あのエピローグのつづきから 〜勇者殺しの勇者は如何に勇者を殺すのか〜

shirose

文字の大きさ
上 下
135 / 182
序章 きみが灰になったとしても

第16話 こんな夜に意味があるとするならば

しおりを挟む


「純白騎士団討伐とこの戦いの勝利を祝いまして~~~……」

「「「「「「かんぱぁぁいっっ!!」」」」」」

 互いのジョッキがぶつかり合い、歓声が酒場に響く。

 軍の指揮をしていたミェルキア・フォン=ネクエスがたおされたことで争いが沈静化し、相手の兵士たちは後方へ下がるか、捕虜になるかのどちらかを強いられた。
 結果、今回攻めてきた連邦軍は壊滅し、モファナには平和が戻りつつあった。
 帝国からの伝令によると、帝都に相手の軍が届くことはなく、被害はひとつもなかったのだという。これに関しては不幸中の幸いだ。
 その後、ミェルキアの首を取ったルーツァの提案で血濡れの姫隊ブラッド・ロンドのメンバー達とノウトらでモファナの酒場でこうして宴を開くことになったのだ。
 皆に倣い、ノウトがジョッキを呷る。
 入っているのは蜂蜜酒ミールだ。
 甘くて苦くて、ノウトはあまり酒の類が好きではないが、これならなんとか飲める。それに、なんだか蜂蜜酒ミールを飲んでいると懐かしい気持ちになる。

「にしてもさ」

 ラウラがジョッキを片手に口を開いた。

「ほんとにミェルキアを倒すなんてね。ちょっとびっくり」

「なんだよ、信じてなかったのか?」

「ちょっとびっくりって言ったでしょ。九割は信じてたよ」

「って残りの一割はなんだよ」

「ノウトって甘いからさ、しくじる可能性はあるでしょ」

「それは、まぁ否定できないけどさ」

 実際、ノウトがミェルキアに勝てる確率は五割もなかっただろう。

「ま、俺のおかげってことっすかね~~」

 ルーツァがどっから連れてきたのか分からない猫耳族マナフルの女の子に囲まれながらノウトたちの卓上に現れた。

「あなたねぇ。ほとんどノウトと血夜族ヴァンパイアの彼のおかげでしょ」

 シャーファが呆れ返るように言った。

「トドメは俺だっただろ? な?」

「調子乗んな」

「あいてっ」

 ラウラに叩かれたルーツァは卓上から手を下ろした。

「ルーツァ様~、こっちで飲みましょうよ~」カウンターの方から女の子の声が聞こえた。

「いいぜ子猫ちゃん」ルーツァが振り返り、その声に応えた。「それじゃ、姫様。失礼します」

「相変わらずね、アンタ」

 ラウラが澄ました顔で笑う。ノウトはラウラの方を見て、口を開く。

「そういえば、ラウラたちの方は大丈夫だったのか?」

「誰にもの言ってんのよ。まぁ、あたしが来た頃にはほぼ敵軍は全滅してたけどね。血夜族ヴァンパイアの戦士恐るべしって感じ」

「ノワ=ドロワの使役した凶魔ロゴスを倒したのは俺たちですけどね。姫のお手前、さすがでした」

 ダーシュが自分のことのようにラウラを褒める。

「凶魔《ロゴス》がいたのか」

「うん。ここ数年で連邦の凶魔ロゴス使役の技術が格段と上がってるのは確かだよね。メフィでさえも未だ解明できてないんだもん。……っていうか」

 ラウラがジョッキをダンッ、と円卓に叩き付けて、ノウトを見た。

「アンタ、まだメフィに会ってないんでしょ?」

「ああ、そういえばまだ会ってないな」

「アンタの小型神機とか作ってんのメフィなんでしょ? なんでまだ会ってないのよ」

 くだんのメフィ氏が造った小型の神機───煙幕玉や閃光弾のこと───はメフィ氏からノウトに直接渡されるわけではなく、シファナ伝いでノウトに渡される。

「えっと、なんというか……俺に顔を見せてくれないんだよな、彼女」

 ノウトから逃げてるんじゃないかってレベルでメフィ氏はノウトに顔を見せたがらない。

「無理やり顔見せに行きなよ。メフィ引きこもりだけど押しには弱いから」

「なんか嫌な言い方だなそれ……」

「まー、とりあえず早くメフィに会ってやりなよ。これ、あたしとの約束」

「お、おう。帝都に帰ったらそうしよっかなぁ……」

 ノウトは遠い目をしながら蜂蜜酒ミールをちびちびと飲んだ。

「どうしたの、有言実行してミェルキアを倒したのに。いやに浮かれない顔してんじゃん」

「……あ~、……ちょっといろいろ考えててな」

 ノウトが歯切れ悪く言うと、ラウラはそんなノウトの顔を覗き込むように顔を近づけた。

「もしかして、あれ? 誰も殺したくないって言ってたのにミェルキア殺しちゃったから悔いてるの?」

 急にラウラが的を射た発言をしたから、ノウトは少しむせてしまった。

「正直言えば、まぁ……そうかな。うん」

 ノウトはラウラに視線を一瞬合わせて、それから目線を外した。

「でも、勝って嬉しくないわけじゃないんだ。ミェルキアを倒さなければもっと多くの人が殺されていた。これでいい、これでいいはずなんだけど……」

 ノウトは卓上を見つめて、そこにジョッキを置いた。

「──ミェルキアが首を落としたあの瞬間が、瞼に焼き付いて離れないんだ」

 ルーツァがミェルキアの首を切り落とし、そして彼はあまつさえその首を持ち上げて勝利を謳った。あの瞬間が、どうにも忘れられない。

「ショックだったってこと?」シャーファがノウトを見る。

「いや、違う」

 ノウトは首を振った。

「あんなに強くて、騎士団の団長を勤めるくらい有能な人間にも家族がいて、彼には彼の人生があってさ。多分……いや、絶対、彼が死んだら悲しむ人は多くいるんだ。……それを殺してしまって、本当に良かったのかなって。今はただそれを思うんだ」

 ノウトは当初、ミェルキアを殺す予定ではなかった。睡眠針で戦闘不能にして、帝都に連れ帰ろうとしていたのだ。

「ルーツァがミェルキアの首を斬っちゃったからね」

「でも、さっきノウトが言った通り、ミェルキアを殺さなくちゃ更に多くの犠牲が出ていたのは事実。私はこれで正解だと思うわ」

「俺もそれは分かってる。だけど──」

「お前はただ、自分の手を汚したくないだけだろ」

 今まで黙っていたダーシュが言葉を挟んだ。

「そうかもしれない」

 意外にもノウトがすぐにそれを肯定したから、ダーシュは一瞬目を開いた。

「俺は殺したくない」

 俺は『彼女』をこの手で殺してしまった。
 消えない炎に包まれた彼女を楽にしてあげようと殺したのだ。
 人を殺せばきっと、あの瞬間を思い出してしまってノウトは気が気でなくなる。また弱いノウトに戻ってしまう。でも、──

「でも、それ以上に──俺は殺し合いが嫌いなんだ」

 酒場は喧騒を保っているにも関わらず、ノウトの言葉ははっきりと聞こえた。

「殺す方もつらいし、殺される方ももちろんつらい。残される人ももちろん悲しい。こんなにも無益なのに、どうして俺らは争う必要があるんだ」

 その科白せりふがノウトの胸にすっと下りてきた。

「命より、戦争が有益だからだ」

 ダーシュが、判然とした態度で告げる。

「領土、神機、勇者、人民、食糧。それらを手っ取り早く解決出来るのが戦争だ」

「じゃあお前は奪い合うのが正義だって言うのかよ」

「思わない」

 ダーシュは即答した。

「戦争はないに越したことはない。ただ、全人類がお前みたいに生易しいわけじゃない」

「みんなノウトだったら良いのにね」ラウラが腕を組んだ。

「……なんかそれは違いませんか?」シャーファがラウラに言う。

「みんなノウトみたいな考えだったらいいなってこと」

「いや、分かるけどな」

 ノウトが失笑した。

「もう、一応アンタのこと褒めてるんだけどなぁ」ラウラが頬をかく。

「人々には、ひとりひとりそれぞれの正義があって、それがぶつかり合うのが戦争。そこに正しいも悪いもない、ってのは誰かが言ってた言葉なんだけど」

 ノウトが言った。

「俺は、みんなの正義が集まれば世界は蓋然的に世界は平和になると思うんだ」

「じゃあ、みんなの正義を言ってこう。あたしの正義は、そうだな~。人々の笑顔を守ることかな。シャーファは?」

「私は、……一人でも多くの民を守ることですかね」

「ダーシュはどうだ?」

「俺は姫を護れればそれでいい」

「アンタねぇ……。ま、いいけどさ」

 ラウラがかぶりを振った。

「それで、ノウト、アンタは?」

「俺は───」

 ノウトが皆に目をやって、そして口を開いた。

「ただ救うこと、それだけだ」

「ま、ノウトらしいね」

「それで、四人の正義を合わせると?」

「一人でも多くのラウラを救って、笑顔を護る」

「ぷふっ」

 シャーファが吹き出した。

「完璧じゃないか」

 ダーシュが満足気に頷いた。

「いや何もかも間違ってるから! ちょっとシャーファ、何笑ってんの!」

 ラウラが立ち上がって、びしっと指をさした。

「ふふふ……いや、申し訳ございません、ほんとに……ふふっ」

「それに、なんで息するようにボケるんだよノウト!」

「ラウラが笑顔の方がいいって言ったからさ」

「あ、あぁ~~……なるほどね」

 ノウトは適当に返事を返したつもりだったが、ラウラは何故か納得したようだ。
 ノウトはみんなに向き直って、それから口を開いた。

「『殺すこと』が正義のやつなんて、この世界にはほんとはいないはずなんだ。どんな人間も幸せを求めているに決まってる」

 ──それに、

「みんなが幸せになれる道を、みんなが進んで行けば、この世界はきっと平和になると思う」

「そうなると、いいね」

 そう言ってラウラがジョッキをゆっくり呷る。

「……ノウト」

 ダーシュがそのぼさぼさした髪の向こうから目を覗かせるように言った。

「ん?」

「……どうして、お前はそこまでお人好しでいられるんだ?」

 ダーシュが真顔で問う。ノウトはみなの顔を見た。

「決まってるだろ」

 ノウトは間を置かずに頭にあった次の言葉を口にする。

「俺がみんなのことを大好きだからだよ」

 言うと、それぞれがぽかんとして、近くのテーブルに座る猫耳族マナフル達も何故か静まってしまった。そして、誰からともかく───

「ぷっ」

 と吹き出し、

『あはははははっっ!!』

 と笑い声が酒場を更に騒がしくした。
 
「愚問だったみたいだね」

 ラウラが目尻に浮かぶ笑い涙を拭った。

「お前はおかしな奴だな」

 ダーシュが呆れたように言った。

「はははっ! ま、こいつはこういうやつだからな」

 ルーツァがどこからともなく現れて、ノウトの肩に手を置いた。

「もう、勇者なんて関係ないわよね」

 シャーファが小声で言った。

「あ~~、……ごめん、酔ってるみたいだ。普段こんな恥ずいこと言わないんだけど」

「いや、アンタはいつもそんな感じだよ」ラウラが楽しそうに言った。

「なんだよそれ」

 ノウトがははっ、と笑った。

「悪い。俺、このあたりにして寝るよ」

「もういいのかよ~」

 完全に酔い気味のルーツァがノウトの肩を揺する。

「ああ、明日も早いしさ」

「んじゃあしょうがねぇなぁ」

 ルーツァがノウトの肩から手を離す。
 ポケットから通貨を取り出して、円卓の上に置く。

「それじゃまた明日」

「おやすみ、ノウト」「おやすみなさい、ノウト」「また明日な~」

「おう、おやすみ。みんな」

 ノウトが手を振って、酒場から出る。
 夜風が頬を優しく撫でた。
 空に浮かぶ二つの月は相も変わらず綺麗だ。最初は月が二つだなんて、おかしい気がする、なんて思っていたけどそんな思いも既に消えてなくなった。
 後方から聞こえる酒場の喧騒を背に、ノウトは宿への道を辿った。明日、帝都に戻る予定だ。魔皇に今回の報告をして、それにシファナやフィーユ達にも会って、それにメフィにも顔を出さないと。
 想いに更けながら、けして寂しくない夜道を歩いていると、ふと前方から一人の血夜族ヴァンパイアの男が歩いてくるのが分かった。
 歳の印象はノウトと同じくらいだ。はっきりとした青髪で鼻がすっと通っている。非常に端正な顔立ちだ。どこか、ノウトの知り合いの血夜族ヴァンパイアに面影が似ている気がした。

「こんばんは、ノウト」

 話しかけられて、ようやく分かった。

「レン」

 ノウトが彼の名前を呼ぶと、レンはどこか面映ゆそうに頬を緩めた。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います

霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。 得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。 しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。 傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。 基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。 が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

異世界漫遊記 〜異世界に来たので仲間と楽しく、美味しく世界を旅します〜

カイ
ファンタジー
主人公の沖 紫惠琉(おき しえる)は会社からの帰り道、不思議な店を訪れる。 その店でいくつかの品を持たされ、自宅への帰り道、異世界への穴に落ちる。 落ちた先で紫惠琉はいろいろな仲間と穏やかながらも時々刺激的な旅へと旅立つのだった。

アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~

eggy
ファンタジー
 もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。  村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。  ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。  しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。  まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。  幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。 「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。

スキル「糸」を手に入れた転生者。糸をバカにする奴は全員ぶっ飛ばす

Gai
ファンタジー
人を助けた代わりにバイクに轢かれた男、工藤 英二 その魂は異世界へと送られ、第二の人生を送ることになった。 侯爵家の三男として生まれ、順風満帆な人生を過ごせる……とは限らない。 裕福な家庭に生まれたとしても、生きていいく中で面倒な壁とぶつかることはある。 そこで先天性スキル、糸を手に入れた。 だが、その糸はただの糸ではなく、英二が生きていく上で大いに役立つスキルとなる。 「おいおい、あんまり糸を嘗めるんじゃねぇぞ」 少々強気な性格を崩さず、英二は己が生きたい道を行く。

ご期待に沿えず、誠に申し訳ございません

野村にれ
恋愛
人としての限界に達していたヨルレアンは、 婚約者であるエルドール第二王子殿下に理不尽とも思える注意を受け、 話の流れから婚約を解消という話にまでなった。 責任感の強いヨルレアンは自分の立場のために頑張っていたが、 絶対に婚約を解消しようと拳を上げる。

愚かな者たちは国を滅ぼす【完結】

春の小径
ファンタジー
婚約破棄から始まる国の崩壊 『知らなかったから許される』なんて思わないでください。 それ自体、罪ですよ。 ⭐︎他社でも公開します

【完結】聖獣もふもふ建国記 ~国外追放されましたが、我が領地は国を興して繁栄しておりますので御礼申し上げますね~

綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
 婚約破棄、爵位剥奪、国外追放? 最高の褒美ですね。幸せになります!  ――いま、何ておっしゃったの? よく聞こえませんでしたわ。 「ずいぶんと巫山戯たお言葉ですこと! ご自分の立場を弁えて発言なさった方がよろしくてよ」  すみません、本音と建て前を間違えましたわ。国王夫妻と我が家族が不在の夜会で、婚約者の第一王子は高らかに私を糾弾しました。両手に花ならぬ虫を這わせてご機嫌のようですが、下の緩い殿方は嫌われますわよ。  婚約破棄、爵位剥奪、国外追放。すべて揃いました。実家の公爵家の領地に戻った私を出迎えたのは、溺愛する家族が興す新しい国でした。領地改め国土を繁栄させながら、スローライフを楽しみますね。  最高のご褒美でしたわ、ありがとうございます。私、もふもふした聖獣達と幸せになります! ……余計な心配ですけれど、そちらの国は傾いていますね。しっかりなさいませ。 【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ ※2022/05/10  「HJ小説大賞2021後期『ノベルアップ+部門』」一次選考通過 ※2022/02/14  エブリスタ、ファンタジー 1位 ※2022/02/13  小説家になろう ハイファンタジー日間59位 ※2022/02/12  完結 ※2021/10/18  エブリスタ、ファンタジー 1位 ※2021/10/19  アルファポリス、HOT 4位 ※2021/10/21  小説家になろう ハイファンタジー日間 17位

【完結】魔王様、溺愛しすぎです!

綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
「パパと結婚する!」  8万年近い長きにわたり、最強の名を冠する魔王。勇者を退け続ける彼の居城である『魔王城』の城門に、人族と思われる赤子が捨てられた。その子を拾った魔王は自ら育てると言い出し!? しかも溺愛しすぎて、周囲が大混乱!  拾われた子は幼女となり、やがて育て親を喜ばせる最強の一言を放った。魔王は素直にその言葉を受け止め、嫁にすると宣言する。  シリアスなようでコメディな軽いドタバタ喜劇(?)です。 【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう 【表紙イラスト】しょうが様(https://www.pixiv.net/users/291264) 挿絵★あり 【完結】2021/12/02 ※2022/08/16 第3回HJ小説大賞前期「小説家になろう」部門 一次審査通過 ※2021/12/16 第1回 一二三書房WEB小説大賞、一次審査通過 ※2021/12/03 「小説家になろう」ハイファンタジー日間94位 ※2021/08/16、「HJ小説大賞2021前期『小説家になろう』部門」一次選考通過作品 ※2020年8月「エブリスタ」ファンタジーカテゴリー1位(8/20〜24) ※2019年11月「ツギクル」第4回ツギクル大賞、最終選考作品 ※2019年10月「ノベルアップ+」第1回小説大賞、一次選考通過作品 ※2019年9月「マグネット」ヤンデレ特集掲載作品

処理中です...