休止中  戦闘ロボは進化する! 〜戦闘ロボが人間になったそうです。〜  休止中

奈々四

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未知の大陸

彩雲の空に

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◆◇◆

オアシスを探していると白邪が喋る。

「あれ!人じゃないか!?」

「えっ!?どこ?」

「ほら!あそこあそこ!」

指を指す。

「…あそこか!」

詳しくは見えないが確かに人がいる。

「成程、…テスター!自分で運転出来るか?」

『はい、出来ますよ。』

「よし、飛び降りるぞ!」

「ちょっと待つのじゃ!高くないか?これ!?」

「大丈夫、大丈夫、同時に飛び降りるぞ!」

「待つのじゃ!」

「3」

「死んじゃう!死んじゃう!」

「2」

「嫌!嫌!」

「1」

「あー!もう!どうなっても知らないから!」

「0!」

風防を開けて飛び降りる、と言っても白邪は開け方を知らないので、銃座の穴から出る。

「ふ~!!気持ちい~!!」

「怖い!!!怖い!!!」

白邪が叫ぶ

「白邪!!!こっちに来て!!!」

「わ…分かった!!!」

そう言うと白邪が抱きついてくる。

「…ヴォイネ飛行!!!」

「…早く地面に降ろしてくれ…」

涙声で言う。

「はいはい。」

◆◇◆

地上に降りて倒れている人に声をかける。
外見は黒髪のポニーテールだ。…驚く事に服は日本の着物だった。

(女性何だな、…なぜここに日本の着物が…?)

「大丈夫ですか~?」

「……」

「おーい!」

「………」

「…生きてるのかのう?」

息を確認してみる、…だが息をしている。

「息をしている、生きてるらしい。」

『マスター、オアシスを見つけました、それもかなりの大きさです。』

『了解、この人は気を失っているようだ、確か零式水偵は3人乗りだったよな?』

『ええ、では迎えに行きます。』

『了解。』

「…どうしようかな。」

「どうする…と言ってもなあ…やることないじゃろ」

「そうだけどさあ…暇じゃん?」

「…そうだなぁ」

(そうだ!)

「………砂のお城でも作るか!」

「おっ!いいじゃん!作ろ作ろ!」

「よーし!いっぱい作るぞ~!」

◆◇◆

お城を作っているとテスターが迎えに来た。

ガガガガガガ!

(胴体着陸…)

『マスター、何やってるんですか?』

「お城作ってる。」

『…そうですか、所で倒れた人は?』

「ああ、このお城に居るよ、今ウォーターボール水の球で冷やしてる。」

『分かりました、滑走路が無いのでヘリコプターで行きましょうか、マスター、何がいいですか?』

「UH-1Bがいいな。」

『はい、分かりました。トンスホ変身!』

そう言うとテスターがUH-1Bに変身した。

『さ、乗ってください、運転は任せてください!』

ドアが開く。

「んじゃ、ちょっと待っててね、白邪~!先乗ってて!」

「は~い」

女性が居る城まで歩く

「!」

ドアを開けると女性が起きていた。

質問をしてみる。

「どうも、えっと…あなたは?」

「…えっ!?…えっと…ここは?」

一瞬驚く。そりゃあそうだ、5歳児がこんな風に喋ったら誰でも驚く。
そして日本語だ、異世界語は分かるのだろうか。

「えっと、…元々どこに居ました?」

「日本です……って!?」

上にあるウォーターボール 水の球に気づいたようだ。
どうやら魔法を知らないらしい。

(日本から来たのか。)

「ここは異世界です、恐らく、漫画とかで見た事あるでしょう?」

「つまり、異世界に転移した…そういう事ですか?」

「そういう事です、続きはヘリに乗りながら話しましょう、ついてきてください。」

「ヘ…ヘリ?」

外に出ると白邪が叫ぶ。

「遅いぞ~!早く来い!」

「ああ!今行く!」

「ほ…本当にヘリだ…しかもUH-1B…!」

「ほう?UH-1Bを知っているとは、貴方もミリオタですね?」

「ほほう?と言う事は貴方もですか、貴方とはうまい酒が飲めそうですねぇ」

「新たな仲間が出来て嬉しいですよ。」

「それはこっちもですよ!」

「良いから乗るのじゃ!」

「「はーい」」

◆◇◆

「それでは同志、この世界の事を話してくれ。」

「その前に自己紹介を…俺はバルカン=アヴェンジャー=レン…転生した人だ。で、こっちは…」

「白邪じゃ!!よろしくじゃ!」

「ん?今なんて?」

「此奴…何と言った?」

「成程…異世界語が分からない…と…どうしよう。」

『マスター、そう言うと思って異世界語を翻訳するスキルを作って置きました、今ギフトしますね。』

「おっ!何だこの声は!?」

『テスターと言います。よろしくお願いします。』

「ああ!よろしく!…で?ギフトって何だ?」

「それはだな―――」

◆◇◆

とりあえずこの世界の事を一通り教えておいた。

「成程……魔法…面白そうだな。あっ、ギフトありがとうな、テスター。」

『どういたしまして』

「本題に戻ろう、名前は?」

「ああ、言って無いんだっけか…私の名前は彩雲零、大学生だ、専攻は社会学だ。」

「彩雲、いい苗字だな」

「だろ?自慢の苗字何だ!」

「だいがくせい?せんこう?しゃかいがく?」

「白邪には難しい話だ、寝てろ。」

「…分かった。」

『寝る暇は無いですよ、あと5分ぐらいで着きます。』

「「はーい」」

「喜べ白邪!あと5分で水遊び出来るぞ!」

「ホント!?やった!」

(ずっと砂漠で暑かっただろうしな)

「白邪は可愛いね~」

零が白邪を撫でる。

「えへへ~」

「…まるで親子だな。」

「あれ?何で泣いてるの?」

「…えっ!?」

目を触ってみる、確かに泣いている。

「…何で泣いてるんだろ、俺。」

「…撫でてやろうか?」

普段なら断る所だが、何故か、こんな答えをしてしまった。

「…お願いします。」

空には彩雲が見えた。
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