですか。私に許可を得なくてもいいんですよ。行きたいのなら行ってきなさい。私の代わりに皆さんを守ってあげてくださいね」
「キャン!」
ポチの頭を撫でてあげて許可を出す。彼は嬉しそうに尻尾を振るとヴィスさんを追いかけて行く。
「キュンキュン」
「シーは無理ですね。陸地では本領発揮できませんからね」
悲しそうに俯くシー。海の魔物の彼は行ってもあまり役に立てないでしょうね。魔法でどうにかしても動きがどうしても遅いですし。
「あなたはここで私達を手伝ってください。お水を出すのも大切ですからね」
「キュン!」
町には井戸もあるのですがシーの出す水の方が美味しいと大好評です。流石は高ランクの魔物ですね。
「連邦に知らせるべきか……」
「お父様」
フィン様が顎に手を当てて呟いています。心配そうにルスラさんが肩に手を置いていますね。
連邦とは色々な種族が集まって作った町でしたっけ?
「どうしましたフィン様」
「ヒカールスの町がなくなったことを知らせるべきかと悩んでいるんだ」
「悩む必要があるのですか? 支援してくれるのでは?」
災害が起こったら助けてもらうのは普通のことだと思うのですが?
「そうしてくれる国はもちろんある。だがな……グーダラのような王は別の国にもいるのだ」
「なるほど……」
弱みを見せたら襲ってくるような国があるということですね。
「因みにどの種族の?」
「ドワーフと獣人だ。グーダラがいたら人族の国もそうだったのだが今はギリル殿が仕切ってくれているからな。心配はないだろう」
ふむ、ということは人族の国にだけ知らせを走らせれば?
「人族だけに、と思っていると思うがそれは出来ないのだ。連邦の町のゲートから行かなくてはならないのだ」
連邦と言うだけあってすべての種族の町の間にあるということでしょうかね? フィン様がその街に来たら知られてしまうと言った感じでしょうか。
「種族はそれだけなのですか? 他には?」
「妖精の国がある。しかし、ほとんどの国の王が腐敗したのを確認すると姿を消してしまった。嘆かわしいことだ」
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