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第三章 まるで混沌な運動会

CASE14 メテオラ② その2

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運動場は地獄絵図と化している。
幾つもの難関障害を用意された障害物競走に挑んだ猛者たち。彼らが次々と場外へふっとばされる光景は、観客たちには大受けだが、一方の参加者たちには堪ったものではない。
一応、最後の良心としてなのか、安全装置自体は作動しているらしい。
直撃した場合は、参加者が青白い光りに包まれて場外にはじき出される仕組み。
仮に目の前の障害物がダンジョンなどにある物ならばスプラッターな惨劇になることは間違いないだろう。
ふっとばされて気絶する程度で済んでいるのは温情措置なのかもしれない。
…………単純に観客に見せられるラインを超えないようにしているだけかもしれないが。

運動会の主要目的は、関係者に対するレクリエーションというだけではない。
恐らく最も大きな目的は、一般市民への娯楽の供給とそれによる収益である。
現代の日本などとは違い、この世界は娯楽が少ない。
召喚者や転生者が作ったとしか思えないようなイベントは多々あるが、それ以外でこの世界特有のイベントは殆どないと言っていいだろう。
正確に言うとあるにはある。だが、やはり日本人が考えたイベントに比べると、見劣りしてしまうのが現実だ。

よって、異世界人達はこういった日本風のイベントがあるとこぞって参加し、お金を落としてくれるのである。
これほど大規模なギミックの舞台を用意しても、余裕で黒字回収出来るのだろう。これもギルドの収入源の一つなのだ。
もちろん、参加している冒険者たちにも賞金という形で還元されているので文句はないだろうが、流石にこの障害物競走の凶悪さは想定外だろうな。

「助ぁーすけーてー!!」
「お母ちゃーん!!」

地獄絵図。違う言葉で表現するなら阿鼻叫喚。
楽しんでる観客とは裏腹に、参加者たちの叫び声がこだまする。
俺はギルドの関係者席に視線をやった。恐らくこの悲惨な状況を生み出したであろう女が、そこに座っているはずだからだ。
そして案の定。リンシュは口に手を当てて、誰にも見られないように顔を伏せながら笑いを必死にこらえていた。

「あの女……対象は俺以外でも良いのか」

別に独占欲があるわけではないのだが、表向きは清廉潔白なリンシュである。一般人相手は手心を加えると思っていたが、そんなことはなかった。

地獄を味わいながらも前進し続ける参加者も結構いる。さすがは全国から集められた精鋭たちだ。頭のネジが何本も抜け落ちた設計の障害相手によくもまあ奮闘してくれる。
一方、我らがチーム代表のメテオラ。彼は未だにスタート地点で煙管をふかしながら棒立ちしていた…………なんで?

『おっとどうしたことかー!? メテオラ選手、スタート地点から一歩も動いていないぞ!?』
『棄権と言う報告は受けてないね~。怖くて進めないのかな~?』
『棄権をためらわないのもまた勇気! 個人的には棄権するのを強くおすすめします!!』

いくらなんでも怖気づいたなんてことはないだろう。
メテオラと言う個人についてはそれほど知らないが、魔王軍四天王としてのメテオラなら知らない人間のほうが少ない。
『彼が恐れを抱くことはなく、周りが彼を恐れるだけだ』
絵物語に登場する一節であり、数多くの伝説がその台詞を裏付けている。
そもそも彼ほどの実力者が何に対して恐れを抱くというのだろう。自然災害にさえ真正面から立ち向かえる化物だぞ。

「メテオラさん! どうしたんですか! 早く進んでください!」
「ふぅ……煙管これを吸い終わるまで待て」

そんな悠長な。
こうしている間にも、参加者の中でも更に優秀な奴らはどんどん前へ進んでいる。
あの嫌がらせとしか思えない障害を良くも突破できると感心するほどだ。このまま行けばこの地獄なような障害物競走をゴールしてしまう超人が出てきてしまうかもしれなのである。

「ふぅ…………さて、そろそろ行くか」

煙管の灰を地面へ落として帯へ差す。
競技開始からすでに数分。メテオラはようやくスタートを切った…………のだが。

『うん? どうしたことかメテオラ選手! 何故か走らず、歩いております!』

徒歩で移動するメテオラ。
…………あの、これって競争なんですけど。理解できていないのかあいつ。

着物を着ているため歩幅自体が非常に狭い。つまり徒歩のスピードもすこぶる遅い。
マイペースにも程が有るため、待機テントから何度も走るように叫び声を上げるも通じない。
観客や他のチームの人間は、メテオラが競技を投げ出したのだろ考えているだろう。実際そのような発言がそこかしこから聞こえてくる。
だが、最初の障害物である振り子の鉄斧に差し掛かった時、メテオラに対する評価が一変した。

ドゴォン!

鉄斧がメテオラに直撃した音である。
誰しもがブロンズランクの冒険者が下手を打ったと感じたことだろう。しかし現実は魔王軍四天王
へし折れたのはメテオラの体ではなく鉄斧の方。刃は砕け散り、振り子の根本が折れて別の参加者のもとへと飛んでいった。

『おお!? これは大番狂わせ! メテオラ選手、徒歩ながら猛烈な勢いでトップ選手に追いついてゆく!!』
『メテオラ選手は~…………最近冒険者登録をしたばかりの新人さんだね~。データは少ないけど伝説の魔王軍四天王と同じ名は伊達じゃないってことかな~』

ごめんなさいボンズ。彼は四天王本人です。

『これはすごい新人が現れたものです! ヒュリアンさん、オリハルコンとして彼の実力をどう見ますか!?』
『そうねぇ、魔力が循環していないから、魔法で体を強化したって訳じゃなさそう。多分スキルか何かを使ってるんじゃないかしら』

多分何も使っていないと思う。本当の姿が鱗で覆われたドラゴンだから、素の防御力が馬鹿みたいに高いのだ。
鉄斧に続いて次々と障害物を破壊しながら進んでゆく。こんなものではメテオラの歩みを遅らせることすら出来ないようだ。

そして障害物競走も終盤。残る障害も数個と言った場面に差し掛かり、俺はおかしな光景を目にした。
順調に障害をくぐり抜けてきた猛者たちが、最後の最後。普通の長机におかれた紙切れを前に、絶望の表情を浮かべていたのだ。
見たところ凶悪な仕掛けは無いし、何かしらのトラップに引っかかっているわけでもなさそうだ。

『どうやらみんな最後の障害で躓いてるようだね~。ちなみに最後の障害は”借り物競争”だよ~』
『長机には借りてくる物について書かれている紙が置かれているようです! 幾つかサンプルがこちらにあるので、これから読み上げたいと思います!』
『まずはじめに~、”女性下着”です~。注意なのは”脱ぎたてに限る”らしいよ~』

悪ふざけにも程がある。
微々たる賞金を得るために、羞恥の限りを尽くせというのだろうか。

『次に~…………ああ、これは難しいね~。以下の中から一つもってこいってお題だよ~。”仏の御石の鉢・蓬莱の玉の枝・火鼠の皮衣・龍の頸の玉・燕の子安貝”』

日本最古の難題来ちゃった!?
絶対無理…………とは言えないかもしれない、ファンタジーだしな。
でも難題というか不可能に近いことには変わりない。少なくとも観客席に持っている人間はいないだろう。

『これはひどい! 果たしてゴールできる方は居るのでしょうか!』

いないんじゃないかなぁ。
すでに数人が最後の障害までたどり着いているが、全員が借り物の内容に絶句していた。
サンプルとして紹介された物が極端だったわけではなさそうだ。
そしてついにメテオラが彼らへと追いつき、机に置かれた紙を一枚手にとって内容を見た。

「ふむ……」

い、胃が痛い……
内容いかんによっては癇癪起こして一帯を火の海に……ってことはないだろうな。できるだけ理不尽な要求は避けてほしいが……

『見たところ競技続行可能な選手の中ではメテオラ選手が最後尾のようだね~。では彼の借り物を紹介するよ~…………”百億イェン”だそうです~』
『もう私、この競技はゴールさせる気が最初から無いように思えてきました』

100億イェンとは、簡単に言えば中規模都市の年間財政である。
個人レベルでこのような資産を持っている人間など、貴族でもそうはいない。そして間違いなく、そんな額の現金を持ち歩く人間など存在しない。紙幣だけで一体どの程度の重さになるのかさえ想像もつかない。
ふと、メテオラの視線がこっちをむいているのに気がついた。
理不尽な要求に対する抗議の眼差しかと思いきや、その表情は思いの外穏やか。人差し指を空に向けて、何かを俺に伝えているようだった。

「え、何? 空?」

次の瞬間、土埃を巻き上げる突風とともに、メテオラの姿が消え去った。

『ど、どういうことでしょう! メテオラ選手の姿が消えてしまいました! どこ行った!? ヒュリアンさん、見えましたか!?』
『……一瞬羽みたいなのが見えた気がするんだけど、気の所為かしら』

恐らく気の所為ではないのだろう。
俺もメテオラのジェスチャーの意味が理解できるまでは何が起きたのか理解できなかった。
空を指したということは、彼は空へと飛び去ったということなのだろう。恐ろしい早業で、変身する瞬間を誰にも察知されていないのは、ラッキーだと言うべきか、さすがの実力というべきか……
と言うか、ここに来て試合放棄かよ。
やはり魔王軍四天王を御するなんて最初から無理だったのだろうか。暴れなかっただけでも幸いと見るべきかもしれない。

『おっと動きがあったようです! あれは……モブ選手!? 凄い! 片手に女性下着を鷲掴んでおります! 何という光景! 女の敵です!』
「畜生好き勝手言いやがって! 同僚に頼んで借りてきたんだよ! もう俺、女の友達は一生できないかもしれない……」

良い大人の男が顔面を涙で濡らしながらゴールを目指す。
感動的か? いいえ、見てて痛々しい光景です。おまけに片手に女性下着を鷲掴みにしていれば、犯罪的な思考が頭をよぎって仕方がない。
女性職員や女性冒険者、女性の観客たちの目が冷たい。数々の試練をくぐり抜けた猛者に対する視線ではなかった……哀れな。
ゴールテープまで直線コース。このまま行けばモブが障害物競走の一位を飾るだろう。他の参加者は借り物競争で躓いてるいるし、二位以降はリタイアで間違いない。

『モブ選手! いよいよ女性下着を掲げての堂々のゴールです! 彼の今後の人生が危ぶまれます!』

本当にこれから彼はどう生きていくのか……想像すると涙が出てきそうだ。

と、モブがゴールテープを切る直前、風切り音が会場に鳴り響いた。
そしてその風切り音は空から地面へと降り注ぎ、同時に強力な衝撃波が会場を襲った。
爆心地はモブが先程居た地点。土煙で見えないが無事ではすまないだろう。

ドォンッ!!

パプカが腕相撲の会場を破壊したときよりも数段階上の破壊力。土埃とともに爆風が会場全体を包み込み、ソレをヒュリアンの防護魔法が守りきる。
一体何が起こったのだろう。
会場にいた全員の視線が爆心地へと注がれた。

『あれ~? メテオラ選手だね~』
『あ、本当だ! リタイアしたと思われていたメテオラ選手が帰ってまいりました! モブ選手は果たして無事なのでしょうか!』

土煙が晴れた時、巨大なクレーターに居たのはメテオラと、片手に女性下着を持ったまま気絶したモブだった。
加えて、メテオラの隣には抱えきれないほど巨大な風呂敷が置かれていた。

「借りてきたぞ」
『…………はい?』
「百億イェン。借りてきたと言った」

風呂敷を広げると、そこには山と積まれた札束が出現した。
実際に百億イェンあるかと聞かれれば断言はできないだろうが、少なくともその光景を見て異議を唱える人間は居ないだろう。

『あ、はい……ではメテオラ選手の優勝……です』

メテオラのゴールの知らせとともに、静寂に包まれていた会場から一斉に完成が湧き上がった。
悪ノリにすぎる競技にも関わらず、数々の障害を乗り越えて、更に最後の無茶振りを遂行した参加者に、割れんばかりの拍手が降り注ぐ。
俺は札束の横でキセルをふかすメテオラのもとへと駆け寄った。

「おめでとうございます、メテオラさん。でも…………このお金どこから持ってきたんですか?」
「さっきも言ったぞ。借りてきた」
「借りてきたって…………ま、まさか強盗……」
「馬鹿者。それでは犯罪ではないか。法律を守らないでどうする、きちんとした倫理観を持て」

魔王軍四天王に法制について説かれてしまった。

「なら、一体どこから……」
「上司から借りた」

もはや何度言ったかわからないが、彼は魔王軍四天王メテオラ。
人類の天敵と知られる魔王軍を率いる最高幹部の一人。
つまり、彼の上司に当たる者など極々限られる…………と言うか、ほぼ一人しか居ない。

「その上司って魔王…………いや、やっぱり止めて! 言わないでください、聞きたくない!」
「流石にあの人ぐらいしか現金を用意など出来ないからな。王国通貨ならなおさらだ」

や、やはり人間から強奪した金品なのだろうか。なんと恐ろしい話だろう。
メテオラは煙管の灰を落とした。

「では俺様は行く。無理を言って借りてきたからな、早く返さないと利子がついてしまう」
「い、意外にケチな方なんですね……」
職業柄・・・仕方がない。その位でないと務まらない仕事だからな」

え、魔王ってそう言う仕事なの? 確かに、凄まじい人数を従えるのだから、そのくらいでないと務まらないのかもしれないが……魔王のイメージが下がってしまいそうだ。

「ああそうだ。今度は少しゆっくり飛ぶから、しばらく席を外すぞ。約束のもの・・・・・は時間通りに届けるから心配するな」
「ありがとうございます…………あの、次はもう少し控えめの到着をお願いしますね」
「善処しよう」

そう言って彼は大量の土煙を巻き上げてこの場を去った。
メテオラの登場シーンと退場シーンは、かならず土煙を上げないといけない決まりでもあるのだろうか……

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