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第二章 見知った大地
第51話 本音
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「おはよう、結局アイコはそっちにいったのね……」
「は、ははは。そうです」
アイコさんと一緒に寝て次の日。
彼女を起こさないように起きて部屋を出ると、マリさんにため息交じりに挨拶をされた。彼女は僕の部屋に入ってアイコさんを起こす。
「朝だよ。起きなさいアイコ」
「ん~、マリ……。みんなと仲良くしなくちゃダメだよ~」
「……ふぅ、アイコ寝ぼけてないで起きなさい」
マリさんが優しくアイコさんの頬を撫でる。アイコさんには甘いんだよなマリさんは。
「みんな朝食が出来てるわよ」
「は~い。アユカお母さんのご飯~」
アユカお母さんの声にアイコさんがいち早く反応して部屋から飛び出していく。その姿に僕とマリさんは顔を見合った。一緒に呆れて首を横に振るとリビングに向かった。
「ほんと料理はうまいねおばさん。ごちそうさま」
「はいはい。お粗末様マリ」
朝食を終えて挨拶を交わすマリさんとアユカお母さん。相変わらずマリさんはおばさんと言っている。
「マリ。まだアユカさんをお母さんと認めていないのか?」
「ただの他人をお母さんなんて言えるわけないでしょ。お父さんはほんとうるさい」
「まだ話は終わっていないだろ! まったくマリは……」
シンジさんの声に首を傾げて答えるマリさん。話しを遮るように別荘の外に出て行く彼女にシンジさんがため息をこぼす。
「シンジさんいいんですよ呼び方なんて」
「アユカさん。呼び方だけじゃないじゃないですか。アイコを見習って」
「いいえ、マリもアイコと一緒で私をお母さんだと認めてくれてますよ。ほら、お腹の中のこの子もお腹を蹴って教えてくれてる」
シンジさんをなだめるアユカお母さん。優しい表情でお腹をさするお母さんはマリさんの出て行った外への扉も同じように優しく見つめた。
『お兄ちゃん』
ふと声が聞こえる。アユカお母さんの中の妹が声を発したみたいだ。みんな驚いてる。
「どうしたの?」
『マリお姉ちゃんを追いかけて! 急いで!』
「わ、わかった!」
急かす声に僕は急いでマリさんを追いかける。外に出るとセリナとツトムが倒れてるのが見える。
「セリナ! ツトム!」
倒れる二人に駆け寄る。怪我をしてるわけじゃない? 二人の無事を確認すると嫌な予感が脳裏に走り大きく跳躍する。
「あら? なぜ気づきましたの?」
「流石というべきかな?」
セリナとツトムが静かに立ち上がる。僕の嫌な予感が的中したみたいだ。二人は手にナイフみたいなものも持ってる。明らかにおかしい。
「マリさんは私の物! 私の!」
「会長の進むべき道は覇王の道!」
元に戻ってしまった二人が目を血走らせて声をあげる。マリさんがいなくなってるのになんでここに留まってるんだ。ツトムはセリナに執着してるからわかるけど、セリナはマリさんを追いかけるはずなのに。
「私達を前に考え事かしら? 舐められたものね!」
「ぐっ! シャボン玉!? いつのまに」
考え事をしているとセリナのシャボン玉が周囲を囲んでいた。よく見るとツトムもいつの間にかいなくなって地面がユラユラと揺らめき始めた。
「みんなは家の中に! ここは僕が!」
「お兄ちゃん!」
「大丈夫。二人共無事に制圧する」
声をあげて手でみんなを制す。アイコさんにウインクで答えると僕は魔法を放つ。
「【ライトニング】! 【アースクエイク】!」
「「!?」」
二人の対処方法はすでに把握してる。雷撃と地面への攻撃だ。雷撃でセリナがこげ、地揺れで地面にひびが割れるとツトムが姿を現して倒れこむ。
「さ、流石はマリさんの弟様……」
「会長の覇道を阻むもの」
前と違う。二人共成長していて、一発じゃ終わらない。
『引きなさい!』
二人に身構えているとどこからか声が聞こえてくる。
「「……」」
「ま、まって! ……」
声に答えるように二人は地面に消えていく。ツトムの力は仲間にも有効なのか。でも、逃がすわけには行かない。元の二人に戻してあげないと。
「ライト。行かせないよ」
「え!? だ、誰!」
西洋の兜をかぶった女性が行く手を阻んできた。何もない空間からロングソードを取り出すと僕へと切りかかってくる。僕も応戦するためにマジックバッグから盾を取り出して受け止める。
「盾? ほんと優しい人」
「え?」
上下左右から剣を繰り出してくる女性。
まるで僕を知っているかのような口ぶりに首を傾げる。
彼女の口からはこの一言だけが語られるだけ、無言で嵐のように剣を振り回してくる。それでも一定の型が見られる。現代の剣術?
「あなたは常識をしらなすぎよ。私に助けられていたことを知らないでしょ?」
「常識? 助けられてた?」
剣を振り回しながら不思議なことを言ってくる女性。僕がいつ助けられたんだ?
「不思議に思わなかった? 金髪の子供と弟と言っても不思議に思わない先生や金を換金した質屋とか」
そういえば、前世の姿ではない僕と弟という話はセリナでもアイコさん達でもつじつまが合わない。換金も初めてやったけど、身元確認とかあってもよかった。あのおじさんもこの人の仲間ってこと?
「セリナやツトムのように私がみんな操っていたのよ。あんたみたいな5歳くらいの子供が金を換金できるわけないでしょ。本当に常識がない」
攻撃を繰り出しながら悪口を言ってくる。仕方ないじゃないか、僕は前世でも中学生だったんだからさ! 金を換金したことなんてないよ!
「もういい。当たる気がしない。やっぱりあなたには勝てない」
悪口を言ってきてしばらくすると女性は声をもらす。剣を収めると僕に背を向けてきた。
「君はだれ? 僕を知っているの?」
「……知っているし、知らないわ。話してくれなかったでしょ。楽しかったけど、あなたは私の本当の家族じゃない。だから、さよなら」
「え?」
僕の質問に答えるとツトム達のように地面に消えていく。家族? 僕は唖然と見送ることしかできなかった。
「マリ!」
僕が唖然としていると別荘の中からアイコさんが声をあげた。涙を流して消えていった女性へと叫んでる。あの兜の女性はマリさんだったってこと?
「マリさん……。さよならって、まさか」
昨日のアイコさんとの話を聞いていて? そ、それじゃもしかして……。
『マリお姉ちゃんを助けて。お兄ちゃん』
アユカお母さんのお腹の子の声が聞こえてくる。そして、僕はやっと分かった。
「……わかったよ。僕のやるべきことがなにかが」
僕はマリさんを救う為に来たんだ。常識を知らない敵であった僕を助けるほど優しい子を、アイコさん達のもとに戻すために来たんだ。
「は、ははは。そうです」
アイコさんと一緒に寝て次の日。
彼女を起こさないように起きて部屋を出ると、マリさんにため息交じりに挨拶をされた。彼女は僕の部屋に入ってアイコさんを起こす。
「朝だよ。起きなさいアイコ」
「ん~、マリ……。みんなと仲良くしなくちゃダメだよ~」
「……ふぅ、アイコ寝ぼけてないで起きなさい」
マリさんが優しくアイコさんの頬を撫でる。アイコさんには甘いんだよなマリさんは。
「みんな朝食が出来てるわよ」
「は~い。アユカお母さんのご飯~」
アユカお母さんの声にアイコさんがいち早く反応して部屋から飛び出していく。その姿に僕とマリさんは顔を見合った。一緒に呆れて首を横に振るとリビングに向かった。
「ほんと料理はうまいねおばさん。ごちそうさま」
「はいはい。お粗末様マリ」
朝食を終えて挨拶を交わすマリさんとアユカお母さん。相変わらずマリさんはおばさんと言っている。
「マリ。まだアユカさんをお母さんと認めていないのか?」
「ただの他人をお母さんなんて言えるわけないでしょ。お父さんはほんとうるさい」
「まだ話は終わっていないだろ! まったくマリは……」
シンジさんの声に首を傾げて答えるマリさん。話しを遮るように別荘の外に出て行く彼女にシンジさんがため息をこぼす。
「シンジさんいいんですよ呼び方なんて」
「アユカさん。呼び方だけじゃないじゃないですか。アイコを見習って」
「いいえ、マリもアイコと一緒で私をお母さんだと認めてくれてますよ。ほら、お腹の中のこの子もお腹を蹴って教えてくれてる」
シンジさんをなだめるアユカお母さん。優しい表情でお腹をさするお母さんはマリさんの出て行った外への扉も同じように優しく見つめた。
『お兄ちゃん』
ふと声が聞こえる。アユカお母さんの中の妹が声を発したみたいだ。みんな驚いてる。
「どうしたの?」
『マリお姉ちゃんを追いかけて! 急いで!』
「わ、わかった!」
急かす声に僕は急いでマリさんを追いかける。外に出るとセリナとツトムが倒れてるのが見える。
「セリナ! ツトム!」
倒れる二人に駆け寄る。怪我をしてるわけじゃない? 二人の無事を確認すると嫌な予感が脳裏に走り大きく跳躍する。
「あら? なぜ気づきましたの?」
「流石というべきかな?」
セリナとツトムが静かに立ち上がる。僕の嫌な予感が的中したみたいだ。二人は手にナイフみたいなものも持ってる。明らかにおかしい。
「マリさんは私の物! 私の!」
「会長の進むべき道は覇王の道!」
元に戻ってしまった二人が目を血走らせて声をあげる。マリさんがいなくなってるのになんでここに留まってるんだ。ツトムはセリナに執着してるからわかるけど、セリナはマリさんを追いかけるはずなのに。
「私達を前に考え事かしら? 舐められたものね!」
「ぐっ! シャボン玉!? いつのまに」
考え事をしているとセリナのシャボン玉が周囲を囲んでいた。よく見るとツトムもいつの間にかいなくなって地面がユラユラと揺らめき始めた。
「みんなは家の中に! ここは僕が!」
「お兄ちゃん!」
「大丈夫。二人共無事に制圧する」
声をあげて手でみんなを制す。アイコさんにウインクで答えると僕は魔法を放つ。
「【ライトニング】! 【アースクエイク】!」
「「!?」」
二人の対処方法はすでに把握してる。雷撃と地面への攻撃だ。雷撃でセリナがこげ、地揺れで地面にひびが割れるとツトムが姿を現して倒れこむ。
「さ、流石はマリさんの弟様……」
「会長の覇道を阻むもの」
前と違う。二人共成長していて、一発じゃ終わらない。
『引きなさい!』
二人に身構えているとどこからか声が聞こえてくる。
「「……」」
「ま、まって! ……」
声に答えるように二人は地面に消えていく。ツトムの力は仲間にも有効なのか。でも、逃がすわけには行かない。元の二人に戻してあげないと。
「ライト。行かせないよ」
「え!? だ、誰!」
西洋の兜をかぶった女性が行く手を阻んできた。何もない空間からロングソードを取り出すと僕へと切りかかってくる。僕も応戦するためにマジックバッグから盾を取り出して受け止める。
「盾? ほんと優しい人」
「え?」
上下左右から剣を繰り出してくる女性。
まるで僕を知っているかのような口ぶりに首を傾げる。
彼女の口からはこの一言だけが語られるだけ、無言で嵐のように剣を振り回してくる。それでも一定の型が見られる。現代の剣術?
「あなたは常識をしらなすぎよ。私に助けられていたことを知らないでしょ?」
「常識? 助けられてた?」
剣を振り回しながら不思議なことを言ってくる女性。僕がいつ助けられたんだ?
「不思議に思わなかった? 金髪の子供と弟と言っても不思議に思わない先生や金を換金した質屋とか」
そういえば、前世の姿ではない僕と弟という話はセリナでもアイコさん達でもつじつまが合わない。換金も初めてやったけど、身元確認とかあってもよかった。あのおじさんもこの人の仲間ってこと?
「セリナやツトムのように私がみんな操っていたのよ。あんたみたいな5歳くらいの子供が金を換金できるわけないでしょ。本当に常識がない」
攻撃を繰り出しながら悪口を言ってくる。仕方ないじゃないか、僕は前世でも中学生だったんだからさ! 金を換金したことなんてないよ!
「もういい。当たる気がしない。やっぱりあなたには勝てない」
悪口を言ってきてしばらくすると女性は声をもらす。剣を収めると僕に背を向けてきた。
「君はだれ? 僕を知っているの?」
「……知っているし、知らないわ。話してくれなかったでしょ。楽しかったけど、あなたは私の本当の家族じゃない。だから、さよなら」
「え?」
僕の質問に答えるとツトム達のように地面に消えていく。家族? 僕は唖然と見送ることしかできなかった。
「マリ!」
僕が唖然としていると別荘の中からアイコさんが声をあげた。涙を流して消えていった女性へと叫んでる。あの兜の女性はマリさんだったってこと?
「マリさん……。さよならって、まさか」
昨日のアイコさんとの話を聞いていて? そ、それじゃもしかして……。
『マリお姉ちゃんを助けて。お兄ちゃん』
アユカお母さんのお腹の子の声が聞こえてくる。そして、僕はやっと分かった。
「……わかったよ。僕のやるべきことがなにかが」
僕はマリさんを救う為に来たんだ。常識を知らない敵であった僕を助けるほど優しい子を、アイコさん達のもとに戻すために来たんだ。
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