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第14話
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「アズには教えていなかったか。加護とは私の力を少しだけもらっているもののことだよ。アズもその加護を持っているぞ」
「え? それって師匠がウンディーネってことになっちゃいますけど……」
「ふふ、この村の者たちは本当に鈍感じゃな~。ディーネと言っていて湖の上で暮らしているんじゃからウンディーネに決まっておるというのに。まあ、優しさの裏返しだと思うがな」
ええ!? ディーネ師匠はウンディーネだったの……ウンディーネってとっても優しい精霊だって聞いたことがあるけど、師匠は全然優しくなかったぞ。優しいっていうのは迷信だったのか……。
「やっぱり……」
「ふふ、外から来たクレハといったか? その方らにも加護を与えよう。それに良ければじゃが厳しい修行をうけてみんか? 私もアズがいなくなって暇になってしまったからの。どうじゃ?」
「!? それは願ってもないことです。アズにはとても返せないほどの恩を受けてしまいましたので強くなって少しでも返せればと思っていたんです」
クレハさんが無謀なことをしようとしている。ここは先輩として。
「師匠! クレハさんに酷いことをしないでください。あんな修業はダメです」
「何を言っておる。アズにやった修行よりは楽じゃろ。それに今回は四人ということじゃろ?」
師匠がニヤニヤして辺りを見回してる。よく見るとクレハさんを筆頭にみんななぜかやる気になってる。
「ルルやナナまで!?」
「お兄ちゃんのため」
「強くなる!」
二人はそういって手を握ってきた。
う~ん。心配だ。
だけど、強くなりたい人を止めるなんてできないしな~。
「諦めよアズ。それだけ、みんなアズの事を好きになっておるのだ。しかし、冒険者になったのではないのか?」
「黒い刃の人達とは別れたんだ。のろまって行ってきて嫌みを毎日言われて一年間我慢したんだけどね」
「ふむ、そうか。あまり見る目のないものたちと一緒になってしまったわけだな。残念じゃな。アズが倒した魔物が見たかったんじゃが」
黒い刃のグナンとロエタ以外の人は良い人だったけどね。
「師匠が倒した魔物ならここにいくつかあるよ~」
「ほ~。そこそこ強い魔物じゃな。それでアズはどのくらいレベルが上がったんじゃ?」
ポピンちゃんがいくつかの魔物の死骸を取り出して見せると感心するディーネ師匠。
レベルを聞かれたので小声で知らせると一度驚いてニヤッと口角をあげた。
「ふふふ、マジ・苦バッグの本領を発揮しておるな」
「師匠も人が悪いですよ。教えておいてくれればいいのに」
「何を言って居る。こんな不利なスキル知っていたら使わないじゃろ。完全にデバフと言われる悪い影響じゃからな。しかし、それを活用してこそ、得られるものは大きい。それでステータスはどのくらい行った?」
ステータスも聞かれたのでそれもみんなに聞こえないように小声で伝えるとニヤッとした口角がひくひくと痙攣し始めた。
「そ、それは本当か?」
「え? 嘘を言っても仕方ないでしょ。ディーネ師匠?」
うろたえたと思ったら一歩後ずさって俯いてしまった。どうしたんだろう?
「ディーネ師匠?」
「アズ。驚かないで聞くんじゃぞ」
「え?」
「おぬしはこの世界のトップレベルのステータスを得た」
「へ~。トップクラス~……はぁ!? な、なにを言ってるんだよディーネ師匠」
ぼ、僕がトップクラスのステータスになっちゃった? そんなわけないのに急にどうしたんだ師匠は。
「冒険者にはEからSランクまでのクラスがあるだろう。その頂点のSランクの冒険者はせいぜい五千の数値なんじゃ。儂でさえ七千だというのに……今日からアズは儂の弟子卒業じゃ。おめでとう」
「ええ!?」
「今日からディーネ師匠ではなく。ディーネちゃんと呼ぶように。いいか?」
そ、卒業……本当にディーネ師匠のステータスを超えてしまったの?
「ふう。まさか、人に超えられる日が来るとは……ポーターをやっていたころが懐かしいの~」
「そういえば精霊なのにポーターをしていたのはおかしいですよね」
「精霊が人間のまねをしてもおかしくないじゃろ。マジックバッグがあるのだからやっていたんじゃよ。そのころに成長率がおかしな子がいたがアズを見ているとその者を思い出すのじゃ。懐かしいの~」
遠い目をするディーネ師匠。僕に超えられちゃって意気消沈といった様子だ。
ニコッと笑ったディーネ師匠、すぐにクレハさんを見てやる気に目を光らせた。
「さあ、次のアズを育てるぞ~」
やる気になってくれて良かったけど、クレハさん達が気の毒だな~。
死ぬほどの修行ではないかもしれないけど、死んだほうが楽な修行のはずだからな~。
「あ。そうだった。ディーネ師匠」
「アズ。先ほども言ったがディーネちゃんじゃぞ。弟子でも何でもないのだからな」
「あ、はい。で、ではディーネちゃ、ちゃん」
「何じゃアズ君」
君って……なんだか寒気がするけど、ベラトンの依頼の件を伝えないと。
「この湖に船をいれたいんだけどいいですか?」
「船?」
「はい。実はこんなことがあって」
ベラトンとの条件の話をする。どんどん顔が曇っていくディーネ師匠。最後のドラゴンの話をすると怖い笑顔を向けてきた。
「ベラトンといったか……人間の分際でふざけおって……」
「ディーネ師匠?」
「ちゃんじゃ!」
「ディーネちゃん……」
ふぅふぅと鼻息荒く憤るディーネちゃん。クレハさん達も怖がってしまっているよ。
なにをそんなに怒っているんだ?
「ウンディーネの領域に船を入れるというだけでもかなり喧嘩を売られておるのにさらにドラゴンを討伐じゃと~なめおって」
「ドラゴンがそんなになめた行為なんですか?」
クレハさんが僕も思っていたことを聞くとキッと睨んで、
「ドラゴンも私の眷属じゃからな! ウォータードラゴンのことじゃ!」
ええ!? ってことは船もウンディーネの師匠と戦うために浮かせて置くって感じだったのか?
「挑発して私を来させようとしているのだろう。わざわざ罠に入るのは馬鹿らしい。アズ。行ってきてくれるな?」
「は、はい。トムさん達の無事も知りたいですし」
「では、これを渡そう」
ディーネちゃんはそういって水で出来た爬虫類の尻尾を取り出した。水なのに形を保ってる。
「ウォータードラゴンの尻尾じゃ。これを渡せば討伐したと思うじゃろう。それでそこの双子を解放できるというわけじゃ」
「ありがとうございます」
流石は師匠。色々と察してくれてアイテムを出してくれた。
「船もありがたくいただいておこう。出しておくのじゃ。どのくらいの大きさなんじゃ?」
「出したらわかりますよ」
「!?」
ザパ~ン! 船を出すと師匠も驚くくらいの大きさだったみたい。しりもちをついてる。
「軍艦ではないか! 何トンあると思っておるんじゃ!」
「ええ!? 家二軒よりは軽いんじゃ?」
「馬鹿者! あれは嘘じゃ。私がそんなものを入れているわけがあるまい!」
「そ、そんな~……」
ディーネちゃんは僕にいっぱい嘘をついていたんだな。マジックバッグは重さがなくなるなんて迷信だ。なんて言っていたのもあったし。
「え? それって師匠がウンディーネってことになっちゃいますけど……」
「ふふ、この村の者たちは本当に鈍感じゃな~。ディーネと言っていて湖の上で暮らしているんじゃからウンディーネに決まっておるというのに。まあ、優しさの裏返しだと思うがな」
ええ!? ディーネ師匠はウンディーネだったの……ウンディーネってとっても優しい精霊だって聞いたことがあるけど、師匠は全然優しくなかったぞ。優しいっていうのは迷信だったのか……。
「やっぱり……」
「ふふ、外から来たクレハといったか? その方らにも加護を与えよう。それに良ければじゃが厳しい修行をうけてみんか? 私もアズがいなくなって暇になってしまったからの。どうじゃ?」
「!? それは願ってもないことです。アズにはとても返せないほどの恩を受けてしまいましたので強くなって少しでも返せればと思っていたんです」
クレハさんが無謀なことをしようとしている。ここは先輩として。
「師匠! クレハさんに酷いことをしないでください。あんな修業はダメです」
「何を言っておる。アズにやった修行よりは楽じゃろ。それに今回は四人ということじゃろ?」
師匠がニヤニヤして辺りを見回してる。よく見るとクレハさんを筆頭にみんななぜかやる気になってる。
「ルルやナナまで!?」
「お兄ちゃんのため」
「強くなる!」
二人はそういって手を握ってきた。
う~ん。心配だ。
だけど、強くなりたい人を止めるなんてできないしな~。
「諦めよアズ。それだけ、みんなアズの事を好きになっておるのだ。しかし、冒険者になったのではないのか?」
「黒い刃の人達とは別れたんだ。のろまって行ってきて嫌みを毎日言われて一年間我慢したんだけどね」
「ふむ、そうか。あまり見る目のないものたちと一緒になってしまったわけだな。残念じゃな。アズが倒した魔物が見たかったんじゃが」
黒い刃のグナンとロエタ以外の人は良い人だったけどね。
「師匠が倒した魔物ならここにいくつかあるよ~」
「ほ~。そこそこ強い魔物じゃな。それでアズはどのくらいレベルが上がったんじゃ?」
ポピンちゃんがいくつかの魔物の死骸を取り出して見せると感心するディーネ師匠。
レベルを聞かれたので小声で知らせると一度驚いてニヤッと口角をあげた。
「ふふふ、マジ・苦バッグの本領を発揮しておるな」
「師匠も人が悪いですよ。教えておいてくれればいいのに」
「何を言って居る。こんな不利なスキル知っていたら使わないじゃろ。完全にデバフと言われる悪い影響じゃからな。しかし、それを活用してこそ、得られるものは大きい。それでステータスはどのくらい行った?」
ステータスも聞かれたのでそれもみんなに聞こえないように小声で伝えるとニヤッとした口角がひくひくと痙攣し始めた。
「そ、それは本当か?」
「え? 嘘を言っても仕方ないでしょ。ディーネ師匠?」
うろたえたと思ったら一歩後ずさって俯いてしまった。どうしたんだろう?
「ディーネ師匠?」
「アズ。驚かないで聞くんじゃぞ」
「え?」
「おぬしはこの世界のトップレベルのステータスを得た」
「へ~。トップクラス~……はぁ!? な、なにを言ってるんだよディーネ師匠」
ぼ、僕がトップクラスのステータスになっちゃった? そんなわけないのに急にどうしたんだ師匠は。
「冒険者にはEからSランクまでのクラスがあるだろう。その頂点のSランクの冒険者はせいぜい五千の数値なんじゃ。儂でさえ七千だというのに……今日からアズは儂の弟子卒業じゃ。おめでとう」
「ええ!?」
「今日からディーネ師匠ではなく。ディーネちゃんと呼ぶように。いいか?」
そ、卒業……本当にディーネ師匠のステータスを超えてしまったの?
「ふう。まさか、人に超えられる日が来るとは……ポーターをやっていたころが懐かしいの~」
「そういえば精霊なのにポーターをしていたのはおかしいですよね」
「精霊が人間のまねをしてもおかしくないじゃろ。マジックバッグがあるのだからやっていたんじゃよ。そのころに成長率がおかしな子がいたがアズを見ているとその者を思い出すのじゃ。懐かしいの~」
遠い目をするディーネ師匠。僕に超えられちゃって意気消沈といった様子だ。
ニコッと笑ったディーネ師匠、すぐにクレハさんを見てやる気に目を光らせた。
「さあ、次のアズを育てるぞ~」
やる気になってくれて良かったけど、クレハさん達が気の毒だな~。
死ぬほどの修行ではないかもしれないけど、死んだほうが楽な修行のはずだからな~。
「あ。そうだった。ディーネ師匠」
「アズ。先ほども言ったがディーネちゃんじゃぞ。弟子でも何でもないのだからな」
「あ、はい。で、ではディーネちゃ、ちゃん」
「何じゃアズ君」
君って……なんだか寒気がするけど、ベラトンの依頼の件を伝えないと。
「この湖に船をいれたいんだけどいいですか?」
「船?」
「はい。実はこんなことがあって」
ベラトンとの条件の話をする。どんどん顔が曇っていくディーネ師匠。最後のドラゴンの話をすると怖い笑顔を向けてきた。
「ベラトンといったか……人間の分際でふざけおって……」
「ディーネ師匠?」
「ちゃんじゃ!」
「ディーネちゃん……」
ふぅふぅと鼻息荒く憤るディーネちゃん。クレハさん達も怖がってしまっているよ。
なにをそんなに怒っているんだ?
「ウンディーネの領域に船を入れるというだけでもかなり喧嘩を売られておるのにさらにドラゴンを討伐じゃと~なめおって」
「ドラゴンがそんなになめた行為なんですか?」
クレハさんが僕も思っていたことを聞くとキッと睨んで、
「ドラゴンも私の眷属じゃからな! ウォータードラゴンのことじゃ!」
ええ!? ってことは船もウンディーネの師匠と戦うために浮かせて置くって感じだったのか?
「挑発して私を来させようとしているのだろう。わざわざ罠に入るのは馬鹿らしい。アズ。行ってきてくれるな?」
「は、はい。トムさん達の無事も知りたいですし」
「では、これを渡そう」
ディーネちゃんはそういって水で出来た爬虫類の尻尾を取り出した。水なのに形を保ってる。
「ウォータードラゴンの尻尾じゃ。これを渡せば討伐したと思うじゃろう。それでそこの双子を解放できるというわけじゃ」
「ありがとうございます」
流石は師匠。色々と察してくれてアイテムを出してくれた。
「船もありがたくいただいておこう。出しておくのじゃ。どのくらいの大きさなんじゃ?」
「出したらわかりますよ」
「!?」
ザパ~ン! 船を出すと師匠も驚くくらいの大きさだったみたい。しりもちをついてる。
「軍艦ではないか! 何トンあると思っておるんじゃ!」
「ええ!? 家二軒よりは軽いんじゃ?」
「馬鹿者! あれは嘘じゃ。私がそんなものを入れているわけがあるまい!」
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