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LUCK
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「ヨッシー、あの……」
蜜葉が善一の宿泊室を出て間もなく、サムに手を引かれたエニーは、頭を俯け寝室から出てきた。言語を英語にし、不安気に眉を寄せ、固く握った左手を胸の前に押し当てている。
「Signorinaはお帰りになりましたよ、二人とも」
善一はフウと肩を落とし、腰に両手を当てた。いつものように優しい笑みを浮かべているものの、笑みの下の感情がなぜか読み解けず、エニーに不安感が増す。
「ヨッシー、ごめんなさいっ」
サムがエニーを隠すように立ち、善一との間に割り入るように口を開いた。
「きちんとお客さまに、お別れの挨拶できなかったから、ボクたち」
「仕方がないさ。エニーは頭を冷やすために自分からこの場を離れたんだし、サムはエニーのケアのために離れたんだ。わけもなくここに居なかったわけじゃない。気に病まなくてもいいよ」
首を振る善一。やはり優しく微笑むばかり。
「ちょっと落ち着いた? エニー」
「う、うん……」
首肯が返ってきて安心した善一は、自ら歩み寄りはせず、その場に両膝を付き目線高を合わせた。
「あの、ご、ごめんなさい、ヨッシー」
サムからそっと離れたエニー。ととと、と善一へ駆け寄り、肩を縮める。
「ううん、いいんだ。俺もごめんね」
「どっ、どうして、ヨッシーが謝るの?」
「二人に喜んでもらいたかったはずが、逆に困惑させてしまったからね」
「困、惑? あの、そうっ、じゃないの」
ぶんぶんと首を大きく振るエニー。緩く一本の三つ編みにしたブロンドの髪が、その左肩にふわりと乗る。毛先を結び留めているサフランイエローのリボンが、やけに鮮やかに善一のサングラスに反射した。
「あの、あのね。アタシね、あの……」
エニーの小さく柔らかな両手をそっと掬い上げ、優しく包むように握る善一。幼い、深い灰緑色のまあるい瞳をじっと見つめる。
「こ、怖かったの。蜜葉の、諦めてる気持ち、が」
「諦めてる気持ち?」
「あ、あのね、蜜葉のデザインとね、彼女自身の眼が、何かを諦めきってたの。アタシ、あれが嫌だったの」
言いながら、鼻の頭が再び赤くなっていく。緩みそうになる涙腺をグッと堪えて、震える声を細く発した。
「さっきも言ってたねぇ、それ」
「うん、だってね。ヨ、ヨッシーとは違う、気持ちで、ヨッシーの話に向き合うのは、ヨッシーの望む『ベスト』に、ならないと思っ、てるから、アタシ」
「ん、なるほど」
「だからアタシ、蜜葉の熱量が同じじゃないって、わかって、怖くなったの。それに、『ヨッシーが期待してる人』に、『アタシが』がっかりしたく、なかったの」
「そっか。うん、ありがとう、エニー」
二人へ歩み寄るサム。善一はエニーの左側にサムを呼び、二人の手を握った。
「初めて彼女のデザインを見たとき、本当にキミたちに似合いそうなデザインを描くなぁと思って、すんごく感動したんだよ、俺。前から二人のことを知ってたみたいな、二人が着ること『だけを』イメージして描いたみたいな。どれもそんな印象でね、嬉しくなっちゃったんだよね」
頬を緩めるサム。善一はそっとサングラスを外し、胸ポケットへと刺した。
「二人に似合うなーと思ったら、二人に着せたくなった。そうしたら二人がもっと自信を持って、いろんなことに挑戦できるんじゃないかって思った」
堪えきれずに、エニーの左目から涙が一粒だけ流れ落ちる。
「これからのサムとエニーの後押しが出来るかもと思ったら、彼女のデザインを捕まえておきたかったんだ。どうしても」
真剣に説く善一の白銀の眼を見て、寄せた眉をゆっくりとハの字に変えていくエニー。
「あの、あのね。エニーも、そうかなとは、思った。だからそれ、とっても嬉しい。今までそんなこと、してもらったことないから」
「うん。それはボクも同意見」
「それに、ヨッシーいつも、アタシとサムに、ベストを尽くしてくれるから。ね、サム」
「うんうん。ヨッシーは『このくらいでもいいかな』ってやらない。それがボクたちにとって、安心材料のひとつだよ」
心の柔らかいところがくすぐったくなったので、つい善一はふにゃりと情けなく笑った。
「蜜葉のデザイン、を、まぁそれだけじゃなくても。ヨッシーがどうしてもってことなら、アタシも、ちゃんと蜜葉と向き合いたいよ」
その言葉に、サムが目を丸くする。いつになく、至極真剣な妹の横顔。善一はエニーの言い分をじっと待つ。
「み、蜜葉も、た、辿々しかったね、喋り方。アタシもそうだから、よくわかる。あれって、多分、全部が怖いんだと、思う」
「全部が怖い、か」
瞼を伏せた善一。
エニーの洞察力は、恐ろしいほど鋭く的確だ。彼女が持って生まれた意味が、何かある気がしてならないと善一は考えている。
蜜葉のために、また蜜葉を透した自分自身のためにあるのでは、と瞬時に考え至る。
「蜜葉とお話、してみなくちゃ、蜜葉が何を怖がってるのか、さすがにわかんない。でも、怖いからって、やる前から全部諦めてて。そんなの、苦しくて、辛いって、アタシは思った」
「そっか。それで彼女に、キツめな言葉で言ってみたんだね」
「でもあれは、アタシが良くなかった。あんなんじゃ、ただ嫌なこと、しただけ」
善一から視線を落とし、肩も小さくなっていくエニー。そっと握っていた手をほどき、エニーの小さな右肩に手をかけた。
「そんなことはない場合もあるよ。実際に彼女は、あの後でちゃんと向き合おうとしてくれてたんだ」
山なりに曲がったエニーの唇。善一の胸元に頭をもたれかけ、エニーは目を閉じた。
「何が良くて何がダメだったかの判断は、『結果論』と言ってね。俺個人はだけど、結果よりも、その前までの過程を大切にしなきゃと思ってるんだよね」
「それ、『プロセス』のこと?」
訊ねたサムへ、首肯を返す善一。
「今回俺は、キミ達の気持ちの配慮を怠った。だから失敗。でもエニーは、彼女に少しなりとも前を向かせることができた。これは成功だと、俺は思うよ」
「そう、かな」
「そうさ。たまには檄を入れる人がいるのも、悪くはないってこと」
「檄って?」
「よーしやるぞ! みたいな気持ちにさせるために、自分の想いとか考えをガツンと知らせること」
閉じていた目をそっと開け、善一から離れるエニー。
「じゃあ、このお話も、プロセスだね。失敗から、成功になった」
笑みを漏らすエニーに、サムはホッと肩の緊張を解いた。
「そう? エニーがそう言ってくれるなら、かなり安心した。ねえ、サム」
「うんっ。モヤモヤエニーは心配だから、ボク」
善一もサムも柔らかく笑む。それだけで、エニーも心底安堵していた。
「ヨッシー、あのね」
「ん?」
「アタシも、蜜葉に謝るところから、リスタートする。蜜葉が、デザインをリライト、してくれるように」
「うん、それがいいかもしれない。みんなで協力して、良いものにしていこう」
蜜葉が善一の宿泊室を出て間もなく、サムに手を引かれたエニーは、頭を俯け寝室から出てきた。言語を英語にし、不安気に眉を寄せ、固く握った左手を胸の前に押し当てている。
「Signorinaはお帰りになりましたよ、二人とも」
善一はフウと肩を落とし、腰に両手を当てた。いつものように優しい笑みを浮かべているものの、笑みの下の感情がなぜか読み解けず、エニーに不安感が増す。
「ヨッシー、ごめんなさいっ」
サムがエニーを隠すように立ち、善一との間に割り入るように口を開いた。
「きちんとお客さまに、お別れの挨拶できなかったから、ボクたち」
「仕方がないさ。エニーは頭を冷やすために自分からこの場を離れたんだし、サムはエニーのケアのために離れたんだ。わけもなくここに居なかったわけじゃない。気に病まなくてもいいよ」
首を振る善一。やはり優しく微笑むばかり。
「ちょっと落ち着いた? エニー」
「う、うん……」
首肯が返ってきて安心した善一は、自ら歩み寄りはせず、その場に両膝を付き目線高を合わせた。
「あの、ご、ごめんなさい、ヨッシー」
サムからそっと離れたエニー。ととと、と善一へ駆け寄り、肩を縮める。
「ううん、いいんだ。俺もごめんね」
「どっ、どうして、ヨッシーが謝るの?」
「二人に喜んでもらいたかったはずが、逆に困惑させてしまったからね」
「困、惑? あの、そうっ、じゃないの」
ぶんぶんと首を大きく振るエニー。緩く一本の三つ編みにしたブロンドの髪が、その左肩にふわりと乗る。毛先を結び留めているサフランイエローのリボンが、やけに鮮やかに善一のサングラスに反射した。
「あの、あのね。アタシね、あの……」
エニーの小さく柔らかな両手をそっと掬い上げ、優しく包むように握る善一。幼い、深い灰緑色のまあるい瞳をじっと見つめる。
「こ、怖かったの。蜜葉の、諦めてる気持ち、が」
「諦めてる気持ち?」
「あ、あのね、蜜葉のデザインとね、彼女自身の眼が、何かを諦めきってたの。アタシ、あれが嫌だったの」
言いながら、鼻の頭が再び赤くなっていく。緩みそうになる涙腺をグッと堪えて、震える声を細く発した。
「さっきも言ってたねぇ、それ」
「うん、だってね。ヨ、ヨッシーとは違う、気持ちで、ヨッシーの話に向き合うのは、ヨッシーの望む『ベスト』に、ならないと思っ、てるから、アタシ」
「ん、なるほど」
「だからアタシ、蜜葉の熱量が同じじゃないって、わかって、怖くなったの。それに、『ヨッシーが期待してる人』に、『アタシが』がっかりしたく、なかったの」
「そっか。うん、ありがとう、エニー」
二人へ歩み寄るサム。善一はエニーの左側にサムを呼び、二人の手を握った。
「初めて彼女のデザインを見たとき、本当にキミたちに似合いそうなデザインを描くなぁと思って、すんごく感動したんだよ、俺。前から二人のことを知ってたみたいな、二人が着ること『だけを』イメージして描いたみたいな。どれもそんな印象でね、嬉しくなっちゃったんだよね」
頬を緩めるサム。善一はそっとサングラスを外し、胸ポケットへと刺した。
「二人に似合うなーと思ったら、二人に着せたくなった。そうしたら二人がもっと自信を持って、いろんなことに挑戦できるんじゃないかって思った」
堪えきれずに、エニーの左目から涙が一粒だけ流れ落ちる。
「これからのサムとエニーの後押しが出来るかもと思ったら、彼女のデザインを捕まえておきたかったんだ。どうしても」
真剣に説く善一の白銀の眼を見て、寄せた眉をゆっくりとハの字に変えていくエニー。
「あの、あのね。エニーも、そうかなとは、思った。だからそれ、とっても嬉しい。今までそんなこと、してもらったことないから」
「うん。それはボクも同意見」
「それに、ヨッシーいつも、アタシとサムに、ベストを尽くしてくれるから。ね、サム」
「うんうん。ヨッシーは『このくらいでもいいかな』ってやらない。それがボクたちにとって、安心材料のひとつだよ」
心の柔らかいところがくすぐったくなったので、つい善一はふにゃりと情けなく笑った。
「蜜葉のデザイン、を、まぁそれだけじゃなくても。ヨッシーがどうしてもってことなら、アタシも、ちゃんと蜜葉と向き合いたいよ」
その言葉に、サムが目を丸くする。いつになく、至極真剣な妹の横顔。善一はエニーの言い分をじっと待つ。
「み、蜜葉も、た、辿々しかったね、喋り方。アタシもそうだから、よくわかる。あれって、多分、全部が怖いんだと、思う」
「全部が怖い、か」
瞼を伏せた善一。
エニーの洞察力は、恐ろしいほど鋭く的確だ。彼女が持って生まれた意味が、何かある気がしてならないと善一は考えている。
蜜葉のために、また蜜葉を透した自分自身のためにあるのでは、と瞬時に考え至る。
「蜜葉とお話、してみなくちゃ、蜜葉が何を怖がってるのか、さすがにわかんない。でも、怖いからって、やる前から全部諦めてて。そんなの、苦しくて、辛いって、アタシは思った」
「そっか。それで彼女に、キツめな言葉で言ってみたんだね」
「でもあれは、アタシが良くなかった。あんなんじゃ、ただ嫌なこと、しただけ」
善一から視線を落とし、肩も小さくなっていくエニー。そっと握っていた手をほどき、エニーの小さな右肩に手をかけた。
「そんなことはない場合もあるよ。実際に彼女は、あの後でちゃんと向き合おうとしてくれてたんだ」
山なりに曲がったエニーの唇。善一の胸元に頭をもたれかけ、エニーは目を閉じた。
「何が良くて何がダメだったかの判断は、『結果論』と言ってね。俺個人はだけど、結果よりも、その前までの過程を大切にしなきゃと思ってるんだよね」
「それ、『プロセス』のこと?」
訊ねたサムへ、首肯を返す善一。
「今回俺は、キミ達の気持ちの配慮を怠った。だから失敗。でもエニーは、彼女に少しなりとも前を向かせることができた。これは成功だと、俺は思うよ」
「そう、かな」
「そうさ。たまには檄を入れる人がいるのも、悪くはないってこと」
「檄って?」
「よーしやるぞ! みたいな気持ちにさせるために、自分の想いとか考えをガツンと知らせること」
閉じていた目をそっと開け、善一から離れるエニー。
「じゃあ、このお話も、プロセスだね。失敗から、成功になった」
笑みを漏らすエニーに、サムはホッと肩の緊張を解いた。
「そう? エニーがそう言ってくれるなら、かなり安心した。ねえ、サム」
「うんっ。モヤモヤエニーは心配だから、ボク」
善一もサムも柔らかく笑む。それだけで、エニーも心底安堵していた。
「ヨッシー、あのね」
「ん?」
「アタシも、蜜葉に謝るところから、リスタートする。蜜葉が、デザインをリライト、してくれるように」
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