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第四章 ルインズガル大陸
第十七話 ゲスな男
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「ジーニちゃん」
「ん?どうしたのフローラちゃん?」
フローラちゃんが僕を抱き上げた。何かあったのかなと思っているとフローラちゃんが北東を指さした。
「いっぱい人がいたの」
「え?本当に?」
どうやら昨日の散歩と言う名の狩り中に見たらしい。フローラちゃんは敵かどうかを僕に確認したかったみたい。
「じゃあ一緒に確認しに行こうか」
「うん!」
フローラちゃんは何故だか大喜びで僕を掲げて回る。僕が目が回るまで回り続けて落ち着いたころには僕は千鳥足に....フローラちゃんのステータスでメリ-ゴーランドはきつい。
回った地面がくぼんでるよ。フローラちゃんはこの時をもってヒューマントルネードの称号を与えようなんちゃってね。
僕らはアステリアの上空へ行くと山の尾根に人が集まっているのが見えた。アステリアから丁度見えない角度になってる。という事は見えないようにしているともいえるだろう。
僕とフローラちゃんはその集団のいる山へと空を飛んで近づいていく。
「ジーニちゃん危ない!」
「あ」
集団から放たれた炎の槍が僕に直撃した。フローラちゃんはそれを見て苛立ち、今にも突撃しそうだったけど僕が引き留める。
「フローラちゃん、落ち着いて。こんなのハエが乗ったくらいの衝撃だから」
「でもジーニちゃんに攻撃したんだよ」
「まあそうなんだけど。兵士の人達は上の命令で動いてる人が大半だから仕方なく攻撃してくるんだよ」
「たまにジーニちゃんの言ってる事わからなくなる」
フローラちゃんは攻撃されたら反撃してもいいという理論が成り立ってるみたい。でも僕らはほぼ敵なしの強さを持ってるんだよね。強者には弱者を守る義務があると思うんだ。
強者に命令されて言う事聞かされている人達を虐殺するのは何か違うと思うんだ。
「すっごい攻撃してきてるよ」
「ん~。まあいいんじゃない?。そのうちMP切れ起すから待ってようか」
僕とフローラちゃんは宙に浮いたまま待機。話している間もとめどなく魔法や弓による攻撃があったんだけど無視してフローラちゃんと雑談中。
最近コクエンが子供を授かったんだってさ。今度会わせてもらおうかな。というかコクエンって奥さんいたのね。
その子供達は5匹居て、一匹はフローラちゃんと契約したらしいんだけど、あと4匹の引き取りてを探してるんだってさ。募集すれば一瞬で解決するだろうけどね。
そうこう話しているうちに魔法がこなくなった。MP切れを起こしたみたいだね。魔法使いっぽいローブを着た人達が膝ついてる。
しかしMP切れを起こすまで僕らに魔法放つってどんだけ馬鹿なの?死ぬの?。まあいいや、では降り立ちましょう。
「化物だ!化物が来たぞ!」
方々からそんなこえが聞こえてくる。
失礼しちゃうね。こんなに可愛い子供なのに。ちなみに僕は3歳になったのでほぼ立っていられるよ。偉いでしょ?。
「・・・お前が噂のアステリアのジーニか」
偉そうな男が数人引き連れて僕の前に現れた。男はフローラちゃんを見やるとニヤっと笑った。少し不快だね。
「それで?何か用か?」
「それはこっちのセリフだよ。君らは旗も立てていないけどどこの国の人達なんだい?」
今の所一つの国しかないんだけどちゃんと確認する。
「俺達はただの盗賊団だ。君らを狙っているわけじゃないさ」
男はそう話す。だけど装備を見ると明らかに盗賊のレベルを超えてる。
それに規模も団なんてもんじゃない。尾根を上空から見たけど森で生い茂ってる山に所々テントの頭が見えてる。その見えている範囲だけでも5000は人がいそうだよ。
これが盗賊だったら大陸全土で街が襲われて凄い事になっちゃうよ。そう思って僕は怪訝な顔を男に向ける。
「やはり子供らしくない顔をするんだな。....ではこうしようその女を置いて行け。そうすれば俺達は引き下がるぜ」
男の言葉に呼応するように取り巻き達が薄ら笑いを浮かべる。
「ん?どうしたのフローラちゃん?」
フローラちゃんが僕を抱き上げた。何かあったのかなと思っているとフローラちゃんが北東を指さした。
「いっぱい人がいたの」
「え?本当に?」
どうやら昨日の散歩と言う名の狩り中に見たらしい。フローラちゃんは敵かどうかを僕に確認したかったみたい。
「じゃあ一緒に確認しに行こうか」
「うん!」
フローラちゃんは何故だか大喜びで僕を掲げて回る。僕が目が回るまで回り続けて落ち着いたころには僕は千鳥足に....フローラちゃんのステータスでメリ-ゴーランドはきつい。
回った地面がくぼんでるよ。フローラちゃんはこの時をもってヒューマントルネードの称号を与えようなんちゃってね。
僕らはアステリアの上空へ行くと山の尾根に人が集まっているのが見えた。アステリアから丁度見えない角度になってる。という事は見えないようにしているともいえるだろう。
僕とフローラちゃんはその集団のいる山へと空を飛んで近づいていく。
「ジーニちゃん危ない!」
「あ」
集団から放たれた炎の槍が僕に直撃した。フローラちゃんはそれを見て苛立ち、今にも突撃しそうだったけど僕が引き留める。
「フローラちゃん、落ち着いて。こんなのハエが乗ったくらいの衝撃だから」
「でもジーニちゃんに攻撃したんだよ」
「まあそうなんだけど。兵士の人達は上の命令で動いてる人が大半だから仕方なく攻撃してくるんだよ」
「たまにジーニちゃんの言ってる事わからなくなる」
フローラちゃんは攻撃されたら反撃してもいいという理論が成り立ってるみたい。でも僕らはほぼ敵なしの強さを持ってるんだよね。強者には弱者を守る義務があると思うんだ。
強者に命令されて言う事聞かされている人達を虐殺するのは何か違うと思うんだ。
「すっごい攻撃してきてるよ」
「ん~。まあいいんじゃない?。そのうちMP切れ起すから待ってようか」
僕とフローラちゃんは宙に浮いたまま待機。話している間もとめどなく魔法や弓による攻撃があったんだけど無視してフローラちゃんと雑談中。
最近コクエンが子供を授かったんだってさ。今度会わせてもらおうかな。というかコクエンって奥さんいたのね。
その子供達は5匹居て、一匹はフローラちゃんと契約したらしいんだけど、あと4匹の引き取りてを探してるんだってさ。募集すれば一瞬で解決するだろうけどね。
そうこう話しているうちに魔法がこなくなった。MP切れを起こしたみたいだね。魔法使いっぽいローブを着た人達が膝ついてる。
しかしMP切れを起こすまで僕らに魔法放つってどんだけ馬鹿なの?死ぬの?。まあいいや、では降り立ちましょう。
「化物だ!化物が来たぞ!」
方々からそんなこえが聞こえてくる。
失礼しちゃうね。こんなに可愛い子供なのに。ちなみに僕は3歳になったのでほぼ立っていられるよ。偉いでしょ?。
「・・・お前が噂のアステリアのジーニか」
偉そうな男が数人引き連れて僕の前に現れた。男はフローラちゃんを見やるとニヤっと笑った。少し不快だね。
「それで?何か用か?」
「それはこっちのセリフだよ。君らは旗も立てていないけどどこの国の人達なんだい?」
今の所一つの国しかないんだけどちゃんと確認する。
「俺達はただの盗賊団だ。君らを狙っているわけじゃないさ」
男はそう話す。だけど装備を見ると明らかに盗賊のレベルを超えてる。
それに規模も団なんてもんじゃない。尾根を上空から見たけど森で生い茂ってる山に所々テントの頭が見えてる。その見えている範囲だけでも5000は人がいそうだよ。
これが盗賊だったら大陸全土で街が襲われて凄い事になっちゃうよ。そう思って僕は怪訝な顔を男に向ける。
「やはり子供らしくない顔をするんだな。....ではこうしようその女を置いて行け。そうすれば俺達は引き下がるぜ」
男の言葉に呼応するように取り巻き達が薄ら笑いを浮かべる。
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