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第一章 新しい世界
第23話 冒険者グラン
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「ん~、魔物の気配はないな~」
炭にした拠点を抜けて街道を進んでいる。街道沿いは平和、魔物一匹いない。こんなにいないのも珍しい。もしかしたら冒険者さんが片付けているのかもしれないな。ゴブリンの目撃情報があったから少なからず来ているのかも。
「……ここまで来たから町まで行ってみようかな。ブレイド、どう思う?」
「キャンキャン!」
「行きたいか~、仕方ないな~。僕も行きたいし行くか!」
「キャン!」
ブレイドも行きたいというから行ってみることにした。本気で走った今のブレイドなら半日もかからずに行けるはずだ。ここまで来るのだって一時間もかかっていないはずだし、まだ昼前だから昼頃にはつけるかも。
「よ~し! いっけ~ブレイド!」
「キャン!」
街道を猛烈な速度で駆けだすブレイド。振り落とされないようにしっかりとしがみつく。鞍があればこんなに必死にならずに済む。折角だから町で鞍も買おうかな。お金は冒険者ギルドで魔物の死骸を卸せばいいしね。
「あっ!? 魔物と戦ってる。やっぱり冒険者ギルドが動いてるんだ」
街道を少し外れたところで狼の魔物と戦ってる人が見える。複数いるから冒険者だと思うんだけど、みんなネイアさんみたいな軽装備だ。魔法使いっぽい人はいないな。彼女のパーティーにはいたのに。
「ブレイドストップ」
「キャン?」
魔物の援軍が来てる。狼の魔物とコボルトっぽい小さな人狼。狼に跨っているから共存しているんだろう。
「こっちも手を貸そうブレイド」
「キャン!」
あっちも援軍を出してきたんだから卑怯ではないだろう。戦利品は要らないといえば冒険者さん達は納得してくれるだろうし。
「手伝います!」
「な!? 誰だ?」
声をあげてブレイドと共にコボルトへと切り込む。左右でコボルトを切り伏せる。
「援軍とは助かる! 俺達も行くぞ」
『応っ!』
驚いていた冒険者さん達も僕らに続いてコボルトへ迫る。あっという間にコボルトを片付けると冒険者さんが握手を求めてきた。
「ありがとう。俺は【黄昏】のグランだ」
「あ、僕はエルクと言います。ただのエルクです」
握手を交わして自己紹介をする。
「君は強いな。あのブレイドディアも従魔だろ?」
「はい。ゴブリンにいじめられているところを助けて」
「つかぬ事を聞くが君はいくつだい?」
「3歳です」
『3歳!?』
年齢を教えるとみんなが驚いて顔を見合った。3歳で魔物を一人で狩れるなんておかしいもんな。驚くのも無理はない。
「はぁ~。俺達はもう少し頑張らないといかんな」
グランさんはそういって項垂れている。仲間の人達も肩を落としてるな。僕は転生者だからな~、あまり自信を落とされると申し訳なくなってくる。
「質問ばかりで悪いがレネゲード王国に向かってるのか?」
「はい」
「そうか、俺達はこの先に村にダンジョンが出来たと聞いてね。君はその村からだろ? 何か知っているかい?」
「あ、いいですよ。ネイアさんと一緒ですね」
「ネイアと会ったか一番乗りを逃したな」
僕の話を聞いてまたもや肩を落とすグランさん。それでもダンジョンについての話を聞くと目を輝かせていた。
「物質系か! これは稼げるぞみんな」
グランさんは大喜びで声をあげる。物質系のダンジョンは宝石も出ることがあるらしい。僕は出なかったけど、戦利品にはレアとか激レアとかのドロップ率があるのかもな。
「では私達は急いで向かう。レネゲード王国のギルドによるならグランの紹介と言えばすぐに冒険者登録が出来るぞ。一応年齢制限があるから、3歳では難しいだろうからな」
「あ、ありがとうございます」
「お礼は俺達の言う事さ。またな」
グランさん達は手を振って僕の村へと歩いていく。コボルトの死骸は体の大きな人が皮の風呂敷みたいなのに包んで持っていってる。マジックバッグがないとああなっちゃうよな~。大変だ。
「さて、僕もコボルトを」
持ちきれないと言われて残った死骸は好きにしていいといわれてしまった。マジックバッグを持っているのを知られたくなかったからグランさん達を見送ってからしまうことにした。
レアアイテムであるマジックバッグを持っていると目をつけられてしまうからだったけど、グランさん達みたいないい人なら大丈夫だったかもな。
「これで全部だな。レネゲードの冒険者ギルドで卸してグランさん達にも還元してもらおうかな」
彼の所属してるギルドなら還元してもらえるはずだ。あ、でもそれをするにはマジックバッグを持っていることを言わないといけないか……色々面倒だな~。
色々考えていても仕方ない。とにかくレネゲードに行くか。
「わ!? 大きい町!?」
四方を高い城壁に囲まれた町が見えてきた。思わず声をあげてしまうほど大きな町。山のふもとに作ってある町で滝が町に注がれているように見える。滝を登るとそこに大きな白い城がそびえたってる。城壁を越えても城にたどり着くのは骨が折れそうだ。
「止まれ」
城壁の門に着くと兵士さんに止められる。
「それは君の従魔かい?」
「あ、はい。ブレイドって言います」
「そうか、それならこれをつけておきなさい。従魔の証だ」
兵士さんはバンダナをくれる。従魔の証は布でいいのか。
「ありがとうございます。僕はエルクって言います」
「おう、俺はダンだ。証をつけないと奴隷商人に連れて行かれるかもしれないからな。気をつけろよ。レネゲード王国へようこそだ」
お礼を言うと人懐っこい笑顔を向けてくれるダンさん。ダンさんだけじゃなくて兵士さんみんなが笑顔で迎えてくれる。プラークの件で少しレネゲード王国に偏見を持っていたけど、とてもいい町みたいだな。
「まずはお金がないから戦利品を卸さないとな」
門を通って辺りを見回す。ギルドっぽい建物はないな。それにしても建物も僕の村と違ってしっかりしてる。石造りの建物で丈夫そうだ。まあ、ロトナの作った建物よりは弱いだろうけどね。
「あ、冒険者さんだ」
冒険者っぽい軽装備の集団がいる。あの人達を追いかければギルドにつけるかも。
炭にした拠点を抜けて街道を進んでいる。街道沿いは平和、魔物一匹いない。こんなにいないのも珍しい。もしかしたら冒険者さんが片付けているのかもしれないな。ゴブリンの目撃情報があったから少なからず来ているのかも。
「……ここまで来たから町まで行ってみようかな。ブレイド、どう思う?」
「キャンキャン!」
「行きたいか~、仕方ないな~。僕も行きたいし行くか!」
「キャン!」
ブレイドも行きたいというから行ってみることにした。本気で走った今のブレイドなら半日もかからずに行けるはずだ。ここまで来るのだって一時間もかかっていないはずだし、まだ昼前だから昼頃にはつけるかも。
「よ~し! いっけ~ブレイド!」
「キャン!」
街道を猛烈な速度で駆けだすブレイド。振り落とされないようにしっかりとしがみつく。鞍があればこんなに必死にならずに済む。折角だから町で鞍も買おうかな。お金は冒険者ギルドで魔物の死骸を卸せばいいしね。
「あっ!? 魔物と戦ってる。やっぱり冒険者ギルドが動いてるんだ」
街道を少し外れたところで狼の魔物と戦ってる人が見える。複数いるから冒険者だと思うんだけど、みんなネイアさんみたいな軽装備だ。魔法使いっぽい人はいないな。彼女のパーティーにはいたのに。
「ブレイドストップ」
「キャン?」
魔物の援軍が来てる。狼の魔物とコボルトっぽい小さな人狼。狼に跨っているから共存しているんだろう。
「こっちも手を貸そうブレイド」
「キャン!」
あっちも援軍を出してきたんだから卑怯ではないだろう。戦利品は要らないといえば冒険者さん達は納得してくれるだろうし。
「手伝います!」
「な!? 誰だ?」
声をあげてブレイドと共にコボルトへと切り込む。左右でコボルトを切り伏せる。
「援軍とは助かる! 俺達も行くぞ」
『応っ!』
驚いていた冒険者さん達も僕らに続いてコボルトへ迫る。あっという間にコボルトを片付けると冒険者さんが握手を求めてきた。
「ありがとう。俺は【黄昏】のグランだ」
「あ、僕はエルクと言います。ただのエルクです」
握手を交わして自己紹介をする。
「君は強いな。あのブレイドディアも従魔だろ?」
「はい。ゴブリンにいじめられているところを助けて」
「つかぬ事を聞くが君はいくつだい?」
「3歳です」
『3歳!?』
年齢を教えるとみんなが驚いて顔を見合った。3歳で魔物を一人で狩れるなんておかしいもんな。驚くのも無理はない。
「はぁ~。俺達はもう少し頑張らないといかんな」
グランさんはそういって項垂れている。仲間の人達も肩を落としてるな。僕は転生者だからな~、あまり自信を落とされると申し訳なくなってくる。
「質問ばかりで悪いがレネゲード王国に向かってるのか?」
「はい」
「そうか、俺達はこの先に村にダンジョンが出来たと聞いてね。君はその村からだろ? 何か知っているかい?」
「あ、いいですよ。ネイアさんと一緒ですね」
「ネイアと会ったか一番乗りを逃したな」
僕の話を聞いてまたもや肩を落とすグランさん。それでもダンジョンについての話を聞くと目を輝かせていた。
「物質系か! これは稼げるぞみんな」
グランさんは大喜びで声をあげる。物質系のダンジョンは宝石も出ることがあるらしい。僕は出なかったけど、戦利品にはレアとか激レアとかのドロップ率があるのかもな。
「では私達は急いで向かう。レネゲード王国のギルドによるならグランの紹介と言えばすぐに冒険者登録が出来るぞ。一応年齢制限があるから、3歳では難しいだろうからな」
「あ、ありがとうございます」
「お礼は俺達の言う事さ。またな」
グランさん達は手を振って僕の村へと歩いていく。コボルトの死骸は体の大きな人が皮の風呂敷みたいなのに包んで持っていってる。マジックバッグがないとああなっちゃうよな~。大変だ。
「さて、僕もコボルトを」
持ちきれないと言われて残った死骸は好きにしていいといわれてしまった。マジックバッグを持っているのを知られたくなかったからグランさん達を見送ってからしまうことにした。
レアアイテムであるマジックバッグを持っていると目をつけられてしまうからだったけど、グランさん達みたいないい人なら大丈夫だったかもな。
「これで全部だな。レネゲードの冒険者ギルドで卸してグランさん達にも還元してもらおうかな」
彼の所属してるギルドなら還元してもらえるはずだ。あ、でもそれをするにはマジックバッグを持っていることを言わないといけないか……色々面倒だな~。
色々考えていても仕方ない。とにかくレネゲードに行くか。
「わ!? 大きい町!?」
四方を高い城壁に囲まれた町が見えてきた。思わず声をあげてしまうほど大きな町。山のふもとに作ってある町で滝が町に注がれているように見える。滝を登るとそこに大きな白い城がそびえたってる。城壁を越えても城にたどり着くのは骨が折れそうだ。
「止まれ」
城壁の門に着くと兵士さんに止められる。
「それは君の従魔かい?」
「あ、はい。ブレイドって言います」
「そうか、それならこれをつけておきなさい。従魔の証だ」
兵士さんはバンダナをくれる。従魔の証は布でいいのか。
「ありがとうございます。僕はエルクって言います」
「おう、俺はダンだ。証をつけないと奴隷商人に連れて行かれるかもしれないからな。気をつけろよ。レネゲード王国へようこそだ」
お礼を言うと人懐っこい笑顔を向けてくれるダンさん。ダンさんだけじゃなくて兵士さんみんなが笑顔で迎えてくれる。プラークの件で少しレネゲード王国に偏見を持っていたけど、とてもいい町みたいだな。
「まずはお金がないから戦利品を卸さないとな」
門を通って辺りを見回す。ギルドっぽい建物はないな。それにしても建物も僕の村と違ってしっかりしてる。石造りの建物で丈夫そうだ。まあ、ロトナの作った建物よりは弱いだろうけどね。
「あ、冒険者さんだ」
冒険者っぽい軽装備の集団がいる。あの人達を追いかければギルドにつけるかも。
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