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第一章 ゲームの世界へ
第13話 脅威の性能
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「わ~! 凄い凄い!」
アスノ君の作った武器を持って、近くの森にやってきた。スライムへと攻撃を繰り出して感嘆の声をあげる彼に口角が上がる。
「僕の作った武器がこんなに凄いなんて!」
更に喜んで短剣をスライムへと投げるアスノ君。鋭く放たれた短剣が木をなぎ倒してスライムを貫く。凄い威力だな。それもそうか、STR3倍だもんな。まあ、たぶんこの3倍は開発者のミスだと思うけどね。30にするところを倍にしちゃった、なんて変なミスだけど。でも、それをまたアルステードさんが、そのまま現実世界にしてしまった。おかしくもなるな。
【ミスリルの短剣】攻撃力35 【付与】聖属性 STR3倍 DEF30 DEX30 INT30 MND30
「さて、次はルドマンさんですよ」
「な、なんで儂が冒険者なんぞに……」
ついてきてもらったルドマンさんに声をかけるとやる気のない様子の彼が大きなハンマーを抱える。
さてさて、生産者としてかなり凄いNPCだったルドマンさん。現実世界になってしまったということで、NPC特権の戦闘職の【レベルが低くても凄い等級の装備が作れます】が使えなくなってしまった。
なので彼もレベルをあげないと凄いNPCに戻れない。そうなると伝説の装備が作れなくなって後々大変なことになってしまう。早急に彼のレベルをあげる必要があるのだ。
「説明しましたよね? 戦闘職のレベルをあげないと等級がこれ以上上がらないんです」
「聞いた! 聞いたが納得できん! 儂はSランクの装備が作れるんじゃぞ!」
「本当に作れるんですか?」
「……作れたもん」
「可愛く言ってもダメ!」
ルドマンさんが涙目で訴えてきてる。おじさんがそんな可愛く言っても可愛くないよ。現実をちゃんと見定めないとな。
「ではスライムをドンドン狩ってください。僕らも狩りますから」
「ふん! 今更スライムなぞ一撃じゃ!」
僕の指示を聞いて大きくハンマーを振り上げる。振り上げにかなり時間がかかるからスライムが欠伸をして水魔法をぶっかける。水浸しのおじさんの出来上がりだ。
「な、なぜじゃ! 攻撃が遅い!」
「ん~、記憶と実力が一致してないんですね」
ゲームの世界のルドマンさんは戦闘職も強い設定になっていたのかもしれないな。今はただの一般人ってことだ。ステータスもハンマーを使える程のSTRを持っていないのかも。
「前に僕が使っていた剣を使ってください。スライムも一発です」
「あ、ああ……」
Cランクの鉄の剣を手渡すと狼狽えつつも納得してスライムと対峙した。かなりショックを受けちゃってるな。でも、頑張ってもらわないと。伝説の装備を作れるのは彼だけだからな。プレイヤーも作れない性能が一番いい装備は彼にしか作れない。僕じゃ限界がある。
「……し、師匠、僕も何かないですか?」
「え? アスノ君は困ってないでしょ?」
「あ、う……。そ、そうですよね。僕に時間裂いても意味ないですもんね」
アスノ君の声に首を傾げると彼は俯いて動かなくなってしまった。なんでやる気なくなってるんだ?
「おっと、ビッグスライムが出たぞ~。ルドマンさん石を当ててください」
「わ、わかった!」
ビッグスライムが沸いた。すぐにルドマンさんに軽い攻撃を当てさせる。こうすることで共闘したってことになって経験値が入る。アスノ君ともこうやってレベルをあげたんだよな。
「アスノ君とどめ!」
「は、はい!」
三人でビッグスライムを倒す。ルドマンさんは問題なくレベルが上がった。
この後も問題なく彼のレベルをあげることが出来て一日で10レベルまで到達。僕は20止まりでアスノ君は15。当分はレベル上げも必要ないほどになったな。近くの森じゃ限界もあるしね。
「次は鉱山へ行こうか」
ルドマンさんと分かれて宿屋に帰ってきた。食堂の席についてアスノ君に話すと彼は喜んで頷く。
「今度はゴブリンの群れは嫌ですけど」
アスノ君がそう言うと僕らの席にドカッと料理が置かれる。
「中々物騒な話をしてるな。ランカちゃん」
「ちょっとガーフさん。僕は男ですって」
にんまりと笑顔を向けてくるガーフさん。いつまで経っても女の子だと思ってるんだから。
「そんなちいせえことを気にするから嬢ちゃんなんだよ。それよりも鉱山に行って、町の為に鉄を手に入れてくるなんて大層な仕事だな。冒険者って言うのは本当に偉いぜ」
ガシガシと頭を撫でてくるガーフさん。とってもいい人なんだけど、女の子扱いしてくるんだよな。厨房から覗くスズさんに視線を送るけど首を横に振ってる。ガーフさんは一生治らないみたいだ。
「師匠は本当に凄いんです。僕やルドマンさんを鍛えてくれて。国の宝、いや! 人類の宝です!」
フンスッと鼻息高くアスノ君が声をあげる。流石に恥ずかしいな。
「お話し中失礼する」
恥ずかしがっていると背中まで伸びる赤い長い髪の女性騎士が声をかけてきた。
「今ルドマンと言ったね?」
「あ、はい……。え!?」
「ん? 私の顔に何か?」
騎士の顔をよく見ると見知った人だった。人と言うかNPCだ。
「私は【セントラルアルステード】の第二騎士団団長レッドだ。知り合いにでも似てたかな?」
「あ、はい……知り合いどころか」
僕は彼女をゲームの中で仲間にしていた。正式にはサポートキャラクターだ。呼んだ時だけ仲間として戦ってくれる助っ人のようなもの。病弱な弟を守るために強くなり、騎士団団長まで登り詰めた経歴を持つ。レッドもオルコッドに来ていたのか。これも運命かな……。
「失礼、世間話をしに来たわけじゃないんだ。本題に入る。ルドマンと言うのは鍛冶屋のルドマンで合っているか?」
「はいそうですけど」
「昼に店にいったのだが留守だった。出来れば紹介してほしいのだが」
レッドの質問に答えるアスノ君。彼女は困った様子で頼んでくる。もしかして、王都でも武器や鉄不足?
「武具の話ですか?」
「ん? この町もやはりそうか」
僕の質問に頷いて答える。やっぱり世界的に武具不足ってことか。
「城の倉庫にはあるにはある。しかし、質が落ちているのだ。Eランクの武具ばかりで……。姿形は一級品でも中身がな」
レッドさんが自分の鎧を見てため息をつく。確かにカッコいい鎧だな。綺麗な彼女が着るような服じゃないけれど。
「紹介しますよ、別に減るものじゃないですから」
「おお、そうか! ありがとう。名前を聞いてもいいかな?」
「あ、すみません自己紹介されたのに。僕はランカ、こっちはアスノ君です」
依頼を了承すると満面の笑みで喜んでくれる。自己紹介をして握手を交わすと再度机に料理が置かれた。
「偶然にも俺の宿で仲間となった。喜ばしいことだ! これは俺からのおごりだ。飲めや食えや~」
「ガーフさん。いいんですか? スズさんが凄い顔してますけど」
ガハハと笑って現れたガーフさんに厨房に視線を送りながら話す。すると彼は厨房へと首をギギギと動かして冷や汗をかく。あれはあとで大目玉だな。お金もあるしちゃんと後で払っておこう。
「そういうつもりではなかったのだが。同伴していいのか?」
「はい、大丈夫ですよ」
「では、失礼して」
僕の横に座るレッドさん。なぜかアスノ君はブスッと頬を膨らましている。最近、あの顔を見ることが多いような気がするな。
アスノ君の作った武器を持って、近くの森にやってきた。スライムへと攻撃を繰り出して感嘆の声をあげる彼に口角が上がる。
「僕の作った武器がこんなに凄いなんて!」
更に喜んで短剣をスライムへと投げるアスノ君。鋭く放たれた短剣が木をなぎ倒してスライムを貫く。凄い威力だな。それもそうか、STR3倍だもんな。まあ、たぶんこの3倍は開発者のミスだと思うけどね。30にするところを倍にしちゃった、なんて変なミスだけど。でも、それをまたアルステードさんが、そのまま現実世界にしてしまった。おかしくもなるな。
【ミスリルの短剣】攻撃力35 【付与】聖属性 STR3倍 DEF30 DEX30 INT30 MND30
「さて、次はルドマンさんですよ」
「な、なんで儂が冒険者なんぞに……」
ついてきてもらったルドマンさんに声をかけるとやる気のない様子の彼が大きなハンマーを抱える。
さてさて、生産者としてかなり凄いNPCだったルドマンさん。現実世界になってしまったということで、NPC特権の戦闘職の【レベルが低くても凄い等級の装備が作れます】が使えなくなってしまった。
なので彼もレベルをあげないと凄いNPCに戻れない。そうなると伝説の装備が作れなくなって後々大変なことになってしまう。早急に彼のレベルをあげる必要があるのだ。
「説明しましたよね? 戦闘職のレベルをあげないと等級がこれ以上上がらないんです」
「聞いた! 聞いたが納得できん! 儂はSランクの装備が作れるんじゃぞ!」
「本当に作れるんですか?」
「……作れたもん」
「可愛く言ってもダメ!」
ルドマンさんが涙目で訴えてきてる。おじさんがそんな可愛く言っても可愛くないよ。現実をちゃんと見定めないとな。
「ではスライムをドンドン狩ってください。僕らも狩りますから」
「ふん! 今更スライムなぞ一撃じゃ!」
僕の指示を聞いて大きくハンマーを振り上げる。振り上げにかなり時間がかかるからスライムが欠伸をして水魔法をぶっかける。水浸しのおじさんの出来上がりだ。
「な、なぜじゃ! 攻撃が遅い!」
「ん~、記憶と実力が一致してないんですね」
ゲームの世界のルドマンさんは戦闘職も強い設定になっていたのかもしれないな。今はただの一般人ってことだ。ステータスもハンマーを使える程のSTRを持っていないのかも。
「前に僕が使っていた剣を使ってください。スライムも一発です」
「あ、ああ……」
Cランクの鉄の剣を手渡すと狼狽えつつも納得してスライムと対峙した。かなりショックを受けちゃってるな。でも、頑張ってもらわないと。伝説の装備を作れるのは彼だけだからな。プレイヤーも作れない性能が一番いい装備は彼にしか作れない。僕じゃ限界がある。
「……し、師匠、僕も何かないですか?」
「え? アスノ君は困ってないでしょ?」
「あ、う……。そ、そうですよね。僕に時間裂いても意味ないですもんね」
アスノ君の声に首を傾げると彼は俯いて動かなくなってしまった。なんでやる気なくなってるんだ?
「おっと、ビッグスライムが出たぞ~。ルドマンさん石を当ててください」
「わ、わかった!」
ビッグスライムが沸いた。すぐにルドマンさんに軽い攻撃を当てさせる。こうすることで共闘したってことになって経験値が入る。アスノ君ともこうやってレベルをあげたんだよな。
「アスノ君とどめ!」
「は、はい!」
三人でビッグスライムを倒す。ルドマンさんは問題なくレベルが上がった。
この後も問題なく彼のレベルをあげることが出来て一日で10レベルまで到達。僕は20止まりでアスノ君は15。当分はレベル上げも必要ないほどになったな。近くの森じゃ限界もあるしね。
「次は鉱山へ行こうか」
ルドマンさんと分かれて宿屋に帰ってきた。食堂の席についてアスノ君に話すと彼は喜んで頷く。
「今度はゴブリンの群れは嫌ですけど」
アスノ君がそう言うと僕らの席にドカッと料理が置かれる。
「中々物騒な話をしてるな。ランカちゃん」
「ちょっとガーフさん。僕は男ですって」
にんまりと笑顔を向けてくるガーフさん。いつまで経っても女の子だと思ってるんだから。
「そんなちいせえことを気にするから嬢ちゃんなんだよ。それよりも鉱山に行って、町の為に鉄を手に入れてくるなんて大層な仕事だな。冒険者って言うのは本当に偉いぜ」
ガシガシと頭を撫でてくるガーフさん。とってもいい人なんだけど、女の子扱いしてくるんだよな。厨房から覗くスズさんに視線を送るけど首を横に振ってる。ガーフさんは一生治らないみたいだ。
「師匠は本当に凄いんです。僕やルドマンさんを鍛えてくれて。国の宝、いや! 人類の宝です!」
フンスッと鼻息高くアスノ君が声をあげる。流石に恥ずかしいな。
「お話し中失礼する」
恥ずかしがっていると背中まで伸びる赤い長い髪の女性騎士が声をかけてきた。
「今ルドマンと言ったね?」
「あ、はい……。え!?」
「ん? 私の顔に何か?」
騎士の顔をよく見ると見知った人だった。人と言うかNPCだ。
「私は【セントラルアルステード】の第二騎士団団長レッドだ。知り合いにでも似てたかな?」
「あ、はい……知り合いどころか」
僕は彼女をゲームの中で仲間にしていた。正式にはサポートキャラクターだ。呼んだ時だけ仲間として戦ってくれる助っ人のようなもの。病弱な弟を守るために強くなり、騎士団団長まで登り詰めた経歴を持つ。レッドもオルコッドに来ていたのか。これも運命かな……。
「失礼、世間話をしに来たわけじゃないんだ。本題に入る。ルドマンと言うのは鍛冶屋のルドマンで合っているか?」
「はいそうですけど」
「昼に店にいったのだが留守だった。出来れば紹介してほしいのだが」
レッドの質問に答えるアスノ君。彼女は困った様子で頼んでくる。もしかして、王都でも武器や鉄不足?
「武具の話ですか?」
「ん? この町もやはりそうか」
僕の質問に頷いて答える。やっぱり世界的に武具不足ってことか。
「城の倉庫にはあるにはある。しかし、質が落ちているのだ。Eランクの武具ばかりで……。姿形は一級品でも中身がな」
レッドさんが自分の鎧を見てため息をつく。確かにカッコいい鎧だな。綺麗な彼女が着るような服じゃないけれど。
「紹介しますよ、別に減るものじゃないですから」
「おお、そうか! ありがとう。名前を聞いてもいいかな?」
「あ、すみません自己紹介されたのに。僕はランカ、こっちはアスノ君です」
依頼を了承すると満面の笑みで喜んでくれる。自己紹介をして握手を交わすと再度机に料理が置かれた。
「偶然にも俺の宿で仲間となった。喜ばしいことだ! これは俺からのおごりだ。飲めや食えや~」
「ガーフさん。いいんですか? スズさんが凄い顔してますけど」
ガハハと笑って現れたガーフさんに厨房に視線を送りながら話す。すると彼は厨房へと首をギギギと動かして冷や汗をかく。あれはあとで大目玉だな。お金もあるしちゃんと後で払っておこう。
「そういうつもりではなかったのだが。同伴していいのか?」
「はい、大丈夫ですよ」
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