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第1章
第9話 ガストゥーレ
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場所は変わってガストゥーレ帝国。
王国の領地を手に入れられると思っていた。王が怒りをあらわにしていた。
「どういうことだ! ヒュドラを使ったというのにまだ手に入らないのか!」
「も、申し訳ありません。想定では斥候に仕掛けた死の呪いでヒュドラを召喚して攻め滅ぼす予定だったのですが……」
「まんまと始末されたということか?」
玉座に座り将軍の報告を聞く帝国の王ザリス・オブ・ガストゥーレ。
片手にもったワインを優雅に揺らす。彼の醜い顔が黒いワインに反射する。
「避難民を始末する予定だったと聞いたが?」
「はっ! 避難民を始末し、我々が攻めている街、オクライナに絶望をみせる予定でした」
「それがまんまとこちらが絶望を見ることになったと……」
「……」
ザリスはそういってワインをクイッと口に運ぶ。口で転がし味わうと喉を通っていった。
「ワイザス。お前は優秀だと思っていたんだがな」
「ザリス様! 避難民を始末することが今回の目的ではありません。少なくともヒュドラを倒す者がオクライナにいなくなったはず。これから魔物の群れがオクライナを攻めるのです。そのあとに私の部隊がすぐに占領する手筈。ぬかりはありません」
ザリスの言葉に青ざめたワイザス。早口に弁明をするとザリスは頷き立ち上がった。
「では今度の報告はいいものだと期待しているぞ」
「はっ!」
王に答えるとワイザスは玉座の間に一人残された。
唇を噛み血がしたたる。ワイザスも予想していなかった事態に陥っている。
ヒュドラはSランクの魔物、帝国も多くの犠牲を払って手に入れた切り札だった。
それをたかだか一つの街を落とすこともできずに倒されてしまった。これは大きな失態だ。
ワイザスは玉座の間を後にして城を出た。
自分の屋敷へと帰って来ると通路の脇にある鎧を殴り壊す。大きな音が鳴り響き使用人達が無言で片付けていく。
ふと目が合ったメイドを呼びつけると腹いせに殴りつけた。
メイドが動かなくなるまで殴りつけたワイザスは執事を呼びつけてその場を後にした。
自室に戻り隠し扉を開く。隠し扉の中は地下へと続く階段。まるで奈落へと続くかのような深さ。
「待っていたわよワイザス」
「……」
階段の奥には魔法陣が描かれている部屋があった。壁にもいくつもの魔法陣が描かれていて、魔法の研究をしているのが伺える。
部屋には胸元を大きく開いた妖艶な女がいた。
「待っていたではない! お前は言っただろう。ヒュドラを召喚すればいとも簡単にオクライナを手に入れられると!」
激昂したワイザス。その様子を見て女はクスクスと笑う。
「ふふ、よく我慢したわね。上のメイドを痛めつけたおかげかしら」
「ふん。それがなかったらああなっていたのはお前だ」
ワイザスは睨みつけて言い放った。それにも笑って見せる女、ワイザスは拳を握り血をにじませた。
「安心しなさいな。オクライナは必ず手に入るわ。そうしたらあの地に眠る魔物を使役するのよ。そうして……」
怒りでにじませたワイザスの拳を女は見つめ、拳を開かせると血を舐めとった。
舐めとった舌を見せて女は飲み込む。そして、こういった『あなたが王になる』と。
「お前は王妃かカザリス」
「ふふ、王妃兼宮廷魔術師かしらね」
薄気味悪く笑う二人はカザリスの持ってきたワインを口に運んだ。
宣言通り、帝国はオクライナ。アーリーの故郷を手に入れることとなった。
◇
オクライナが帝国の手に落ちたのを知ったのは王都ルガスについた時だった。
お母さんやお父さんは涙していた。
ルガスは二人の育った町。いいことも悪いこともいっぱいあったはず。そんな故郷を失ってしまったんだ。それはとても悲しいことだ。
二人を早く慰めてあげたいな。早く話せるようになりたいよ。
「マスター。何をされているのですか?」
「バブ!」
王都に着くと僕らは街の壁の外に案内されたんだ。
街の外で避難民はみんな集まって暮らしているんだ。テントは立ててもらっているけど、自衛は自分たちでしないといけない。
お金を持っている人は少ないので食べ物なんかも自分たち。世知辛いな~。
自国民を守れないなんて王国も疲弊しているのかな。
ということで僕は近くの森に来て魔物を狩っているんだ。食べられる魔物が多いからみんなの食べ物にしている。
「冒険者ギルドに登録したのはこのためだったのですね」
ダークには予め冒険者ギルドに行ってもらって登録をさせた。
解体とかはできないので任せるしかないからね。
「しかし、冒険者というものは礼儀がなっていませんでした。弱いくせに女がとか、俺はオーガを一刀両断にしたとか言ってきて絡んできたんですよ。まあ、壁にぶち当てたら黙りましたけどね」
「ダブ!」
「いった~い。何するんですか! 別に殺してないんだからそのくらいいいじゃないですか! っていうか殺さなかった私偉いでしょ?」
ダークが自慢げに話してきたのでとりあえず叱っておいた。大きく跳躍して背後に回り後頭部に一発張りてをくらわすとダークは悶絶して話したよ。
殺さないのが偉いって基準がおかしいよ。まあ、魔物だから仕方ないけど、街で暮らすんだったらそういうところちゃんとしないとね。
因みにダークはシデンさんのおかげで町に入れた。町の外でまごまごしているとシデンさんが来て門を守っていた兵士達に指示していたんだ。
シデンさんは数少ないSランクの冒険者だから、王都じゃ顔パス。ダークも顔パスをゲットして、冒険者ギルドに行けるようになったんだ。
ギルドで騒動を起こして、ギルドでも顔パスをゲットしたらしいけどね。
「ガアァァ!」
「バブ!」
「フォーハンドベアですね。確か討伐依頼があったかと」
ダークと呑気に話しながら森をハイハイしていると四本腕の熊さんが現れた。
威嚇してきていてとっても強そう。
「私がやりますか?」
「バブ!」
ダークが腕をポキポキ鳴らして言って来たけど、僕は短い手を伸ばしてそれを制す。って短くないよ、普通の赤ん坊の腕。って自分につっこんでいる間に熊さんは僕らに突撃してきた。
「バブ!」
ハイハイから飛び上がって熊さんに頭突き。熊さんは目から星を出して昏倒した。
「一撃ですか……」
「ダブ!」
フンスと地面気に胸を張る。
ステータスがすっごいことになってるからちょっと攻撃を当てれば熊さんも倒せる。
この世界はステータスがすべてだからね。
「ではギルドに卸してきますね」
「アイ!」
ダークは熊さんにとどめを刺して担ぐ。僕は手をあげて答えると微笑んで街へと歩いていった。
これで避難してきた人たちにご飯とお金を作る。あんな環境じゃ、這い上がれないからね。どうにかしてあげないと。
王国の領地を手に入れられると思っていた。王が怒りをあらわにしていた。
「どういうことだ! ヒュドラを使ったというのにまだ手に入らないのか!」
「も、申し訳ありません。想定では斥候に仕掛けた死の呪いでヒュドラを召喚して攻め滅ぼす予定だったのですが……」
「まんまと始末されたということか?」
玉座に座り将軍の報告を聞く帝国の王ザリス・オブ・ガストゥーレ。
片手にもったワインを優雅に揺らす。彼の醜い顔が黒いワインに反射する。
「避難民を始末する予定だったと聞いたが?」
「はっ! 避難民を始末し、我々が攻めている街、オクライナに絶望をみせる予定でした」
「それがまんまとこちらが絶望を見ることになったと……」
「……」
ザリスはそういってワインをクイッと口に運ぶ。口で転がし味わうと喉を通っていった。
「ワイザス。お前は優秀だと思っていたんだがな」
「ザリス様! 避難民を始末することが今回の目的ではありません。少なくともヒュドラを倒す者がオクライナにいなくなったはず。これから魔物の群れがオクライナを攻めるのです。そのあとに私の部隊がすぐに占領する手筈。ぬかりはありません」
ザリスの言葉に青ざめたワイザス。早口に弁明をするとザリスは頷き立ち上がった。
「では今度の報告はいいものだと期待しているぞ」
「はっ!」
王に答えるとワイザスは玉座の間に一人残された。
唇を噛み血がしたたる。ワイザスも予想していなかった事態に陥っている。
ヒュドラはSランクの魔物、帝国も多くの犠牲を払って手に入れた切り札だった。
それをたかだか一つの街を落とすこともできずに倒されてしまった。これは大きな失態だ。
ワイザスは玉座の間を後にして城を出た。
自分の屋敷へと帰って来ると通路の脇にある鎧を殴り壊す。大きな音が鳴り響き使用人達が無言で片付けていく。
ふと目が合ったメイドを呼びつけると腹いせに殴りつけた。
メイドが動かなくなるまで殴りつけたワイザスは執事を呼びつけてその場を後にした。
自室に戻り隠し扉を開く。隠し扉の中は地下へと続く階段。まるで奈落へと続くかのような深さ。
「待っていたわよワイザス」
「……」
階段の奥には魔法陣が描かれている部屋があった。壁にもいくつもの魔法陣が描かれていて、魔法の研究をしているのが伺える。
部屋には胸元を大きく開いた妖艶な女がいた。
「待っていたではない! お前は言っただろう。ヒュドラを召喚すればいとも簡単にオクライナを手に入れられると!」
激昂したワイザス。その様子を見て女はクスクスと笑う。
「ふふ、よく我慢したわね。上のメイドを痛めつけたおかげかしら」
「ふん。それがなかったらああなっていたのはお前だ」
ワイザスは睨みつけて言い放った。それにも笑って見せる女、ワイザスは拳を握り血をにじませた。
「安心しなさいな。オクライナは必ず手に入るわ。そうしたらあの地に眠る魔物を使役するのよ。そうして……」
怒りでにじませたワイザスの拳を女は見つめ、拳を開かせると血を舐めとった。
舐めとった舌を見せて女は飲み込む。そして、こういった『あなたが王になる』と。
「お前は王妃かカザリス」
「ふふ、王妃兼宮廷魔術師かしらね」
薄気味悪く笑う二人はカザリスの持ってきたワインを口に運んだ。
宣言通り、帝国はオクライナ。アーリーの故郷を手に入れることとなった。
◇
オクライナが帝国の手に落ちたのを知ったのは王都ルガスについた時だった。
お母さんやお父さんは涙していた。
ルガスは二人の育った町。いいことも悪いこともいっぱいあったはず。そんな故郷を失ってしまったんだ。それはとても悲しいことだ。
二人を早く慰めてあげたいな。早く話せるようになりたいよ。
「マスター。何をされているのですか?」
「バブ!」
王都に着くと僕らは街の壁の外に案内されたんだ。
街の外で避難民はみんな集まって暮らしているんだ。テントは立ててもらっているけど、自衛は自分たちでしないといけない。
お金を持っている人は少ないので食べ物なんかも自分たち。世知辛いな~。
自国民を守れないなんて王国も疲弊しているのかな。
ということで僕は近くの森に来て魔物を狩っているんだ。食べられる魔物が多いからみんなの食べ物にしている。
「冒険者ギルドに登録したのはこのためだったのですね」
ダークには予め冒険者ギルドに行ってもらって登録をさせた。
解体とかはできないので任せるしかないからね。
「しかし、冒険者というものは礼儀がなっていませんでした。弱いくせに女がとか、俺はオーガを一刀両断にしたとか言ってきて絡んできたんですよ。まあ、壁にぶち当てたら黙りましたけどね」
「ダブ!」
「いった~い。何するんですか! 別に殺してないんだからそのくらいいいじゃないですか! っていうか殺さなかった私偉いでしょ?」
ダークが自慢げに話してきたのでとりあえず叱っておいた。大きく跳躍して背後に回り後頭部に一発張りてをくらわすとダークは悶絶して話したよ。
殺さないのが偉いって基準がおかしいよ。まあ、魔物だから仕方ないけど、街で暮らすんだったらそういうところちゃんとしないとね。
因みにダークはシデンさんのおかげで町に入れた。町の外でまごまごしているとシデンさんが来て門を守っていた兵士達に指示していたんだ。
シデンさんは数少ないSランクの冒険者だから、王都じゃ顔パス。ダークも顔パスをゲットして、冒険者ギルドに行けるようになったんだ。
ギルドで騒動を起こして、ギルドでも顔パスをゲットしたらしいけどね。
「ガアァァ!」
「バブ!」
「フォーハンドベアですね。確か討伐依頼があったかと」
ダークと呑気に話しながら森をハイハイしていると四本腕の熊さんが現れた。
威嚇してきていてとっても強そう。
「私がやりますか?」
「バブ!」
ダークが腕をポキポキ鳴らして言って来たけど、僕は短い手を伸ばしてそれを制す。って短くないよ、普通の赤ん坊の腕。って自分につっこんでいる間に熊さんは僕らに突撃してきた。
「バブ!」
ハイハイから飛び上がって熊さんに頭突き。熊さんは目から星を出して昏倒した。
「一撃ですか……」
「ダブ!」
フンスと地面気に胸を張る。
ステータスがすっごいことになってるからちょっと攻撃を当てれば熊さんも倒せる。
この世界はステータスがすべてだからね。
「ではギルドに卸してきますね」
「アイ!」
ダークは熊さんにとどめを刺して担ぐ。僕は手をあげて答えると微笑んで街へと歩いていった。
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