197 / 215
番外編
16. 《タジェット×フェル》*
しおりを挟む
※リクエスト「ちょっと意地悪な行為」
タジェット×フェル
「ねぇフェル、今夜は私の言うこと何でも聞いてくれるって言ったよね?」
「うっ…うん…。」
今、僕とタジェット兄様はオレガノ殿下との一戦が終わり、屋敷に戻ってきたところだ。
兄様は帰るなり早々そんなことを言ってくる。
「それは言ったけど…何か企んでるの…?」
「そりゃあフェルが何でも言うこと聞いてくれるって言うなら、それを利用しない手はないよね…?」と兄様はニコニコしている。
「(…嫌な予感…。)」
僕はその予想が的中するのが嫌で敢えてそのことについては考えないように努めた。
その日の夕食、ご機嫌な兄様の代わりに表情の暗い僕を流石に2人は気付いたようで声を掛けてくる。
「フェル、どうしたんだ?何かあったのか?」
「確かに…いつもは美味しそうに夕食を食べるのに今日はあんまり箸が進んでないね?」
と2人は心配そうだ。
「あっ…いや…大丈夫、心配させてゴメンね…。これから何か起こる予定なんだ…。」
「「えっ?」」
当たり前だが2人は疑問の声を上げる。その時、兄様が口を開いた。
「今日は私がフェルと一緒に寝る番だよね?その時に私のお願いを聞いてもらおうと思ってね。」
兄様のその発言に2人はなんとなく理解したのか哀れみの表情で僕を見てくる。
食事が終わるとカラマス君とサックルさんは早々に立ち上がり、僕の肩をトントンと叩いて去っていった。それは無言で「ご愁傷様。」と言われているようで僕は余計、落ち込んだ。
兄様はジッと僕を見つめると「さあフェル、先に一緒にお風呂に入ろうね。」と手を握ってくる。
兄様のご機嫌な様子に何も言えず僕は大人しく着いて行った。
脱衣所で兄様は素早く衣服を脱ぎ去るとまだ脱ぎかけの僕の衣服にも手を伸ばす。
「フェル~まだ恥ずかしがっているの?もうそろそろ慣れてもいいんじゃない?」
「あっ…兄様…僕、自分で脱げるから…。」
「いいの、いいの。手伝ってあげる、むしろ脱がしたいからね。」と手を緩めることはない。結局、兄様に全て脱がされ、お姫様抱っこされる。
「(うぅ~…何年経っても慣れないなぁ…。)」と恥ずかしがっているとチュッと額に口付けられた。僕が兄様を見上げるとニコニコしながら僕を見つめる兄様がいたので「(まっ…いいか。)」と諦めざるを得なかった。
浴室に一緒に入ると"洗いっこ"が始まる。もう恒例となったこの行為、すんなり終わることもあるが大抵すぐには終わらない。何が起こるか…それは皆さんの想像通りだろう。この日も案の定、すんなり終わらなかった。
「ああんっ…!にいさまぁ…くすぐったいよぉ…!あっ…あんっ!そこダメぇ…!」
兄様は僕の身体を泡まみれにしながら全身を撫で回す。そして僕の性器を弄りながら背後から抱き抱えた。
「んっ…んん…あっ…先っぽ弄っちゃ…やっ!」
僕は身体に力が入らず兄様にもたれ掛かるように喘ぐ。
「フェル…まだまだこれからだよ…?ココも綺麗にしようね?」と秘部に触れた。
にゅるっと泡の滑りに任せて侵入してきた兄様の指は挿ってすぐに中を搔きまわす。
「ああっ!はぁ…!」
兄様は僕の喘ぎ声を聞いて満足気に「フェル…私のお願い聞いてくれる?」と囁いた。
僕は「んんっ…!」と返事する。
「じゃあ1つ目のお願い。」
「(えぇ…1つ目…?)」と僕が快感でよく分からなくなっている内に兄様は話を進めて行く。
「今からフェルは私のことを嫌だとかダメだとか、否定的なことは言ってはいけないこと。気持ち良かったら素直に気持ちいいって言ってね?」
僕は"1つ目"というところに文句を言いたかったが僕が返事しようとした瞬間、ナカをグリッと弄られ言葉が発せない。
「あっ!あっ!」
兄様はそれを肯定と取ったのか「じゃあお願いね。」と再開する。
「あんっ!はぁ…にいさまぁ…気持ちい…!」と僕は素直に喘ぐ。
「…うん。恥ずかしがるフェルも可愛いけどたまには素直なフェルもいいね…。じゃあ2つ目のお願い…フェル、私のが欲しいっておねだりして。ほら四つん這いになってお尻をコッチに向けて…自分でアナを拡げて?」
「(えぇ…兄様…お願いがエスカレートしてる…でも嫌とか言えないんだった…ゔぅ…仕方ないか…。)」
僕は大人しく四つん這いになると兄様に秘部を見せながら「にいさまぁ…挿れて…?」と見上げつつ伝える。
その瞬間、兄様のモノがグンッと硬度を増し、僕のナカへ突き入れてきた。
「ああんっ!にいさまぁ…!苦しっ…!」
「はぁ…はぁ…フェル…可愛いよ…想像以上の破壊力だ…たっぷりフェルのナカに注いであげるからね。」と兄様は腰を振り続ける。
「んっ…んっ…気持ちい…よぉ!」
「んっ…一回イこうか…。」
兄様はそう言うと僕のを握り、上下に扱くと自身を押し進める。
「あっ…はぁ…も…イク!」
「私も…!うっ…くっ!」
と僕達は同時に白濁を吐き出した。
はぁ…はぁ…と僕は四つん這いのまま呼吸を整えていると僕のナカから兄様のモノがズルっと抜かれる。
「はぁ…はぁ…フェル…可愛かったよ、次はゆっくりお風呂に入って続きはベッドで…ね?」
兄様はにんまりと笑うと僕を抱き上げた。
それから兄様はゆっくりね、と言ったにも関わらず浴槽内で一回、ベッドではまたしても僕におねだりするように要求し、僕は正常位でそれをやる羽目になった。兄様はいつも以上に興奮し、元々絶倫にも関わらず、更に回数を増やして僕の身体を貪った。
次の日は案の定、起き上がることが出来ず、自分自身に治癒魔法をかけ、やっと起き上がることが出来た。
昼過ぎにノロノロと起きてきた僕をエリーは同情の眼差しで見つめ、そっと昼食を用意してくれた。
タジェット×フェル
「ねぇフェル、今夜は私の言うこと何でも聞いてくれるって言ったよね?」
「うっ…うん…。」
今、僕とタジェット兄様はオレガノ殿下との一戦が終わり、屋敷に戻ってきたところだ。
兄様は帰るなり早々そんなことを言ってくる。
「それは言ったけど…何か企んでるの…?」
「そりゃあフェルが何でも言うこと聞いてくれるって言うなら、それを利用しない手はないよね…?」と兄様はニコニコしている。
「(…嫌な予感…。)」
僕はその予想が的中するのが嫌で敢えてそのことについては考えないように努めた。
その日の夕食、ご機嫌な兄様の代わりに表情の暗い僕を流石に2人は気付いたようで声を掛けてくる。
「フェル、どうしたんだ?何かあったのか?」
「確かに…いつもは美味しそうに夕食を食べるのに今日はあんまり箸が進んでないね?」
と2人は心配そうだ。
「あっ…いや…大丈夫、心配させてゴメンね…。これから何か起こる予定なんだ…。」
「「えっ?」」
当たり前だが2人は疑問の声を上げる。その時、兄様が口を開いた。
「今日は私がフェルと一緒に寝る番だよね?その時に私のお願いを聞いてもらおうと思ってね。」
兄様のその発言に2人はなんとなく理解したのか哀れみの表情で僕を見てくる。
食事が終わるとカラマス君とサックルさんは早々に立ち上がり、僕の肩をトントンと叩いて去っていった。それは無言で「ご愁傷様。」と言われているようで僕は余計、落ち込んだ。
兄様はジッと僕を見つめると「さあフェル、先に一緒にお風呂に入ろうね。」と手を握ってくる。
兄様のご機嫌な様子に何も言えず僕は大人しく着いて行った。
脱衣所で兄様は素早く衣服を脱ぎ去るとまだ脱ぎかけの僕の衣服にも手を伸ばす。
「フェル~まだ恥ずかしがっているの?もうそろそろ慣れてもいいんじゃない?」
「あっ…兄様…僕、自分で脱げるから…。」
「いいの、いいの。手伝ってあげる、むしろ脱がしたいからね。」と手を緩めることはない。結局、兄様に全て脱がされ、お姫様抱っこされる。
「(うぅ~…何年経っても慣れないなぁ…。)」と恥ずかしがっているとチュッと額に口付けられた。僕が兄様を見上げるとニコニコしながら僕を見つめる兄様がいたので「(まっ…いいか。)」と諦めざるを得なかった。
浴室に一緒に入ると"洗いっこ"が始まる。もう恒例となったこの行為、すんなり終わることもあるが大抵すぐには終わらない。何が起こるか…それは皆さんの想像通りだろう。この日も案の定、すんなり終わらなかった。
「ああんっ…!にいさまぁ…くすぐったいよぉ…!あっ…あんっ!そこダメぇ…!」
兄様は僕の身体を泡まみれにしながら全身を撫で回す。そして僕の性器を弄りながら背後から抱き抱えた。
「んっ…んん…あっ…先っぽ弄っちゃ…やっ!」
僕は身体に力が入らず兄様にもたれ掛かるように喘ぐ。
「フェル…まだまだこれからだよ…?ココも綺麗にしようね?」と秘部に触れた。
にゅるっと泡の滑りに任せて侵入してきた兄様の指は挿ってすぐに中を搔きまわす。
「ああっ!はぁ…!」
兄様は僕の喘ぎ声を聞いて満足気に「フェル…私のお願い聞いてくれる?」と囁いた。
僕は「んんっ…!」と返事する。
「じゃあ1つ目のお願い。」
「(えぇ…1つ目…?)」と僕が快感でよく分からなくなっている内に兄様は話を進めて行く。
「今からフェルは私のことを嫌だとかダメだとか、否定的なことは言ってはいけないこと。気持ち良かったら素直に気持ちいいって言ってね?」
僕は"1つ目"というところに文句を言いたかったが僕が返事しようとした瞬間、ナカをグリッと弄られ言葉が発せない。
「あっ!あっ!」
兄様はそれを肯定と取ったのか「じゃあお願いね。」と再開する。
「あんっ!はぁ…にいさまぁ…気持ちい…!」と僕は素直に喘ぐ。
「…うん。恥ずかしがるフェルも可愛いけどたまには素直なフェルもいいね…。じゃあ2つ目のお願い…フェル、私のが欲しいっておねだりして。ほら四つん這いになってお尻をコッチに向けて…自分でアナを拡げて?」
「(えぇ…兄様…お願いがエスカレートしてる…でも嫌とか言えないんだった…ゔぅ…仕方ないか…。)」
僕は大人しく四つん這いになると兄様に秘部を見せながら「にいさまぁ…挿れて…?」と見上げつつ伝える。
その瞬間、兄様のモノがグンッと硬度を増し、僕のナカへ突き入れてきた。
「ああんっ!にいさまぁ…!苦しっ…!」
「はぁ…はぁ…フェル…可愛いよ…想像以上の破壊力だ…たっぷりフェルのナカに注いであげるからね。」と兄様は腰を振り続ける。
「んっ…んっ…気持ちい…よぉ!」
「んっ…一回イこうか…。」
兄様はそう言うと僕のを握り、上下に扱くと自身を押し進める。
「あっ…はぁ…も…イク!」
「私も…!うっ…くっ!」
と僕達は同時に白濁を吐き出した。
はぁ…はぁ…と僕は四つん這いのまま呼吸を整えていると僕のナカから兄様のモノがズルっと抜かれる。
「はぁ…はぁ…フェル…可愛かったよ、次はゆっくりお風呂に入って続きはベッドで…ね?」
兄様はにんまりと笑うと僕を抱き上げた。
それから兄様はゆっくりね、と言ったにも関わらず浴槽内で一回、ベッドではまたしても僕におねだりするように要求し、僕は正常位でそれをやる羽目になった。兄様はいつも以上に興奮し、元々絶倫にも関わらず、更に回数を増やして僕の身体を貪った。
次の日は案の定、起き上がることが出来ず、自分自身に治癒魔法をかけ、やっと起き上がることが出来た。
昼過ぎにノロノロと起きてきた僕をエリーは同情の眼差しで見つめ、そっと昼食を用意してくれた。
35
お気に入りに追加
4,593
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される
迷子の僕の異世界生活
クローナ
BL
高校を卒業と同時に長年暮らした養護施設を出て働き始めて半年。18歳の桜木冬夜は休日に買い物に出たはずなのに突然異世界へ迷い込んでしまった。
通りかかった子供に助けられついていった先は人手不足の宿屋で、衣食住を求め臨時で働く事になった。
その宿屋で出逢ったのは冒険者のクラウス。
冒険者を辞めて騎士に復帰すると言うクラウスに誘われ仕事を求め一緒に王都へ向かい今度は馴染み深い孤児院で働く事に。
神様からの啓示もなく、なぜ自分が迷い込んだのか理由もわからないまま周りの人に助けられながら異世界で幸せになるお話です。
2022,04,02 第二部を始めることに加え読みやすくなればと第一部に章を追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる