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第2章 天界と魔界
第46話 夢
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「ス~ス~」
僕の寝息だけが聞こえる暗闇の世界。ここは夢の中だとわかっているからか、ハッキリと眠っている自分を認識できる。
この暗闇の世界を僕は知ってる。僕の寝息が木霊する暗闇の世界を歩き出す。
「赤、青、黄色、茶色が2本。誰かから聞いた話と一緒だ。その誰かは誰だったっけ……」
暗闇の世界に火の灯っていない蝋燭が5本見えた。TVで見た話しだったかな、怖い話だったように感じる。
「世界にはこの五個の属性があるんだったっけ。だから、人それぞれの中にもそれがある。だから……」
これは僕の中の世界の五個の属性。僕を作り出してる蝋燭。赤、青、黄色の蝋燭に順番に触れる。すると黄色の蝋燭に触れた瞬間、声が聞こえてきた。『アキラ!』という声、一瞬お母さんだと思った声はとても悲しそうな声だった。
「うっ……頭が痛い」
声を聞いた瞬間、バチバチと暗闇の世界に電気が走る。積乱雲の中に入ったかのような光景が広がる。
僕は割れそうなくらい痛い頭を抑えることしかできない。
『アキラ。あなたなら大丈夫』
『ははは、俺たちの子供だもんな』
声が沢山聞こえてくる。そのすべてが両親のものだっていうのがわかる。【アライ フミコ】前世のお母さんじゃない両親……。
「はは、何で忘れてたんだろ」
涙が頬を伝う。暗闇の世界は晴れてクリエイトライトで照らされた洞窟の中に戻った。
「まどろみの洞窟。ふふ、その人のもっとも願っていることを見せる洞窟か……。洞窟が悪いんじゃない。魔物の仕業だ」
あたりを見回すと魔石が転がってる。暗闇の世界で放った電撃は洞窟に放っていたんだろう。それを受けた魔物は霧散して魔石を残して消えたってところかな。
「まどろみの魔物を倒したことで頭にハッキリと聞こえてきた。【まどろみの洞窟の主を倒した】ってね」
誰にも聞かれていなくても口に出して言いたくなる説明。僕は頬を伝う涙と一緒に地べたに座る。何も考えたくなくなる。
「やっと前世の世界に戻れたと思ったのに……。お母さんはあんな狭い部屋で、一人で……。今も一人でいるのかな。一人じゃなかったらいいな」
虚空に消える声を呟き続ける。その間、ずっと涙が出続ける。まどろみでも何でもいい、僕はあの世界にいたかった。
「……」
クリエイトライトの光が消えて暗闇の世界に洞窟が支配される。それでも僕はその場に横たわる。もう一度、もう一度お母さんに会いたい。
◇
「ここに入ったのか?」
「はい! 匂いがここで途切れています」
「そうか……」
アキラが洞窟で喪失感に苛まれている頃、洞窟の入り口ではサターンが部下から報告を受けている。
「まどろみの洞窟か。奴はそのものの最も望む願いをかなえる。その夢を見させてだがな。幸せに浸った動物に現実を見せて喪失感を与える。そして、食す。あまり気持ちのいい魔物ではなかったが、惨いことをしたか」
サターンはそう言って謝るように洞窟にお辞儀をして魔国へと飛び立つ。
「魔王様、あれはどういたしましょうか?」
「あの赤子の従魔か。捨て置け、そのうち消える。主人が死ぬのだからな」
ビーズの声にウルドへと視線を移すサターン。彼女は自分を抑えると言った行動とマスターであるアキラの元に行こうとする行動を反復させる。ビーズの能力は彼女にとってかなり強力なのが伺える。
「私の配下に欲しかったけれど、ゴルザの大斧を粉砕するような強力な魔物。傍に置くのは危険よね」
ビーズはそう言って魔王の背を追う。
「がっはっは、四天王ゴルザ帰還いたしました」
「無事だったのね。よかったわ~。グダスとメイデスに続いてあなたまでいなくなったら寂しいもの」
ゴルザがボロボロの鎧と斧を担いで合流する。どうやら、ウルドにたたきつけられて二つとも壊れてしまったようだ。着れないほどに壊されているのにゴルザは嬉しそうにしている。
「こんなに壊されたのは魔王様とグダスとやった時以来だ。もっと精進するために鍛冶の研究をせんとな」
「ふふ、それにはグダスの黒鉄鉱をもらわないとダメじゃない?」
「そうだな。ついでに今回来なかった理由でも聞くか」
嬉しそうに話すゴルザとビーズ。四天王はそれほど仲は悪くないようだ。
「私に殺されたくないからだろう」
「「は?」」
「いや、なんでもない。私は魔王城へと帰る。みなは自由にしていろ」
サターンが呟くと二人は首を傾げた。首を傾げたままサターンを見送る二人。思わず顔を見あってしまう。
「聞こえたわよね?」
「ああ、ハッキリとな。どうやら、二人と喧嘩をしたようだな。がっはっは」
「笑い事じゃないわよ。まったく」
どうやら、二人はハッキリとサターンの言葉を聞き取っていたようだ。ガハハと笑うゴルザにあきれたビーズはグダスの家へと振り向く。
「マグマ浴びでもしてるのかしら。何してんだか」
「がはは、魔王様と喧嘩できる奴は俺とグダスしかいないからな~。致し方ない」
心配するように呟くビーズ。ゴルザはガハハと笑うばかり。
彼を見つめて呆れてものも言えなくなるビーズは頭を抱えるのだった。
◇
僕の寝息だけが聞こえる暗闇の世界。ここは夢の中だとわかっているからか、ハッキリと眠っている自分を認識できる。
この暗闇の世界を僕は知ってる。僕の寝息が木霊する暗闇の世界を歩き出す。
「赤、青、黄色、茶色が2本。誰かから聞いた話と一緒だ。その誰かは誰だったっけ……」
暗闇の世界に火の灯っていない蝋燭が5本見えた。TVで見た話しだったかな、怖い話だったように感じる。
「世界にはこの五個の属性があるんだったっけ。だから、人それぞれの中にもそれがある。だから……」
これは僕の中の世界の五個の属性。僕を作り出してる蝋燭。赤、青、黄色の蝋燭に順番に触れる。すると黄色の蝋燭に触れた瞬間、声が聞こえてきた。『アキラ!』という声、一瞬お母さんだと思った声はとても悲しそうな声だった。
「うっ……頭が痛い」
声を聞いた瞬間、バチバチと暗闇の世界に電気が走る。積乱雲の中に入ったかのような光景が広がる。
僕は割れそうなくらい痛い頭を抑えることしかできない。
『アキラ。あなたなら大丈夫』
『ははは、俺たちの子供だもんな』
声が沢山聞こえてくる。そのすべてが両親のものだっていうのがわかる。【アライ フミコ】前世のお母さんじゃない両親……。
「はは、何で忘れてたんだろ」
涙が頬を伝う。暗闇の世界は晴れてクリエイトライトで照らされた洞窟の中に戻った。
「まどろみの洞窟。ふふ、その人のもっとも願っていることを見せる洞窟か……。洞窟が悪いんじゃない。魔物の仕業だ」
あたりを見回すと魔石が転がってる。暗闇の世界で放った電撃は洞窟に放っていたんだろう。それを受けた魔物は霧散して魔石を残して消えたってところかな。
「まどろみの魔物を倒したことで頭にハッキリと聞こえてきた。【まどろみの洞窟の主を倒した】ってね」
誰にも聞かれていなくても口に出して言いたくなる説明。僕は頬を伝う涙と一緒に地べたに座る。何も考えたくなくなる。
「やっと前世の世界に戻れたと思ったのに……。お母さんはあんな狭い部屋で、一人で……。今も一人でいるのかな。一人じゃなかったらいいな」
虚空に消える声を呟き続ける。その間、ずっと涙が出続ける。まどろみでも何でもいい、僕はあの世界にいたかった。
「……」
クリエイトライトの光が消えて暗闇の世界に洞窟が支配される。それでも僕はその場に横たわる。もう一度、もう一度お母さんに会いたい。
◇
「ここに入ったのか?」
「はい! 匂いがここで途切れています」
「そうか……」
アキラが洞窟で喪失感に苛まれている頃、洞窟の入り口ではサターンが部下から報告を受けている。
「まどろみの洞窟か。奴はそのものの最も望む願いをかなえる。その夢を見させてだがな。幸せに浸った動物に現実を見せて喪失感を与える。そして、食す。あまり気持ちのいい魔物ではなかったが、惨いことをしたか」
サターンはそう言って謝るように洞窟にお辞儀をして魔国へと飛び立つ。
「魔王様、あれはどういたしましょうか?」
「あの赤子の従魔か。捨て置け、そのうち消える。主人が死ぬのだからな」
ビーズの声にウルドへと視線を移すサターン。彼女は自分を抑えると言った行動とマスターであるアキラの元に行こうとする行動を反復させる。ビーズの能力は彼女にとってかなり強力なのが伺える。
「私の配下に欲しかったけれど、ゴルザの大斧を粉砕するような強力な魔物。傍に置くのは危険よね」
ビーズはそう言って魔王の背を追う。
「がっはっは、四天王ゴルザ帰還いたしました」
「無事だったのね。よかったわ~。グダスとメイデスに続いてあなたまでいなくなったら寂しいもの」
ゴルザがボロボロの鎧と斧を担いで合流する。どうやら、ウルドにたたきつけられて二つとも壊れてしまったようだ。着れないほどに壊されているのにゴルザは嬉しそうにしている。
「こんなに壊されたのは魔王様とグダスとやった時以来だ。もっと精進するために鍛冶の研究をせんとな」
「ふふ、それにはグダスの黒鉄鉱をもらわないとダメじゃない?」
「そうだな。ついでに今回来なかった理由でも聞くか」
嬉しそうに話すゴルザとビーズ。四天王はそれほど仲は悪くないようだ。
「私に殺されたくないからだろう」
「「は?」」
「いや、なんでもない。私は魔王城へと帰る。みなは自由にしていろ」
サターンが呟くと二人は首を傾げた。首を傾げたままサターンを見送る二人。思わず顔を見あってしまう。
「聞こえたわよね?」
「ああ、ハッキリとな。どうやら、二人と喧嘩をしたようだな。がっはっは」
「笑い事じゃないわよ。まったく」
どうやら、二人はハッキリとサターンの言葉を聞き取っていたようだ。ガハハと笑うゴルザにあきれたビーズはグダスの家へと振り向く。
「マグマ浴びでもしてるのかしら。何してんだか」
「がはは、魔王様と喧嘩できる奴は俺とグダスしかいないからな~。致し方ない」
心配するように呟くビーズ。ゴルザはガハハと笑うばかり。
彼を見つめて呆れてものも言えなくなるビーズは頭を抱えるのだった。
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