7 / 26
ラマノヴァ
01
しおりを挟む
「みなさん、ごきげんいかが?」
低く落ち着いた、しかしよく通る女の声が室内に響き渡った。
職員室で黙々とデスクに向かっていた職員のなかで、いち早く彼女の訪問を察知したのはサプフィールだった。
廊下にこだまするハイヒールの音。余裕たっぷりの足取りは只者ではない。
かれが知る限り、こんな寒々しい旧校舎をわざわざ訪ねる大物といえば、ただひとりだった。
その日、彼女の到来を予見していたかのように上下白のスーツで決めていたサプフィールは、さっと服を整え、職員室の入口で出迎えた。
「これはこれは、ラマノヴァ会長」
「あらサプフィール、スーツを新調したのね、素敵よ」
その女性、マラザフスカヤ学園OB会・会長ガリーナ・ラマノヴァは悠々と歩いてくると、サプフィールの肩をなでた。
「いい生地だわ。とても似合っている」
「光栄です。会長こそ、今日も洒落てらっしゃる」
「わたくしはあなたのように白を着こなせないの」
うっとりとサプフィールを見つめる彼女の表情は、思春期の少女のようだ。
真紅のツーピースを着て、大粒の真珠が連なるネックレスが皺の刻まれた首元で輝いている。
民族衣装からして華美なルーイの元貴族らしい、とサプフィールは彼女を見るたびに思った。足元までビビットカラーのピンヒールだ。
サプフィールは徐にラマノヴァの首筋へ手を伸ばした。
彼女がどきりと頬を赤らめる間に、ネックレスが消えている。
「真珠など、会長には必要ないでしょう」
「え、どうなって……?」
戸惑う彼女の鼻先で、消えたときと同様に忽然と、しなやかに動く手からネックレスが現れた。
「まあ!」
「失礼をお許しください」
とサプフィールはラマノヴァの首に腕を回し、ネックレスをつけ直した。
「あなたはいつも楽しませてくれるわね、学長とは大違い」
「今日も楽しくないお話ですか?」
「いつものことよ——学長はいらっしゃる?」
「ええ、いらっしゃいます。マリオンも」
「そう」
ラマノヴァは澄ました声で応えると、サプフィールに意味ありげな視線を送った。
サプフィールはすべて承知とばかりに、にこりと笑い返す。
✳︎
執務室の電話が鳴った。
学長に代わって、デスク上の受話器をマリオンが取った。
「はい、マラザフスカヤ学園学長室です——お待ちを」
通話を保留にしたマリオンは、アルマーズを見た。
ルーイ帝国時代から著名な学者や政治家を数多く輩出してきた国内随一の名門校、そのトップでありマリオンの上司でもある学長はというと、青いラメが煌めく派手なジャケットに身を包み、ギターを抱えて鏡の前でポーズを決めている最中だった。
「学長、ナウカ教育出版の社長です」
アルマーズは振り向きもせず、右手をマリオンに向かってひらひらさせた。
助手は慣れたもので、その手に受話器を握らせ、保留を解除してやる。
「高等部の教科書の件なら、答えは変わりませんよ——なにが問題だって?中世から近代に至るすべての章が問題だらけだ。特に近代、先の大戦におけるルーイの戦争犯罪を丸々カットした上に連邦構成国の解放を美化した記述、あれは懐古主義の現政権に媚び売るプロパガンダだ。あんなもん教科書とは呼べん——なにが事実だ、あんた初等学校も出てないのか?」
挨拶もなしにはじまった応酬に、マリオンは呆れて首を振った。
アルマーズは学長に就任して間もなく、教科書をすべて変更すると宣言していた。これまでは公立校と同様、国の認可が降りた教科書を当たり前のように使用していたが、新学長はそれを、役に立たん、と一蹴したのだった。
しかし、国の息がかかっていない出版社を探すのは困難を極めた。
もはや自分で作ったほうが早いのではないかとさえマリオンは思っていた。学長なら苦もなくやってのけるだろう。こうやって月に一社のペースで敵を作るより生産的だ。
アルマーズの甲高い声がヒートアップするなか、電話が鳴った。
普段は使っていないマリオンのデスク上で、青いランプが光っている。
内線だ。
「はい、学長室——ああ、サプ——え、ラマノヴァ会長が?!」
マリオンはアルマーズの様子を伺った。
まだ議論は白熱している。最長記録だ。ナウカ出版の社長も相当のやり手と見える。
「サプ、2分でいい、会長を引き留めてくれ」
マリオンは受話器を置くと、大急ぎでアルマーズのデスク上を片づけはじめた。
アルマーズが食い散らかしたレーズンパンのカスを拭き取り、ミカンのかごをキャビネットの一番下の段に隠す。3日間ふたりで食べ続けたミカンは3分の1ほどに減っていた。
ギターをデスクの裏側へ隠し、あたかも書類仕事の最中だったように見せかける。電気ポットで湯を沸かし、ティーカップをセッティング。
マリオンが手際よく客を迎える準備を進めている間、アルマーズは室内をうろうろと歩き回りながら、話は中世にまで遡っていた。
ルーイ帝国初代メルクーリー皇帝の身長詐称にまで話が及んだ辺りでマリオンに捕まったかれは、問答無用でキラキラのジャケットを脱がされた。
「ラマノヴァ会長がお見えです」マリオンが耳元で囁く。「1分で話を終わらせてください」
アルマーズは黙って頷くと、
「あー、身長詐称は取り消す。メルクーリーの背が3cm低かったところで、ルーイ・ベル戦争の惨敗という事実は変わら——いてっ!」
通話口を手で押さえ、腰の贅肉をつねったマリオンに向かって「なにするんだ!」と囁いた。
マリオンも声をひそめ、
「話を終わらせてと言っているのに、火に油を注いでどうするんですか!」
「40秒で言い負かす」
「次にしてください!」
「わかったわかった——あー、前言撤回する。ともかくだ、この電話では結論は出せないから……」
「明日、午後なら時間を取れます」
「ふむ——明日の午後、御社へ伺いますよ——ええ、わたし自ら足を運びますとも!」
ようやく話をつけて受話器を置いたと同時に、扉が開いた。
「これは会長」
とアルマーズ、営業モードにスイッチした声色でラマノヴァを出迎えた。
「今日もご機嫌麗しく……はなさそうですね」
低く落ち着いた、しかしよく通る女の声が室内に響き渡った。
職員室で黙々とデスクに向かっていた職員のなかで、いち早く彼女の訪問を察知したのはサプフィールだった。
廊下にこだまするハイヒールの音。余裕たっぷりの足取りは只者ではない。
かれが知る限り、こんな寒々しい旧校舎をわざわざ訪ねる大物といえば、ただひとりだった。
その日、彼女の到来を予見していたかのように上下白のスーツで決めていたサプフィールは、さっと服を整え、職員室の入口で出迎えた。
「これはこれは、ラマノヴァ会長」
「あらサプフィール、スーツを新調したのね、素敵よ」
その女性、マラザフスカヤ学園OB会・会長ガリーナ・ラマノヴァは悠々と歩いてくると、サプフィールの肩をなでた。
「いい生地だわ。とても似合っている」
「光栄です。会長こそ、今日も洒落てらっしゃる」
「わたくしはあなたのように白を着こなせないの」
うっとりとサプフィールを見つめる彼女の表情は、思春期の少女のようだ。
真紅のツーピースを着て、大粒の真珠が連なるネックレスが皺の刻まれた首元で輝いている。
民族衣装からして華美なルーイの元貴族らしい、とサプフィールは彼女を見るたびに思った。足元までビビットカラーのピンヒールだ。
サプフィールは徐にラマノヴァの首筋へ手を伸ばした。
彼女がどきりと頬を赤らめる間に、ネックレスが消えている。
「真珠など、会長には必要ないでしょう」
「え、どうなって……?」
戸惑う彼女の鼻先で、消えたときと同様に忽然と、しなやかに動く手からネックレスが現れた。
「まあ!」
「失礼をお許しください」
とサプフィールはラマノヴァの首に腕を回し、ネックレスをつけ直した。
「あなたはいつも楽しませてくれるわね、学長とは大違い」
「今日も楽しくないお話ですか?」
「いつものことよ——学長はいらっしゃる?」
「ええ、いらっしゃいます。マリオンも」
「そう」
ラマノヴァは澄ました声で応えると、サプフィールに意味ありげな視線を送った。
サプフィールはすべて承知とばかりに、にこりと笑い返す。
✳︎
執務室の電話が鳴った。
学長に代わって、デスク上の受話器をマリオンが取った。
「はい、マラザフスカヤ学園学長室です——お待ちを」
通話を保留にしたマリオンは、アルマーズを見た。
ルーイ帝国時代から著名な学者や政治家を数多く輩出してきた国内随一の名門校、そのトップでありマリオンの上司でもある学長はというと、青いラメが煌めく派手なジャケットに身を包み、ギターを抱えて鏡の前でポーズを決めている最中だった。
「学長、ナウカ教育出版の社長です」
アルマーズは振り向きもせず、右手をマリオンに向かってひらひらさせた。
助手は慣れたもので、その手に受話器を握らせ、保留を解除してやる。
「高等部の教科書の件なら、答えは変わりませんよ——なにが問題だって?中世から近代に至るすべての章が問題だらけだ。特に近代、先の大戦におけるルーイの戦争犯罪を丸々カットした上に連邦構成国の解放を美化した記述、あれは懐古主義の現政権に媚び売るプロパガンダだ。あんなもん教科書とは呼べん——なにが事実だ、あんた初等学校も出てないのか?」
挨拶もなしにはじまった応酬に、マリオンは呆れて首を振った。
アルマーズは学長に就任して間もなく、教科書をすべて変更すると宣言していた。これまでは公立校と同様、国の認可が降りた教科書を当たり前のように使用していたが、新学長はそれを、役に立たん、と一蹴したのだった。
しかし、国の息がかかっていない出版社を探すのは困難を極めた。
もはや自分で作ったほうが早いのではないかとさえマリオンは思っていた。学長なら苦もなくやってのけるだろう。こうやって月に一社のペースで敵を作るより生産的だ。
アルマーズの甲高い声がヒートアップするなか、電話が鳴った。
普段は使っていないマリオンのデスク上で、青いランプが光っている。
内線だ。
「はい、学長室——ああ、サプ——え、ラマノヴァ会長が?!」
マリオンはアルマーズの様子を伺った。
まだ議論は白熱している。最長記録だ。ナウカ出版の社長も相当のやり手と見える。
「サプ、2分でいい、会長を引き留めてくれ」
マリオンは受話器を置くと、大急ぎでアルマーズのデスク上を片づけはじめた。
アルマーズが食い散らかしたレーズンパンのカスを拭き取り、ミカンのかごをキャビネットの一番下の段に隠す。3日間ふたりで食べ続けたミカンは3分の1ほどに減っていた。
ギターをデスクの裏側へ隠し、あたかも書類仕事の最中だったように見せかける。電気ポットで湯を沸かし、ティーカップをセッティング。
マリオンが手際よく客を迎える準備を進めている間、アルマーズは室内をうろうろと歩き回りながら、話は中世にまで遡っていた。
ルーイ帝国初代メルクーリー皇帝の身長詐称にまで話が及んだ辺りでマリオンに捕まったかれは、問答無用でキラキラのジャケットを脱がされた。
「ラマノヴァ会長がお見えです」マリオンが耳元で囁く。「1分で話を終わらせてください」
アルマーズは黙って頷くと、
「あー、身長詐称は取り消す。メルクーリーの背が3cm低かったところで、ルーイ・ベル戦争の惨敗という事実は変わら——いてっ!」
通話口を手で押さえ、腰の贅肉をつねったマリオンに向かって「なにするんだ!」と囁いた。
マリオンも声をひそめ、
「話を終わらせてと言っているのに、火に油を注いでどうするんですか!」
「40秒で言い負かす」
「次にしてください!」
「わかったわかった——あー、前言撤回する。ともかくだ、この電話では結論は出せないから……」
「明日、午後なら時間を取れます」
「ふむ——明日の午後、御社へ伺いますよ——ええ、わたし自ら足を運びますとも!」
ようやく話をつけて受話器を置いたと同時に、扉が開いた。
「これは会長」
とアルマーズ、営業モードにスイッチした声色でラマノヴァを出迎えた。
「今日もご機嫌麗しく……はなさそうですね」
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
元体操のお兄さんとキャンプ場で過ごし、筋肉と優しさに包まれた日――。
立坂雪花
恋愛
夏休み、小日向美和(35歳)は
小学一年生の娘、碧に
キャンプに連れて行ってほしいと
お願いされる。
キャンプなんて、したことないし……
と思いながらもネットで安心快適な
キャンプ場を調べ、必要なものをチェックしながら娘のために準備をし、出発する。
だが、当日簡単に立てられると思っていた
テントに四苦八苦していた。
そんな時に現れたのが、
元子育て番組の体操のお兄さんであり
全国のキャンプ場を巡り、
筋トレしている動画を撮るのが趣味の
加賀谷大地さん(32)で――。
夢では溺愛騎士、現実ではただのクラスメイト
春音優月
BL
真面目でおとなしい性格の藤村歩夢は、武士と呼ばれているクラスメイトの大谷虎太郎に密かに片想いしている。
クラスではほとんど会話も交わさないのに、なぜか毎晩歩夢の夢に出てくる虎太郎。しかも夢の中での虎太郎は、歩夢を守る騎士で恋人だった。
夢では溺愛騎士、現実ではただのクラスメイト。夢と現実が交錯する片想いの行方は――。
2024.02.23〜02.27
イラスト:かもねさま
虐げられている魔術師少年、悪魔召喚に成功したところ国家転覆にも成功する
あかのゆりこ
BL
主人公のグレン・クランストンは天才魔術師だ。ある日、失われた魔術の復活に成功し、悪魔を召喚する。その悪魔は愛と性の悪魔「ドーヴィ」と名乗り、グレンに契約の代償としてまさかの「口づけ」を提示してきた。
領民を守るため、王家に囚われた姉を救うため、グレンは致し方なく自分の唇(もちろん未使用)を差し出すことになる。
***
王家に虐げられて不遇な立場のトラウマ持ち不幸属性主人公がスパダリ系悪魔に溺愛されて幸せになるコメディの皮を被ったそこそこシリアスなお話です。
・ハピエン
・CP左右固定(リバありません)
・三角関係及び当て馬キャラなし(相手違いありません)
です。
べろちゅーすらないキスだけの健全ピュアピュアなお付き合いをお楽しみください。
***
2024.10.18 第二章開幕にあたり、第一章の2話~3話の間に加筆を行いました。小数点付きの話が追加分ですが、別に読まなくても問題はありません。
「誕生日前日に世界が始まる」
悠里
BL
真也×凌 大学生(中学からの親友です)
凌の誕生日前日23時過ぎからのお話です(^^
ほっこり読んでいただけたら♡
幸せな誕生日を想像して頂けたらいいなと思います♡
→書きたくなって番外編に少し続けました。

僕の部下がかわいくて仕方ない
まつも☆きらら
BL
ある日悠太は上司のPCに自分の画像が大量に保存されているのを見つける。上司の田代は悪びれることなく悠太のことが好きだと告白。突然のことに戸惑う悠太だったが、田代以外にも悠太に想いを寄せる男たちが現れ始め、さらに悠太を戸惑わせることに。悠太が選ぶのは果たして誰なのか?
【完結】相談する相手を、間違えました
ryon*
BL
長い間片想いしていた幼なじみの結婚を知らされ、30歳の誕生日前日に失恋した大晴。
自棄になり訪れた結婚相談所で、高校時代の同級生にして学内のカースト最上位に君臨していた男、早乙女 遼河と再会して・・・
***
執着系美形攻めに、あっさりカラダから堕とされる自称平凡地味陰キャ受けを書きたかった。
ただ、それだけです。
***
他サイトにも、掲載しています。
てんぱる1様の、フリー素材を表紙にお借りしています。
***
エブリスタで2022/5/6~5/11、BLトレンドランキング1位を獲得しました。
ありがとうございました。
***
閲覧への感謝の気持ちをこめて、5/8 遼河視点のSSを追加しました。
ちょっと闇深い感じですが、楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*)
***
2022/5/14 エブリスタで保存したデータが飛ぶという不具合が出ているみたいで、ちょっとこわいのであちらに置いていたSSを念のためこちらにも転載しておきます。
【完結】はじめてできた友だちは、好きな人でした
月音真琴
BL
完結しました。ピュアな高校の同級生同士。友達以上恋人未満な関係。
人付き合いが苦手な仲谷皇祐(なかたにこうすけ)は、誰かといるよりも一人でいる方が楽だった。
高校に入学後もそれは同じだったが、購買部の限定パンを巡ってクラスメートの一人小此木敦貴(おこのぎあつき)に懐かれてしまう。
一人でいたいのに、強引に誘われて敦貴と共に過ごすようになっていく。
はじめての友だちと過ごす日々は楽しいもので、だけどつまらない自分が敦貴を独占していることに申し訳なくて。それでも敦貴は友だちとして一緒にいてくれることを選んでくれた。
次第に皇祐は嬉しい気持ちとは別に違う感情が生まれていき…。
――僕は、敦貴が好きなんだ。
自分の気持ちに気づいた皇祐が選んだ道とは。
エブリスタ様にも掲載しています(完結済)
エブリスタ様にてトレンドランキング BLジャンル・日間90位
◆「第12回BL小説大賞」に参加しています。
応援していただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
ピュアな二人が大人になってからのお話も連載はじめました。よかったらこちらもどうぞ。
『迷いと絆~友情か恋愛か、親友との揺れる恋物語~』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/416124410/923802748
その溺愛は伝わりづらい
海野幻創
BL
人好きのする端正な顔立ちを持ち、文武両道でなんでも無難にこなせることのできた生田雅紀(いくたまさき)は、小さい頃から多くの友人に囲まれていた。
しかし他人との付き合いは広く浅くの最小限に留めるタイプで、女性とも身体だけの付き合いしかしてこなかった。
偶然出会った久世透(くぜとおる)は、嫉妬を覚えるほどのスタイルと美貌をもち、引け目を感じるほどの高学歴で、議員の孫であり大企業役員の息子だった。
御曹司であることにふさわしく、スマートに大金を使ってみせるところがありながら、生田の前では捨てられた子犬のようにおどおどして気弱な様子を見せ、そのギャップを生田は面白がっていたのだが……。
これまで他人と深くは関わってこなかったはずなのに、会うたびに違う一面を見せる久世は、いつしか生田にとって離れがたい存在となっていく。
【続編】
「その溺愛は行き場を彷徨う……気弱なスパダリ御曹司は政略結婚を回避したい」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/962473946/911896785
【改稿版】2025/2/26完結
「気弱なスパダリ御曹司からの溺愛にノンケの僕は落とされました」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/962473946/252939102
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる