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第二章
第41話 デビルバッファロー
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ギルドに群れの知らせが来て、冒険者達と一緒に狩りへと向かった。
デビルバッファローは巨大な牛と言った感じらしい。ランクはCランクの魔物だから結構強い。この間のミノタウロスを相手にするよりも厳しいということなので今回は散開しないでみんなでかたまって戦うことになるみたい。
「私が参加しても大丈夫なのかな?」
初めての討伐で群れとの戦いになってしまったレイチェル。ルリと僕も初めてはこんな感じだったので大丈夫と伝えるとホッとしてる。思いもよらずに見学の依頼になっちゃったかも?
あの時の僕らと同じようにレイチェルもかなりレベルが上がってる。ラフィーリアさんが元気に魔物を倒してくれてるおかげだろうな。早く彼女と会いたいものだな~。
「ん、まだ敵は来てない。ゆっくり行こ」
ベルルさんが前を進む冒険者達を眺めて微笑む。魔物が来たといっても群れが街のはずれを通っているだけかもしれないんだよな。
デビルバッファローは牛型の魔物って言うし、その可能性もあるよな~。
そんな悠長なことを考えていると、
「デビルバッファロー視認!」
前を歩く冒険者から声が上がる。そんな甘い世界じゃないみたい。
「おうおう。俺達の居る町に来たことを後悔させてやるぜ!」
「先頭は任せてほしいんだな!」
「おう、任せるぜワッタ!」
ファバルさんとワッタさんが拳をぶつけ合って気合を入れ合う。僕らもそれを見て武器を構えた。
「【マナウェポン】【マナガード】」
「!? ふぃ、フィル……」
「ん、無詠唱?」
武器をマナで作るとルリとベルルさんに驚かれる。実は大精霊を呼び出してからその属性の魔法は全部無詠唱で出来る。
イフリート、シルフ、ウンディーネの属性すなわち、火、風、水の魔法が無詠唱で行ける。それも極大魔法も使えるかもしれない。まあ、使う機会がないと思って魔法名は聞いてないけどね。
「ん、大精霊と契約したってことになったんだね」
「そうみたいなんです。今ならベルルさんも出来るかも?」
「ん、私はイフリートと出来るかな。適性は火だけだから」
ベルルさんがシュンとしてしまった。
「ベルルったらあからさまにがっかりしすぎだよ。師匠として情けないと思ってるならもっと頑張ろうよ」
「ん、イレレイありがと。頑張る! とりあえず、イフリートを呼べるようになる!」
イレレイさんに励まされてガッツポーズをするベルルさん。イフリートと契約した時のレベルは超えているから大丈夫だと思うんだけどな。
「相変わらず規格外だなフィル」
「グレイドルさん」
グレイドルさんがネルナーデさんと共にやってきた。
「どうしたんですか?」
「ああ、早速接敵しそうだったから注意をしにな」
質問するとグレイドルさんがネルナーデさんに視線を移す、彼女は頷いて一枚の紙を取り出して代わりに話し始める。
「デビルバッファローは臆病な魔物です。それが徒党を組んで町へとやってくるのは稀です」
彼女から思っていた通りの話をされる。牛型の魔物だから、普通は町にこないみたいだね。
「ということはですね。別の魔物によって操られている、もしくは、町に行くように仕向けられていると見るべきかと思われます」
ネルナーデさんはそういってグレイドルさんに視線を向けた。
「と言うわけでな、恐らくだが大物の魔物が裏に隠れてそうだ。まあ、魔物ならいいんだがな」
「……魔物以外って」
ゴクンと生唾を飲み込んでイレレイさんがグレイドルさんへと質問を投げかける。
彼は頬を掻いてネルナーデさんの持っていた紙を僕らに見せてくれた。
「ん、これって……」
「ああ、魔族だ。おそらくだがな」
ベルルさんが呟くと代わりにグレイドルさんが声をあげた。魔族か……、
「フィルが仲間にしたヴィーナスを狙ってやってきたのかもしれないな。黒龍なんてものが人知れず大司祭の手に渡るはずもない。入手場所は告げられていないが十中八九魔族からだろう」
ガストの部屋にあった紙を全部持ってきて、ガストを反逆罪で捕まえた。
やつは卵の入手経路を話すことはなかったんだ。フェリアン様は魔族が関わっていると言っていたけど、グレイドルさんもそうだと思ってるみたい。
町に魔族が入ると目立つから襲ってしまおうという魔族もいるらしい。魔物に襲わせて混乱に乗じて町を襲う。ヴィーナスを回収して作戦成功って感じかな?
まったく、ろくでもないな。
「と言うわけだからな。お前達は体力温存しておいてくれ。立派な魔法を使っているところ悪いけどな」
「分かりました」
ガシガシと頭を撫でてくるグレイドルさん。髪が乱れてしまうとルリが治してくれる。
少し荒っぽいのもグレイドルさんらしいな。
「まったく、あなたは荒っぽいのよ」
「ああ? 夜は激しい方が良いって言ってたくせに、何言ってんだ?」
「!?」
ビシッ! 激しい拳で叩かれるグレイドルさん。ネルナーデさんと訓練でもしているのかな? 怒ってるってことは負けてしまったのかもしれない。
「で、では私達は先に戦いますので待機していてくださいね」
「あ、はい。回復が必要になったら言ってくださいすぐに行きます」
「あ、ああ、頼んだよルリちゃん」
顔を真っ赤にさせるネルナーデさんが話す。それに答えたルリも顔が真っ赤でなんだか面白い。
よく見るとイレレイさんとベルルさんも顔が真っ赤だな。また媚薬でも焼かれているのかな?
ネルナーデさんに思いっきり何度か叩かれてグレイドルさんは先頭に歩いていく。ネルナーデさんは何度か僕らにお辞儀をして彼の後を追いかけた。
「まったく、あの親父は……」
「デリカシーがないんだな」
「ま、まあ、あれがあの人の良さと言うかなんというか」
ファバルさんとワッタさん、それにジムさんが呟く。デリカシーってことは何か失礼なことを言って来たのかな? 全然わからないから別にいいかな。
「おっと、戦闘が始まったぞ」
「見てるだけって言うのも暇ね」
ファバルさんが前を覗いて呟くとイレレイさんがため息をついて話す。
確かに暇だな~。
「今のうちに出来ることってないですか?」
「ん、怪我した人をすぐに回復できるように準備するくらいかな?」
ベルルさんに聞くとそんな答えが返ってきた。簡単なテントみたいなのを建てておいたらいいのかな?
『マスターおいらを呼んでよ~』
「え? 誰?」
『おいらはノームさ。【ノーム】って呼んでくれればいいんだよ~』
「【ノーム】?」
「やっほ~! 久々の人間界だ~。マナも沢山! 張り切っちゃうぞ~」
『!?』
ノームと言うとくりくりお目目の土色の服を着た少年が現れる。僕のマナが手から出てノームになっていく。ウンディーネもそうだけど、はっきりと人になってるな。
「えっとテントを作るんだっけ?」
「え? そ、そうだけど……」
「よ~し!」
ゴゴゴゴ! ノームが質問してきて答えると僕らの前に小屋が出来上がっていく。地面が盛り上がってきて出来た小屋は結構でかい。12畳ほどのリビングのみの小屋。ベッドが四台並んでいて机と椅子も完備されてる。うん、やりすぎ。
「マスター良いでしょ~」
「あ、うん……」
「やっほ~! おいら大活躍!」
ダメとも言いづらいので頷いて答えると満面の笑みで喜んだ。
「あ、あぶねえ!」
「え?」
喜んで跳ねていたノームにデビルバッファローが放ったいしつぶてみたいな岩が襲い掛かる。ノームに触れる前に消えて、笑顔だったノームの顔が黒くなっていく。
「おいらに攻撃をするなんていい度胸だな~。【アースクエイク】」
黒い笑みを浮かべたノームが魔法を唱える。
戦っていた冒険者達から少し離れたデビルバッファローの群れが地割れに飲み込まれていく。いっぱつでほとんどの魔物が地面に消えていった。
「死骸は吐き出しておくから心配しないでねマスタ~」
ふふふ~っと笑うノーム。無邪気な子供がまるで遊んでいるように魔物を屠っていく。大精霊に喧嘩を売っちゃいけないね……。
少しして地面からデビルバッファローの死骸が浮き出てくる。みんなの稼ぎに影響がなくてよかったけど、名実ともに僕の凄さが伝わっちゃったな~。
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「私が参加しても大丈夫なのかな?」
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「ん、まだ敵は来てない。ゆっくり行こ」
ベルルさんが前を進む冒険者達を眺めて微笑む。魔物が来たといっても群れが街のはずれを通っているだけかもしれないんだよな。
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そんな悠長なことを考えていると、
「デビルバッファロー視認!」
前を歩く冒険者から声が上がる。そんな甘い世界じゃないみたい。
「おうおう。俺達の居る町に来たことを後悔させてやるぜ!」
「先頭は任せてほしいんだな!」
「おう、任せるぜワッタ!」
ファバルさんとワッタさんが拳をぶつけ合って気合を入れ合う。僕らもそれを見て武器を構えた。
「【マナウェポン】【マナガード】」
「!? ふぃ、フィル……」
「ん、無詠唱?」
武器をマナで作るとルリとベルルさんに驚かれる。実は大精霊を呼び出してからその属性の魔法は全部無詠唱で出来る。
イフリート、シルフ、ウンディーネの属性すなわち、火、風、水の魔法が無詠唱で行ける。それも極大魔法も使えるかもしれない。まあ、使う機会がないと思って魔法名は聞いてないけどね。
「ん、大精霊と契約したってことになったんだね」
「そうみたいなんです。今ならベルルさんも出来るかも?」
「ん、私はイフリートと出来るかな。適性は火だけだから」
ベルルさんがシュンとしてしまった。
「ベルルったらあからさまにがっかりしすぎだよ。師匠として情けないと思ってるならもっと頑張ろうよ」
「ん、イレレイありがと。頑張る! とりあえず、イフリートを呼べるようになる!」
イレレイさんに励まされてガッツポーズをするベルルさん。イフリートと契約した時のレベルは超えているから大丈夫だと思うんだけどな。
「相変わらず規格外だなフィル」
「グレイドルさん」
グレイドルさんがネルナーデさんと共にやってきた。
「どうしたんですか?」
「ああ、早速接敵しそうだったから注意をしにな」
質問するとグレイドルさんがネルナーデさんに視線を移す、彼女は頷いて一枚の紙を取り出して代わりに話し始める。
「デビルバッファローは臆病な魔物です。それが徒党を組んで町へとやってくるのは稀です」
彼女から思っていた通りの話をされる。牛型の魔物だから、普通は町にこないみたいだね。
「ということはですね。別の魔物によって操られている、もしくは、町に行くように仕向けられていると見るべきかと思われます」
ネルナーデさんはそういってグレイドルさんに視線を向けた。
「と言うわけでな、恐らくだが大物の魔物が裏に隠れてそうだ。まあ、魔物ならいいんだがな」
「……魔物以外って」
ゴクンと生唾を飲み込んでイレレイさんがグレイドルさんへと質問を投げかける。
彼は頬を掻いてネルナーデさんの持っていた紙を僕らに見せてくれた。
「ん、これって……」
「ああ、魔族だ。おそらくだがな」
ベルルさんが呟くと代わりにグレイドルさんが声をあげた。魔族か……、
「フィルが仲間にしたヴィーナスを狙ってやってきたのかもしれないな。黒龍なんてものが人知れず大司祭の手に渡るはずもない。入手場所は告げられていないが十中八九魔族からだろう」
ガストの部屋にあった紙を全部持ってきて、ガストを反逆罪で捕まえた。
やつは卵の入手経路を話すことはなかったんだ。フェリアン様は魔族が関わっていると言っていたけど、グレイドルさんもそうだと思ってるみたい。
町に魔族が入ると目立つから襲ってしまおうという魔族もいるらしい。魔物に襲わせて混乱に乗じて町を襲う。ヴィーナスを回収して作戦成功って感じかな?
まったく、ろくでもないな。
「と言うわけだからな。お前達は体力温存しておいてくれ。立派な魔法を使っているところ悪いけどな」
「分かりました」
ガシガシと頭を撫でてくるグレイドルさん。髪が乱れてしまうとルリが治してくれる。
少し荒っぽいのもグレイドルさんらしいな。
「まったく、あなたは荒っぽいのよ」
「ああ? 夜は激しい方が良いって言ってたくせに、何言ってんだ?」
「!?」
ビシッ! 激しい拳で叩かれるグレイドルさん。ネルナーデさんと訓練でもしているのかな? 怒ってるってことは負けてしまったのかもしれない。
「で、では私達は先に戦いますので待機していてくださいね」
「あ、はい。回復が必要になったら言ってくださいすぐに行きます」
「あ、ああ、頼んだよルリちゃん」
顔を真っ赤にさせるネルナーデさんが話す。それに答えたルリも顔が真っ赤でなんだか面白い。
よく見るとイレレイさんとベルルさんも顔が真っ赤だな。また媚薬でも焼かれているのかな?
ネルナーデさんに思いっきり何度か叩かれてグレイドルさんは先頭に歩いていく。ネルナーデさんは何度か僕らにお辞儀をして彼の後を追いかけた。
「まったく、あの親父は……」
「デリカシーがないんだな」
「ま、まあ、あれがあの人の良さと言うかなんというか」
ファバルさんとワッタさん、それにジムさんが呟く。デリカシーってことは何か失礼なことを言って来たのかな? 全然わからないから別にいいかな。
「おっと、戦闘が始まったぞ」
「見てるだけって言うのも暇ね」
ファバルさんが前を覗いて呟くとイレレイさんがため息をついて話す。
確かに暇だな~。
「今のうちに出来ることってないですか?」
「ん、怪我した人をすぐに回復できるように準備するくらいかな?」
ベルルさんに聞くとそんな答えが返ってきた。簡単なテントみたいなのを建てておいたらいいのかな?
『マスターおいらを呼んでよ~』
「え? 誰?」
『おいらはノームさ。【ノーム】って呼んでくれればいいんだよ~』
「【ノーム】?」
「やっほ~! 久々の人間界だ~。マナも沢山! 張り切っちゃうぞ~」
『!?』
ノームと言うとくりくりお目目の土色の服を着た少年が現れる。僕のマナが手から出てノームになっていく。ウンディーネもそうだけど、はっきりと人になってるな。
「えっとテントを作るんだっけ?」
「え? そ、そうだけど……」
「よ~し!」
ゴゴゴゴ! ノームが質問してきて答えると僕らの前に小屋が出来上がっていく。地面が盛り上がってきて出来た小屋は結構でかい。12畳ほどのリビングのみの小屋。ベッドが四台並んでいて机と椅子も完備されてる。うん、やりすぎ。
「マスター良いでしょ~」
「あ、うん……」
「やっほ~! おいら大活躍!」
ダメとも言いづらいので頷いて答えると満面の笑みで喜んだ。
「あ、あぶねえ!」
「え?」
喜んで跳ねていたノームにデビルバッファローが放ったいしつぶてみたいな岩が襲い掛かる。ノームに触れる前に消えて、笑顔だったノームの顔が黒くなっていく。
「おいらに攻撃をするなんていい度胸だな~。【アースクエイク】」
黒い笑みを浮かべたノームが魔法を唱える。
戦っていた冒険者達から少し離れたデビルバッファローの群れが地割れに飲み込まれていく。いっぱつでほとんどの魔物が地面に消えていった。
「死骸は吐き出しておくから心配しないでねマスタ~」
ふふふ~っと笑うノーム。無邪気な子供がまるで遊んでいるように魔物を屠っていく。大精霊に喧嘩を売っちゃいけないね……。
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