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第三章 建国
第二十話 祈り
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「ジーニ様!」
夕飯が終わるとすぐに僕はシリカさんに抱き上げられた。僕はシリカさんに抱き上げられて僕の部屋へと入っていく。
「・・・」
その姿を見ていたララは少し暗い顔になった。だがすぐに自分を取り戻して読書をする為に本棚のある部屋へと入っていった。
「あ~、夢のようです」
「うん、僕もだよシリカさん」
布団の中でクスクス笑う僕たち、今までの事を話して1年前ほどの事を思い出す。そして今回のローズさんの故郷、シリカさんの故郷でもある孤児院の話をしていく。
「これから頻繁にグリンベイルンへ行って寄付をしていこうと思ってるんだ」
「そうなんですね!。ありがとうございますジーニ様」
とてもシリカさんは嬉しそうしている。僕はとても嬉しくなった、だって好きな人が喜んでくれたんだもんうれしいよね。
「....ジーニ様今度は私も一緒に行ってもいいでしょうか?」
「うん、そうだよね。僕も行かせてあげたいって思ってたんだ。大丈夫だよ。また僕は強くなったから大丈夫」
「ありがとうございます。・・・更にですか」
シリカさんの疑問に僕は頷いた。クラーケンって船の人が言っていたとうりAランクの魔物だった。Aランク位の魔物から魔石は出るらしいんだけどどうもそのB~Aの壁は凄く大きいみたい。
Bランクでも普通の人達は6人以上のPTで挑むのに対してAランククラスになってくるとクラーケンの時のような複数の船で戦う大規模な戦闘になってしまう。一種の戦争のようなレベルになるのだ。
そんな魔物をほぼ僕だけで倒してしまったので経験値が凄い事になってしまった。RPGゲームをやった事のある人なら一度は経験があるだろう。メタルナモンスターを倒してレベルアップの音が止まない現象を....僕がクラーケンを倒したあと孤児院までレベルアップが止まなかった。僕の場合は音はならないのでよかったけどあの瞬間に僕がステータスをみんなに見せたらみんな度肝抜かれちゃうかも。だって冗談で言った「私の戦闘力は53万ですよ」を越えてしまったんだもの、あの方の第2形態は軽く超えてしまった。特にMPが突出してしまって怖いよ。
という事でステータスがこんな感じになってしまった。
アステリア・ジーニ
LV 2
HP 20 [9000倍(秘匿)180000]
MP 608 [9000倍(秘匿 5472000]
STR13 [9000倍(秘匿)117000]
VIT11 [9000倍(秘匿)99000]
DEX12 [9000倍(秘匿)108000]
AGI11 [9000倍(秘匿)99000]
INT10 [9000倍(秘匿)90000]
MND10 [9000倍(秘匿)90000]
スキル [神眼(秘匿)][超早熟][超大器晩成][匍匐の達人][格闘術極][空中散歩][魔法全集][MP吸収][炎の魔術師][【NEW】風の魔術師][【NEW】土の魔術師][【NEW】新魔法]
称号 [小さくても力持ち][ハイハイ世界記録][一歳で熊を仕留めた][一歳で世界最強][救急救命士][暗殺家業][ダイヤモンドヘッド][クッション][罠をあざ笑う者][格闘術を極めし者][永遠の体現者][【NEW】深淵の森の主][【NEW】新魔法発案者][【NEW】二歳で女ったらし]
Aランクの魔物って凄いね。僕のレベルを約900ほど上げてくれたよ。僕はレベルを上げきってからステータスへと振り込んだんだけどそれでもあの犬の魔物達よりもレベルを上げてくれた。とてもいい魔物さんだったな。
それにしてもこのステータスを倍にするというチートは改めてチートだなと思った。レベル上がって下げると必要な経験値が下がるんだから凄い。
あう~、色んな魔術師さんごめんなさい。一位の座がほとんど僕の物になってしまいました。まだ中級までしか知らないんだけど上級やら極級の魔法を越えてしまったみたい。本当に申し訳ない。魔術師関係のスキルは全部2倍になるみたいです。
そして気になる新魔法...これは普通の魔法が強力過ぎるので作ったあのマナバレットだと思う。魔力の塊を打ち込んだだけなんだけど新魔法に認定されちゃったみたい。
ここからが問題です。深淵の森の主はわかります、コクエンの主になってしまったからでしょう。ですが何ですか二歳で女ったらしって~、不本意にもほどがある。
僕はただローズさんに悲しまないで欲しかっただけなのに...。この称号を決めている人は誰なの。あの女神様なのかな・・・、いやあの人はこんなことしないはずだ。とっても優しい顔してたもの...。神が別にいると思いたい。
と更に僕は強くなった。これにより同時浮遊数が更に増えて3人位なら2時間は行けるかもしれない。フローラちゃんもだいぶ浮遊術が身についているので単独でも行けるみたいだ。なので4人までならいけるかな~。
「じゃあ、約束ですよ」
「アイ!」
僕はシリカさんとグリンベイルンの孤児院へ行く約束の指切りを交わす。
「ふふ、可愛らしいお手手ですね。いつまでも私のお傍にいてくださいね」
「大丈夫だよ。僕はいつまでもそばにいます」
僕とシリカさんは両手を握り合い祈るような形で眠る。とても暖かい魔力の膜のようなものが部屋を包み込む。まるで僕らを祝福するようなその暖かさはアステリアを覆う様に広がっていった。
この夜の暖かさを住人達も感じて涙を流した。
みんなこの夜の事を奇蹟と呼び、語り継がれたのだった。
この現象は僕の祈りが叶ったからだと思うけど何だか気恥ずかしかったから何も語らないようにしました。
夕飯が終わるとすぐに僕はシリカさんに抱き上げられた。僕はシリカさんに抱き上げられて僕の部屋へと入っていく。
「・・・」
その姿を見ていたララは少し暗い顔になった。だがすぐに自分を取り戻して読書をする為に本棚のある部屋へと入っていった。
「あ~、夢のようです」
「うん、僕もだよシリカさん」
布団の中でクスクス笑う僕たち、今までの事を話して1年前ほどの事を思い出す。そして今回のローズさんの故郷、シリカさんの故郷でもある孤児院の話をしていく。
「これから頻繁にグリンベイルンへ行って寄付をしていこうと思ってるんだ」
「そうなんですね!。ありがとうございますジーニ様」
とてもシリカさんは嬉しそうしている。僕はとても嬉しくなった、だって好きな人が喜んでくれたんだもんうれしいよね。
「....ジーニ様今度は私も一緒に行ってもいいでしょうか?」
「うん、そうだよね。僕も行かせてあげたいって思ってたんだ。大丈夫だよ。また僕は強くなったから大丈夫」
「ありがとうございます。・・・更にですか」
シリカさんの疑問に僕は頷いた。クラーケンって船の人が言っていたとうりAランクの魔物だった。Aランク位の魔物から魔石は出るらしいんだけどどうもそのB~Aの壁は凄く大きいみたい。
Bランクでも普通の人達は6人以上のPTで挑むのに対してAランククラスになってくるとクラーケンの時のような複数の船で戦う大規模な戦闘になってしまう。一種の戦争のようなレベルになるのだ。
そんな魔物をほぼ僕だけで倒してしまったので経験値が凄い事になってしまった。RPGゲームをやった事のある人なら一度は経験があるだろう。メタルナモンスターを倒してレベルアップの音が止まない現象を....僕がクラーケンを倒したあと孤児院までレベルアップが止まなかった。僕の場合は音はならないのでよかったけどあの瞬間に僕がステータスをみんなに見せたらみんな度肝抜かれちゃうかも。だって冗談で言った「私の戦闘力は53万ですよ」を越えてしまったんだもの、あの方の第2形態は軽く超えてしまった。特にMPが突出してしまって怖いよ。
という事でステータスがこんな感じになってしまった。
アステリア・ジーニ
LV 2
HP 20 [9000倍(秘匿)180000]
MP 608 [9000倍(秘匿 5472000]
STR13 [9000倍(秘匿)117000]
VIT11 [9000倍(秘匿)99000]
DEX12 [9000倍(秘匿)108000]
AGI11 [9000倍(秘匿)99000]
INT10 [9000倍(秘匿)90000]
MND10 [9000倍(秘匿)90000]
スキル [神眼(秘匿)][超早熟][超大器晩成][匍匐の達人][格闘術極][空中散歩][魔法全集][MP吸収][炎の魔術師][【NEW】風の魔術師][【NEW】土の魔術師][【NEW】新魔法]
称号 [小さくても力持ち][ハイハイ世界記録][一歳で熊を仕留めた][一歳で世界最強][救急救命士][暗殺家業][ダイヤモンドヘッド][クッション][罠をあざ笑う者][格闘術を極めし者][永遠の体現者][【NEW】深淵の森の主][【NEW】新魔法発案者][【NEW】二歳で女ったらし]
Aランクの魔物って凄いね。僕のレベルを約900ほど上げてくれたよ。僕はレベルを上げきってからステータスへと振り込んだんだけどそれでもあの犬の魔物達よりもレベルを上げてくれた。とてもいい魔物さんだったな。
それにしてもこのステータスを倍にするというチートは改めてチートだなと思った。レベル上がって下げると必要な経験値が下がるんだから凄い。
あう~、色んな魔術師さんごめんなさい。一位の座がほとんど僕の物になってしまいました。まだ中級までしか知らないんだけど上級やら極級の魔法を越えてしまったみたい。本当に申し訳ない。魔術師関係のスキルは全部2倍になるみたいです。
そして気になる新魔法...これは普通の魔法が強力過ぎるので作ったあのマナバレットだと思う。魔力の塊を打ち込んだだけなんだけど新魔法に認定されちゃったみたい。
ここからが問題です。深淵の森の主はわかります、コクエンの主になってしまったからでしょう。ですが何ですか二歳で女ったらしって~、不本意にもほどがある。
僕はただローズさんに悲しまないで欲しかっただけなのに...。この称号を決めている人は誰なの。あの女神様なのかな・・・、いやあの人はこんなことしないはずだ。とっても優しい顔してたもの...。神が別にいると思いたい。
と更に僕は強くなった。これにより同時浮遊数が更に増えて3人位なら2時間は行けるかもしれない。フローラちゃんもだいぶ浮遊術が身についているので単独でも行けるみたいだ。なので4人までならいけるかな~。
「じゃあ、約束ですよ」
「アイ!」
僕はシリカさんとグリンベイルンの孤児院へ行く約束の指切りを交わす。
「ふふ、可愛らしいお手手ですね。いつまでも私のお傍にいてくださいね」
「大丈夫だよ。僕はいつまでもそばにいます」
僕とシリカさんは両手を握り合い祈るような形で眠る。とても暖かい魔力の膜のようなものが部屋を包み込む。まるで僕らを祝福するようなその暖かさはアステリアを覆う様に広がっていった。
この夜の暖かさを住人達も感じて涙を流した。
みんなこの夜の事を奇蹟と呼び、語り継がれたのだった。
この現象は僕の祈りが叶ったからだと思うけど何だか気恥ずかしかったから何も語らないようにしました。
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