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第二章 明けない曇り空
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一学期の期末試験が始まる。光はまるっと一か月近く休んでしまった分、提出物やプリントの類を大量に溜めこんでいた。勝行も心配だが、まずは自分のことをどうにかしなければならない状況だ。
「高校ん時って、そんなに真面目に勉強したっけ?」
ライブハウス【INFINITY】バーカウンタースタッフの須藤が、宿題に向き合う光を見てふとした疑問を投げかける。
「もう大昔過ぎて記憶にねえな」
「久我はその頃から遊びまくってたことしか覚えてねえな」
「フッ、経験値を積んでいたと言え」
電子水蒸気タバコをふかしながら、営業担当の最年長・久我が答えると、光の手元にオレンジジュースを差し入れたこの店のオーナー・沢渡が憎まれ口を叩く。二人の年寄り組は歳が近く、若い頃からの腐れ縁らしい。
「オレは普通にテストだけは頑張ったかなあ。勉強、みてやろうか? こう見えても家庭教師のバイトしたことあるんだぜ」
「えっ藤田って頭いいんだ。見かけによらず」
「何それそれどういう反応? オレなんて返したらいいわけ?」
光に親切な言葉を投げかけた途端、須藤にディスられているのは若手音響スタッフの藤田。少々お節介焼きなところは勝行に似ている。
プリントを広げた途端、周りにわらわらと集まってくるWINGSのバックサポートメンバーたちがうるさい。光は思わず「つか、邪魔なんだけど」と唸った。
「何言ってんだ、バイト先で宿題なんぞするガキンチョが生意気な」
「ぐえっ」
「さんざん休んでたくせに」
「そうだそうだ。おじさんたちは寂しかったんだぞ」
年上の男たちに囲まれ、ヘッドロックをかまされながら、光はバイト先のライブハウスでひたすら宿題に向き合っていた。家に帰って勝行と二人で勉強するのもいいのだが、こちらの仕事もまるっとサボり続けるわけにはいかない。オーナーはいつも「体調がいい時だけ手伝ってくれたらいい」と言ってくれるが、気分転換も兼ねてこの場に来たかった。ここに来れば、弾きたい時にいくらでもグランドピアノを触らせてもらえるからだ。
「悪かったな。忙しくなったら手伝うから」
「ああいいよ今日は。ブッキングも入ってないし」
「それよりお前らのテストが無事終わって、早くライブできるようになってもらわないとな。WINGSが出るか出ないかで、客入りがずいぶん違うんだ」
「お前ら、うちの看板アイドルだからなあ」
ここで学業と音楽を両立しているのは今のところWINGSだけだ。あとはみんな社会人。中にはバンド活動が副業や趣味で、本業は別という人間も沢山いる。
「それにしても一人で勉強だなんて珍しい。勝行は忙しいのか? いつもならあいつに教えてもらってるんだろ」
「あいつは学校の勉強より、受験勉強と仕事の方が大変なんだってさ。今日は事務所寄ってる。なんか、大事な話があるって」
卒業さえできればいい光とは勉強の内容が違う。自分なりに最大限遠慮したつもりだ。だがそれは皮肉にも違った形で受け止められた。
「それで拗ねてんだ、かわいいなぁ光は」
「相羽家の王子様はあちこちで引っ張りだこだし、多忙だもんなあ」
「勝行にフラれたんなら、いつでもおじさんが手取り足取り、優しく相手してやるよ?」
「久我がそう言ったら、エロい方向にしか聞こえねえなぁ」
「なんだとぉ、オーナーこそ光にだけはめっぽう甘いくせに」
「そもそも久我サン、高校の数学なんてわかるのか」
「はっはっは。わかるわけないだろ、得意科目は保健体育だ」
「うーわーそんなこと堂々と言う? 役立たずの変態エロじじい」
「代名詞がひど過ぎるぞ、毒舌須藤」
そんなくだらない言い争いをしている四人のやりとりもすっかり聴き慣れた。そういえば不思議なことに、ライブハウスで彼らと一緒にいる時は他人を怖いと思ったり不安を感じることがなくなった気がする。
(ちょっと前までは、他人に触られるだけで怖かったのに……)
集団強姦の恐怖を思い出して一瞬気が滅入りそうになったが、オーナーにもらったオレンジジュースを飲み干したらなんともなくなった。きっと自分の中で、毎日のようにここで出会い、共に音楽を楽しむ彼らをバンド仲間だと認識できるようになったからだろうか。一番最初に仲良くなれたオーナーに至っては、まるで本物の父親か兄のような存在になりつつある。いつもおかしな物言いで場を和ませる久我も、カウンターや楽屋で色んな仕事を教えてくれる須藤も、ライブで演奏アドバイスを沢山くれる藤田もそんな感じだ。学校にいるクラスメイトとは全く違う、気心知れた大人の友人。同じ音楽を愛する、チームメイト。
彼らのことも「好き」という感情で気持ちを伝えたら、勝行と同じ「好き」になってしまうのだろうか。
(なんか違うような……でも違わないような……)
うーん、うーんと眉間に皺寄せて唸っていると、オーナーと須藤が怪訝な顔をして覗き込んだ。
「どうしたんだ光、腹でも痛いのか」
「問題が難しすぎて泣きそう?」
「えっ、あ……そうじゃないけど」
今は勉強中だというのに、うっかり気がそれてしまった。もう一度鉛筆を持って数学の問題に向き合いつつ、光はこっそり呟いてみた。
「早くみんなとライブしてえ……」
「宿題全部やっつけて、期末テストも無事終わったら、ね」
ふいに聴き慣れたクリアトーンのボイスがすぐ後ろから聴こえてきた。全員が思わず振り返る。
「おかえりー勝行」
「おつかれさん」
「なんだなんだ、汗だくだな」
「はい、遅くなってすみません。走ってきました」
いつもの会釈でみんなと軽い会話を交わしながら、勝行がやってきた。その奥には護衛の片岡荘介がにこにこしながら付き添っている。
「か……勝行。あの、ライブ」
さっきの言葉が気になって仕方ない。挨拶そっちのけで光は勝行の手を取った。勝行は肯定するように目配せすると、オーナーの方を振り返った。
「オーナー、来週金曜のゲリライベ、枠開いてますか」
「お前らのために開けてあるよ」
「久我さん、須藤さん、藤田さんのご予定は……」
「偶然ながら金曜日は全員揃ってるなあ」
「じゃあ、何としてもご期待に応えないといけませんね。ステージに穴を開けるわけには」
「よっしゃ、久しぶりに暴れるか」
願いを口に出したら本当に実現できるとは。光は目を輝かせ、「来週金曜ってあと何回寝たらくる?」と聞き返した。途端、どっと場が笑いに包まれる。
「光はほんっと可愛いな」
「あと何日あるか、一緒に数えるか!」
「どうせならカウントダウンイベントにするのもいいな」
「ポスター作ろうか? 久我がパソコン得意だからすぐ出してくれるぞ」
「待ってください。光がちゃんと宿題を完遂して、テストも滞りなく受けて、体調も万全じゃないと無理です。ちょっと目を離したらすぐ言うこと聞かなくなるバカ犬なので、どうだか……」
「誰がバカ犬だ!」
勝行に小ばかにされて思わず怒鳴ったが、ライブができると決まれば雑談などしている暇はない。じっとしていられなくなった光は、「絶対全クリしてやる」と鼻息荒く宣言してプリントに向き合った。その様子を見ていた勝行は、にやっとしたり顔を見せる。
「しょうがないね。俺も久々に腹の底から歌ってストレス発散したいから、手伝ってあげるよ」
「よしじゃあ、宿題のお供に旨い夜食を用意してやろう」
「音響とイベントのセッティングは俺らに任せとけ」
「お前らはちゃんと勉強がんばるんだぞ、現役高校生っ」
ういーっすと声を上げ、互いの腕を当てるシェイクハンドで全員気合を入れた。すでに話を聞いていない光の腕は、勝行が勝手に持ち上げて参加させる。
テストが終わって夏休みに入れば、八月には光の検査入院もある。その間、またライブができなくなることも知っている大人たちは、「どうせならでかくバカ騒ぎしようぜ」と早速プランを練り始めていた。
一学期の期末試験が始まる。光はまるっと一か月近く休んでしまった分、提出物やプリントの類を大量に溜めこんでいた。勝行も心配だが、まずは自分のことをどうにかしなければならない状況だ。
「高校ん時って、そんなに真面目に勉強したっけ?」
ライブハウス【INFINITY】バーカウンタースタッフの須藤が、宿題に向き合う光を見てふとした疑問を投げかける。
「もう大昔過ぎて記憶にねえな」
「久我はその頃から遊びまくってたことしか覚えてねえな」
「フッ、経験値を積んでいたと言え」
電子水蒸気タバコをふかしながら、営業担当の最年長・久我が答えると、光の手元にオレンジジュースを差し入れたこの店のオーナー・沢渡が憎まれ口を叩く。二人の年寄り組は歳が近く、若い頃からの腐れ縁らしい。
「オレは普通にテストだけは頑張ったかなあ。勉強、みてやろうか? こう見えても家庭教師のバイトしたことあるんだぜ」
「えっ藤田って頭いいんだ。見かけによらず」
「何それそれどういう反応? オレなんて返したらいいわけ?」
光に親切な言葉を投げかけた途端、須藤にディスられているのは若手音響スタッフの藤田。少々お節介焼きなところは勝行に似ている。
プリントを広げた途端、周りにわらわらと集まってくるWINGSのバックサポートメンバーたちがうるさい。光は思わず「つか、邪魔なんだけど」と唸った。
「何言ってんだ、バイト先で宿題なんぞするガキンチョが生意気な」
「ぐえっ」
「さんざん休んでたくせに」
「そうだそうだ。おじさんたちは寂しかったんだぞ」
年上の男たちに囲まれ、ヘッドロックをかまされながら、光はバイト先のライブハウスでひたすら宿題に向き合っていた。家に帰って勝行と二人で勉強するのもいいのだが、こちらの仕事もまるっとサボり続けるわけにはいかない。オーナーはいつも「体調がいい時だけ手伝ってくれたらいい」と言ってくれるが、気分転換も兼ねてこの場に来たかった。ここに来れば、弾きたい時にいくらでもグランドピアノを触らせてもらえるからだ。
「悪かったな。忙しくなったら手伝うから」
「ああいいよ今日は。ブッキングも入ってないし」
「それよりお前らのテストが無事終わって、早くライブできるようになってもらわないとな。WINGSが出るか出ないかで、客入りがずいぶん違うんだ」
「お前ら、うちの看板アイドルだからなあ」
ここで学業と音楽を両立しているのは今のところWINGSだけだ。あとはみんな社会人。中にはバンド活動が副業や趣味で、本業は別という人間も沢山いる。
「それにしても一人で勉強だなんて珍しい。勝行は忙しいのか? いつもならあいつに教えてもらってるんだろ」
「あいつは学校の勉強より、受験勉強と仕事の方が大変なんだってさ。今日は事務所寄ってる。なんか、大事な話があるって」
卒業さえできればいい光とは勉強の内容が違う。自分なりに最大限遠慮したつもりだ。だがそれは皮肉にも違った形で受け止められた。
「それで拗ねてんだ、かわいいなぁ光は」
「相羽家の王子様はあちこちで引っ張りだこだし、多忙だもんなあ」
「勝行にフラれたんなら、いつでもおじさんが手取り足取り、優しく相手してやるよ?」
「久我がそう言ったら、エロい方向にしか聞こえねえなぁ」
「なんだとぉ、オーナーこそ光にだけはめっぽう甘いくせに」
「そもそも久我サン、高校の数学なんてわかるのか」
「はっはっは。わかるわけないだろ、得意科目は保健体育だ」
「うーわーそんなこと堂々と言う? 役立たずの変態エロじじい」
「代名詞がひど過ぎるぞ、毒舌須藤」
そんなくだらない言い争いをしている四人のやりとりもすっかり聴き慣れた。そういえば不思議なことに、ライブハウスで彼らと一緒にいる時は他人を怖いと思ったり不安を感じることがなくなった気がする。
(ちょっと前までは、他人に触られるだけで怖かったのに……)
集団強姦の恐怖を思い出して一瞬気が滅入りそうになったが、オーナーにもらったオレンジジュースを飲み干したらなんともなくなった。きっと自分の中で、毎日のようにここで出会い、共に音楽を楽しむ彼らをバンド仲間だと認識できるようになったからだろうか。一番最初に仲良くなれたオーナーに至っては、まるで本物の父親か兄のような存在になりつつある。いつもおかしな物言いで場を和ませる久我も、カウンターや楽屋で色んな仕事を教えてくれる須藤も、ライブで演奏アドバイスを沢山くれる藤田もそんな感じだ。学校にいるクラスメイトとは全く違う、気心知れた大人の友人。同じ音楽を愛する、チームメイト。
彼らのことも「好き」という感情で気持ちを伝えたら、勝行と同じ「好き」になってしまうのだろうか。
(なんか違うような……でも違わないような……)
うーん、うーんと眉間に皺寄せて唸っていると、オーナーと須藤が怪訝な顔をして覗き込んだ。
「どうしたんだ光、腹でも痛いのか」
「問題が難しすぎて泣きそう?」
「えっ、あ……そうじゃないけど」
今は勉強中だというのに、うっかり気がそれてしまった。もう一度鉛筆を持って数学の問題に向き合いつつ、光はこっそり呟いてみた。
「早くみんなとライブしてえ……」
「宿題全部やっつけて、期末テストも無事終わったら、ね」
ふいに聴き慣れたクリアトーンのボイスがすぐ後ろから聴こえてきた。全員が思わず振り返る。
「おかえりー勝行」
「おつかれさん」
「なんだなんだ、汗だくだな」
「はい、遅くなってすみません。走ってきました」
いつもの会釈でみんなと軽い会話を交わしながら、勝行がやってきた。その奥には護衛の片岡荘介がにこにこしながら付き添っている。
「か……勝行。あの、ライブ」
さっきの言葉が気になって仕方ない。挨拶そっちのけで光は勝行の手を取った。勝行は肯定するように目配せすると、オーナーの方を振り返った。
「オーナー、来週金曜のゲリライベ、枠開いてますか」
「お前らのために開けてあるよ」
「久我さん、須藤さん、藤田さんのご予定は……」
「偶然ながら金曜日は全員揃ってるなあ」
「じゃあ、何としてもご期待に応えないといけませんね。ステージに穴を開けるわけには」
「よっしゃ、久しぶりに暴れるか」
願いを口に出したら本当に実現できるとは。光は目を輝かせ、「来週金曜ってあと何回寝たらくる?」と聞き返した。途端、どっと場が笑いに包まれる。
「光はほんっと可愛いな」
「あと何日あるか、一緒に数えるか!」
「どうせならカウントダウンイベントにするのもいいな」
「ポスター作ろうか? 久我がパソコン得意だからすぐ出してくれるぞ」
「待ってください。光がちゃんと宿題を完遂して、テストも滞りなく受けて、体調も万全じゃないと無理です。ちょっと目を離したらすぐ言うこと聞かなくなるバカ犬なので、どうだか……」
「誰がバカ犬だ!」
勝行に小ばかにされて思わず怒鳴ったが、ライブができると決まれば雑談などしている暇はない。じっとしていられなくなった光は、「絶対全クリしてやる」と鼻息荒く宣言してプリントに向き合った。その様子を見ていた勝行は、にやっとしたり顔を見せる。
「しょうがないね。俺も久々に腹の底から歌ってストレス発散したいから、手伝ってあげるよ」
「よしじゃあ、宿題のお供に旨い夜食を用意してやろう」
「音響とイベントのセッティングは俺らに任せとけ」
「お前らはちゃんと勉強がんばるんだぞ、現役高校生っ」
ういーっすと声を上げ、互いの腕を当てるシェイクハンドで全員気合を入れた。すでに話を聞いていない光の腕は、勝行が勝手に持ち上げて参加させる。
テストが終わって夏休みに入れば、八月には光の検査入院もある。その間、またライブができなくなることも知っている大人たちは、「どうせならでかくバカ騒ぎしようぜ」と早速プランを練り始めていた。
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