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二章 新たな生活
一話
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転科をするにもタイミングというものがある、あの事件から二ヶ月ほど経って新学期になると同時に剣術科から魔法科へ転科することになった。剣術科と魔法科は共に毛嫌いしている縁があるにでルアンたちは少し心配そうにしていたが、ユーストが皆の前で守ると宣言して渋々納得していた。クラスもユーストと同じクラスにし、席も近くにしてくれた。
その日が近づくにつれソワソワとするリンになんと声をかけていいかわからないグレイスを温かく見守る家族たちと言う構造が出来上がってしまった。会話という会話はしていないがポツポツと話はしている。1日に一言二言ぐらいだがそれでも2人は満足そうだった。それならそれでいいがなんともその光景がもどかしすぎていても経ってもいられないのだ。色々あったせいで結構過保護になっている家族は家にいる間できる限りリンの近くにいた。勉強をしたり、お茶をしたり、と最初はきまづそうにしていたが回数を越すごとに慣れて行ったのか今ではつまりながらも笑いながら会話をしている。
そしてとうとう新学期が始まる。事件のことは誰も知らない。長い間伝わってきた噂は消えはしない。顔をとても真っ青にしているリンをユーストはとても心配そうに見て、フレイはこんなことでとため息を吐いている。認めるつもりもなかったがユーストから真剣にお願いされて仕舞えば仕方ない。
一緒に登校しているため、皆の視線がとても突き刺さる。しかも自分が着ているのはユーストと同じ魔法科の制服だおかしいと思っても不思議ではないだろう。
「大丈夫だよ!クラスメイトにはちゃんと説明してあるから!みんないい人だよ!それに何か言われても僕が一緒にいるから!」
「あ、あり、ありがと」
「、、、、、はぁ」
キラキラとした笑顔でいうユーストがとても眩しい。ユーストを尊敬の眼差しで見るリンにまたフレイは一つため息をこぼした。
「リ、リン・アルフォード、、、です。、、、よろしく、、、お願いします」
とてつもなく見られている。それも刺すような視線にいますぐここから逃げ出してしまいたい。
「はーい。みんな、そんなに見つめたらリンさん困っちゃうでしょう~。リンさんはユーストくんの隣ね~」
「は、はい」
急いで行くとユーストは笑って迎えてくれた。少し緊張は解けたがやはり周りの目は自分をチラチラと見てくる。仕方がないと言えば仕方がないがやっぱり少し居心地が悪い。
「じゃ~ガイダンスはここまで、明日からは早速授業があるからねぇ~。それと、リンさんは何かと知らないことがあるかもだからみんな色々と教えてあげるのよ~」
じゃあ、さようならっと行って出ていった先生を皮切りに生徒がどんどんと教室から出ていく。こちらをじーっと見てから出ていく生徒もいれば、変わらず見続けるものも、異常に見られることにそろそろ胃が痛くなりそうだった。
「リンくん!」
「!はい!」
「?この後、よかったら一緒にお茶をしない?フレイも一緒だけど」
「え?い、いいんでしょうか。恋人である2人の邪魔になるのでは、、、」
「そんなこと「確かに邪魔だな」もう!フレイ!!」
「俺は正直に言ったまでだが?」
「もう!全然いいよ。僕がリンくんと一緒にお茶したいだけなんだから!ね!」
「えっと、では、よろしくお願いします」
「そんな堅苦しくしなくてもいいのに~。前にフレイと言った時にとても美味しいケーキ屋さんでリンくんにも是非食べてもらいたいと思ったんだよね」
お菓子屋と聞いて思い出すのは孤児院の近くにあったお菓子屋さんだがケーキは取り扱っているようには見えなかった。でもフレイヤユーストがそれほどまでに言うのならばそれほど美味しいのだろう。リン自身も甘いものは嫌いではない。フレイは未だ怖いが前みたいに睨みつけるとかは一切ないので多少は大丈夫そうだ。とてもいやそうではあるが、それも最近ユーストがリンにつきっきりで2人の時間があまりできないからだろう。
「ケーキ屋さんは貴族街と平民街の中間にあったね、貴族、平民とはず人気なの!リンくん甘いもの平気?」
「は、はい。甘いものはとても好きです」
「本当?よかった~」
そう言ってニコニコ笑うユーストにリンも自然と微笑んでしまう。
その日が近づくにつれソワソワとするリンになんと声をかけていいかわからないグレイスを温かく見守る家族たちと言う構造が出来上がってしまった。会話という会話はしていないがポツポツと話はしている。1日に一言二言ぐらいだがそれでも2人は満足そうだった。それならそれでいいがなんともその光景がもどかしすぎていても経ってもいられないのだ。色々あったせいで結構過保護になっている家族は家にいる間できる限りリンの近くにいた。勉強をしたり、お茶をしたり、と最初はきまづそうにしていたが回数を越すごとに慣れて行ったのか今ではつまりながらも笑いながら会話をしている。
そしてとうとう新学期が始まる。事件のことは誰も知らない。長い間伝わってきた噂は消えはしない。顔をとても真っ青にしているリンをユーストはとても心配そうに見て、フレイはこんなことでとため息を吐いている。認めるつもりもなかったがユーストから真剣にお願いされて仕舞えば仕方ない。
一緒に登校しているため、皆の視線がとても突き刺さる。しかも自分が着ているのはユーストと同じ魔法科の制服だおかしいと思っても不思議ではないだろう。
「大丈夫だよ!クラスメイトにはちゃんと説明してあるから!みんないい人だよ!それに何か言われても僕が一緒にいるから!」
「あ、あり、ありがと」
「、、、、、はぁ」
キラキラとした笑顔でいうユーストがとても眩しい。ユーストを尊敬の眼差しで見るリンにまたフレイは一つため息をこぼした。
「リ、リン・アルフォード、、、です。、、、よろしく、、、お願いします」
とてつもなく見られている。それも刺すような視線にいますぐここから逃げ出してしまいたい。
「はーい。みんな、そんなに見つめたらリンさん困っちゃうでしょう~。リンさんはユーストくんの隣ね~」
「は、はい」
急いで行くとユーストは笑って迎えてくれた。少し緊張は解けたがやはり周りの目は自分をチラチラと見てくる。仕方がないと言えば仕方がないがやっぱり少し居心地が悪い。
「じゃ~ガイダンスはここまで、明日からは早速授業があるからねぇ~。それと、リンさんは何かと知らないことがあるかもだからみんな色々と教えてあげるのよ~」
じゃあ、さようならっと行って出ていった先生を皮切りに生徒がどんどんと教室から出ていく。こちらをじーっと見てから出ていく生徒もいれば、変わらず見続けるものも、異常に見られることにそろそろ胃が痛くなりそうだった。
「リンくん!」
「!はい!」
「?この後、よかったら一緒にお茶をしない?フレイも一緒だけど」
「え?い、いいんでしょうか。恋人である2人の邪魔になるのでは、、、」
「そんなこと「確かに邪魔だな」もう!フレイ!!」
「俺は正直に言ったまでだが?」
「もう!全然いいよ。僕がリンくんと一緒にお茶したいだけなんだから!ね!」
「えっと、では、よろしくお願いします」
「そんな堅苦しくしなくてもいいのに~。前にフレイと言った時にとても美味しいケーキ屋さんでリンくんにも是非食べてもらいたいと思ったんだよね」
お菓子屋と聞いて思い出すのは孤児院の近くにあったお菓子屋さんだがケーキは取り扱っているようには見えなかった。でもフレイヤユーストがそれほどまでに言うのならばそれほど美味しいのだろう。リン自身も甘いものは嫌いではない。フレイは未だ怖いが前みたいに睨みつけるとかは一切ないので多少は大丈夫そうだ。とてもいやそうではあるが、それも最近ユーストがリンにつきっきりで2人の時間があまりできないからだろう。
「ケーキ屋さんは貴族街と平民街の中間にあったね、貴族、平民とはず人気なの!リンくん甘いもの平気?」
「は、はい。甘いものはとても好きです」
「本当?よかった~」
そう言ってニコニコ笑うユーストにリンも自然と微笑んでしまう。
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