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第三章 建国
第二十四話 アステリア城壁戦②
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南門、ツヴァイ。
「お~お~、大盛況だな」
東門と同じように堀の向こうでゴブリン達は壁を作っている。だがこちらも東と同じように動きが見受けられない。
「ふむ、あちらが動かないのであれば俺が動くまでだ」
ツヴァイはその素早さで将を討つことを得意としている。なのでこのような雑魚の集団を相手にするのはあまり得意ではない。だが、
「はっはっは~。やはりゴブリンでは相手にもならないな」
ツヴァイはツインディアでゴブリン達の首を狩っていく。ゴブリン達はツヴァイを視線に入れるとそれを最後に絶命する。幾重もの残像を残してツヴァイは天をかける。
「よ~し、一旦退避。っと」
ジーニ程とは行かないがツヴァイもゴブリンを圧倒している。ツヴァイは戦場経験豊富なため無理はしない。一気に全滅させようとはしないのだ。
ジーニのおかげで籠城戦に強い城壁になっているのも安心の種ではあるが時間を惜しまず使っていく。
「しかし、一向に動かないな。今までの経験上、魔物が戦略を使ってきた事はないのだが。こりゃ、人間とやっていると思った方がいいかもしれん」
ツヴァイは顎に手を当てて考える。そして西側を見て考察する。
「なるほどな。一番人のいないエリアをせめるつもりか」
ツヴァイは西側に行こうとしたが留まる。ある程度南もアステリアの住人や獣人がいるが流石にまだあの数を城壁と言う優位があると言っても厳しいだろう。
ツヴァイは南門の掃討に尽力していく。
北門、キーファとガウ。
「うは~凄い」
「これをどうしろと?」
キーファは若干嬉しそうに呟き、ガウは愕然としている。
ガウは獣人だが普通の住人なのだ。この反応が普通である。キーファや他のアステリアの人達の反応が異常なのだろう。
「よ~っし、みんな投擲準備」
「「「「「応っ!」」」」」
獣人以外のアステリアの人達が拳だいの石を掲げる。そして、
ギャ!
グゲ!
ピギャ!
ゴブリン達の脳天に直撃していく。城壁から20メートル程離れているのだがアステリアの投擲は軽く届き更にゴブリンの頭を砕くほどの威力を発揮している。
「よっしゃ。4匹目」
キーファは喜びの声を上げた。しかしあのゴブリンの壁の4匹程倒しても何でもない。しかしアステリアの住人は50人程で投擲をしている。平均4人であるので200匹仕留める事に成功した。
それでもなおゴブリン達は動こうとしない。不思議に思いつつも北門を守っているキーファ達は投擲を再開していく。
「う~ん?」
僕はアステリアの上空で首を傾げる。全く動かない三方向のゴブリン。西の壁には壊せるはずもないのに壁へと攻撃を繰り返している。アスハさん達を狙ってきただけならこんな無謀な戦闘をするはずがない。でもそれなら何でこんな無謀な事をしているのだろうと僕は悩んでいるのだった。
「確実に指揮をしている人がいるはず~」
僕は神眼の範囲を上げて周りを見渡す。すると不思議なことに北東の森に円状に陣を構えているオークの集団が見えた。オークたちはゴブリンに戦闘させてこちらの動きを見ていたようだ。そしてその陣の中央に顔に傷のある如何にもなオークが大きめの椅子に座り頬杖をついていた。
「ふ~ん....あれが大将かな?」
僕はその大将の真ん前へと舞い降りる。
不意に現れた僕に大将のオークを守るように中々強そうな鎧を着たオークが立ちふさがった。
「...赤子...何者だ」
お~、言葉話せるんだね。よかった。
「僕はアステリア・ジーニだよ。見ての通り赤ん坊さ。君達は?」
自己紹介をして相手の出方を見る。僕は指を咥えて赤ん坊っぽく振舞う。だけど油断せずに全身に魔力を纏っている僕はとても凶悪に映っているのだろう。オークたちは汗をかき若干震えている。
「...私はオークキング。オークの王だ」
ジェネラルどころかキングが来ちゃったみたいだね。まさかしてこの前を塞いでいるオークがジェネラルかな?4匹いるんだけど...。
「それはそれはご丁寧に....で?何でこのアステリアを攻めているの?」
僕は圧を上げて聞く。オークキングは油汗だろうか顔を引きつらせて口を開く。
「..主人の命令だ」
「主人?。その主人って誰?」
「...それは...」
オークキングは僕の問いに顔を歪める。流石にそう簡単に主人を言うわけはないか。
僕は自分にそう言い聞かせて違う質問に変える。
「言えないんだったらいいよ。戦闘をやめてくれたらそれでいいから。帰ってくれる?こっちの被害はないし」
「・・・・」
僕の提案にオークキングは目を見開き驚く。そして俯いてすぐに首を横に振った。
その一瞬で、ここで逃げた時の事を考えたのだろう。ここで逃げるという事は主人に背くという事だ。それを主人が許してくれるはずもない。
僕はそうなると分かっていても聞きたかった。話せる相手ならば分かり合えると思っていたからだ。だけど魔物達は多くの血を流してしまった、まあ主に僕が殺しているんだけどね。
「私にも意地という物がある。そう易々と殺されてはやれんぞ!」
オークキングは椅子から立ち上がると横の地面に刺してあった、切っ先が錨のように広がっている大剣を抜き去る。そして眼前で掲げると天から落雷が剣へと落ちた。
「我らに仇成す存在。命を賭してお前を狩る!!」
オークキングの口上と共にオークジェネラルが左右に割れて僕へと槍を突き刺した。
僕は体を浮かせて上へ避ける。避けてから槍の切っ先にのっかっているとオークキングの大剣が僕を切り裂こうと振り下ろされた。
「今度こそ成功させる!!」
僕はこの瞬間をずっと待っていた。今まで剣を使ってきた人たちがいなかったのでもどかしかったんだよね。
「ハッ!」
「な!!」
あう、力み過ぎでオークキングの大剣の切っ先を粉砕しちゃった。僕は真剣白刃取りを成功させようとしたのだけど力み過ぎて挟んだところが木っ端みじんになっちゃった。そして剣は勢いそのままで僕のおでこに。も~何であの剣、錨みたいに広がっているの....広がってなければ僕の手で止まっていたのに。
「王を守れ!」
「待て!」
オークジェネラルが王を守ろうと前にでて僕へと槍を放った。王の号令で槍は僕の眼前で止まる。
ちょっと目を閉じちゃったのは内緒だよ。
「どうか..どうか部下達だけでも助けてやってくれ」
「「「王...」」」
オークキングは僕の前で土下座をした。どうやらこの世界でもこの恰好が最大の敬意らしい。
「でも君達はこれからも人間を襲うでしょ?」
「...極力襲わないと誓う。」
「君正直者だね」
ここで絶対に襲わせない何て言ったらその瞬間ここら一帯を吹き飛ばそうと思っていたけど少しこの正直者に興味を持っちゃった。
「君は何でこんな勝てない試合を延々とやっていたの?」
「主人の命令だ。ただいればいいと言われていた。壁の強度を調べろと」
「....ふ~ん」
これはかなりきな臭い。魔物を使ってアステリアの強度を調べていたって事か。
「じゃあ。その主人は...と言うよりも君は奴隷なのかな?」
「...ああ」
オークキングは僕の問いに頷いた。どうやら魔物も奴隷紋を刻むことが出来るようだ。そしてその主人は暖かい所で結果を待っているという事かな?。なんて厚かましいんだ。
「って事は主人の名前を言えない制約みたいなのがあるって事でいいかな?」
「...ああ」
オークキングは絶望した顔でうつむき頷いた。
そこで僕は[ピュア]を唱えた。
「な、なんだこの光は!」
「「「王!!」」」
魔法初体験なのかな。凄く心配しているオークジェネラル達。でも大丈夫ただ奴隷の魔法を消しただけだから。
「これはどういう事だ」
「もう主人の名前を言っても大丈夫だよ。聞かせて」
オークキングは困惑した様子で主人の名前の頭文字を口からもらしてみた。通常ならば頭文字でさえ出せないはずなのだが今ならすぐにでもフルネームを言えることに気付く。
「アダマイオス!アダマイオス・エンリックだ!!」
オークキングは歓喜して叫んだ。僕はその名前に聞き覚えもない。お父様にでも聞いてみようかな。
「じゃあ君は自由の身だよ。でも人間を襲うのはやめなよ。今度は殺さなくちゃいけなくなる」
「ああ、奴隷から解放してくれたんだ。その恩人に恥はかかせん!。だがアダマイオスには報いを受けさせる」
「そこらへんは勝手にやっていいけどすぐにゴブリン達を街から離した方がいいよ....全滅しちゃう」
フローラちゃんの高揚が魔力の波動でわかった僕はオークキングに忠告をする。するとすぐにオークキングは部隊に撤退を告げさせる。
アステリアの初めての戦争は難なくアステリアの勝利で終焉を迎えた。
「お~お~、大盛況だな」
東門と同じように堀の向こうでゴブリン達は壁を作っている。だがこちらも東と同じように動きが見受けられない。
「ふむ、あちらが動かないのであれば俺が動くまでだ」
ツヴァイはその素早さで将を討つことを得意としている。なのでこのような雑魚の集団を相手にするのはあまり得意ではない。だが、
「はっはっは~。やはりゴブリンでは相手にもならないな」
ツヴァイはツインディアでゴブリン達の首を狩っていく。ゴブリン達はツヴァイを視線に入れるとそれを最後に絶命する。幾重もの残像を残してツヴァイは天をかける。
「よ~し、一旦退避。っと」
ジーニ程とは行かないがツヴァイもゴブリンを圧倒している。ツヴァイは戦場経験豊富なため無理はしない。一気に全滅させようとはしないのだ。
ジーニのおかげで籠城戦に強い城壁になっているのも安心の種ではあるが時間を惜しまず使っていく。
「しかし、一向に動かないな。今までの経験上、魔物が戦略を使ってきた事はないのだが。こりゃ、人間とやっていると思った方がいいかもしれん」
ツヴァイは顎に手を当てて考える。そして西側を見て考察する。
「なるほどな。一番人のいないエリアをせめるつもりか」
ツヴァイは西側に行こうとしたが留まる。ある程度南もアステリアの住人や獣人がいるが流石にまだあの数を城壁と言う優位があると言っても厳しいだろう。
ツヴァイは南門の掃討に尽力していく。
北門、キーファとガウ。
「うは~凄い」
「これをどうしろと?」
キーファは若干嬉しそうに呟き、ガウは愕然としている。
ガウは獣人だが普通の住人なのだ。この反応が普通である。キーファや他のアステリアの人達の反応が異常なのだろう。
「よ~っし、みんな投擲準備」
「「「「「応っ!」」」」」
獣人以外のアステリアの人達が拳だいの石を掲げる。そして、
ギャ!
グゲ!
ピギャ!
ゴブリン達の脳天に直撃していく。城壁から20メートル程離れているのだがアステリアの投擲は軽く届き更にゴブリンの頭を砕くほどの威力を発揮している。
「よっしゃ。4匹目」
キーファは喜びの声を上げた。しかしあのゴブリンの壁の4匹程倒しても何でもない。しかしアステリアの住人は50人程で投擲をしている。平均4人であるので200匹仕留める事に成功した。
それでもなおゴブリン達は動こうとしない。不思議に思いつつも北門を守っているキーファ達は投擲を再開していく。
「う~ん?」
僕はアステリアの上空で首を傾げる。全く動かない三方向のゴブリン。西の壁には壊せるはずもないのに壁へと攻撃を繰り返している。アスハさん達を狙ってきただけならこんな無謀な戦闘をするはずがない。でもそれなら何でこんな無謀な事をしているのだろうと僕は悩んでいるのだった。
「確実に指揮をしている人がいるはず~」
僕は神眼の範囲を上げて周りを見渡す。すると不思議なことに北東の森に円状に陣を構えているオークの集団が見えた。オークたちはゴブリンに戦闘させてこちらの動きを見ていたようだ。そしてその陣の中央に顔に傷のある如何にもなオークが大きめの椅子に座り頬杖をついていた。
「ふ~ん....あれが大将かな?」
僕はその大将の真ん前へと舞い降りる。
不意に現れた僕に大将のオークを守るように中々強そうな鎧を着たオークが立ちふさがった。
「...赤子...何者だ」
お~、言葉話せるんだね。よかった。
「僕はアステリア・ジーニだよ。見ての通り赤ん坊さ。君達は?」
自己紹介をして相手の出方を見る。僕は指を咥えて赤ん坊っぽく振舞う。だけど油断せずに全身に魔力を纏っている僕はとても凶悪に映っているのだろう。オークたちは汗をかき若干震えている。
「...私はオークキング。オークの王だ」
ジェネラルどころかキングが来ちゃったみたいだね。まさかしてこの前を塞いでいるオークがジェネラルかな?4匹いるんだけど...。
「それはそれはご丁寧に....で?何でこのアステリアを攻めているの?」
僕は圧を上げて聞く。オークキングは油汗だろうか顔を引きつらせて口を開く。
「..主人の命令だ」
「主人?。その主人って誰?」
「...それは...」
オークキングは僕の問いに顔を歪める。流石にそう簡単に主人を言うわけはないか。
僕は自分にそう言い聞かせて違う質問に変える。
「言えないんだったらいいよ。戦闘をやめてくれたらそれでいいから。帰ってくれる?こっちの被害はないし」
「・・・・」
僕の提案にオークキングは目を見開き驚く。そして俯いてすぐに首を横に振った。
その一瞬で、ここで逃げた時の事を考えたのだろう。ここで逃げるという事は主人に背くという事だ。それを主人が許してくれるはずもない。
僕はそうなると分かっていても聞きたかった。話せる相手ならば分かり合えると思っていたからだ。だけど魔物達は多くの血を流してしまった、まあ主に僕が殺しているんだけどね。
「私にも意地という物がある。そう易々と殺されてはやれんぞ!」
オークキングは椅子から立ち上がると横の地面に刺してあった、切っ先が錨のように広がっている大剣を抜き去る。そして眼前で掲げると天から落雷が剣へと落ちた。
「我らに仇成す存在。命を賭してお前を狩る!!」
オークキングの口上と共にオークジェネラルが左右に割れて僕へと槍を突き刺した。
僕は体を浮かせて上へ避ける。避けてから槍の切っ先にのっかっているとオークキングの大剣が僕を切り裂こうと振り下ろされた。
「今度こそ成功させる!!」
僕はこの瞬間をずっと待っていた。今まで剣を使ってきた人たちがいなかったのでもどかしかったんだよね。
「ハッ!」
「な!!」
あう、力み過ぎでオークキングの大剣の切っ先を粉砕しちゃった。僕は真剣白刃取りを成功させようとしたのだけど力み過ぎて挟んだところが木っ端みじんになっちゃった。そして剣は勢いそのままで僕のおでこに。も~何であの剣、錨みたいに広がっているの....広がってなければ僕の手で止まっていたのに。
「王を守れ!」
「待て!」
オークジェネラルが王を守ろうと前にでて僕へと槍を放った。王の号令で槍は僕の眼前で止まる。
ちょっと目を閉じちゃったのは内緒だよ。
「どうか..どうか部下達だけでも助けてやってくれ」
「「「王...」」」
オークキングは僕の前で土下座をした。どうやらこの世界でもこの恰好が最大の敬意らしい。
「でも君達はこれからも人間を襲うでしょ?」
「...極力襲わないと誓う。」
「君正直者だね」
ここで絶対に襲わせない何て言ったらその瞬間ここら一帯を吹き飛ばそうと思っていたけど少しこの正直者に興味を持っちゃった。
「君は何でこんな勝てない試合を延々とやっていたの?」
「主人の命令だ。ただいればいいと言われていた。壁の強度を調べろと」
「....ふ~ん」
これはかなりきな臭い。魔物を使ってアステリアの強度を調べていたって事か。
「じゃあ。その主人は...と言うよりも君は奴隷なのかな?」
「...ああ」
オークキングは僕の問いに頷いた。どうやら魔物も奴隷紋を刻むことが出来るようだ。そしてその主人は暖かい所で結果を待っているという事かな?。なんて厚かましいんだ。
「って事は主人の名前を言えない制約みたいなのがあるって事でいいかな?」
「...ああ」
オークキングは絶望した顔でうつむき頷いた。
そこで僕は[ピュア]を唱えた。
「な、なんだこの光は!」
「「「王!!」」」
魔法初体験なのかな。凄く心配しているオークジェネラル達。でも大丈夫ただ奴隷の魔法を消しただけだから。
「これはどういう事だ」
「もう主人の名前を言っても大丈夫だよ。聞かせて」
オークキングは困惑した様子で主人の名前の頭文字を口からもらしてみた。通常ならば頭文字でさえ出せないはずなのだが今ならすぐにでもフルネームを言えることに気付く。
「アダマイオス!アダマイオス・エンリックだ!!」
オークキングは歓喜して叫んだ。僕はその名前に聞き覚えもない。お父様にでも聞いてみようかな。
「じゃあ君は自由の身だよ。でも人間を襲うのはやめなよ。今度は殺さなくちゃいけなくなる」
「ああ、奴隷から解放してくれたんだ。その恩人に恥はかかせん!。だがアダマイオスには報いを受けさせる」
「そこらへんは勝手にやっていいけどすぐにゴブリン達を街から離した方がいいよ....全滅しちゃう」
フローラちゃんの高揚が魔力の波動でわかった僕はオークキングに忠告をする。するとすぐにオークキングは部隊に撤退を告げさせる。
アステリアの初めての戦争は難なくアステリアの勝利で終焉を迎えた。
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