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第一章 新しい世界
第27話 目的
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「ねえ、エルクの村にはいつつくの? お尻が痛いんだけど」
街道をブレイドに跨って進んでいるとミアちゃんが不満を口にしてきた。無理をして連れてきてあげたのにこのしまつ。
「いやなら今からでもレネゲードに帰る?」
「じょ、冗談よ。女は男に冗談を言うものなの!」
「はぁ、そうですか。村まではあと少しだよ。もっとも君がいなかったらもっと早くつけたんだけどね」
ミアちゃんの不満に答えると狼狽える彼女。思わずため息をついてしまった。
ブレイドはミアちゃんに遠慮して速度を落としてる。鞍があればミアちゃんが居ても少しは速度を出せるかもしれないけど、まだ手に入っていないから致し方ない。
「あっ!? ブレイドストップ」
「キャン?」
街道の先を見て見るとゴブリンが見えた。何かに追いかけられて逃げてる?
「冒険者みたいね」
ミアちゃんも見えたみたいで声をあげる。あれはグランさん達かな? 追いついちゃったみたいだ。
「ギャギャギャ!」
「逃げるなゴブリン!」
近づくとゴブリンとグランさんの声が聞こえてくる。グランさん達は近接戦闘しかできない人たちだから足が速くないと倒せないんだよな。
それにしてもあのゴブリンの動きはおかしいな。なぜか攻撃の意思がない。普通のゴブリンはやられるとは思わずに突撃してきたりする。でも、このゴブリンは違う。避けることに集中して、攻撃のことを考えていない。
「グランさん」
「はっ! ん? おおエルク君、もう用が済んだのか。すまないがゴブリンを先に」
ゴブリンへ剣を振り回すグランさん。僕に気がついても追いかけるのをやめない。彼の仲間達も同様、追いかけまわしている。
「グランさん、そのゴブリンおかしいですよ。攻撃する意思がありません。武器も持ってないでしょ」
「ん? た、確かにそうだな」
疑問に声をあげるとグランさんも気がついてくれたみたい。更に気になるのは逃げている方向だ。クレナリア連峰の山々からどんどん遠ざかっている気がする。
「ギャギャギャ!」
「ん、挑発とは生意気な!」
ゴブリンを無視しているとやつがお尻ぺんぺんをしてくる。グランさんが苛立って追いかけだす。やっぱり、山から遠ざかってるな。それに挑発なんて普通のゴブリンはしてこないぞ。
「あの山に何かあるのかな?」
「ちょ、ちょっとエルク。村に行くんじゃないの? そんなゴブリンなんか気にしなくていいじゃない」
「ん~……」
気になって山を見上げるとミアちゃんが声をあげる。確かに村に早く帰らないとみんなが心配するよな~。でもおかしなゴブリンの行動を調べないと危ない気がする。
グランさんが追いかけているゴブリンが誰かの指示でやっているのならそれは作戦ってことになる。山から人を遠ざけるために逃げ回っているのならかなり頭のいいボスがいる可能性がある。無視はできない話だ。
「少しだけ山を登っていく。グランさん、そのゴブリンは無視してこの子と一緒に街道を進んでてくれませんか?」
「ん? 構わないがゴブリンを無視していいのか?」
「はい。攻撃の意思のないものは魔物でも攻撃しにくいので」
ミアちゃんを下ろしてグランさんに預ける。彼女は『嫌だ、エルクと一緒に行く』と駄々をこねたが無理やりグランさんに預けた。何が起こるか分からない状況に非戦闘員を巻き込むわけには行かないからね。
「あの山だよな。しかし、シュールな光景だったな」
山へとブレイドを走らせて思い出す。グランさんが歩いていく後ろをゴブリンが付いて回っていた。隙を見せたら狩るといっていたグランさんに付かず離れずを維持していた。あれは上位のゴブリンが指示をしているとしか思えない光景だ。
「ん? 煙? ゴブリンも火は使うけど」
山を少し登り始めると煙が立っているのが見えてきた。何かがいるのは間違いないな。
「山の上に砦!? 大規模なゴブリンの集落か!」
丸太をそのまま城壁にしている砦が出来上がっている。僕が壊した拠点の倍以上の規模だ。これはまずい早くお父さんとかに知らせないと。距離的には僕の村の方が近いから危険だ。
「ギャギャギャ!」
「えっ!? お、お前はグランさんの後をつけてたゴブリン!」
背後からゴブリンの声が聞こえて振り返る。大きな声で叫ぶゴブリンは見知ったやつだった。確かに最後までグランさんの背後をつけていたゴブリンだったけど、山を登り始めた僕に気づいてつけてきてたんだ。
この拠点を見つけられないように見張りをしていたゴブリンは仕事をまっとうする。グランさん達は離れると見て僕に目をつけたってわけだ。ブレイドの速度に追いつくなんて足だけ鍛え上げられたゴブリンなんだろうな。
「か、囲まれてる!? や、やるしかないか」
周りを見渡すとすでに囲まれていた。このゴブリンは同じような見張りの仲間を引き連れていたみたいだ。見張りが一人とは限らないってことか。
「静まれ! 人の子よ。我らは危害を加えない。王の到着を待て」
「……え?」
鉄の鎧を着てる大きなゴブリンが騒ぎたてるゴブリン達を静かにさせる。こんなに統制されているなんて更に危険が増す、それに王もいるのか。
「ジェネラルよ。よくぞ兄弟達を止めてくれた」
「はっ」
しばらくすると王冠を被ったジェネラルと同じくらい大きなゴブリンがやってくる。ボロボロのマントだけど、王の風格を漂わせてる。ジェネラルに声をかけると僕へと視線を向けてきた。
「人の子よ。我らは人を食べたことはない。襲ったことはないのだ。どうか、静かに暮らさせてくれ」
「ほ、ほんとに?」
「ああ、そのおかげでみなやせ細ってしまっているがな」
王の優しい言葉に周りを見渡す。た、確かにガリガリなゴブリンが多いな。でも、ゴブリンなんだよな。
「我らを見るとすぐに襲い掛かってくる人間。それから逃げてこの地に根を生やした。山の獣や魔物を食料にして暮らしてきたのだ」
王は嘘を言っているような雰囲気じゃないな。僕に信じてほしいとまばたきすらしていない。
こんな魔物もいるのか……。
「人はゴブリンを見たら倒さないといけないんです。危険だから」
「……ああ、分かっておる。かねと言うものになるのだろ?」
「は、はい」
悲しそうに僕の言葉を聞く王、彼は自分の王冠に手に持つと僕に差し出してきた。
「これがあれば討伐証明と言うものになるはずだ。違うか?」
「王! そのような貴重な物を人に!」
「ジェネラルよ。この王冠で兄弟たちが生き永らえるのだ。目を瞑りなさい」
「し、しかし。それがなくなったら王は……」
王の行動にジェネラルが涙を流す。
「これが無くなるとどうなるの?」
「私はキングだ。王冠のないキングなどただの死骸へと変わるだろう」
「核ってこと!?」
僕の質問に正直に答える王。
手渡された王冠の重みが増す。これがこの王冠が王の命。それを差し出すほどに仲間を思ってる。この王は強い人だな。
「要りません」
「……では冒険者が来るということか。ジェネラル移動するぞ」
「それもいりませんよ。僕は誰にも言いません」
こんな王様が統制しているなら危険はないだろう。僕はこのゴブリン達を信じることにした。
「そ、それでは!?」
「はい。ここで静かに暮らしてください。何かあったらこの先の街道をまっすぐ進んだところに僕の村があります。このブレイドに合図をください。人間との話し合いも僕を呼んでくれれば、少しはスムーズに話せるんじゃないかな」
「そ、そこまで……。人の子よ。名前を聞いてもよいか?」
「僕の名前はエルク。でこっちがさっき言ったブレイドです」
ニッコリと微笑んで自己紹介。王の差し出す大きな手に僕の手を乗せて握手を交わす。
「なぜここまでしてくれる? 我らは魔物なのだぞ?」
「ん~、そうですね。色々あるんですけど」
ジェネラルさんが首を傾げて質問してくる。
グランさんにまとわりついていたゴブリンも一つの要因、一番大きかったのが王冠は要らないといった時だ。王は僕に危害を加えようとしなかった。僕を殺してしまえば誰かに知らせることは出来ない、それだけで静かに暮らせるからね。
「僕みたいな子供にも紳士に話してくれたことが嬉しかったんでってことにしておきます」
「ふっ、人のいう冗談がこんなに面白いとはな。お前は子供ではない。歴戦の勇者に等しい強さを持っているだろう」
「え? 僕が?」
「ああ、隠していても我らには分かる」
ジェネラルさんがクスッと笑う。大きな牙が怖い顔だけど笑うと人と何ら変わらない。
強くなった魔物は人の強さを肌で感じられるのかもしれないな。僕を子供として見なかったのは強さも関係していたのか。
「じゃあ、見つからないようにね」
「人の子エルク。また遊びに来てくれ。色々と面白い話を聞かせてくれ」
「はい。じゃあ、また今度」
ゴブリン達に手を振って別れを告げる。
面白い隣人が出来た。まさか、人を襲わないゴブリンとは驚き。
本棚にあった本に魔物を導いた人がいたって言うのを見たけど、その人ただ一人だ。もしかして僕が目指すべきところなのかもしれないな。魔物と手を取り合って平和へと導いていく……か。
つよくなることだけを考えていたけど、目的を見失ってた。僕はこの世界を平和に導いていく。夢は大きくでっかくだ!
街道をブレイドに跨って進んでいるとミアちゃんが不満を口にしてきた。無理をして連れてきてあげたのにこのしまつ。
「いやなら今からでもレネゲードに帰る?」
「じょ、冗談よ。女は男に冗談を言うものなの!」
「はぁ、そうですか。村まではあと少しだよ。もっとも君がいなかったらもっと早くつけたんだけどね」
ミアちゃんの不満に答えると狼狽える彼女。思わずため息をついてしまった。
ブレイドはミアちゃんに遠慮して速度を落としてる。鞍があればミアちゃんが居ても少しは速度を出せるかもしれないけど、まだ手に入っていないから致し方ない。
「あっ!? ブレイドストップ」
「キャン?」
街道の先を見て見るとゴブリンが見えた。何かに追いかけられて逃げてる?
「冒険者みたいね」
ミアちゃんも見えたみたいで声をあげる。あれはグランさん達かな? 追いついちゃったみたいだ。
「ギャギャギャ!」
「逃げるなゴブリン!」
近づくとゴブリンとグランさんの声が聞こえてくる。グランさん達は近接戦闘しかできない人たちだから足が速くないと倒せないんだよな。
それにしてもあのゴブリンの動きはおかしいな。なぜか攻撃の意思がない。普通のゴブリンはやられるとは思わずに突撃してきたりする。でも、このゴブリンは違う。避けることに集中して、攻撃のことを考えていない。
「グランさん」
「はっ! ん? おおエルク君、もう用が済んだのか。すまないがゴブリンを先に」
ゴブリンへ剣を振り回すグランさん。僕に気がついても追いかけるのをやめない。彼の仲間達も同様、追いかけまわしている。
「グランさん、そのゴブリンおかしいですよ。攻撃する意思がありません。武器も持ってないでしょ」
「ん? た、確かにそうだな」
疑問に声をあげるとグランさんも気がついてくれたみたい。更に気になるのは逃げている方向だ。クレナリア連峰の山々からどんどん遠ざかっている気がする。
「ギャギャギャ!」
「ん、挑発とは生意気な!」
ゴブリンを無視しているとやつがお尻ぺんぺんをしてくる。グランさんが苛立って追いかけだす。やっぱり、山から遠ざかってるな。それに挑発なんて普通のゴブリンはしてこないぞ。
「あの山に何かあるのかな?」
「ちょ、ちょっとエルク。村に行くんじゃないの? そんなゴブリンなんか気にしなくていいじゃない」
「ん~……」
気になって山を見上げるとミアちゃんが声をあげる。確かに村に早く帰らないとみんなが心配するよな~。でもおかしなゴブリンの行動を調べないと危ない気がする。
グランさんが追いかけているゴブリンが誰かの指示でやっているのならそれは作戦ってことになる。山から人を遠ざけるために逃げ回っているのならかなり頭のいいボスがいる可能性がある。無視はできない話だ。
「少しだけ山を登っていく。グランさん、そのゴブリンは無視してこの子と一緒に街道を進んでてくれませんか?」
「ん? 構わないがゴブリンを無視していいのか?」
「はい。攻撃の意思のないものは魔物でも攻撃しにくいので」
ミアちゃんを下ろしてグランさんに預ける。彼女は『嫌だ、エルクと一緒に行く』と駄々をこねたが無理やりグランさんに預けた。何が起こるか分からない状況に非戦闘員を巻き込むわけには行かないからね。
「あの山だよな。しかし、シュールな光景だったな」
山へとブレイドを走らせて思い出す。グランさんが歩いていく後ろをゴブリンが付いて回っていた。隙を見せたら狩るといっていたグランさんに付かず離れずを維持していた。あれは上位のゴブリンが指示をしているとしか思えない光景だ。
「ん? 煙? ゴブリンも火は使うけど」
山を少し登り始めると煙が立っているのが見えてきた。何かがいるのは間違いないな。
「山の上に砦!? 大規模なゴブリンの集落か!」
丸太をそのまま城壁にしている砦が出来上がっている。僕が壊した拠点の倍以上の規模だ。これはまずい早くお父さんとかに知らせないと。距離的には僕の村の方が近いから危険だ。
「ギャギャギャ!」
「えっ!? お、お前はグランさんの後をつけてたゴブリン!」
背後からゴブリンの声が聞こえて振り返る。大きな声で叫ぶゴブリンは見知ったやつだった。確かに最後までグランさんの背後をつけていたゴブリンだったけど、山を登り始めた僕に気づいてつけてきてたんだ。
この拠点を見つけられないように見張りをしていたゴブリンは仕事をまっとうする。グランさん達は離れると見て僕に目をつけたってわけだ。ブレイドの速度に追いつくなんて足だけ鍛え上げられたゴブリンなんだろうな。
「か、囲まれてる!? や、やるしかないか」
周りを見渡すとすでに囲まれていた。このゴブリンは同じような見張りの仲間を引き連れていたみたいだ。見張りが一人とは限らないってことか。
「静まれ! 人の子よ。我らは危害を加えない。王の到着を待て」
「……え?」
鉄の鎧を着てる大きなゴブリンが騒ぎたてるゴブリン達を静かにさせる。こんなに統制されているなんて更に危険が増す、それに王もいるのか。
「ジェネラルよ。よくぞ兄弟達を止めてくれた」
「はっ」
しばらくすると王冠を被ったジェネラルと同じくらい大きなゴブリンがやってくる。ボロボロのマントだけど、王の風格を漂わせてる。ジェネラルに声をかけると僕へと視線を向けてきた。
「人の子よ。我らは人を食べたことはない。襲ったことはないのだ。どうか、静かに暮らさせてくれ」
「ほ、ほんとに?」
「ああ、そのおかげでみなやせ細ってしまっているがな」
王の優しい言葉に周りを見渡す。た、確かにガリガリなゴブリンが多いな。でも、ゴブリンなんだよな。
「我らを見るとすぐに襲い掛かってくる人間。それから逃げてこの地に根を生やした。山の獣や魔物を食料にして暮らしてきたのだ」
王は嘘を言っているような雰囲気じゃないな。僕に信じてほしいとまばたきすらしていない。
こんな魔物もいるのか……。
「人はゴブリンを見たら倒さないといけないんです。危険だから」
「……ああ、分かっておる。かねと言うものになるのだろ?」
「は、はい」
悲しそうに僕の言葉を聞く王、彼は自分の王冠に手に持つと僕に差し出してきた。
「これがあれば討伐証明と言うものになるはずだ。違うか?」
「王! そのような貴重な物を人に!」
「ジェネラルよ。この王冠で兄弟たちが生き永らえるのだ。目を瞑りなさい」
「し、しかし。それがなくなったら王は……」
王の行動にジェネラルが涙を流す。
「これが無くなるとどうなるの?」
「私はキングだ。王冠のないキングなどただの死骸へと変わるだろう」
「核ってこと!?」
僕の質問に正直に答える王。
手渡された王冠の重みが増す。これがこの王冠が王の命。それを差し出すほどに仲間を思ってる。この王は強い人だな。
「要りません」
「……では冒険者が来るということか。ジェネラル移動するぞ」
「それもいりませんよ。僕は誰にも言いません」
こんな王様が統制しているなら危険はないだろう。僕はこのゴブリン達を信じることにした。
「そ、それでは!?」
「はい。ここで静かに暮らしてください。何かあったらこの先の街道をまっすぐ進んだところに僕の村があります。このブレイドに合図をください。人間との話し合いも僕を呼んでくれれば、少しはスムーズに話せるんじゃないかな」
「そ、そこまで……。人の子よ。名前を聞いてもよいか?」
「僕の名前はエルク。でこっちがさっき言ったブレイドです」
ニッコリと微笑んで自己紹介。王の差し出す大きな手に僕の手を乗せて握手を交わす。
「なぜここまでしてくれる? 我らは魔物なのだぞ?」
「ん~、そうですね。色々あるんですけど」
ジェネラルさんが首を傾げて質問してくる。
グランさんにまとわりついていたゴブリンも一つの要因、一番大きかったのが王冠は要らないといった時だ。王は僕に危害を加えようとしなかった。僕を殺してしまえば誰かに知らせることは出来ない、それだけで静かに暮らせるからね。
「僕みたいな子供にも紳士に話してくれたことが嬉しかったんでってことにしておきます」
「ふっ、人のいう冗談がこんなに面白いとはな。お前は子供ではない。歴戦の勇者に等しい強さを持っているだろう」
「え? 僕が?」
「ああ、隠していても我らには分かる」
ジェネラルさんがクスッと笑う。大きな牙が怖い顔だけど笑うと人と何ら変わらない。
強くなった魔物は人の強さを肌で感じられるのかもしれないな。僕を子供として見なかったのは強さも関係していたのか。
「じゃあ、見つからないようにね」
「人の子エルク。また遊びに来てくれ。色々と面白い話を聞かせてくれ」
「はい。じゃあ、また今度」
ゴブリン達に手を振って別れを告げる。
面白い隣人が出来た。まさか、人を襲わないゴブリンとは驚き。
本棚にあった本に魔物を導いた人がいたって言うのを見たけど、その人ただ一人だ。もしかして僕が目指すべきところなのかもしれないな。魔物と手を取り合って平和へと導いていく……か。
つよくなることだけを考えていたけど、目的を見失ってた。僕はこの世界を平和に導いていく。夢は大きくでっかくだ!
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