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一
お麻と父親
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二人並んで歩き始め、葉照庵を出るとお麻や三太が住んでいる長屋に向かう。葉照庵は長屋が集まっている辺りからいうと、少し離れているのでそれなりに歩くことになる。
その間に晃毅は、改めて三太の様子をお麻に聞いてみたが、お麻も先に言った以上のことは知らなかった。
「最初に手習いを休んだ日は、風邪らしかったんだろう?」
「わたしが様子を見に行ったのは、三太が休んで二日目だったけど……、おばさんがそう言ってたのしか、知らないんだ」
お麻は申し訳なさそうに首を竦めた。
三太は十を超えたとはいえ、母親に着いて歩きたい性質で、これまでも元気でも手習いにやって来ないことはあった。
けれど三太が手習いを休んだ一日目の夕方に、三太の母親のお夕が「風邪かもしれないねえ」と言っているのが、通りすがりに聞こえていたので、二日めには風邪かもしれないのは三太のことだろうかと思って様子を見に行ったのだ。
お麻に風邪がうつってはいけないからと、中には入れてもらえなかったが、確かに三太が風邪をひいているようだった。その時には、お夕は「まだ朝晩冷えるからねえ。なに、ちょっと寝かせてればよくなるよ」なんて言っていたのだが。
五日目ともなれば、風邪ならそろそろよくなってはこないだろうか。
「お団子食べたら元気になるかな」
風邪ならその内元気になるだろう、なんて一度様子を見に行ったきりにしていたことを後悔して、お麻が呟く。
「そうだなあ……」
未だに寝込んでいるようなら、もう少し食べやすい物の方がいいだろうが、と考えていたために晃毅の返事は随分曖昧なものになってしまった。
はっきり大丈夫だと言って欲しかったお麻が、不満げに目を向けて、ようやく失言に気が付いた。
「うん、いや、元気になるといいな」
はっきりとした物言いをしないからといって、元気になって欲しくないわけではもちろんない。慌てて言い直すと、お麻は諦めたように溜息を吐いた。
「晃毅師匠は、真面目すぎるわ」
「え?」
思ってもいないことを突然に言われたので驚くと、お麻が随分大人びた表情で晃毅を見ていて二度驚く。
晃毅が驚いたことに、恥ずかしくなったお麻はぷいと顔を背けた。
「近所のおばちゃんたちが言ってるよ。葉照庵の新しい手習いの師匠は、真面目で正直過ぎるって」
「……そうかな」
どういう意味だろうかと頭を掻いて、晃毅も目を逸らした。
子どもだろうが、いい年だろうが、女性と関わりがあるようになったのは、江戸に戻って来てからのことで、晃毅はどうにも女性の物言いややり取りが上手く汲み取れないでいる。
それも、お麻の言う近所のおばちゃんたち、は話題にしていた。長年、寺に預けられていたせいで世慣れていないのだとか、女慣れしていないのだとか、でもそこがいいのだとかあれで髪を落としているなんて勿体ないなんて言われていて、お麻もそれは聞いていたがこれ以上晃毅に聞かせるのは止めた。剃っていないところを見ると、どうこう、まで続いていた話は自分も聞いていない。
近所の女性連中が言うのをそのまま、晃毅に伝えるのは悪い気がしたも7のだ。
聞いても晃毅はますます困った顔を見せるだけだろう。
手習いの師匠としては、とても頼りになる教え上手な師匠なのに、とお麻が何故か残念な気持ちになったところで、聞きなれた声がした。
「なんだ、お麻。遅かったな」
「おっ父」
斜め後ろから声を掛けて来たのはお麻の父親、平助だった。天秤棒の両端にぶら下げた籠に、菜っ葉や大根が乗っている。
「おっ父こそ、そんなに売り残して帰ってきたんじゃ、だめじゃないか」
「何言ってんだ、こりゃ、朝に売った味噌の金で買って来たんだ。三太が風邪でお夕さんも出て来てないだろ。何を食べてるのか、気になってなあ」
「な、なんだ……」
勢いで父親を叱ってしまったためにバツが悪かったお麻は、顔を赤くしてうつむいた。こういう姿は、まだ子どもらしいなと晃毅が微笑んで見ていると、平助が晃毅に向かって頭を下げた。
「すみませんね、晃毅師匠。恥ずかしいとこ見られちまった」
「な、何が恥ずかしいのよ!」
「親子喧嘩なんて人様にお見せするもんじゃねえだろ。ねえ、晃毅師匠」
平助の言葉にお麻が顔を上げて文句を言ったが、あっさりと言い負かされたので、膨れ面で顔を背けてしまった。
図らずも親子喧嘩が続いているところに居合わせてしまっているので、晃毅はどうしたらいいかと恐縮するしかない。
「いえ、あの、平助さんにまで師匠と言われるのは、申し訳ないです」
話を逸らしてお麻の機嫌も取り戻したいところだったのだが、何もいいものは思い浮かばず、そんなことを言ったのは前から気になっていたことだからだ。
手習いにやって来る子どもたちならともかく、その親や近隣の者たちまでが晃毅を晃毅師匠と呼ぶのを、実のところ申し訳なく思っているのだ。
だがそれを言うと大概、いやいや、と首を振られる。
平助の返事もまさにそれだった。
「なに、うちの娘が世話になってんだ。師匠は師匠だよ。そうだろ?」
あっけらかんと、何の意図も含みもなく言われるので、それ以上の否定をしようがない。横ではお麻も頷いている。
「はあ……」
引き続き師匠と呼ばれることを、仕方なくとも受け入れるしかないようだ。
本当のところ、子どもたちにも自分が師匠と呼ばれる資格があるとは思っていないのだが、名目上仕方がないし、一々自分の思いを説明して回るのもあまり意味がないことくらい分かっている。
「それで、晃毅師匠は、何でまたお麻と?」
それは、と晃毅が答えようとするのを遮って、お麻が口を開いた。
「三太のお見舞いよ。それから、葉蓮様がこれ、おっ父とお食べってくださったの。お団子よ」
晃毅と平助の間に立って、お麻が包みを持ち上げて見せた。
平助が、それはそれはと頭を下げるので、こちらもいただいた物なので、と晃毅が頭を下げ返していると、お麻が憮然とした声で言った。
「晃毅師匠も、おっ父も、三太のとこ行くんでしょう? 早く行こう?」
「分かった分かった。そうキャンキャン言うない」
平助はほんの少し面倒そうな表情で、お麻を諌めようと手のひらをヒラヒラ振ったが、お麻は「何がキャンキャンよ」と唇を尖らせると二人を残して駆け出してしまった。
「すみませんね、師匠。まあ、悪いが一緒に来てやってくれ」
天秤棒を担ぎなおした平助は、お麻から遅れて歩き出すと、晃毅を手招いた。
「どうかな、師匠。俺んとこの娘は」
「どう、というと?」
平助の隣に並ぶと、そんなことを聞かれて、晃毅は首を傾げた。手習いの出来はいいかとい聞かれるのなら、簡単に答えられるのだが、少し躊躇いがちな問いかけは、そんな内容ではないように感じられた。
「いや、なに」
と、口を開きかけては口ごもる。
なかなか出てこない本題を、晃毅はただ横を歩きながら待つだけだ。
平助は何度か開きかけた口を閉じては、天秤棒を指先でトトンと叩いた。
「あれだ。うちはカカアもいねえからなあ。こう、女らしくなってくると、どうにも、どうしてやっていいか分からなくて。……これで大丈夫なのかも、分からねえっていうか」
ようやく平助がそれを口にしたのは、三太の家の前で待つお麻が見える距離で、ボソボソと小さい声でだった。
晃毅は父親である平助が、お麻に対してそんなことを思っていることに驚く一方で、女の子を持った男親の態度というものに初めて触れた新鮮さも感じていた。
晃毅の父親は幼い頃に亡くなっているし、父親代わりだった人ももういない。他に男親というものも知ってはいるが、女の子どもを持った人は身近に知っている中にはいなかった気がする。
「女の子というのは、そういうものですか」
自分が子どもを持つということはないだろうが、親子というのはいいものであるらしいと思えて、自然とそんな言葉が出ていた。
すると平助がしまったという風に顔を歪めた。晃毅が長らく寺で修行生活を送っていたことも、女慣れしていないことも、女連中でなくとも知っているのだ。それでも平助の言葉に、気まずさはなかった。むしろ、分からなさを分かち合った風でさえある。
「ああ、うん。そうなんだよなあ。近所のカカア連中に聞いても、俺の味方にゃなってくれねえし。なかなかなあ」
そうは言うが、お麻はしっかり育っているのではないだろうか。
晃毅が自分の思いを口にする前に、声が届く距離になったお麻が声を上げた。
「もう、おっ父も晃毅師匠も遅いよ!」
大の男二人が、女の子一人に怒鳴られていては恰好がつかない。
晃毅と平助は、ハハと低く笑ってお麻の前に並んだ。
「ごめんな」
「でも、おまえも、病人がいるってんだから、声上げてんじゃねえぞ」
晃毅は謝るだけだったが、平助がそう言うと、お麻もその通りだと口元を押さえた。やはりしっかり育っていると、晃毅は思う。
「……大丈夫だと思いますよ、平助さん」
「ん? あ、そ、そうか? いや、はは、そう言ってもらえると、悪くねえな」
先ほどの話の続きで言うと、平助は笑いながら天秤棒を肩から外して籠を下した。
お麻は何のことだと、眉を寄せているが、お麻に言ってやるようなことではないだろう。晃毅はお麻に笑いかけてから、三太がいるはずの部屋に目を向けた。
その間に晃毅は、改めて三太の様子をお麻に聞いてみたが、お麻も先に言った以上のことは知らなかった。
「最初に手習いを休んだ日は、風邪らしかったんだろう?」
「わたしが様子を見に行ったのは、三太が休んで二日目だったけど……、おばさんがそう言ってたのしか、知らないんだ」
お麻は申し訳なさそうに首を竦めた。
三太は十を超えたとはいえ、母親に着いて歩きたい性質で、これまでも元気でも手習いにやって来ないことはあった。
けれど三太が手習いを休んだ一日目の夕方に、三太の母親のお夕が「風邪かもしれないねえ」と言っているのが、通りすがりに聞こえていたので、二日めには風邪かもしれないのは三太のことだろうかと思って様子を見に行ったのだ。
お麻に風邪がうつってはいけないからと、中には入れてもらえなかったが、確かに三太が風邪をひいているようだった。その時には、お夕は「まだ朝晩冷えるからねえ。なに、ちょっと寝かせてればよくなるよ」なんて言っていたのだが。
五日目ともなれば、風邪ならそろそろよくなってはこないだろうか。
「お団子食べたら元気になるかな」
風邪ならその内元気になるだろう、なんて一度様子を見に行ったきりにしていたことを後悔して、お麻が呟く。
「そうだなあ……」
未だに寝込んでいるようなら、もう少し食べやすい物の方がいいだろうが、と考えていたために晃毅の返事は随分曖昧なものになってしまった。
はっきり大丈夫だと言って欲しかったお麻が、不満げに目を向けて、ようやく失言に気が付いた。
「うん、いや、元気になるといいな」
はっきりとした物言いをしないからといって、元気になって欲しくないわけではもちろんない。慌てて言い直すと、お麻は諦めたように溜息を吐いた。
「晃毅師匠は、真面目すぎるわ」
「え?」
思ってもいないことを突然に言われたので驚くと、お麻が随分大人びた表情で晃毅を見ていて二度驚く。
晃毅が驚いたことに、恥ずかしくなったお麻はぷいと顔を背けた。
「近所のおばちゃんたちが言ってるよ。葉照庵の新しい手習いの師匠は、真面目で正直過ぎるって」
「……そうかな」
どういう意味だろうかと頭を掻いて、晃毅も目を逸らした。
子どもだろうが、いい年だろうが、女性と関わりがあるようになったのは、江戸に戻って来てからのことで、晃毅はどうにも女性の物言いややり取りが上手く汲み取れないでいる。
それも、お麻の言う近所のおばちゃんたち、は話題にしていた。長年、寺に預けられていたせいで世慣れていないのだとか、女慣れしていないのだとか、でもそこがいいのだとかあれで髪を落としているなんて勿体ないなんて言われていて、お麻もそれは聞いていたがこれ以上晃毅に聞かせるのは止めた。剃っていないところを見ると、どうこう、まで続いていた話は自分も聞いていない。
近所の女性連中が言うのをそのまま、晃毅に伝えるのは悪い気がしたも7のだ。
聞いても晃毅はますます困った顔を見せるだけだろう。
手習いの師匠としては、とても頼りになる教え上手な師匠なのに、とお麻が何故か残念な気持ちになったところで、聞きなれた声がした。
「なんだ、お麻。遅かったな」
「おっ父」
斜め後ろから声を掛けて来たのはお麻の父親、平助だった。天秤棒の両端にぶら下げた籠に、菜っ葉や大根が乗っている。
「おっ父こそ、そんなに売り残して帰ってきたんじゃ、だめじゃないか」
「何言ってんだ、こりゃ、朝に売った味噌の金で買って来たんだ。三太が風邪でお夕さんも出て来てないだろ。何を食べてるのか、気になってなあ」
「な、なんだ……」
勢いで父親を叱ってしまったためにバツが悪かったお麻は、顔を赤くしてうつむいた。こういう姿は、まだ子どもらしいなと晃毅が微笑んで見ていると、平助が晃毅に向かって頭を下げた。
「すみませんね、晃毅師匠。恥ずかしいとこ見られちまった」
「な、何が恥ずかしいのよ!」
「親子喧嘩なんて人様にお見せするもんじゃねえだろ。ねえ、晃毅師匠」
平助の言葉にお麻が顔を上げて文句を言ったが、あっさりと言い負かされたので、膨れ面で顔を背けてしまった。
図らずも親子喧嘩が続いているところに居合わせてしまっているので、晃毅はどうしたらいいかと恐縮するしかない。
「いえ、あの、平助さんにまで師匠と言われるのは、申し訳ないです」
話を逸らしてお麻の機嫌も取り戻したいところだったのだが、何もいいものは思い浮かばず、そんなことを言ったのは前から気になっていたことだからだ。
手習いにやって来る子どもたちならともかく、その親や近隣の者たちまでが晃毅を晃毅師匠と呼ぶのを、実のところ申し訳なく思っているのだ。
だがそれを言うと大概、いやいや、と首を振られる。
平助の返事もまさにそれだった。
「なに、うちの娘が世話になってんだ。師匠は師匠だよ。そうだろ?」
あっけらかんと、何の意図も含みもなく言われるので、それ以上の否定をしようがない。横ではお麻も頷いている。
「はあ……」
引き続き師匠と呼ばれることを、仕方なくとも受け入れるしかないようだ。
本当のところ、子どもたちにも自分が師匠と呼ばれる資格があるとは思っていないのだが、名目上仕方がないし、一々自分の思いを説明して回るのもあまり意味がないことくらい分かっている。
「それで、晃毅師匠は、何でまたお麻と?」
それは、と晃毅が答えようとするのを遮って、お麻が口を開いた。
「三太のお見舞いよ。それから、葉蓮様がこれ、おっ父とお食べってくださったの。お団子よ」
晃毅と平助の間に立って、お麻が包みを持ち上げて見せた。
平助が、それはそれはと頭を下げるので、こちらもいただいた物なので、と晃毅が頭を下げ返していると、お麻が憮然とした声で言った。
「晃毅師匠も、おっ父も、三太のとこ行くんでしょう? 早く行こう?」
「分かった分かった。そうキャンキャン言うない」
平助はほんの少し面倒そうな表情で、お麻を諌めようと手のひらをヒラヒラ振ったが、お麻は「何がキャンキャンよ」と唇を尖らせると二人を残して駆け出してしまった。
「すみませんね、師匠。まあ、悪いが一緒に来てやってくれ」
天秤棒を担ぎなおした平助は、お麻から遅れて歩き出すと、晃毅を手招いた。
「どうかな、師匠。俺んとこの娘は」
「どう、というと?」
平助の隣に並ぶと、そんなことを聞かれて、晃毅は首を傾げた。手習いの出来はいいかとい聞かれるのなら、簡単に答えられるのだが、少し躊躇いがちな問いかけは、そんな内容ではないように感じられた。
「いや、なに」
と、口を開きかけては口ごもる。
なかなか出てこない本題を、晃毅はただ横を歩きながら待つだけだ。
平助は何度か開きかけた口を閉じては、天秤棒を指先でトトンと叩いた。
「あれだ。うちはカカアもいねえからなあ。こう、女らしくなってくると、どうにも、どうしてやっていいか分からなくて。……これで大丈夫なのかも、分からねえっていうか」
ようやく平助がそれを口にしたのは、三太の家の前で待つお麻が見える距離で、ボソボソと小さい声でだった。
晃毅は父親である平助が、お麻に対してそんなことを思っていることに驚く一方で、女の子を持った男親の態度というものに初めて触れた新鮮さも感じていた。
晃毅の父親は幼い頃に亡くなっているし、父親代わりだった人ももういない。他に男親というものも知ってはいるが、女の子どもを持った人は身近に知っている中にはいなかった気がする。
「女の子というのは、そういうものですか」
自分が子どもを持つということはないだろうが、親子というのはいいものであるらしいと思えて、自然とそんな言葉が出ていた。
すると平助がしまったという風に顔を歪めた。晃毅が長らく寺で修行生活を送っていたことも、女慣れしていないことも、女連中でなくとも知っているのだ。それでも平助の言葉に、気まずさはなかった。むしろ、分からなさを分かち合った風でさえある。
「ああ、うん。そうなんだよなあ。近所のカカア連中に聞いても、俺の味方にゃなってくれねえし。なかなかなあ」
そうは言うが、お麻はしっかり育っているのではないだろうか。
晃毅が自分の思いを口にする前に、声が届く距離になったお麻が声を上げた。
「もう、おっ父も晃毅師匠も遅いよ!」
大の男二人が、女の子一人に怒鳴られていては恰好がつかない。
晃毅と平助は、ハハと低く笑ってお麻の前に並んだ。
「ごめんな」
「でも、おまえも、病人がいるってんだから、声上げてんじゃねえぞ」
晃毅は謝るだけだったが、平助がそう言うと、お麻もその通りだと口元を押さえた。やはりしっかり育っていると、晃毅は思う。
「……大丈夫だと思いますよ、平助さん」
「ん? あ、そ、そうか? いや、はは、そう言ってもらえると、悪くねえな」
先ほどの話の続きで言うと、平助は笑いながら天秤棒を肩から外して籠を下した。
お麻は何のことだと、眉を寄せているが、お麻に言ってやるようなことではないだろう。晃毅はお麻に笑いかけてから、三太がいるはずの部屋に目を向けた。
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