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第一章 ゲームの世界へ
第32話 新たな狩場へ
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「ランカ様! 来てくれたのですね!」
アンナさんを助けて一日休んだ。そしてすぐにみんなで【ニールキャニオン】にやってきた。
僕らに気が付いたリトルが迎えてくれる。
「新たな方々が?」
アンナさんとノンナちゃんを見て首を傾げるリトル。自己紹介しないとな。
「うん。アンナさんと娘さんのノンナちゃんだよ。二人とも、このワイバーンはリトルっていうんだ。リトルたちは悪い魔物じゃないから安心して」
「わ~! カッコイイ~」
リトルを紹介するとノンナちゃんがすぐにリトルに抱き着いた。僕の知り合いだとわかったから大胆だな。
「す、すみませんリトルさん」
「いえいえ、ワイバーンの子もこんな感じですよ。それよりもランカ様の友達ならば呼び捨てで結構です。リトルと呼んでください」
アンナさんが謝るとリトルが微笑んで話す。ノンナちゃん達は死霊術が使えるからか、魔物への偏見はないみたいだな。普通の人は怖がるはずだからな~。
「あ、ランカ様。言われていた通り、仲間と共に畑の作物を採取しておきましたよ」
「おっと、忘れてた。ありがとう、早速インベントリに」
リトルの報告を聞いて支配者の間へと急ぐ。インベントリにしまってしまえば腐ることもなくなる。商品にして売るには新鮮じゃないとな。
「結構沢山なってるな~」
支配者の間にやってきた。森のように生い茂る支配者の間。洞窟の中なのに森の新鮮な空気の匂いがする。太陽の光がなくても作物がなるのは凄いな。
「さて、アンナさん。死霊術を使ってくれますか?」
「え? あ、はい。スケルトンを作り出しますね」
「あ、そうですね。ゾンビは臭いから」
作物をインベントリにしまいながら、アンナさんにお願いすると早速スケルトンを次々に召喚していく。ゾンビはどうしても匂いがな~。強さ的にはゾンビに方が強いらしいんだけどね。
「どこを掘らせますか?」
「外の峡谷を掘ってもらって、ピッケルはこれを使ってね」
「分かりました」
スケルトンたちにピッケルを渡す。片手間でインベントリ内で作った装備だ。鉄製ならいくらでも作れるようになった。これもアドラーさん達のおかげだな。
「さて、支配地の管理はここまでだ。次は限界突破っと」
レッドとアスノ君とルドマンさんは馬車で待ってくれてる。この後は大事な限界突破のアイテムの採取が待ってるからね。
「みんなお待たせ」
「遅いですよ師匠~!」
馬車に戻ってくるとアスノ君が抱き着いてくる。甘えん坊だな、ほんと。
「私達はどこに行くの?」
「ん、【レイドック城】だよ」
『え?』
レッドの質問に答えるとみんな驚いて顔を見合う。それもそのはず、【レイドック城】とは高難易度のダンジョン。ランクでいうとAランクの魔物のでる場所だ。
50レベルの下位の職業で行く場所ではない。少なくとも上位の大戦士、大魔法使いくらいにならないと危ない。僕らの中ではレッドだけが戦える場所だな。
「そそそ、そんなところに何しに行くんですか!?」
「儂は死にたくないぞ」
アスノ君とルドマンさんが声を震わせながら話す。残念ながらその危ない場所に行かないと限界突破のアイテムが手に入らないんだよな。
「レイドック城には吸血鬼が住み着いている。それと関係してるの?」
「そういうこと」
レッドの言葉に頷きながら答える。魔物の中でも上位の存在吸血鬼。そいつらが落とす素材が限界突破のアイテム。
「吸血鬼の遺灰が必要なんだ」
吸血鬼を倒すと灰になる。それを大量に使って限界突破のクエストが開始される。
「勝算はあるの? 私は嫌だよ、みんなが倒れるのを見るのは」
「レッド……」
悲しい表情で話すレッド。心配してくれてるんだな。
「大丈夫だよレッド。僕らなら吸血鬼も逃げるくらいだから」
「え?」
そう、今までの情報は普通の装備の場合だ。ハッキリというけれど、アスノ君の作ってくれた武器はチートだ。ゾンビを蹴散らせたのもアスノ君のおかげだ。
本来は王都にいるはずのアスノ君が始まりの街にいるんだから、そりゃチートになっちゃうよな。王都にプレイヤーが着くのは早くても上位職になったときだからね。
「アスノ君のおかげで僕らは規格外に強いんだ」
「え? えへへ、もっと頭撫でてください師匠~」
アスノ君の頭を撫でながら話すとアスノ君が腕を掴んでくる。せっかくのイケメンショタが涎垂らしたらもったいないぞ。
「ふむ、儂も吸血鬼を倒せるという事か?」
「ん、簡単にね」
「それは興味深いの~」
ルドマンさんは半信半疑と言った感じだろう。レッドも終始不安そうにしてるな。
「流石にノンナちゃんとアンナさんは危ないと思うからここで待機してもらう」
「え? じゃあ、馬車は?」
「馬車も置いて行く。という事で」
不安そうにしてるレッドが更に不安そうになった。安心させるためにリトルが胸を張って現れる。
「私が皆様を輸送いたします!」
「ワイバーン特急と名付けます!」
リトルに続いて声をあげるとみんな、ポカ~ンと口を開けたままになってしまった。ゲームの中だと飛空艇が使えるんだけどな。もってないから仕方ないよな。
「そんなに遠くないから歩きでもいいんじゃない?」
「レッド様! そんなこと言わずに私をお使いください!」
「そ、そんなに使ってほしいなら仕方ないわね……」
なぜか嫌がるレッドにリトルが説得して抱き着く。まあ、これで問題はないかな。
アンナさんを助けて一日休んだ。そしてすぐにみんなで【ニールキャニオン】にやってきた。
僕らに気が付いたリトルが迎えてくれる。
「新たな方々が?」
アンナさんとノンナちゃんを見て首を傾げるリトル。自己紹介しないとな。
「うん。アンナさんと娘さんのノンナちゃんだよ。二人とも、このワイバーンはリトルっていうんだ。リトルたちは悪い魔物じゃないから安心して」
「わ~! カッコイイ~」
リトルを紹介するとノンナちゃんがすぐにリトルに抱き着いた。僕の知り合いだとわかったから大胆だな。
「す、すみませんリトルさん」
「いえいえ、ワイバーンの子もこんな感じですよ。それよりもランカ様の友達ならば呼び捨てで結構です。リトルと呼んでください」
アンナさんが謝るとリトルが微笑んで話す。ノンナちゃん達は死霊術が使えるからか、魔物への偏見はないみたいだな。普通の人は怖がるはずだからな~。
「あ、ランカ様。言われていた通り、仲間と共に畑の作物を採取しておきましたよ」
「おっと、忘れてた。ありがとう、早速インベントリに」
リトルの報告を聞いて支配者の間へと急ぐ。インベントリにしまってしまえば腐ることもなくなる。商品にして売るには新鮮じゃないとな。
「結構沢山なってるな~」
支配者の間にやってきた。森のように生い茂る支配者の間。洞窟の中なのに森の新鮮な空気の匂いがする。太陽の光がなくても作物がなるのは凄いな。
「さて、アンナさん。死霊術を使ってくれますか?」
「え? あ、はい。スケルトンを作り出しますね」
「あ、そうですね。ゾンビは臭いから」
作物をインベントリにしまいながら、アンナさんにお願いすると早速スケルトンを次々に召喚していく。ゾンビはどうしても匂いがな~。強さ的にはゾンビに方が強いらしいんだけどね。
「どこを掘らせますか?」
「外の峡谷を掘ってもらって、ピッケルはこれを使ってね」
「分かりました」
スケルトンたちにピッケルを渡す。片手間でインベントリ内で作った装備だ。鉄製ならいくらでも作れるようになった。これもアドラーさん達のおかげだな。
「さて、支配地の管理はここまでだ。次は限界突破っと」
レッドとアスノ君とルドマンさんは馬車で待ってくれてる。この後は大事な限界突破のアイテムの採取が待ってるからね。
「みんなお待たせ」
「遅いですよ師匠~!」
馬車に戻ってくるとアスノ君が抱き着いてくる。甘えん坊だな、ほんと。
「私達はどこに行くの?」
「ん、【レイドック城】だよ」
『え?』
レッドの質問に答えるとみんな驚いて顔を見合う。それもそのはず、【レイドック城】とは高難易度のダンジョン。ランクでいうとAランクの魔物のでる場所だ。
50レベルの下位の職業で行く場所ではない。少なくとも上位の大戦士、大魔法使いくらいにならないと危ない。僕らの中ではレッドだけが戦える場所だな。
「そそそ、そんなところに何しに行くんですか!?」
「儂は死にたくないぞ」
アスノ君とルドマンさんが声を震わせながら話す。残念ながらその危ない場所に行かないと限界突破のアイテムが手に入らないんだよな。
「レイドック城には吸血鬼が住み着いている。それと関係してるの?」
「そういうこと」
レッドの言葉に頷きながら答える。魔物の中でも上位の存在吸血鬼。そいつらが落とす素材が限界突破のアイテム。
「吸血鬼の遺灰が必要なんだ」
吸血鬼を倒すと灰になる。それを大量に使って限界突破のクエストが開始される。
「勝算はあるの? 私は嫌だよ、みんなが倒れるのを見るのは」
「レッド……」
悲しい表情で話すレッド。心配してくれてるんだな。
「大丈夫だよレッド。僕らなら吸血鬼も逃げるくらいだから」
「え?」
そう、今までの情報は普通の装備の場合だ。ハッキリというけれど、アスノ君の作ってくれた武器はチートだ。ゾンビを蹴散らせたのもアスノ君のおかげだ。
本来は王都にいるはずのアスノ君が始まりの街にいるんだから、そりゃチートになっちゃうよな。王都にプレイヤーが着くのは早くても上位職になったときだからね。
「アスノ君のおかげで僕らは規格外に強いんだ」
「え? えへへ、もっと頭撫でてください師匠~」
アスノ君の頭を撫でながら話すとアスノ君が腕を掴んでくる。せっかくのイケメンショタが涎垂らしたらもったいないぞ。
「ふむ、儂も吸血鬼を倒せるという事か?」
「ん、簡単にね」
「それは興味深いの~」
ルドマンさんは半信半疑と言った感じだろう。レッドも終始不安そうにしてるな。
「流石にノンナちゃんとアンナさんは危ないと思うからここで待機してもらう」
「え? じゃあ、馬車は?」
「馬車も置いて行く。という事で」
不安そうにしてるレッドが更に不安そうになった。安心させるためにリトルが胸を張って現れる。
「私が皆様を輸送いたします!」
「ワイバーン特急と名付けます!」
リトルに続いて声をあげるとみんな、ポカ~ンと口を開けたままになってしまった。ゲームの中だと飛空艇が使えるんだけどな。もってないから仕方ないよな。
「そんなに遠くないから歩きでもいいんじゃない?」
「レッド様! そんなこと言わずに私をお使いください!」
「そ、そんなに使ってほしいなら仕方ないわね……」
なぜか嫌がるレッドにリトルが説得して抱き着く。まあ、これで問題はないかな。
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