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第二章 海へ
第四十三話 アルのいざこざ
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「すいません。お医者さんはいらっしゃいますか?」
「ああ、昨日の。ジアスさんなら市場の方の急患に行ったよ」
門の横の衛兵詰め所に着くと衛兵に医者は市場に行ったといわれた。衛兵にお辞儀をして市場に向かう。
医者の名はジアスと言うらしいな。
市場に向かって歩いているとアルフレドがいるのが見えた。出店のない広間になっているスペースで外套に身を包んだ四人組と何か話しているようだ。
「うるさい。帰らないと言ったら帰らないんだ。お父様には私は死んだと言いなさい」
「そんな我儘通るとお思いですか?アルフ」
「よう!アル、何かお困りか?」
外套を目深くかぶっている四人組がアルフレドを威圧するように囲んでいて、アルフレドの腕を掴みかかってきた奴とアルフレドの間に入り込んで腕を無理あり引きはがして声をかけた。アルフレドの一人称が可笑しかったみたいだけど気にしないようにするか。
「何ですかあなたは」
「ん?俺は通りすがりのアルの友達さ。話なら俺が聞くぞ」
「俺達はお前に話はない!そこを退け!」
「ちょっと待ちなさい。ここでは人目がありすぎます。引きますよ」
「「「はっ」」」
アルフレドに掴みかかっていた奴が威圧してきた奴を引き留めて港の方へと帰っていった。他の二人も従っているな、威圧してきた奴は男っぽかったが他は女のように細身だな。
「ありがとうございますタツミさん」
「ああ、構わないよ。それよりも医者を知らないか?」
「訳は聞かないんですね・・・ジアスさんなら港の方に行きましたよ。僕が案内しますね」
訳は聞かないさ、友達でも言いたくない事はいっぱいあるだろうからな。まあ、大体は予想つくし、アルフレドが言いたくなったら勝手に聞かせてくれ。
アルフレドに案内されて医者のジアスさんの所に到着する。天幕の下に布をひいただけの医務室だった、衛生もくそもない。
彼は血を頭から流しているライオンの獣人に聴診器を当てていた。
「この人は外傷だけだな。あっちは食中毒になってるから水を飲ませて吐かせろ。回復魔法の使えるものはこの人の回復を」
ジアスさんはその場にいた衛兵の人に指示を出していく。港町と言うだけあって色々な人がいる。獣率の高い獣人と海の獣の獣人とか色とりどりだ。ファンタジーの世界に来たと実感できる人達で溢れかえっている。
「先生こっちの奴隷も見てやってくれ」
「ああ」
ジアスさんは黙々と職務を全うしていく、老若男女問わず、また種族の垣根を越えて、全員を見ていくジアスさん。こりゃ医者のトップに立つわけだわ。
「ジアスさん、昨日はありがとうございました」
「ん?その声は昨日の従魔馬鹿か」
うおい、いきなり馬鹿にされたぞ。
「従魔を仲間にしているのならそいつらの事を勉強しておけよ。俺も忙しいんだからな」
話しながら医者として仕事をしながら俺にそう言ってくるジアスさん。感謝しているので怒らないよ。それよりも尊敬すら越えるほどカッコイイ。しかし、体、臭すぎる。
「そうだな。俺も気を付けるよ。だけど、あんたも医者なら清潔にした方がいいぞ。病気はそういう所からも発生するんだからな」
意趣返しにそう言って俺は物陰へと入って僧侶の服に着替える。
そして、
「[クリーン]」
天幕全体に清潔になる魔法を唱える。すると天幕全体が綺麗になって血の汚れなども全部綺麗になった。こんな魔法を使ってもMPの消費は1だ。僧侶のトップの人もチートすぎるな。
「回復魔法が使えるのか!ならばこの人も頼む」
「ああ、昨日のお礼に全員面倒みてやるよ」
綺麗になったジアスさんの期待に応えて俺は全員に向かってヒールを唱えた。回復魔法は範囲指定できるようなのでそうしたらみんな驚いた顔をしていたな。
「いや~助かったよ。俺は見れるんだが、回復魔法はできないからな。お代は」
「昨日のお礼だから金はいらないよ。それよりもジアスさんは清潔に暮らしてください。お医者さんなんだから」
「ははは、そうだな。嫁にもそう言われたよ」
バツが悪そうにジアスさんは頭を掻きむしった。どうやら、地雷を踏んでしまったようだ。
「仕事が忙しすぎて子供の面倒も嫁とも会話がなくなってな。御覧の通り汚い大人の出来上がりだよ」
無精ひげを擦ってジアスさんは自虐的に話していく。俺からしたらカッコイイんだけどな。
「俺はカッコいいと思うけどな。アルはどうだ?」
「僕もカッコいいと思うよ」
アルフレドも賛同してくれた。
「そうか、息子もそう言ってくれたがあいつには嫌われてしまったようなんだ。まあ、好きでも離れ離れは嫌だったんだろうな」
患者のいなくなった天幕の中に重い空気が漂う。衛兵数人と俺達だけだからか、すっごい重い。
「あ~それじゃ、俺達はこれで」
「待ってくれ、また頼むことがあるかもしれない。名前を教えてくれ」
「そうだった。それが目的だったんだ。俺はタツミだ。昨日はありがとう」
「そうだったのか、わざわざ。俺はジアスだ。さんはいらん。呼び捨てで呼んでくれ」
「じゃあ俺もタツミでいいよ」
「ちょ!タツミ」
ジアスに自己紹介すると呼び捨てにしてくれと言われたので俺も呼び捨てにしてくれと言うとアルフレドが怒り出してしまった。全く、男のやきもちはやめてくれよ。
ジアスに軽く手を振って天幕をでた。俺達は食材を買いに市場の港側に向かう。ルキアが起きたらお腹すいたって言いそうだから美味しいもんを作ってやりたい。ジアスの言っていたように俺は従魔馬鹿、親ばかなのだ。最高の食べ物を用意してやらんと気が済まんのだよ。
「ああ、昨日の。ジアスさんなら市場の方の急患に行ったよ」
門の横の衛兵詰め所に着くと衛兵に医者は市場に行ったといわれた。衛兵にお辞儀をして市場に向かう。
医者の名はジアスと言うらしいな。
市場に向かって歩いているとアルフレドがいるのが見えた。出店のない広間になっているスペースで外套に身を包んだ四人組と何か話しているようだ。
「うるさい。帰らないと言ったら帰らないんだ。お父様には私は死んだと言いなさい」
「そんな我儘通るとお思いですか?アルフ」
「よう!アル、何かお困りか?」
外套を目深くかぶっている四人組がアルフレドを威圧するように囲んでいて、アルフレドの腕を掴みかかってきた奴とアルフレドの間に入り込んで腕を無理あり引きはがして声をかけた。アルフレドの一人称が可笑しかったみたいだけど気にしないようにするか。
「何ですかあなたは」
「ん?俺は通りすがりのアルの友達さ。話なら俺が聞くぞ」
「俺達はお前に話はない!そこを退け!」
「ちょっと待ちなさい。ここでは人目がありすぎます。引きますよ」
「「「はっ」」」
アルフレドに掴みかかっていた奴が威圧してきた奴を引き留めて港の方へと帰っていった。他の二人も従っているな、威圧してきた奴は男っぽかったが他は女のように細身だな。
「ありがとうございますタツミさん」
「ああ、構わないよ。それよりも医者を知らないか?」
「訳は聞かないんですね・・・ジアスさんなら港の方に行きましたよ。僕が案内しますね」
訳は聞かないさ、友達でも言いたくない事はいっぱいあるだろうからな。まあ、大体は予想つくし、アルフレドが言いたくなったら勝手に聞かせてくれ。
アルフレドに案内されて医者のジアスさんの所に到着する。天幕の下に布をひいただけの医務室だった、衛生もくそもない。
彼は血を頭から流しているライオンの獣人に聴診器を当てていた。
「この人は外傷だけだな。あっちは食中毒になってるから水を飲ませて吐かせろ。回復魔法の使えるものはこの人の回復を」
ジアスさんはその場にいた衛兵の人に指示を出していく。港町と言うだけあって色々な人がいる。獣率の高い獣人と海の獣の獣人とか色とりどりだ。ファンタジーの世界に来たと実感できる人達で溢れかえっている。
「先生こっちの奴隷も見てやってくれ」
「ああ」
ジアスさんは黙々と職務を全うしていく、老若男女問わず、また種族の垣根を越えて、全員を見ていくジアスさん。こりゃ医者のトップに立つわけだわ。
「ジアスさん、昨日はありがとうございました」
「ん?その声は昨日の従魔馬鹿か」
うおい、いきなり馬鹿にされたぞ。
「従魔を仲間にしているのならそいつらの事を勉強しておけよ。俺も忙しいんだからな」
話しながら医者として仕事をしながら俺にそう言ってくるジアスさん。感謝しているので怒らないよ。それよりも尊敬すら越えるほどカッコイイ。しかし、体、臭すぎる。
「そうだな。俺も気を付けるよ。だけど、あんたも医者なら清潔にした方がいいぞ。病気はそういう所からも発生するんだからな」
意趣返しにそう言って俺は物陰へと入って僧侶の服に着替える。
そして、
「[クリーン]」
天幕全体に清潔になる魔法を唱える。すると天幕全体が綺麗になって血の汚れなども全部綺麗になった。こんな魔法を使ってもMPの消費は1だ。僧侶のトップの人もチートすぎるな。
「回復魔法が使えるのか!ならばこの人も頼む」
「ああ、昨日のお礼に全員面倒みてやるよ」
綺麗になったジアスさんの期待に応えて俺は全員に向かってヒールを唱えた。回復魔法は範囲指定できるようなのでそうしたらみんな驚いた顔をしていたな。
「いや~助かったよ。俺は見れるんだが、回復魔法はできないからな。お代は」
「昨日のお礼だから金はいらないよ。それよりもジアスさんは清潔に暮らしてください。お医者さんなんだから」
「ははは、そうだな。嫁にもそう言われたよ」
バツが悪そうにジアスさんは頭を掻きむしった。どうやら、地雷を踏んでしまったようだ。
「仕事が忙しすぎて子供の面倒も嫁とも会話がなくなってな。御覧の通り汚い大人の出来上がりだよ」
無精ひげを擦ってジアスさんは自虐的に話していく。俺からしたらカッコイイんだけどな。
「俺はカッコいいと思うけどな。アルはどうだ?」
「僕もカッコいいと思うよ」
アルフレドも賛同してくれた。
「そうか、息子もそう言ってくれたがあいつには嫌われてしまったようなんだ。まあ、好きでも離れ離れは嫌だったんだろうな」
患者のいなくなった天幕の中に重い空気が漂う。衛兵数人と俺達だけだからか、すっごい重い。
「あ~それじゃ、俺達はこれで」
「待ってくれ、また頼むことがあるかもしれない。名前を教えてくれ」
「そうだった。それが目的だったんだ。俺はタツミだ。昨日はありがとう」
「そうだったのか、わざわざ。俺はジアスだ。さんはいらん。呼び捨てで呼んでくれ」
「じゃあ俺もタツミでいいよ」
「ちょ!タツミ」
ジアスに自己紹介すると呼び捨てにしてくれと言われたので俺も呼び捨てにしてくれと言うとアルフレドが怒り出してしまった。全く、男のやきもちはやめてくれよ。
ジアスに軽く手を振って天幕をでた。俺達は食材を買いに市場の港側に向かう。ルキアが起きたらお腹すいたって言いそうだから美味しいもんを作ってやりたい。ジアスの言っていたように俺は従魔馬鹿、親ばかなのだ。最高の食べ物を用意してやらんと気が済まんのだよ。
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