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第一章 新しき世界
第11話 不法侵入
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「さて、そろそろ。ん? 誰か来た?」
兵士さんがいなくなるのを待っていると牢屋に誰かやってくる。大人しくしているふりをしていると、見たことある方が私の牢屋の前で止まった。
「ぐふ、ぐふふふ。お前も牢屋に入ったら大人しくなったな」
ダラクさんです。気絶から回復して怪我もしていない様子。結構強く殴ってしまったのですが教会の方のおかげでしっかりと治ったようですね。
「これを見ろ」
ダラクさんはひとしきり笑うと燃える松明を手に持ってゆらゆらと揺らしてきます。首を傾げていると牢屋に松明を差し込んでくる。
「これでお前を燃やしてやる。踊れ踊れ」
なるほど、復讐がしたいようです。この方は一度死なないと更生しないようですね。自分を守る兵士も連れてきていないところを見るとしっかりと私を仕留めたいご様子。まったく救えませんね。
ですが私に人を殺す度胸はありません。なので、
「【スリープブレス】」
「ふへ? ななんにゃ……。グーグー……ZZzz」
「もう寝た!? 凄い効果ですね」
眠らせる白い息を龍の杖から放つとダラクはしっかりと喰らってくれて一瞬で眠りについた。一生寝ていてくれればいいんでがね。
「兵士がいなくなったのはダラクがやってくれたようですね。ありがとうございます」
鉄格子を力で曲げて出る。ダラクにお礼を言って牢屋を出る。外にも兵士がいないということは私の断末魔を独り占めする為でしょうか? 流石にそれは考えすぎですかね。
「さて、王様は高いところがお好きですよね」
牢屋は城とは別の建物。塔のような建物の地下にあった。城は目の前、見上げるとベランダが見えます。あそこまで飛び上がってみますか。
って飛べるんでしょうか? ステータスが凄いあがったとはいえ、ベランダまでは30メートルはありますよ。流石に……やってみますか!
「よっ! わあ!? 飛びすぎました……」
ベランダを飛び越えて塔のような尖塔の屋根に到着してしまいました。まだまだ力の調整がうまくいきませんね。
「ゆっくりおりましょう」
飛びすぎたら屋根をつたって行けばいいだけ。成功の範疇ですね。
「到着」
「……あなたは天使様?」
「ええ!?」
ベランダに着いて城に入るとすぐに見つかってしまいました。天使と聞いてくる少女。私から見たらこの少女の方が天使なのですが?
「私はマモルと申します。ユアサ マモルです。訳あって身を隠しておりますのでお静かに」
「そうなんですか? 天使様も大変ですね。私は大神官のミントと申します。天使様に名を知っていただけるのは光栄でございます」
驚きです。私を天使だと思っているようです。更にこのお年で大神官。地位はよくわかりませんが大神官なのですから神官よりは上でしょう。もしかすると職業を得るとそれだけで地位が向上するのでしょうか? 私も早く職業を見てほしいですね。
「天使様は全ての職業に適性があるようですね。羨ましいです」
「え?」
「私は大神官です。職業を人に与えることも可能なのですが天使様にも出来るとは思いませんでした。転職なさいますか?」
渡りに船とはこのことでしょうか? ミントちゃんは私に職業を与えてくれるようです。
しかし、全ての職業から選べと言われますと悩みますね。
「因みに後で職を変えることは可能ですか?」
「そう言う方もいらっしゃいます。その場合は多額の寄付を求めるのが教会の習わしです」
「寄付ですか……」
なるほど、最初はタダで気に入らなかったらお金を払うわけですね。よくできた献金システムですね。
「どの職業がいいのでしょうか?」
「半神ですね。神はすべての属性を制覇したといわれていますから全ての魔法と親和性が高くなるはずです」
「半神? それは職業なのですか?」
ここでもゲーム的な考えが出てきましたね。職業は何ですか? と聞かれて半神ですなんて答えたら野球選手になってしまいますよ。
しかし、半分神の半神ですか。今でも十分人間離れしているというのにこれ以上なっては。
「普通の戦士にしてもらっていいですか?」
「……半神にいたしますね」
「ええ!? ちょ」
なぜかミントちゃんは私の言うことを無視して目を瞑り始めた。しばらくすると天から光が降り注いできて体に力がみなぎってきました。
「ミントちゃん?」
「神からのお告げを承りました。ケセルセス様という神に聞き覚えは?」
「……あります」
どうやら、ケセルセスさんが助言をしてきたようです。素直そうなミントちゃんが私の話を無視するなんて考えられなかったのですが彼のせいのようです。
おかげでステータスが更に鬼のように……。
名前 ユアサ マモル
レベル 30
職業 半神
HP 25000(60000)
MP 30000(60000)
STR 8000(31500)
DEF 8500(31400)
DEX 9300(31600)
AGI 9900(31000)
INT 15000(33000)
MND 15000(33000)
スキル
【マジックバッグ】【剥ぎ取りの極意】【焼き上手】【秘匿【ドラゴンの魂】
地力のステータスが100倍されていますね。秘匿出来ているのはカッコ内だけですか、見られたら大変なことになりそうなステータスですね。
「素晴らしいです。天使様」
「は、はぁ……」
ミントちゃんが跪いて祈ってきます。よく見ると目が見えていないのでしょうか? 私と言うよりも私の頭の上を見ているような視線です。
「ミントちゃん? 目が見えないのですか?」
「え? あ、はい。生まれてからずっと目が見えなくて。その代わりに大神官の力を授かっております」
どうやら、思った通りのようです。半神にしてもらったのですから試してみますか。半神になると言葉だけでその人の状態異常を治すことが出来る。なぜか私はハッキリとそれが分かってしまう。職業とは本当に便利ですね。
「【治れ】」
「え? ……目、目が見える」
声をあげるとミントちゃんの周囲が光り輝く。少しすると彼女が自分の両手を見て涙を浮かべた。
「わ、私の力でも治せなかったのです。それを貴方様は一瞬で。天使様、どうかわたくしめをお使いください。私のような小さな力ではあなた様の望みは叶えられないかもしれませんが」
跪くミントちゃんが懇願してくる。彼女は私の仲間になってくれるようです。モミジさんと会う予定の彼女と一緒に居れば安全に会えますね。
兵士さんがいなくなるのを待っていると牢屋に誰かやってくる。大人しくしているふりをしていると、見たことある方が私の牢屋の前で止まった。
「ぐふ、ぐふふふ。お前も牢屋に入ったら大人しくなったな」
ダラクさんです。気絶から回復して怪我もしていない様子。結構強く殴ってしまったのですが教会の方のおかげでしっかりと治ったようですね。
「これを見ろ」
ダラクさんはひとしきり笑うと燃える松明を手に持ってゆらゆらと揺らしてきます。首を傾げていると牢屋に松明を差し込んでくる。
「これでお前を燃やしてやる。踊れ踊れ」
なるほど、復讐がしたいようです。この方は一度死なないと更生しないようですね。自分を守る兵士も連れてきていないところを見るとしっかりと私を仕留めたいご様子。まったく救えませんね。
ですが私に人を殺す度胸はありません。なので、
「【スリープブレス】」
「ふへ? ななんにゃ……。グーグー……ZZzz」
「もう寝た!? 凄い効果ですね」
眠らせる白い息を龍の杖から放つとダラクはしっかりと喰らってくれて一瞬で眠りについた。一生寝ていてくれればいいんでがね。
「兵士がいなくなったのはダラクがやってくれたようですね。ありがとうございます」
鉄格子を力で曲げて出る。ダラクにお礼を言って牢屋を出る。外にも兵士がいないということは私の断末魔を独り占めする為でしょうか? 流石にそれは考えすぎですかね。
「さて、王様は高いところがお好きですよね」
牢屋は城とは別の建物。塔のような建物の地下にあった。城は目の前、見上げるとベランダが見えます。あそこまで飛び上がってみますか。
って飛べるんでしょうか? ステータスが凄いあがったとはいえ、ベランダまでは30メートルはありますよ。流石に……やってみますか!
「よっ! わあ!? 飛びすぎました……」
ベランダを飛び越えて塔のような尖塔の屋根に到着してしまいました。まだまだ力の調整がうまくいきませんね。
「ゆっくりおりましょう」
飛びすぎたら屋根をつたって行けばいいだけ。成功の範疇ですね。
「到着」
「……あなたは天使様?」
「ええ!?」
ベランダに着いて城に入るとすぐに見つかってしまいました。天使と聞いてくる少女。私から見たらこの少女の方が天使なのですが?
「私はマモルと申します。ユアサ マモルです。訳あって身を隠しておりますのでお静かに」
「そうなんですか? 天使様も大変ですね。私は大神官のミントと申します。天使様に名を知っていただけるのは光栄でございます」
驚きです。私を天使だと思っているようです。更にこのお年で大神官。地位はよくわかりませんが大神官なのですから神官よりは上でしょう。もしかすると職業を得るとそれだけで地位が向上するのでしょうか? 私も早く職業を見てほしいですね。
「天使様は全ての職業に適性があるようですね。羨ましいです」
「え?」
「私は大神官です。職業を人に与えることも可能なのですが天使様にも出来るとは思いませんでした。転職なさいますか?」
渡りに船とはこのことでしょうか? ミントちゃんは私に職業を与えてくれるようです。
しかし、全ての職業から選べと言われますと悩みますね。
「因みに後で職を変えることは可能ですか?」
「そう言う方もいらっしゃいます。その場合は多額の寄付を求めるのが教会の習わしです」
「寄付ですか……」
なるほど、最初はタダで気に入らなかったらお金を払うわけですね。よくできた献金システムですね。
「どの職業がいいのでしょうか?」
「半神ですね。神はすべての属性を制覇したといわれていますから全ての魔法と親和性が高くなるはずです」
「半神? それは職業なのですか?」
ここでもゲーム的な考えが出てきましたね。職業は何ですか? と聞かれて半神ですなんて答えたら野球選手になってしまいますよ。
しかし、半分神の半神ですか。今でも十分人間離れしているというのにこれ以上なっては。
「普通の戦士にしてもらっていいですか?」
「……半神にいたしますね」
「ええ!? ちょ」
なぜかミントちゃんは私の言うことを無視して目を瞑り始めた。しばらくすると天から光が降り注いできて体に力がみなぎってきました。
「ミントちゃん?」
「神からのお告げを承りました。ケセルセス様という神に聞き覚えは?」
「……あります」
どうやら、ケセルセスさんが助言をしてきたようです。素直そうなミントちゃんが私の話を無視するなんて考えられなかったのですが彼のせいのようです。
おかげでステータスが更に鬼のように……。
名前 ユアサ マモル
レベル 30
職業 半神
HP 25000(60000)
MP 30000(60000)
STR 8000(31500)
DEF 8500(31400)
DEX 9300(31600)
AGI 9900(31000)
INT 15000(33000)
MND 15000(33000)
スキル
【マジックバッグ】【剥ぎ取りの極意】【焼き上手】【秘匿【ドラゴンの魂】
地力のステータスが100倍されていますね。秘匿出来ているのはカッコ内だけですか、見られたら大変なことになりそうなステータスですね。
「素晴らしいです。天使様」
「は、はぁ……」
ミントちゃんが跪いて祈ってきます。よく見ると目が見えていないのでしょうか? 私と言うよりも私の頭の上を見ているような視線です。
「ミントちゃん? 目が見えないのですか?」
「え? あ、はい。生まれてからずっと目が見えなくて。その代わりに大神官の力を授かっております」
どうやら、思った通りのようです。半神にしてもらったのですから試してみますか。半神になると言葉だけでその人の状態異常を治すことが出来る。なぜか私はハッキリとそれが分かってしまう。職業とは本当に便利ですね。
「【治れ】」
「え? ……目、目が見える」
声をあげるとミントちゃんの周囲が光り輝く。少しすると彼女が自分の両手を見て涙を浮かべた。
「わ、私の力でも治せなかったのです。それを貴方様は一瞬で。天使様、どうかわたくしめをお使いください。私のような小さな力ではあなた様の望みは叶えられないかもしれませんが」
跪くミントちゃんが懇願してくる。彼女は私の仲間になってくれるようです。モミジさんと会う予定の彼女と一緒に居れば安全に会えますね。
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