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第一章 新しい世界
第7話 新たなダンジョン
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「メイナちゃん。あの建物はなんだい?」
「ロカおばあちゃん。危ないから家に入っててね」
塔を唖然として眺めているとロカおばあちゃんが家の前にやってきて声をかけてくる。おばあちゃんだけじゃない。村のみんなも僕らの家にやってきてる。お父さんしかこの村を守れる人がいないから仕方ないか。
「とりあえず、皆さんは家に帰っていてください」
「で、でも」
「大丈夫です。俺が見てきますから」
お父さんがみんなをなだめて家に帰ってもらう。
「さて……あの塔はダンジョンだと思う」
「やっぱり?」
「ああ、それも高ランクのダンジョンだ。あの山のふもとのダンジョンとはレベルが違う」
「大丈夫なの?」
「分からない。だがすぐにダンジョンに入って魔物を倒さないと外に出てきてしまう。ダンジョンは生まれた時が一番氾濫しやすいからな」
お母さんの疑問に答えるお父さん。ダンジョンを放置するとダンジョン内の魔力が溜まって魔物が外へと出てきてしまう。それを氾濫と言うらしい。本で見た話では町が一つなくなった程の魔物が出てきたらしい。魔物の量もそうだけど、ランクが強い魔物が溢れる危険性もある。急がないと。
「エルク……流石に連れていけないぞ」
「え!? お父さん一人で行くつもりなの?」
「いや、ゼックウを呼ぶさ」
「でも!」
「エルク。この村には俺とお前とメイナしか戦えるものはいない。村を守れるのはお前とメイナだけになるんだ」
僕も行こうと思って準備をしているとお父さんに止められてしまった。普通に野良の魔物もいるから仕方ないのかもしれないけど……心配だ。
「ゼックウを待つから出発は明日になる。それまでエルク、塔の前で見張っていてくれるか?」
「……わかった! ブレイドと一緒に警備するよ」
「ありがとう。俺は休む、何かあったら頼むぞ」
お父さんが真剣なまなざしでお願いしてくる。僕は頷いて答えてブレイドに跨り、塔の前へと走り出す。
「警備って言ったけど、少しくらい見てきてもいいよね」
真剣なお父さんを他所に僕はワクワクしていた。あんな高い塔から現れる魔物、絶対に強いぞ。
「……何も起こらないな~」
「キャン……」
塔の扉を半開きにして中を覗く。白い石造りの内装が見えて像がいくつかあるだけ、魔物がうじゃうじゃいると思ったんだけどな~。ブレイドも一緒に中を覗いてくれるけど、つまらなそうだ。
「何もないなら大人しく見張ってようかな。……ん? 像が、動いた?」
一瞬だけ塔の中から視線をずらすと人を模した像がピクリと動いた。気のせいだと思うけれど。
「ほい!」
「ゴァ!?」
「やっぱり魔物!」
像へと電撃を投げつけて見た。すると像が痛みに口を滑らせる。すぐに臨戦態勢に入って塔の外で待ち構える。
「こい!」
「キャン!」
声をあげて剣を構える。ブレイドも臨戦態勢に入った。
「あれ? こない?」
「キャン?」
しばらくしても像が外へ出てくることはなかった。ブレイドと一緒に首を傾げる。
もしかしてこの塔の魔物は外へ出れないのか?
「ってことは危なくなったら外に出ればいいんだな。よし!」
「キャン?」
口角をあげていやしい笑みがこぼれる。ゲームなんかで使う安全地帯を使った行為が出来るぞ。
危なくなったら外に出て帰っていく魔物を後ろから攻撃するんだ。我ながらいやらしい行為だ。
「はっ!」
「ゴァ!?」
まずは半開きの扉から魔法を飛ばす。雷が結構効いているみたいだからまずは雷でやってみよう。
「さらに5発!」
電撃の球を5発叩き込む。衝撃で壁に叩きつけられる石像、見事に粉々になって戦利品を落として消えていった。消えたということはやっぱりこの塔はダンジョンなんだな。お父さんがダンジョンが欲しいなんて言うから生まれちゃったのかもな~。フラグを立てちゃダメ絶対。
「残りは二体か。あのくらいで倒せるなら中に入って戦ってみようか」
「キャンキャン!」
危なくなったらすぐに外に出ればいいんだもんね。ブレイドと顔を見合って中に入る。すると……。
「え!?」
ドン! 入ってきた入口の扉が勢いよく閉まる。驚いて見ているとすぐに人を模した石像が動き出して襲い掛かってくる。
「なるほど、そう言う仕掛けね! 甘く見てた」
自分の早計な判断を後悔して魔法剣で応戦する。雷を纏った剣が石像に食い込み粉々にしていく。
「キャン!」
「ブレイド!」
石像との相性が悪いのか。ブレイドはかなり苦戦してる。石像の拳がブレイドの体を傷つける。ブレイドも負けじと後ろ脚で蹴り砕いているけど、絶命させるほどの威力にはなっていないみたいだ。
「ふう、この階の魔物は全部倒したな。大丈夫かい、ブレイド?」
「キャン……」
僕の声に元気なく答えるブレイド。青あざの出来た体を舐めて癒す痛々しい姿に心が痛む。
「回復魔法を学んでおけば良かったな」
攻撃魔法にばかり執着していた。光魔法も使えるんだから同じ光属性の回復魔法も出来るはず。回復の想像をすれば行けるかな?
「少し待ってて」
目を瞑って光魔法を手のひらに集めるイメージをする。元の元気なブレイドを想像して患部に意識を集中する。
「キャン? キャ~ン!」
「治ったね」
光が収束するとブレイドが驚いて声をあげた。どうやら、しっかりと治ってくれたみたいだ。想像するだけで魔法が効果を発揮してくれる。これも訓練の賜物かな。
「入口は……。開かないか。ってことは上に行くしかない」
山のふもとのダンジョンと違う。途中で帰ることは出来ないみたいだ。仕方なく上への階段を見つめる。
「どこまで行けば出れるか分からないけど、行くしかないな」
夜に差し掛かっていたタイミングで入ってしまったのは本当に早計だった。食べ物もないし、早く済ませないとまずいぞ。
「ロカおばあちゃん。危ないから家に入っててね」
塔を唖然として眺めているとロカおばあちゃんが家の前にやってきて声をかけてくる。おばあちゃんだけじゃない。村のみんなも僕らの家にやってきてる。お父さんしかこの村を守れる人がいないから仕方ないか。
「とりあえず、皆さんは家に帰っていてください」
「で、でも」
「大丈夫です。俺が見てきますから」
お父さんがみんなをなだめて家に帰ってもらう。
「さて……あの塔はダンジョンだと思う」
「やっぱり?」
「ああ、それも高ランクのダンジョンだ。あの山のふもとのダンジョンとはレベルが違う」
「大丈夫なの?」
「分からない。だがすぐにダンジョンに入って魔物を倒さないと外に出てきてしまう。ダンジョンは生まれた時が一番氾濫しやすいからな」
お母さんの疑問に答えるお父さん。ダンジョンを放置するとダンジョン内の魔力が溜まって魔物が外へと出てきてしまう。それを氾濫と言うらしい。本で見た話では町が一つなくなった程の魔物が出てきたらしい。魔物の量もそうだけど、ランクが強い魔物が溢れる危険性もある。急がないと。
「エルク……流石に連れていけないぞ」
「え!? お父さん一人で行くつもりなの?」
「いや、ゼックウを呼ぶさ」
「でも!」
「エルク。この村には俺とお前とメイナしか戦えるものはいない。村を守れるのはお前とメイナだけになるんだ」
僕も行こうと思って準備をしているとお父さんに止められてしまった。普通に野良の魔物もいるから仕方ないのかもしれないけど……心配だ。
「ゼックウを待つから出発は明日になる。それまでエルク、塔の前で見張っていてくれるか?」
「……わかった! ブレイドと一緒に警備するよ」
「ありがとう。俺は休む、何かあったら頼むぞ」
お父さんが真剣なまなざしでお願いしてくる。僕は頷いて答えてブレイドに跨り、塔の前へと走り出す。
「警備って言ったけど、少しくらい見てきてもいいよね」
真剣なお父さんを他所に僕はワクワクしていた。あんな高い塔から現れる魔物、絶対に強いぞ。
「……何も起こらないな~」
「キャン……」
塔の扉を半開きにして中を覗く。白い石造りの内装が見えて像がいくつかあるだけ、魔物がうじゃうじゃいると思ったんだけどな~。ブレイドも一緒に中を覗いてくれるけど、つまらなそうだ。
「何もないなら大人しく見張ってようかな。……ん? 像が、動いた?」
一瞬だけ塔の中から視線をずらすと人を模した像がピクリと動いた。気のせいだと思うけれど。
「ほい!」
「ゴァ!?」
「やっぱり魔物!」
像へと電撃を投げつけて見た。すると像が痛みに口を滑らせる。すぐに臨戦態勢に入って塔の外で待ち構える。
「こい!」
「キャン!」
声をあげて剣を構える。ブレイドも臨戦態勢に入った。
「あれ? こない?」
「キャン?」
しばらくしても像が外へ出てくることはなかった。ブレイドと一緒に首を傾げる。
もしかしてこの塔の魔物は外へ出れないのか?
「ってことは危なくなったら外に出ればいいんだな。よし!」
「キャン?」
口角をあげていやしい笑みがこぼれる。ゲームなんかで使う安全地帯を使った行為が出来るぞ。
危なくなったら外に出て帰っていく魔物を後ろから攻撃するんだ。我ながらいやらしい行為だ。
「はっ!」
「ゴァ!?」
まずは半開きの扉から魔法を飛ばす。雷が結構効いているみたいだからまずは雷でやってみよう。
「さらに5発!」
電撃の球を5発叩き込む。衝撃で壁に叩きつけられる石像、見事に粉々になって戦利品を落として消えていった。消えたということはやっぱりこの塔はダンジョンなんだな。お父さんがダンジョンが欲しいなんて言うから生まれちゃったのかもな~。フラグを立てちゃダメ絶対。
「残りは二体か。あのくらいで倒せるなら中に入って戦ってみようか」
「キャンキャン!」
危なくなったらすぐに外に出ればいいんだもんね。ブレイドと顔を見合って中に入る。すると……。
「え!?」
ドン! 入ってきた入口の扉が勢いよく閉まる。驚いて見ているとすぐに人を模した石像が動き出して襲い掛かってくる。
「なるほど、そう言う仕掛けね! 甘く見てた」
自分の早計な判断を後悔して魔法剣で応戦する。雷を纏った剣が石像に食い込み粉々にしていく。
「キャン!」
「ブレイド!」
石像との相性が悪いのか。ブレイドはかなり苦戦してる。石像の拳がブレイドの体を傷つける。ブレイドも負けじと後ろ脚で蹴り砕いているけど、絶命させるほどの威力にはなっていないみたいだ。
「ふう、この階の魔物は全部倒したな。大丈夫かい、ブレイド?」
「キャン……」
僕の声に元気なく答えるブレイド。青あざの出来た体を舐めて癒す痛々しい姿に心が痛む。
「回復魔法を学んでおけば良かったな」
攻撃魔法にばかり執着していた。光魔法も使えるんだから同じ光属性の回復魔法も出来るはず。回復の想像をすれば行けるかな?
「少し待ってて」
目を瞑って光魔法を手のひらに集めるイメージをする。元の元気なブレイドを想像して患部に意識を集中する。
「キャン? キャ~ン!」
「治ったね」
光が収束するとブレイドが驚いて声をあげた。どうやら、しっかりと治ってくれたみたいだ。想像するだけで魔法が効果を発揮してくれる。これも訓練の賜物かな。
「入口は……。開かないか。ってことは上に行くしかない」
山のふもとのダンジョンと違う。途中で帰ることは出来ないみたいだ。仕方なく上への階段を見つめる。
「どこまで行けば出れるか分からないけど、行くしかないな」
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