16 / 59
第1章 異世界
第16話 ヤンバ
しおりを挟む
三台の大八車で入ると目立つので二台は外で待ってもらうことにした。衛兵の一人に馬車を止められる宿屋を教えてもらったのだが、止まる予定はないので断っておいた。金がないって言うのに泊まれるわけがないよな。
あてもなくトコトコと道路を進んでいくと中央に噴水のある広場についた。馬車を止めるスペースがあったので止めると子供が寄ってくる。
「お兄さんお兄さん。車輪が汚れてるぜ」
「こっちも汚れてるよ」
真っ黒な布で車輪を拭いてくる子供達。大八車の四輪全てに一人ずつくっついている。これはあれだな、スラムの子供の小遣い稼ぎだな。
「金はないんだ。これでいいか?」
「えっ、なにこれ? ポーション?」
スタミナポーションを四本渡すと子供は目を真ん丸にして首を傾げた。スタミナポーションは黄色いポーションだし、マイルさんが知らなかったようにあんまり知られていないんだよな。
「美味しいよ~」
アイリが大八車から顔を覗かせて話すと首を傾げていた子供が一口口に含んでいく。しばらくすると目が輝いて、ゴクゴクと飲み干していった。
「お兄さんありがとう」
「「「ありがと~」」」
子供達はそう言って去っていった。今度は金を持っている時に来てくれよ。スタミナポーションは腐るほどあるから別にいいんだけど、お金の方が子供達はいいと思うんだよな。早く金を得よう。
マイルさんとアイリを降ろして、道具などの売り買いが出来る所を探す。広場を見渡すと馬車を屋台のように広げているのが見えて値札が見える。何も問題なく数字がみえて、文字も問題なく読めるようでホッとした。マイルさん達と普通に会話が出来ているから大丈夫だとは思っていたけど再確認できてほっとしたよ。テセリウスの事だから、こういった所もハードモードの可能性があるからな。
屋台を広げていた馬車とは別の馬車の人達が荷物を運びこんでいるのが見える。そこへ行けば道具を売れると思ってついていくと扉が開きっぱなしの大きな小屋についた。羊皮紙を持った角つきの大きな男が運び込まれた道具を数えている。あの人がここを取り仕切ってるのかな?
「すいません」
「ん? なんだあんた?」
声をかけると大男が見下ろしてくる。凄い圧だけど、気にせずに話続ける。
「ミスリルとポーションを卸したいんだけど」
「商人だったか。いくつ卸すんだ?」
大男はちゃんと買い取ってくれるようだ。新しい羊皮紙を持ってきてくれて、書くのもやってくれるみたいだな。文字は日本語ではないみたいだから助かる。読めるだけで書けないからな。ちゃんと卸せることで少しホッとした。
「スタミナポーションを40個。ヒール、マナポーションは10個。あとはミスリルが車、二台分です」
「ミスリルか、それは高く買い取るぞ。二台分って事は200キロくらいか?」
「えっと、300キロくらいかな? 計ってないんだけど」
アイテムとしての数は500個となっていたけど、キロにするといくつくらいになるんだろうな?
「じゃあ、ものを持ってこい。インゴットにしているんだろ? それで数で計算すればいいんだ。計算は出来るか?」
「分かった。計算は大丈夫だ」
「その若さで計算ができるのか、凄いな。俺はヤンバだ。この卸市場を仕切らせてもらってる」
「ああ、俺はヒフミ。あっちはマイルさんとアイリ」
自己紹介をすると二人がペコリとお辞儀をした。ヤンバさんは小指を立ててきたけど、首を振って否定。
「ほ~、中々。これが500個か。って事は5トン...ってお前の所の馬車はどんだけ丈夫なんだ!」
一個10キロってことか? ヤンバは凄い驚いている。この世界の馬車は普通の木で出来ているわけだから、トンなんて言う単位を持ってこれるのはそうそうないみたいだな。
「ま、まあいい。俺はミスリルが買えるんだから、ここは黙っておこう。ここ以外であまり卸さないように、いいな。あんたらの命が危ないからな」
ヤンバはそう言って忠告してくれた。結構、この人はいい人っぽいな。スタミナポーションの宣伝も込めて、プレゼントしておくかな。
「ありがとう。じゃあ、これはタダで」
「スタミナポーションって奴か。どんな効果なんだ?」
「お腹がいっぱいになって美味しいの」
ヤンバが黄色のポーションを見ているとアイリが答えた。マイルさんは困っているけど、アイリの言葉は結構説得力があるようでみんな飲んでくれるんだよな。今もヤンバが口に含んでいて驚いた顔で全部飲み干している。
「旨いな。それに疲れが取れている...。これは売れるぞ。値段はヒールポーションより高くするか」
値段とかはヤンバに任せたいな。この人なら信頼できそうだ。
「ヤンバさんに任せるよ」
「いいのか?」
「ああ、あなたは騙す事をしなさそうだから」
「そんなにすぐ信頼していいのか? まあ、俺はそう言った事はしないが」
「いいんだ。それよりもいくらくらいで買い取ってくれる?」
「ふむ」
いくらで買い取ってくれるのか聞くとヤンバは腕を組んで考え込む。採算の付く値段で買わないとどんなにいい商品も儲けにならないからな。
「ミスリルは一個50銀貨、ポーションはヒールが大銅貨2、マナが大銅貨3、スタミナが銀貨1枚って所だな」
マイルさんにこの世界の硬貨の話は聞いている。100枚で次の位の硬貨になって、銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、大金貨、白銀貨となってる。ミスリルは500個あるので銀貨25000枚で大金貨2枚と金貨50枚だな。これだけで大金持ちだぞ。
「これで裁縫道具とか買えますね」
「ああ」
「なんだ? 道具を仕入れようとしていたのか? 俺に言ってくれれば集めるぞ」
マイルさんと話しているとヤンバが聞いてきた。ここはお言葉に甘えて、欲しい物を言っていくと羊皮紙に書き出してくれて、若い角のある青年に羊皮紙を渡してどんどん道具が集まっていく。すぐにでも町をでれそうです。
あてもなくトコトコと道路を進んでいくと中央に噴水のある広場についた。馬車を止めるスペースがあったので止めると子供が寄ってくる。
「お兄さんお兄さん。車輪が汚れてるぜ」
「こっちも汚れてるよ」
真っ黒な布で車輪を拭いてくる子供達。大八車の四輪全てに一人ずつくっついている。これはあれだな、スラムの子供の小遣い稼ぎだな。
「金はないんだ。これでいいか?」
「えっ、なにこれ? ポーション?」
スタミナポーションを四本渡すと子供は目を真ん丸にして首を傾げた。スタミナポーションは黄色いポーションだし、マイルさんが知らなかったようにあんまり知られていないんだよな。
「美味しいよ~」
アイリが大八車から顔を覗かせて話すと首を傾げていた子供が一口口に含んでいく。しばらくすると目が輝いて、ゴクゴクと飲み干していった。
「お兄さんありがとう」
「「「ありがと~」」」
子供達はそう言って去っていった。今度は金を持っている時に来てくれよ。スタミナポーションは腐るほどあるから別にいいんだけど、お金の方が子供達はいいと思うんだよな。早く金を得よう。
マイルさんとアイリを降ろして、道具などの売り買いが出来る所を探す。広場を見渡すと馬車を屋台のように広げているのが見えて値札が見える。何も問題なく数字がみえて、文字も問題なく読めるようでホッとした。マイルさん達と普通に会話が出来ているから大丈夫だとは思っていたけど再確認できてほっとしたよ。テセリウスの事だから、こういった所もハードモードの可能性があるからな。
屋台を広げていた馬車とは別の馬車の人達が荷物を運びこんでいるのが見える。そこへ行けば道具を売れると思ってついていくと扉が開きっぱなしの大きな小屋についた。羊皮紙を持った角つきの大きな男が運び込まれた道具を数えている。あの人がここを取り仕切ってるのかな?
「すいません」
「ん? なんだあんた?」
声をかけると大男が見下ろしてくる。凄い圧だけど、気にせずに話続ける。
「ミスリルとポーションを卸したいんだけど」
「商人だったか。いくつ卸すんだ?」
大男はちゃんと買い取ってくれるようだ。新しい羊皮紙を持ってきてくれて、書くのもやってくれるみたいだな。文字は日本語ではないみたいだから助かる。読めるだけで書けないからな。ちゃんと卸せることで少しホッとした。
「スタミナポーションを40個。ヒール、マナポーションは10個。あとはミスリルが車、二台分です」
「ミスリルか、それは高く買い取るぞ。二台分って事は200キロくらいか?」
「えっと、300キロくらいかな? 計ってないんだけど」
アイテムとしての数は500個となっていたけど、キロにするといくつくらいになるんだろうな?
「じゃあ、ものを持ってこい。インゴットにしているんだろ? それで数で計算すればいいんだ。計算は出来るか?」
「分かった。計算は大丈夫だ」
「その若さで計算ができるのか、凄いな。俺はヤンバだ。この卸市場を仕切らせてもらってる」
「ああ、俺はヒフミ。あっちはマイルさんとアイリ」
自己紹介をすると二人がペコリとお辞儀をした。ヤンバさんは小指を立ててきたけど、首を振って否定。
「ほ~、中々。これが500個か。って事は5トン...ってお前の所の馬車はどんだけ丈夫なんだ!」
一個10キロってことか? ヤンバは凄い驚いている。この世界の馬車は普通の木で出来ているわけだから、トンなんて言う単位を持ってこれるのはそうそうないみたいだな。
「ま、まあいい。俺はミスリルが買えるんだから、ここは黙っておこう。ここ以外であまり卸さないように、いいな。あんたらの命が危ないからな」
ヤンバはそう言って忠告してくれた。結構、この人はいい人っぽいな。スタミナポーションの宣伝も込めて、プレゼントしておくかな。
「ありがとう。じゃあ、これはタダで」
「スタミナポーションって奴か。どんな効果なんだ?」
「お腹がいっぱいになって美味しいの」
ヤンバが黄色のポーションを見ているとアイリが答えた。マイルさんは困っているけど、アイリの言葉は結構説得力があるようでみんな飲んでくれるんだよな。今もヤンバが口に含んでいて驚いた顔で全部飲み干している。
「旨いな。それに疲れが取れている...。これは売れるぞ。値段はヒールポーションより高くするか」
値段とかはヤンバに任せたいな。この人なら信頼できそうだ。
「ヤンバさんに任せるよ」
「いいのか?」
「ああ、あなたは騙す事をしなさそうだから」
「そんなにすぐ信頼していいのか? まあ、俺はそう言った事はしないが」
「いいんだ。それよりもいくらくらいで買い取ってくれる?」
「ふむ」
いくらで買い取ってくれるのか聞くとヤンバは腕を組んで考え込む。採算の付く値段で買わないとどんなにいい商品も儲けにならないからな。
「ミスリルは一個50銀貨、ポーションはヒールが大銅貨2、マナが大銅貨3、スタミナが銀貨1枚って所だな」
マイルさんにこの世界の硬貨の話は聞いている。100枚で次の位の硬貨になって、銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、大金貨、白銀貨となってる。ミスリルは500個あるので銀貨25000枚で大金貨2枚と金貨50枚だな。これだけで大金持ちだぞ。
「これで裁縫道具とか買えますね」
「ああ」
「なんだ? 道具を仕入れようとしていたのか? 俺に言ってくれれば集めるぞ」
マイルさんと話しているとヤンバが聞いてきた。ここはお言葉に甘えて、欲しい物を言っていくと羊皮紙に書き出してくれて、若い角のある青年に羊皮紙を渡してどんどん道具が集まっていく。すぐにでも町をでれそうです。
0
お気に入りに追加
261
あなたにおすすめの小説
ひだまりを求めて
空野セピ
ファンタジー
惑星「フォルン」
星の誕生と共に精霊が宿り、精霊が世界を創り上げたと言い伝えられている。
精霊達は、世界中の万物に宿り、人間を見守っていると言われている。
しかし、その人間達が長年争い、精霊達は傷付いていき、世界は天変地異と異常気象に包まれていく──。
平凡で長閑な村でいつも通りの生活をするマッドとティミー。
ある日、謎の男「レン」により村が襲撃され、村は甚大な被害が出てしまう。
その男は、ティミーの持つ「あるもの」を狙っていた。
このままだと再びレンが村を襲ってくると考えたマッドとティミーは、レンを追う為に旅に出る決意をする。
世界が天変地異によって、崩壊していく事を知らずに───。
異世界転生 我が主のために ~不幸から始まる絶対忠義~ 冒険・戦い・感動を織りなすファンタジー
紫電のチュウニー
ファンタジー
第四部第一章 新大陸開始中。 開始中(初投稿作品)
転生前も、転生後も 俺は不幸だった。
生まれる前は弱視。
生まれ変わり後は盲目。
そんな人生をメルザは救ってくれた。
あいつのためならば 俺はどんなことでもしよう。
あいつの傍にずっといて、この生涯を捧げたい。
苦楽を共にする多くの仲間たち。自分たちだけの領域。
オリジナルの世界観で描く 感動ストーリーをお届けします。
フリーター、ゴーレムになり異世界を闊歩する
てぃー☆ちゃー
ファンタジー
旧タイトル)オレはゴーレム、異世界人だ。あ、今は人では無いです
3/20 タイトル変更しました
仕事を辞めて、さあ就職活動だ!
そんな矢先に別世界へ強制移動とゴーレムへの強制変化!
こんな再就職なんて望んでません!
新たな体を得た主人公が異世界を動き回る作品です
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
星の勇者たち でも三十九番目だけ、なんかヘン!
月芝
ファンタジー
来たる災厄に対抗すべく異世界に召喚された勇者たち。
その数、三十九人。
そこは剣と魔法とスチームパンクの世界にて、
ファンタジー、きたーっ!
と喜んだのも束の間、なんと勇者なのに魔法が使えないだと?
でも安心して下さい。
代わりといってはなんですが、転移特典にて星のチカラが宿ってる。
他にも恩恵で言語能力やら、身体強化などもついている。
そのチカラで魔法みたいなことが可能にて、チートで俺ツエーも夢じゃない。
はずなのだが、三十九番目の主人公だけ、とんだポンコツだった。
授かったのは「なんじゃコレ?」という、がっかりスキル。
試しに使ってみれば、手の中にあらわれたのはカリカリ梅にて、えぇーっ!
本来であれば強化されているはずの体力面では、現地の子どもにも劣る虚弱体質。
ただの高校生の男子にて、学校での成績は中の下ぐらい。
特別な知識も技能もありゃしない。
おまけに言語翻訳機能もバグっているから、会話はこなせるけれども、
文字の読み書きがまるでダメときたもんだ。
そのせいで星クズ判定にて即戦力外通告をされ、島流しの憂き目に……。
異世界Q&A
えっ、魔法の無詠唱?
そんなの当たり前じゃん。
っていうか、そもそも星の勇者たちはスキル以外は使えないし、残念!
えっ、唐揚げにポテトチップスにラーメンやカレーで食革命?
いやいや、ふつうに揚げ物類は昔からあるから。スイーツ類も充実している。
異世界の食文化を舐めんなよ。あと米もあるから心配するな。
えっ、アイデアグッズで一攫千金? 知識チート?
あー、それもちょっと厳しいかな。たいていの品は便利な魔道具があるから。
なにせギガラニカってば魔法とスチームパンクが融合した超高度文明だし。
えっ、ならばチートスキルで無双する?
それは……出来なくはない。けど、いきなりはちょっと無理かなぁ。
神さまからもらったチカラも鍛えないと育たないし、実践ではまるで役に立たないもの。
ゲームやアニメとは違うから。
というか、ぶっちゃけ浮かれて調子に乗っていたら、わりとすぐに死ぬよ。マジで。
それから死に戻りとか、復活の呪文なんてないから。
一発退場なので、そこんところよろしく。
「異世界の片隅で引き篭りたい少女。」の正統系譜。
こんなスキルで異世界転移はイヤだ!シリーズの第二弾。
ないない尽くしの異世界転移。
環境問題にも一石を投じる……かもしれない、笑撃の問題作。
星クズの勇者の明日はどっちだ。
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる