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第8話
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「皆さん! 馬車の中に避難していてください!」
三組の冒険者達がゾンビと戦闘に入る。戦えないと思われた僕らは馬車に入って行く。
「怖いよお母ちゃん」
「だ、大丈夫よ。冒険者さんが何とかしてくれるわ」
親子が抱き合って怖がってる。
ポピンとクレハさんも心配そうに僕に身を寄せてきた。
死霊術師だろうおじいさんはそんなに強そうじゃなかった。ゾンビ達も冒険者なら倒せない魔物じゃないから大丈夫なはず。
「メメ! 炎の魔法で仕留めてくれ!」
「わかってる!」
ゾンビ達は炎の魔法に弱い。魔法が使えない人も松明で戦うくらい火に弱いから簡単に倒せるはず。
「ルカーク。メメを守ってくれ」
「ああ、任せろ」
盾とメイスの人が魔法使いを守って仁王立ち。その間に魔法を完成させたみたいで炎の雨があたりに下りてくる。
どうやら、この冒険者達はみんな同じチームだったみたいだな。
「これでおしまいよ!」
「ああ、でも、油断するな。あのじじいが生きてるはずだ」
ゾンビ達が燃えて倒れると冒険者達は勝ちを意識する。
油断にもとれる行動にリーダーの大剣を持っている男の人が喝を入れると言葉通り、地面から更にアンデッドの魔物が現れ始める。
「ちぃ、次はスケルトンか」
「魔法を使う?」
「いや、このくらいなら俺達で始末する」
魔法使いの言葉に冒険者達は武器を構えた。
この冒険者達もそれなりの強さを持っていてまだまだ余裕があるように見える。
黒い刃の人達程じゃないけどね。
しばらく静観していると、僕らの方にも魔物が集まり始める。攻め手を変えてきたってことはあの御者をしていたおじいさんがこちらを見ているってことだよね。
キョロキョロとあたりを見回すと木の上に怪しい気配があった。
「坊主心配するなよ。必ず守ってやる!」
「あ、ありがとうございます」
あたりを見回しているのが心配しているように思われたみたいで冒険者の男の人に頭を撫でられて声をかけられた。すっごい優しい冒険者さんだな~。僕もあんなにかっこよく誰かを助けたいものだ。
僕らを守りながら冒険者達はスケルトン達を蹴散らす。勝ったと思ったら追加の魔物が現れて包囲される。それが繰り返されて冒険者達は息を切らしてきた。
「メメ、魔力は残ってるか?」
「あと二回分くらいしかないわ」
「そ、そうか……ルカーク、みんなを連れて港町に戻ってくれ」
魔法使いの言葉にリーダーはメイス装備の人に指示を飛ばす。
ボガードさんは一度俯いて頷く。
死を覚悟している目をリーダーの人がしてる。
無限に湧いてくるアンデッドとの戦いは敵のボスを倒さないと終わらない。最初に隠れられた時点で相手に有利だったんだよな。
「し、師匠……」
「はは、心配しないでもう終わるからさ。ほいっ」
馬車から降ろされて町に向かおうとした時に石を拾って遠投する。遠くでドンという音が聞こえて手応えを感じた。
「おい、ボガード。ゾンビ達が……」
「お、終わったか……」
死霊術師を倒すとゾンビ達はただの死骸になっていく。
黒い刃のみんなと戦った時も背後から得意げにアンデッドを使って来たんだよね。油断しかしていない状態だったから投擲で倒せるんだよな~。
まあ、グレートリッチは何回か生き返ったけどね。どうやって倒されたか見えていなかったみたいでその後も簡単に倒せたんだよな~。
「助かったのね……」
「でも、おかしいよ。まだアンデッド達は攻撃しようと近づいてきてたのに……」
「ま、まあいいんじゃないか。それよりも町に帰ろう。皆さんも馬車に乗ってください。町まで送ります」
冒険者に促されるんだけど、僕は首を振ってこたえる。
「町に行かないのかい?」
「ええ、ちょっと急いでいるので」
「そうかい? でも、すぐに日が落ちるぞ」
「村があると思うのでそっちに行きます」
「ん~。村は確かに街道を通っていけば行けるが港よりも遠いぞ」
「大丈夫です。行こうクレハさん、ポピンちゃん」
「「はい」」
また町に帰ったらいつ故郷に帰れるかわからないから、このまま故郷に歩き出す。
僕らをポカンと見送る冒険者達は見えなくなるまで見てた。
あれだけ優しかった人達に無用な心配をさせるのも悪かったな~と思うけど、早く帰ってお母さんのシチューを食べたいんだよね。
しばらく三人で歩いていると後ろから馬車がやってきた。
「やあ、さっきぶりだね」
ボガードさん達が追いかけてきてくれた。
本当に優しい人たちだな~。
「はは、心配で来たわけじゃないぞ。みんな目的地がこっちだったから戻るよりも進んだほうがいいってことになったんだ」
頬を掻きながらそういうボガードさん。照れ臭そうに言っている時点で優しさがにじみ出てくる。
僕もこの人達みたいな冒険者達と一緒にチームを組んでいれば脱退することはなかったんだろうな。
クレハさん達も疲れていたからそろそろ休もうと思ってた。丁度いいとボガードさん達と野営をすることにした。
「途中でとれたイノシシがあるよ~」
狩人っぽい服装のレックさんがそういってイノシシを捌いていく。
僕らも食料を持っていたんだけど、厚意でやってもらっているから断るのも悪い。なので僕らも厚意で少しだけ、食料を取り出す。
「お~。ポーターだったのか」
「通りで、落ち着いていると思ったよ」
僕がマジックバッグを取り出すと納得したようにみんな頷く。
ポピンが凄いんだよっていっていてみんな笑っているよ。
「ふふ、アズ君。ありがとう」
「へ?」
「何でもないよ。とにかく、ありがとう」
「あ、はい……」
ボガードさんはそういって料理に手を付ける。
自分たちだけで死霊術師であるリッチを倒したと思っていなかったボガードさんは僕に気づいたみたい。
ニコッと笑って僕を見つめるボガードさんから優しいお父さんみたいな印象を受けた。
「隠すってことはそれなりの理由があるんだろ」
小声でそういうボガードさん。そのことからチームメンバーは僕の事を知らないのがわかる。
隠しているわけじゃないんだけど、そういうことにしておこうかな。
頷いて食事に手を付ける。
何事もなく夜を迎えてボガードさん達に守られながら朝を迎えた。
三組の冒険者達がゾンビと戦闘に入る。戦えないと思われた僕らは馬車に入って行く。
「怖いよお母ちゃん」
「だ、大丈夫よ。冒険者さんが何とかしてくれるわ」
親子が抱き合って怖がってる。
ポピンとクレハさんも心配そうに僕に身を寄せてきた。
死霊術師だろうおじいさんはそんなに強そうじゃなかった。ゾンビ達も冒険者なら倒せない魔物じゃないから大丈夫なはず。
「メメ! 炎の魔法で仕留めてくれ!」
「わかってる!」
ゾンビ達は炎の魔法に弱い。魔法が使えない人も松明で戦うくらい火に弱いから簡単に倒せるはず。
「ルカーク。メメを守ってくれ」
「ああ、任せろ」
盾とメイスの人が魔法使いを守って仁王立ち。その間に魔法を完成させたみたいで炎の雨があたりに下りてくる。
どうやら、この冒険者達はみんな同じチームだったみたいだな。
「これでおしまいよ!」
「ああ、でも、油断するな。あのじじいが生きてるはずだ」
ゾンビ達が燃えて倒れると冒険者達は勝ちを意識する。
油断にもとれる行動にリーダーの大剣を持っている男の人が喝を入れると言葉通り、地面から更にアンデッドの魔物が現れ始める。
「ちぃ、次はスケルトンか」
「魔法を使う?」
「いや、このくらいなら俺達で始末する」
魔法使いの言葉に冒険者達は武器を構えた。
この冒険者達もそれなりの強さを持っていてまだまだ余裕があるように見える。
黒い刃の人達程じゃないけどね。
しばらく静観していると、僕らの方にも魔物が集まり始める。攻め手を変えてきたってことはあの御者をしていたおじいさんがこちらを見ているってことだよね。
キョロキョロとあたりを見回すと木の上に怪しい気配があった。
「坊主心配するなよ。必ず守ってやる!」
「あ、ありがとうございます」
あたりを見回しているのが心配しているように思われたみたいで冒険者の男の人に頭を撫でられて声をかけられた。すっごい優しい冒険者さんだな~。僕もあんなにかっこよく誰かを助けたいものだ。
僕らを守りながら冒険者達はスケルトン達を蹴散らす。勝ったと思ったら追加の魔物が現れて包囲される。それが繰り返されて冒険者達は息を切らしてきた。
「メメ、魔力は残ってるか?」
「あと二回分くらいしかないわ」
「そ、そうか……ルカーク、みんなを連れて港町に戻ってくれ」
魔法使いの言葉にリーダーはメイス装備の人に指示を飛ばす。
ボガードさんは一度俯いて頷く。
死を覚悟している目をリーダーの人がしてる。
無限に湧いてくるアンデッドとの戦いは敵のボスを倒さないと終わらない。最初に隠れられた時点で相手に有利だったんだよな。
「し、師匠……」
「はは、心配しないでもう終わるからさ。ほいっ」
馬車から降ろされて町に向かおうとした時に石を拾って遠投する。遠くでドンという音が聞こえて手応えを感じた。
「おい、ボガード。ゾンビ達が……」
「お、終わったか……」
死霊術師を倒すとゾンビ達はただの死骸になっていく。
黒い刃のみんなと戦った時も背後から得意げにアンデッドを使って来たんだよね。油断しかしていない状態だったから投擲で倒せるんだよな~。
まあ、グレートリッチは何回か生き返ったけどね。どうやって倒されたか見えていなかったみたいでその後も簡単に倒せたんだよな~。
「助かったのね……」
「でも、おかしいよ。まだアンデッド達は攻撃しようと近づいてきてたのに……」
「ま、まあいいんじゃないか。それよりも町に帰ろう。皆さんも馬車に乗ってください。町まで送ります」
冒険者に促されるんだけど、僕は首を振ってこたえる。
「町に行かないのかい?」
「ええ、ちょっと急いでいるので」
「そうかい? でも、すぐに日が落ちるぞ」
「村があると思うのでそっちに行きます」
「ん~。村は確かに街道を通っていけば行けるが港よりも遠いぞ」
「大丈夫です。行こうクレハさん、ポピンちゃん」
「「はい」」
また町に帰ったらいつ故郷に帰れるかわからないから、このまま故郷に歩き出す。
僕らをポカンと見送る冒険者達は見えなくなるまで見てた。
あれだけ優しかった人達に無用な心配をさせるのも悪かったな~と思うけど、早く帰ってお母さんのシチューを食べたいんだよね。
しばらく三人で歩いていると後ろから馬車がやってきた。
「やあ、さっきぶりだね」
ボガードさん達が追いかけてきてくれた。
本当に優しい人たちだな~。
「はは、心配で来たわけじゃないぞ。みんな目的地がこっちだったから戻るよりも進んだほうがいいってことになったんだ」
頬を掻きながらそういうボガードさん。照れ臭そうに言っている時点で優しさがにじみ出てくる。
僕もこの人達みたいな冒険者達と一緒にチームを組んでいれば脱退することはなかったんだろうな。
クレハさん達も疲れていたからそろそろ休もうと思ってた。丁度いいとボガードさん達と野営をすることにした。
「途中でとれたイノシシがあるよ~」
狩人っぽい服装のレックさんがそういってイノシシを捌いていく。
僕らも食料を持っていたんだけど、厚意でやってもらっているから断るのも悪い。なので僕らも厚意で少しだけ、食料を取り出す。
「お~。ポーターだったのか」
「通りで、落ち着いていると思ったよ」
僕がマジックバッグを取り出すと納得したようにみんな頷く。
ポピンが凄いんだよっていっていてみんな笑っているよ。
「ふふ、アズ君。ありがとう」
「へ?」
「何でもないよ。とにかく、ありがとう」
「あ、はい……」
ボガードさんはそういって料理に手を付ける。
自分たちだけで死霊術師であるリッチを倒したと思っていなかったボガードさんは僕に気づいたみたい。
ニコッと笑って僕を見つめるボガードさんから優しいお父さんみたいな印象を受けた。
「隠すってことはそれなりの理由があるんだろ」
小声でそういうボガードさん。そのことからチームメンバーは僕の事を知らないのがわかる。
隠しているわけじゃないんだけど、そういうことにしておこうかな。
頷いて食事に手を付ける。
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