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第八章 倍倍
第十四話 アステリア・シリカ
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私はシリカ...
私の愛した人は子供...
とても可愛らしくてとても強かった彼はいつでも笑顔で私達を楽しませてくれた。
毎日毎日が楽しくてこの時間は一生続くものだと思っていたの。
だけど終わりはいつか来るもの、私はそれが怖くてしょうがなかった。
だってシスターが言っていたの、私のお父様とお母様は私を幸せにするために預けたんだって。それは私にとっての幸せを思った両親の行動だったけど実際は違う。
両親は幸せが終わって破滅に向かう前に私を孤児院に預けたの、そう、終わりが来てしまった。私は両親のおかげで生きてこられたけど。
幸せはいつか終わりがくる。その終わりが私の寿命ならいいの。最悪を見ないですむから...
「シリカ..」
私を心配してベッドに体を預けて眠るララ、いつの間にか人の心配ができるほどに大きく頼りになる存在になってた。だけどダメなの。
私は最悪を見たくない。生きている意味を無くすから...
でも私の好きな人がそれを許してくれない。とても暖かい魔法が私を包んで生きながらえさせる。
私は食事をしていないのに生きられる。体はとても細くなったけど生きていられる。だけど私はそれを望んでないの...
あの日から私の好きな人は顔を見せてくれない。私を嫌いになったのかな...それでもいい、私はこのままこの部屋で最後を迎えるの。
勝手に流れてくる涙はどこから来るのだろう。私は悲しいのかな?。そんな事を考えながら目を瞑る。定期的に暖かい魔法が私の体を包むのがわかる。その魔法が来る間はあの人の心に私がいる証拠、何だか悲しい。
私は両親を失った悲しみを知っているのにそれをあの人に与えてしまおうとしている。私はずるいのかな?だってあの人は先に死のうとしているんだよ。先に死んで待っていてもいいじゃない。
その間も何度も何度も暖かい魔法が私を包んだ。その魔法の間隔は一瞬だったのか一日なのかわからないけど私を包んだ。
私はずっと目を瞑り眠る。あの人が作る絵本のお姫様みたい、魔女のリンゴを食べてしまって王子様のキスで起きる話。でもこれはあんないい話じゃない。私は先に旅立ちたいと思っているのだから。
風が私をなでる。私はまるで飛んでいるよう。
ふと私は目を開けた。目を開けると天井はなくて空が見えた。私は体を起こして辺りを見るとそこには一面のお花畑。
「シリカさん、これは全部あなたの為に作りました。どうか受け取ってください」
ジーニ様が執事のような黒い服を着てお辞儀していた。私はわけがわからずにベッドから立ち上がろうとする。
「シリカさんにはやっぱり純白のドレスだよね」
私の寝間着のような服が一瞬で純白のドレスに変わる。この時、私は理解したの。ここは天国何だって、だから私はされるがまま。最後の記憶位良い物で終わりたいから。
「シリカさんの綺麗な青い髪が台無しだね」
夢の中のジーニ様が私の髪を撫でる。撫でた髪は蒼から青に輝き綺麗になっていく。やっぱり私の勝手な夢何だと思ってジーニ様に微笑んだ。ジーニ様もそれに答えて笑顔を向けてくれた。
「シリカさん、無理しないで座っていてね」
私をベッドに座らせると空から天使が二人舞い降りて言葉を投げかけた。
「汝、ジーニはシリカを愛すると誓うか?」
「はい!、もちろん一生愛します」
ふふ、ライ様とレイ様だわ。これは私の願望、だから二人共話せるのね。これはジーニ様との結婚式なんだわ。
自分の本心だと思って笑う私。何だか涙が出てくる。
「汝、シリカはジーニを愛すると誓うか?」
「はい!、私はジーニ様を愛しています」
そう、私はジーニ様が大好き。好きだからこそ先に...。
「では、二人共誓いのキスを」
チュ
向き合って私はジーニ様の唇にキスをした。ジーニ様の顔はみるみる赤くなって照れ隠しに頭を掻いてた。やっぱり私はジーニ様が好き。
「あ、忘れてた。...指輪の交換を..」
ライ様が二つの指輪を慌てて取り出してる。本当はそっちが先だったみたい。
「全くお兄ちゃんは締まらないんだから」
レイ様に怒られるライ様は申し訳なさそうに俯いてる。それを笑顔で見てたジー二様は指輪を受け取って私の手を取った。
ジーニ様の持つ指輪はピンクのダイヤが散りばめられたリングに大きな黄色のダイヤがはめられていた。とても綺麗で私は目を奪われた。
「このリングには名前を付けました。このリングの名前はアステリア・シリカ。あなたの名前です」
ジーニ様の言葉と笑顔で前が見えなくなった。私は嬉しすぎて涙が出ている事に気付いて涙を拭おうと思ったら後ろからハンカチが私の目へと添えられた。
「シリカお姉ちゃん、お兄ちゃんをよろしくね」
ジャンヌ様が私の涙を拭ってくれた。私は嬉しくてしょうがない。だけどこれは夢、私は死んでしまったのだから。
私は静かに目を瞑った。
「シリカさん、シリカさん?」
「え?」
私は目を瞑って夢の終わりを待った。だけどそれは来なかった。ジーニ様が驚いた顔で残っている指輪を差し出してた。
「え?これは夢じゃないんですか?」
「そんなわけないじゃない」
私はきょとんとして話すとジャンヌ様に怒られてしまった。
本当にこれは夢じゃないの?。
「じゃあ、ライ様とレイ様が話しているのは?」
「二人は最近話せるようになったのよ」
ええ!、ジャンヌ様もそうだったけど早すぎるのでは?。
夢の可能性が無くなってくると共に私の心は弾んでいく。私はジーニ様の妻になったのだと実感がわいてくる。
「シリカさん、僕にも指輪を」
「・・・いやです」
「「「ええ!!」」」
さっきまで私はとても嬉しかった。だけどジーニ様はこれを終わらせると帰ってこないかもしれない、そう思った私は指輪を奪ってそう言ったの。
「私と結婚をしたかったらもう一度ここでプロポーズをしてください。世界を平和にしてから」
私は涙しそうな顔でそう言った。ジーニ様が諦めるほどに今回はあぶないものなんだと分かっているのに私はジーニ様を困らせる。だけどジーニ様は微笑んで私に抱きついた。
「わかりました。僕は世界を平和にして帰ってきます。だからシリカさんも元気でいてください」
「..はい」
私はもう一個の指輪を右手人差し指にはめて返事をした。
右手人差し指にはめた指輪のおかげでジーニ様は私を見つめてくれているような気がして嬉しかった。
私はベッドと一緒に家に帰るとララに泣いて抱きつかれた。
「お腹すいたのね、すぐに食事にしましょう。私もお腹が空いたから」
「え?...うん!!」
ララは子供みたいに喜んでいた。その姿を見ていたみんなもリビングに集まってくる。復帰早々に大仕事だわ。でも体が軽い、またジーニ様の悪い癖で指輪が凄いものなんだと思う。
[エンゲージリング] ペアリングであるこの二対のリングが近くに存在する時、全ステータスが2倍に跳ね上がる。
やっぱりね。
私の愛した人は子供...
とても可愛らしくてとても強かった彼はいつでも笑顔で私達を楽しませてくれた。
毎日毎日が楽しくてこの時間は一生続くものだと思っていたの。
だけど終わりはいつか来るもの、私はそれが怖くてしょうがなかった。
だってシスターが言っていたの、私のお父様とお母様は私を幸せにするために預けたんだって。それは私にとっての幸せを思った両親の行動だったけど実際は違う。
両親は幸せが終わって破滅に向かう前に私を孤児院に預けたの、そう、終わりが来てしまった。私は両親のおかげで生きてこられたけど。
幸せはいつか終わりがくる。その終わりが私の寿命ならいいの。最悪を見ないですむから...
「シリカ..」
私を心配してベッドに体を預けて眠るララ、いつの間にか人の心配ができるほどに大きく頼りになる存在になってた。だけどダメなの。
私は最悪を見たくない。生きている意味を無くすから...
でも私の好きな人がそれを許してくれない。とても暖かい魔法が私を包んで生きながらえさせる。
私は食事をしていないのに生きられる。体はとても細くなったけど生きていられる。だけど私はそれを望んでないの...
あの日から私の好きな人は顔を見せてくれない。私を嫌いになったのかな...それでもいい、私はこのままこの部屋で最後を迎えるの。
勝手に流れてくる涙はどこから来るのだろう。私は悲しいのかな?。そんな事を考えながら目を瞑る。定期的に暖かい魔法が私の体を包むのがわかる。その魔法が来る間はあの人の心に私がいる証拠、何だか悲しい。
私は両親を失った悲しみを知っているのにそれをあの人に与えてしまおうとしている。私はずるいのかな?だってあの人は先に死のうとしているんだよ。先に死んで待っていてもいいじゃない。
その間も何度も何度も暖かい魔法が私を包んだ。その魔法の間隔は一瞬だったのか一日なのかわからないけど私を包んだ。
私はずっと目を瞑り眠る。あの人が作る絵本のお姫様みたい、魔女のリンゴを食べてしまって王子様のキスで起きる話。でもこれはあんないい話じゃない。私は先に旅立ちたいと思っているのだから。
風が私をなでる。私はまるで飛んでいるよう。
ふと私は目を開けた。目を開けると天井はなくて空が見えた。私は体を起こして辺りを見るとそこには一面のお花畑。
「シリカさん、これは全部あなたの為に作りました。どうか受け取ってください」
ジーニ様が執事のような黒い服を着てお辞儀していた。私はわけがわからずにベッドから立ち上がろうとする。
「シリカさんにはやっぱり純白のドレスだよね」
私の寝間着のような服が一瞬で純白のドレスに変わる。この時、私は理解したの。ここは天国何だって、だから私はされるがまま。最後の記憶位良い物で終わりたいから。
「シリカさんの綺麗な青い髪が台無しだね」
夢の中のジーニ様が私の髪を撫でる。撫でた髪は蒼から青に輝き綺麗になっていく。やっぱり私の勝手な夢何だと思ってジーニ様に微笑んだ。ジーニ様もそれに答えて笑顔を向けてくれた。
「シリカさん、無理しないで座っていてね」
私をベッドに座らせると空から天使が二人舞い降りて言葉を投げかけた。
「汝、ジーニはシリカを愛すると誓うか?」
「はい!、もちろん一生愛します」
ふふ、ライ様とレイ様だわ。これは私の願望、だから二人共話せるのね。これはジーニ様との結婚式なんだわ。
自分の本心だと思って笑う私。何だか涙が出てくる。
「汝、シリカはジーニを愛すると誓うか?」
「はい!、私はジーニ様を愛しています」
そう、私はジーニ様が大好き。好きだからこそ先に...。
「では、二人共誓いのキスを」
チュ
向き合って私はジーニ様の唇にキスをした。ジーニ様の顔はみるみる赤くなって照れ隠しに頭を掻いてた。やっぱり私はジーニ様が好き。
「あ、忘れてた。...指輪の交換を..」
ライ様が二つの指輪を慌てて取り出してる。本当はそっちが先だったみたい。
「全くお兄ちゃんは締まらないんだから」
レイ様に怒られるライ様は申し訳なさそうに俯いてる。それを笑顔で見てたジー二様は指輪を受け取って私の手を取った。
ジーニ様の持つ指輪はピンクのダイヤが散りばめられたリングに大きな黄色のダイヤがはめられていた。とても綺麗で私は目を奪われた。
「このリングには名前を付けました。このリングの名前はアステリア・シリカ。あなたの名前です」
ジーニ様の言葉と笑顔で前が見えなくなった。私は嬉しすぎて涙が出ている事に気付いて涙を拭おうと思ったら後ろからハンカチが私の目へと添えられた。
「シリカお姉ちゃん、お兄ちゃんをよろしくね」
ジャンヌ様が私の涙を拭ってくれた。私は嬉しくてしょうがない。だけどこれは夢、私は死んでしまったのだから。
私は静かに目を瞑った。
「シリカさん、シリカさん?」
「え?」
私は目を瞑って夢の終わりを待った。だけどそれは来なかった。ジーニ様が驚いた顔で残っている指輪を差し出してた。
「え?これは夢じゃないんですか?」
「そんなわけないじゃない」
私はきょとんとして話すとジャンヌ様に怒られてしまった。
本当にこれは夢じゃないの?。
「じゃあ、ライ様とレイ様が話しているのは?」
「二人は最近話せるようになったのよ」
ええ!、ジャンヌ様もそうだったけど早すぎるのでは?。
夢の可能性が無くなってくると共に私の心は弾んでいく。私はジーニ様の妻になったのだと実感がわいてくる。
「シリカさん、僕にも指輪を」
「・・・いやです」
「「「ええ!!」」」
さっきまで私はとても嬉しかった。だけどジーニ様はこれを終わらせると帰ってこないかもしれない、そう思った私は指輪を奪ってそう言ったの。
「私と結婚をしたかったらもう一度ここでプロポーズをしてください。世界を平和にしてから」
私は涙しそうな顔でそう言った。ジーニ様が諦めるほどに今回はあぶないものなんだと分かっているのに私はジーニ様を困らせる。だけどジーニ様は微笑んで私に抱きついた。
「わかりました。僕は世界を平和にして帰ってきます。だからシリカさんも元気でいてください」
「..はい」
私はもう一個の指輪を右手人差し指にはめて返事をした。
右手人差し指にはめた指輪のおかげでジーニ様は私を見つめてくれているような気がして嬉しかった。
私はベッドと一緒に家に帰るとララに泣いて抱きつかれた。
「お腹すいたのね、すぐに食事にしましょう。私もお腹が空いたから」
「え?...うん!!」
ララは子供みたいに喜んでいた。その姿を見ていたみんなもリビングに集まってくる。復帰早々に大仕事だわ。でも体が軽い、またジーニ様の悪い癖で指輪が凄いものなんだと思う。
[エンゲージリング] ペアリングであるこの二対のリングが近くに存在する時、全ステータスが2倍に跳ね上がる。
やっぱりね。
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